澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

武漢封鎖と卡子(チャーズ)の記憶

2020年01月27日 08時44分23秒 | 社会

 中国政府は、新型肺炎のまん延で中国・武漢市を完全封鎖。現時点、日本でも患者(中国人)が四人発生していて、さらに増えることが懸念される。私自身も、3月12日から行くはずだった厦門(アモイ)旅行をキャンセルした。

 ”武漢封鎖”のニュースで思い出したのが、卡子(チャーズ)という言葉。1948年前後の国共内戦時、中国共産党軍は「長春包囲戦」の戦役で旧満洲国の長春(新京)を封鎖した。この結果、30万人もの住民が病死、餓死した。
この体験を綴ったのが遠藤誉の「卡子(チャーズ)」だ。(詳細については、下記の映像を参照。)



 中国史では、ある都市を完全に包囲し、殲滅させるという戦略は、よく見られる。大陸の城壁都市は、包囲、殲滅でしか破れないからだ。中共(=中国共産党)政権が”武漢封鎖”を強行したのも、このような歴史的教訓と、独裁政権の強味があってのことだろう。

 この瞬間にも中国から新型肺炎患者が日本国内に流入しているというのに、日本政府の対応は鷹揚なもの。「ヘイトにならないように、正しく恐れましょう」と宣ったTV局さえあったのには、驚き呆れた。国民あるいは視聴者の安全よりも、「おもてなし」や中国人旅行者の財布が気になるというのは、何と卑屈な態度なのだろうかと思う。

 この際、中共政権の「強権」を見習ってはいかが…?

13/01/13 ②卡子(チャーズ)封印された 中国建国の惨劇



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