澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「台湾に親近感」日本人の67%に…震災支援で

2011年06月03日 12時10分19秒 | 台湾

 「台湾に親近感」日本人の67%に…震災支援で」という記事が、今日の「読売新聞」に掲載されている。

 東日本大震災が起きて、真っ先に救援活動を申し入れ、義援金を送ったのは、台湾政府(=中華民國政府)だった。菅首相は、この申し入れを数日間も放置して、中国政府の「ご意向」を伺った。
 台湾からの義援金は、ついに170億円にも達した。台湾の人口は、2千300万人ほどだから、一人あたり750円(約250台湾元)もの義援金が寄せられたことになる。もちろん、この額はすべての国を圧している。中国は人口13億人だが、寄せられた義援金は15億円ほど。それも、市民からの善意の義援金というわけではない。一人あたりの義援金額を単純計算しても、台湾人は中国人の500倍もの支援をしてくれた計算になる。
 
 何故、台湾人がかくも「親日」的なのか。それは、歴史的に日本との強い絆があるからに他ならない。「NHK」や「朝日」や「岩波書店」がいかに「ひとつの中国」をそそのかしても、日本人の多くは、実感として中国と台湾は別の国であり、中国人と台湾人は全く異なることを知っている。

 日本のマスメディアは、台湾からの支援を出来るだけ報道せず、あたかも中国や韓国が日本に同情を寄せているかのような報道を繰り返した。菅首相は、各国の支援に対して、お礼のメッセージを送ったが、その中に最大の支援国・台湾は含まれていなかった。菅の一文は「まさかの友は真の友」と結ばれていたのだから、まさにブラックユーモアとしか言いようがない。
 
 こんな情けない政府、偏向報道を繰り返すマスメディアを抱えながらも、多くの日本人は、台湾からの支援、友情のメッセージを知っていた。その結果が、このニュースに示されている。


「台湾に親近感」日本人の67%に…震災支援で
 

 台湾に親近感を覚える日本人が東日本大震災をはさんで1割以上も増えて66・9%に達したことが、民間調査会社の意識調査でわかった。

 震災後の台湾からの義援金が170億円以上に上るなど、台湾の親日感情も反映した結果とみられる。

 調査は、台北駐日経済文化代表処の委託で、成人男女1000人を対象に5月中旬に行われた。3分の2以上が台湾を身近に感じていることになり、2009年の同様の調査の56・1%を大きく上回った。「台湾を信頼している」と答えた人も84・2%と20ポイント近く増えた。馮寄台(ひょうきたい)・駐日代表は「日本の人々が良好な日台関係の現状を実感していることの表れで、大変うれしく思う」とのコメントを出した。

2011年6月2日22時18分  読売新聞)