澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

韓国の「反中デモ」に大騒ぎ、尖閣事件に沈黙するマスメディア

2011年12月14日 08時04分03秒 | マスメディア

 
(知人が撮影した「尖閣事件に抗議する市民デモ」~2010年10月 東京)

 中国漁船船長によって韓国海洋警察官が刺殺された事件。日本のマスメディアは傍観するのかと思っていたら、意外にも大騒ぎ。黄海上の中韓トラブルなど、歴史を振り返れば枚挙にいとまがない。トラブルの海という黄海だが、今や日本には何の関係もないのだから、高みの見物も悪くはないはずだ。

 尖閣事件を思い起こすと、日本のマスメディアがいかにダブルスタンダード(二重基準)で報道しているのかがよく分かる。尖閣事件では、日本の領土が侵犯されたにもかかわらず、民主党政権は、決して強く中国に抗議することはせず、那覇検察庁の判断という名目で船長を釈放した。これに抗議する「反中」デモが日本各地で行われ、二万人もの普通の市民が参加したが、日本のマスメディアはこれを一切報道しなかった。その理由は、このデモが「右翼」のデモだからということだった。だが上掲の写真を見れば分かることだが、それは整然とした合法デモ行動だった。国旗である日章旗を掲げているのが「右翼」の証拠だとでも言うのなら、マスメディア関係者よ、あなた方は何者だというのか?

 韓国の事件は、尖閣事件とほぼ同じ。しかし、韓国の事件については、韓国市民へのインタビュー、デモで五星紅旗を踏みつぶす映像など、かなり詳細に報道しているのに対し、尖閣事件では日本国民が「反中」に向かうことを懸念して報道しない。

 電通やNHKには、すでに「反日勢力」が入り込んでいるとは、既に言われていることだが、国会にも入り込んでいるのではないか? 尖閣事件のビデオが国会議員のみに公開されたとき、福島瑞穂は「何か中国船がコツンと後ろから当たってような気がして…」ととぼけた。日本が「普通の国」並みに自衛努力をしようとすると、福島のような人物は、「憲法」「平和」「人権」を振りかざして、隣国の肩を持つ。
 もちろん、海上保安庁の一色氏がビデオを国民に公開したので、この福島瑞穂の発言はモノ笑いの種になった。だが、国会の中にも、日本人・日本国を貶め、隣国と内通する勢力がいる事実は、嗤っては済まされない。