「国際広報官 張超英~台北・宮前町九十番地を出て」(張超英 口述著 まどか出版 2008.6)を読む。
日本統治時代の台湾に裕福な家庭に育ち、香港や日本に学んだ著者は、戦後も米国、日本を舞台にして、さまざまな活動を行った。
中華民国政府(国民党政府)に仕えながらも、台湾人(本島人)としての誇りを忘れることなく、祖国・台湾の利益のために、あるときは通訳、広報官、また、あるときは、政治の裏面のフィクサーとして活躍した。
李登輝氏の著作である「台湾の主張」出版に際しては、李登輝氏がノーベル平和賞を受賞されるべく、いろいろな工作を行った。
日台関係の裏面には、こういう知日派の人物がいたのだと知らされた。
国際広報官 張超英―台北・宮前町九十番地を出て陳 柔縉,張 超英まどか出版このアイテムの詳細を見る |