ケーブルTVで放送されている「現代のコペルニクス」が面白い。司会の武田邦彦氏(中部大学教授)は、バラエティ番組にも出ているらしく、今やタレント教授として有名なようだ。
だが、この番組を見て驚くのは、化学者である武田氏が、他の分野にも精通していることだ。この「国民国家」の誕生という歴史の話にも、歴史家顔負けの好奇心を示している。
宮脇淳子氏の話は、相変わらず刺激的で、興味深い。「国民国家」なんて、歴史学に限らず、法律学や政治学・社会学などでも、自明の知識として取り扱われているのだが、こと非ヨーロッパにおける「国民国家」とは?と問われると、そう簡単には応えられない印象がある。
宮脇氏は、そのあたりを詳しく話してくれる。たった30分間でこれだけの知識が得られると思うと、得した気分。
ただ、この映像へのアクセスが、まだ600アクセス程度しかないのが、実にもったいないと思う。
国民国家と民族の誕生1欧米編
国民国家と民族の誕生2中国編