市橋達也の逮捕・連行をめぐってマスコミ報道陣が殺到するなか、TBS社員(みのもんた「朝ズバッ!」の担当ディレクター)が警察官に暴行したとして逮捕された。当初、TBSは「取材中に起きたことで、今は事実関係を調査中」というコメントを出していたが、今日になってTBSは「誰がいつ逮捕されてもおかしくない現場だった」として正当な取材活動であることを強調した。
しかし、「産経新聞」の記事によれば、現場はそのような混乱した状況ではなく、むしろTBSの当該記者が突出した行動をとったと指摘している。
TBSというと、必ずオウム事件を思い出す。TBSがオウム側に坂本弁護士のビデオ映像を見せていたにもかかわらず、TBSは知らん顔を決め込んだ。事情が明らかになるにつれ、TBSはこの件に関わっていた下村健一などの社内エリートをかばい、ニューヨーク特派員などにして、ほとぼりが冷めるのを待った。
先日、フリーになった下村健一がTBSに出演して、マスコミの精神なるものを説いていたのには、笑いをこらえた。
自社に都合が悪い出来事が起きると、必ず「報道の自由」を持ち出すのがTBSの得意技。そもそも市橋の映像を大騒ぎして撮って、それをくだらないワイドショーのネタにしようという根性が、「報道の自由」とどういう連関があるのか、説明してもらいたいところだ。白人女性が被害者でなかったら、もし、フィリピン女性が被害者だったら、こんなにマスコミは騒ぐのだろうか?
マスコミ各社の中でも、突出した「ええかっこしい」のTBS.。「民放の雄」「報道の」TBSだそうだが、バカも休み休みにして欲しいものだ。
社員逮捕のTBS 「誰がいつ逮捕されてもおかしくない現場だった」は本当か
英国人女性、リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=死体遺棄事件で逮捕された市橋達也容疑者(30)の送検中に警察官を突き飛ばし、けがをさせたとして、TBS社員(30)が公務執行妨害の現行犯で逮捕された事件で、TBS広報部は13日、「取材中に起きたことで、今は事実関係を調査中」とした上で、「混乱した中で、報道陣の誰がいつ逮捕されてもおかしくない現場だった」と釈明した。
だが、現場の本紙記者やカメラマンによると、送検現場は警察、報道陣双方とも冷静で、突撃取材をしなければならないような状況ではなかったという。
市橋容疑者は12日午前11時ごろ、千葉県警行徳署裏門に姿を見せた。送検される市橋容疑者は逮捕時と違い、ヨットパーカーのフードをかぶっているものの、ゆっくりワゴン車まで歩き、顔は表情まではっきり確認できた。報道各社は混乱もなく、整然と撮影や取材を続けた。
ところが、市橋容疑者の車が裏門を出て曲がろうとした瞬間、逮捕された社員が車に向かって突進。県警の警察官に取り押さえられると、さらにこれを振り切り、車に向かおうとしたため、現場は混乱を極めた。決して「誰が逮捕されてもおかしくない現場」ではなかったという。
社員はビデオカメラに内蔵された「ナイトショット」と呼ばれる赤外線撮影機能を生かし、暗い車内にいる市橋容疑者を撮影しようと試みたとみられる。関係者によると、社員は朝の情報・報道番組「みのもんたの朝ズバッ!」などの担当ディレクターだったという。 【産経新聞】
逮捕のTBS社員、即日釈放=市橋容疑者送検の現場取材-千葉県警
千葉県市川市の県警行徳署で市橋達也容疑者(30)の送検現場を取材していたTBS社員の現行犯逮捕について、同署は12日、「容疑者を乗せた車の前方に立ちふさがり、警備の警察官を突き飛ばすなどしており、悪質と判断した」と説明した。
同署は同日夜、逃亡の恐れはないとしてこの社員を釈放した。今後も任意で調べるとしている。
同署によると、公務執行妨害などの容疑で現行犯逮捕されたのは、TBSテレビ情報制作局ディレクターの男性社員(30)。
社員は同日午前11時半ごろ、行徳署前の路上で警備に当たった警察官を突き飛ばした上、市橋容疑者を乗せた車の前に立ち進路を妨害し、制止しようとした別の警察官を振り払ったとして逮捕された。
車両側面のガラスを数回たたき、容疑者の名前を呼んだという。大谷毅副署長は「飛び出さないよう注意したが警告に従わなかった」と話した。
社員は釈放後、「撮影しなければという思いに駆られ、体が勝手に動いてしまった。軽率だった。申し訳ありません」と話した。(2009/11/12-20:43)