エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

マダラナニワトンボのこと

2021-08-29 | 自然観察

マダラナニワトンボはレッドリストで絶滅危惧1類(CR+EN)【絶滅の危機に瀕している種】の希少なトンボ、何とか保護しなければならない。

例年は8月末に林道に顔を出すマダラナニワトンボ、何度か出かけたがようやく1頭に出会えた。♀のようだが。

ススキの穂がばらける前の尖がりに止まっていた。少し高所だったので、いい写真は撮れなかった。

  

 

ほとんどがノシメトンボだが、マユタテアカネやマイコアカネもいた。

リスアカネやヒメアカネもいる、胸の斑紋やら顔面の色、産卵弁などを情報にするが、なかなか難しい。

ノシメとコノシメの区別もつきにくい。

 ノシメトンボ  ナツアカネ   

  コノシメトンボ 

 マユタテアカネ

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【以下、数日前にまとめておいた駄文を載せる。】

今年はすでに7月に、思いがけない場所で再会した。1年ぶりでもあり疑ったが、間違いなくメスだった。 

      【参】「ヒメシロチョウ第3化発生か?  早くもマダラナニワトンボか?」 2021-07-30 | 自然観察
          https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/9c5cb8b943db8d5e4331ef138e8646ec

今日は、足を延ばして10年前までよく見られた別の池へ行ってみた。

10年前までは、少なくもトンボにとっては管理がしっかりされていた池だった。

そのころは、チョウトンボはじめ、各種イトトンボやヤンマ類が飛び交い、

池の端のカンガレイには、今の時期アオイトトンボが集団で産卵していた。

その池の周りの草地がマダラナニワトンボの格好の産卵場所で、秋には数か所で打空産卵が繰り返されていた。

ところが、ある年から突然マダラナニワトンボが姿を消した。

ある日写真を撮っていたら、県内で著名な研究者と出会い言葉を交わし名刺までいただいたことがあった。

数日後、その方は、この池が絶滅危惧種マダラナニワトンボの生息地と新聞に紹介してしまった。

それが原因とは言わないが、以降の数年間は、時々、捕虫網を持ったマニアを見かけることになった。

突然、マダラナニワトンボが姿を消した理由はいろいろあろうが、まずは、池の環境の変化だろう。

池はヨシが生い茂りすぎ水面空間は10%ほどに狭まり、池の端も除草が行き届かず好んで産卵する環境でなくなったことだ。

また、いつしかアメリカザリガニが入り込み繁殖、ヤゴの住める環境でなくなってしまった。

おまけに、地下水をくみ上げる人工池でポンプの湖沼が数年続いたこともあった。

この間、池を管轄する県へ幾度となく提言や要望を繰り返したが、トンボ類はほとんどいなくなってしまった。

ついつい愚痴になってしまったが、悔しくてならない。         (2021.8/26)

  (参)里山の自然 荒廃を憂う    2016-11-17 | 環境問題
     https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/29f0486c36f3a0c52874d6215c8a5c3a


ヒメシロチョウ、絶滅の危機を、深刻に受け止めたい。

2021-08-28 | 自然観察

絶滅の危機を、深刻に受け止めなければならない

ヒメシロチョウの第3化の発生を期待して土手へ向かった。

土手に向かいながら、何頭でもいいからヒメシロの舞う姿を見たかった。

いつも頭に去来するのは草刈りのことだ。

もう少し先かと思っていた土手の除草、既に済んでいた。

刈られた土手を見て言いしれない気持ちに襲われた。

何度こうした光景を見たことか。この切なく空しく、暗澹たる気持ちは表現できない。除草後に抱く、いつも同じ思いだ。

昨年刈り残した場所を少しずらした区域を残し、すっかり刈られてしまった。

    

ところどころに、刈られたムラサキの花が見えた。ツルフジバカマは今美しく咲き始めたところだった。

数日前に1頭のヒメシロチョウがひ弱に舞い、紫の花穂を吸蜜していた。

第三化の1号かもしれなかった。

新しく刈り残された島には、ベニシジミ、ツバメシジミ、シオカラトンボ、ミヤマアカネ、イチモンジセセリ、ジャノメチョウ、モンキチョウなどが何もなかったように飛び交っていた。

          

 刈られた大海原に浮かぶ小さな島は、まさに虫たちのオアシスだ。

ヒメシロチョウは、ここ数年は9月中は数えるほどとなってしまったが、舞う姿を見ている。

暫らく観察を続けたいが、いよいよ覚悟の絶滅が近い印象を持っている。

以前は門田から湯川までの堤防に広く分布していたが、今はここだけ、何とかいのちをつないでいる。

除草の問題は難しい。

ヒメシロチョウの特徴からは除草の意義もある。

でも、産卵された新しいいのちが蛹まで育つ間の除草はやめたい。

せめて羽化のピークを過ぎた頃が好ましい。

そして、何とか生まれた命に、刈り取り後に伸びた柔らかな新芽に産卵してもらう。それが1番だろう。

このところ数年間、奇跡的に命を繋いでいるといって過言ではない。

これから1~2週間の羽化、発生の状況次第では、ほぼ絶滅ということだ。

近いうちに、河川事務所へお願いに上がりたい。

土手の除草については、いよいよこれまで以上に真剣に検討すべき段階だ。

 

土手には、数年あまり見られなかったジャコウアゲハがかなり舞っていた。

数年間、注意して刈り残してもらったウマノスズクサに、幼虫を何頭も見ることができた。うれしい。

 

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 一斉草刈り前のヒメシロチョウ (8/19撮)


秋の気配

2021-08-25 | 自然観察

週末にかけ暑さが戻る予報だが、少し秋近しを感じた。

黒いアカトンボに会いに出たが、まだ林道には出てこない。

秋を感じながら林道を歩いた。

    

   白花カンガレイ

アジアイトトンボ キイトトンボ   ♂ ♀ マイコ 

 ノシメトンボ 

  

    

 

   

   ヤマ   

 オオチャ ルリ  ゴイシ  

長原の田んぼに寄る

ボタンヅル  

  

  

シオカラ クロイト ニホンアマ

秋近しと思いつつまだ8月、残暑の里山だった。  

暫らくは、マダラナニワトンボに会いに通うことになりそうだ。      2021.8.24

 

 


一期一会のいのち

2021-08-25 | 自然観察

今朝の新聞の文芸欄川柳に拙句が紹介された。

  山歩き一期一会のいのちあり

7月末には俳句が

  林道の小さきいのち夏来る

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

天気さえよければ小さいいのちとの対話を楽しんでいる。

このところ変わりやすい天気の合間を縫って、ちょっと歩いてくる。

小雨降る庭を眺めながら、昨日会ったいのちの写真を整理している。

小さな虫の美しさにあらためて感謝ながら・・・。

小さな池の端のヤブの中の美しいいのちの宝石を想った。

以下は、絶滅が心配されるコバネアオイトトンボとの感動の一文

コバネアオイトトンボ ♂

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  俗世間から離れた小さな池の畔に、君はひっそり息づく。
  目の前をすーっと細いイトトンボが横切り、薮の茎に止まった。
  大人になった君は緑の金属色に輝き、眼は深いルリ色に変身した。
  この豊かな空間に、神の創りしいのちの宝石を見つめた。
  美しい君はじっと、僕を見つめている。
  しばし佇み、今年も元気な姿を見せてくれたいのちの輝きが嬉しくてならない。
  生きとし生ける小さきいのちに心から声援を送りたい。生き抜け、いつまでも!と。
  今年も再会できた喜びを君と共にし、この感動を心の奥にしまった。
  深閑とした林のなか、枝越しに小さな秋の空を見上げた。   (新聞掲載の拙文 2020.9.16)

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腹部を翅ですり合わせお掃除

  

よく似たアオイトトンボ (胸部に白い粉を帯びる)

      

写真はいずれも(8.24撮影)

 

 


ヒメシロチョウ 第3化

2021-08-22 | 自然観察

明日から天気が悪い。ちょっと暑いが「ヒメシロの里」が気になって出かけた。

年に3回、夏型は6月下旬から7月下旬の発生だが遅いものは8月にもみられるだろう。

第3化個体は、翅先端の黒い紋が濃い夏型と区別できる。

いつもの広場中心に、付近に三々五々飛んでいて、産卵行動も見た。

夏型のよう 第3化か

 →     産み終えて

「モートンの水たまり」はひっそり、ヌマトラノオやセリの小さい花がきれいだ。

 

夏型  

 キイト♀

ツバメ♀ トラマルハナバチ

後翅が小さい キアゲハ♀   ヤマトシジミ コジャノメ

クロコガネ ツリガネニンジン カマズミ ビロードモウズイカ 

ナガコガネグモ                      ノシメトンボ                          ヒメアカネ

  

アオイトトンボクリーニング   モノサシ  オオアオイトトンボ コバネ♀ ♂  

 早いソバ畑

庭で

 

いつも、小さな生きものを一つづつ、一匹づつファインダーを覗きながら、一期一会の出会いを思っている。

大切な出会いをしっかり脳裏に焼き付けたい。

そろそろ黒い赤とんぼを心待ちにしている。           2021.8.21


ヒメシロチョウ 心配な一斉除草(二回目)が始まる

2021-08-20 | 自然観察

昨日、久々に土手のヒメシロチョウを見に行く。

例年9月初めだった一斉除草が数年前から早まって8月末、この2週間のずれがヒメシロチョウの生息にかかわるかもしれない。

と言っても、産卵から幼虫の生育状況との関わりだろう。しかも、前年秋の第3化の個体数にもよる。

難しい。一斉草刈りは、時期のよってはチョウの絶滅につながる。

誰一人いない土手にはツルフジバカマがきれいに咲いていた。か弱いヒメシロチョウが1頭、ツルフジバカマの花を訪れた。

 第3化の♀と思われる

 

刈り残された島は時期によってはオアシスとなる。草むらにジャノメチョウが舞い、シオカラトンボ、ミヤマアカネが憩っていた。

  

 ♀ 

これまであまり見なかったジャコウアゲハが結構飛んでいた。一昨年からツルフジバカマと一緒に刈り残してもらった食草ウマノスズクサのおかげだ。

刈り取り後、わずかに残されるウマノスズクサで産卵し無事蛹まで育ってほしい。

  

  ツバメ♂

  シラホシハナムグリ

ツルフジバカマに産卵を繰り返すウラナミシジミは初見だ。

 

昨年刈り残した少し横に、今年刈らない予定区域3か所と、ウマノスズクサの生える場所にテープが張ってあった。

間もなくの2回目の除草への阿賀川河川事務所の配慮だ。帰宅して会津出張所へお礼の電話を入れた。

   2021.8.19

夏が戻ってきた。診察日、涼しいうちに病院(循環器科)へ。

昼を過ぎ気温上昇、ちょっとばて気味で、意に反して外出を中止した。

小学生の孫、あずかって3日目。ばーちゃん子守疲れのようだ。

 


キトンボ 初見

2021-08-15 | 自然観察

梅雨末期の様相、全国的に天気が悪く被害が出ている。

まさかこれで夏が終わってしまうのだろうか。

暫らく籠っている間、ヒメシロチョウ保護がらみで草刈り方法を考察していた。

そうそう、「森で遊ぼう」が無事終わった8/7の午後からも、台風の影響もあり雨模様が続いた。

8/11、翌日からまた天気は良くないようで、何日ぶりだろうかコバネの青い目玉に会えたらと里山へ出かけた。

コバネアオイトトンボはレッドリストでは絶滅危惧第1類だが、県では準絶滅危惧種。

でも、やはり年々明らかに少なくなっている。

全国的にも産地が限定されるが、池の植生やアメリカザリガニなどの影響もあるのではないだろうか。

オオアオイトトンボ♀    アオイトトンボ♂

コバネアオイトトンボ ↓  今年は7/22に初見したが、未成熟個体の橙色も徐々に消え、すっかり?大人になっていた。

7/22 7/22

8/11 まだ未成熟っぽいのもいる。 美しい青色も濃くなった。♂

 ♂ ♀も

 

池の端を離れると、アマゴイルリトンボは♀のみでわずかとなった。モノサシトンボやキイトトンボのペアも。

 

  

ちょっかいを出すのも ギンヤンマ産卵 

キトンボが姿を現した。今シーズンの初見だ。

  

他のトンボたちもすっかり色づいてきた。

マイコアカネ 尾部の白色は? マユタテアカネ

コノシメトンボ? ショウジョウ♂

ミヤマ♂ 新生ルリシジミ

♀池からかなり離れた田んぼで

ヨモギの葉にエゾゼミ  

哀れ  キバラヘリカメムシ幼虫 

イヌゴマに   咲き出したフジバカマで

ヤマキマダラヒカゲ イヌザンショウにイチモンジ

  ギボウシ ヌマトラノオ

お盆を迎える。涼しい。すっかり秋めいてきたようだ。 (8/11)


雨の中で撮った コバネアオイトンボ

2021-08-01 | 自然観察

以下は数日前の雨の中で写したいのち。

例年7月末にはコバネの♂に会える。もえちゃんの迎えから戻り、午後もう一度出かけた。

途中雨が降り始めた。カメラが心配だったが、濡れながら観察した。

コバネは、まだ未成熟個体が多い。 でも多少成長した♀にも会えた。

【オオアオイトトンボ】

 ♂           ♀  

【アオイトトンボ】 

     

【コバネアオイトトンボ】

未成熟♂

抜け殻  オゼ

   

     

        キイトトンボ交尾

 目にするすべてが、一期一会のいのち。 それぞれに美しすぎる。 

                      (2021.7.28 続き)


ヒメシロチョウ第3化発生か?   早くもマダラナニワトンボか?

2021-07-30 | 自然観察

台風8号が去った。昨日石巻に上陸し、秋田沿岸で熱帯低気圧へ。

会津は心配した雨もわずかで過ぎ去った。

近間のミヤマアカネの赤い個体を見に行く。

長原でミヤマアカネを撮っていたら、巡回中のパトカーが止まった。

「クマが出ていますから気を付けて!」

今朝新聞に「松長でクマが出たニュース」が載っていた。 納得した。

♀ 

ハスの花が素晴らしい。

    

ヒメシロの里でヒメシロチョウを観察した。

数日前に翅の傷んだ個体を見て夏型の終わりと思っていたが、新鮮な個体も。

遅い夏型かも。翅の先端の黒色は夏型の特徴だ。

でも、早めの第3化が発生かもしれない。

まだ数は少ないが、いつもの求愛行動も観察できたし、もう産卵行動も見られた。

 夏型?      


休耕田のセリの群落には、出始めたジャノメチョウやキタテハ、ウラギンスジヒョウモンが吸蜜、憩っていた。

  ショウジョウトンボ♂ 色づいたマユタテアカネ まだ未熟のハラビロも   コノシメトンボ  ♂

 

ちょっと雰囲気が違うし、ぴんと来なかったが、アダラナニワでは? 例年は8月末の発生、少し早すぎるようだ。

この辺では、最近は見かけなくなっていたが、5~6年前までは産卵風景を何度も撮っていた。

     

    ノシメトンボ    アキキカネ 

エンマコオロギ幼体(白い筋)   コチャバネセセリ

 

メドハギに産卵    ハギに吸蜜

ヤマキマダラヒカゲ アシナガバエの仲間                   

(2021. 7/28)


コバネアオイトトンボ ジャノメチョウ 初見

2021-07-22 | 自然観察

数日、夏の暑さに外出を自粛していた。助言も強かったが、自分でも体に自信がなかった。

そろそろコバネアオイトトンボの発生を見たかった。

庭に現れたオオシオカラトンボと遊びながら、いつになく早く家を出た。

 

いつもの山道を歩く。相変わらず、蛾がいっぱい舞ってる。じっと止まるのを待つ暇はない。

羽を休めることのない蛾にカメラを向けた。この蛾の名前を知りたい。

 

先ずはエノキの樹へ、オオムラサキが珍しく太い幹に止まった。メスのようだ。今日も望遠レンズを忘れた。

  ♀のようだ。発光鱗以外斑紋では区別しにくい。

林道には数の減ったサラサヤンマ、変わってオニヤンマに会う。

ノシメ  オオシオカラ♀

アマゴイルリトンボ

 キイトトンボあちこちで産卵

♂ 

ジャノメチョウ初見 セリ満開

 

 マユタテアカネ 

   

キマダラセセリ

 スジグロチャバネセセリ♂

 

 キボシカミキリ  哀れハラビロ

  夏型と思われる数頭 ヒメシロチョウ

急いでコバネの林へ。アオイトトンボはもう白い粉の個体も。

オオアオイトトンボやモノサシトンボに混ざって、いたいた、羽化直後のメスの未成熟、橙褐色個体だ。

美しい♂は未だのようだ。今年も、これから10月まで見られるだろう。一安心だ。

コバネアオイトトンボ 未成熟♀   レッドリストで絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)(福島: 準絶滅危惧種)

    

     

 オオアオイトトンボ アオイトトンボ

 ゴイシシジミ栄養補給

コバネアオイトトンボ 一安心。 美しい♂も、もうじきだろう。

 

 


夏本番の里山

2021-07-18 | 自然観察

今日の最高気温36.6℃、明日の予想37℃。

実は一昨夜、突然の不整脈で血圧低下、昨日一日は静かに過ごした。

7月は気を付けないといけない。

3年前の今頃は生死をさまよっていた。18年前も7月だった。

何度目かの奇跡、生きて生還できた。

今朝は、庭に出ると慣れななれしいお友達が待っていた。いつもこの時期オオシオカラトンボ ♀が現れる。

ハグロトンボも来てくれた。

  

ときどき体調を崩すが、静かに体を動かすことがいいと信じている。

今日も、近間の命を見つめてきた。

 妙なシオカラトンボを見つけた。

翅の一部が白い。しばらく観察すると、クモの巣? よく見ると翅の先端に綿毛が付いている。どうして? 何だろう?。

   

ミヤマアカネ、成熟して雄雌の区別がつき始めた。

未成熟 ♀? ♂ 

 オオシオカラ   オニヤンマ初見コミスジ  

                  ↓

 金堀から

 ヒヨドリバナとマイコアカネ

ノシメトンボ  マユタテアカネ  シオカラ 交尾  ハグロトンボ♀オナガシジミ♀ オオアオイトトンボ♀

モノサシトンボ♂

アジアイトンボキイトトンボ クロイトトンボ

  

   

 今日も、貴いいのちの輝きを見つめた。感謝! 感謝!

 


梅雨明け間近 オオムラサキの雄姿

2021-07-13 | 自然観察

天気予報は当たったのか、外れたのか。降雨確率、午前70、午後60%とあった。

朝から時々強い日が差す。確かに夕方は雷雨となったが快適な散策だった。

昼を挟んで、コバネアオイトトンボとの再会を期待して出かけた。

 

新顔はオオムラサキ、5~6年前、行けば必ず会えたミズナラの大木が突然切り倒されてしまった。

意味の分からない伐採の理由を行政に聞くつもりでいたが、ついつい機を逸してしまった。

今も残念でならない。

最近見なかったオオムラサキ、たしかに減っている。

いつもの林道奥のエノキの大木に数頭の雄姿を見ることができた。

レンズを持たず後悔、枝が高く、遠すぎた。

♂ 

 

 ♀に見えるが ♂

コバネアオイトトンボ、数年前7月中旬に見かけたともあり今日も期待していた。 未だのようだ。

モノサシトンボやアマゴイに交じってオオアオイトトンボがちょこちょこ。

 

  

  オオアオイトトンオボ

 アマゴイルリトンボ♂

 

ヤブキリ  キボシカミキリ

クララ満開 トラマルハナバチ

オゼイトトンボ   オオtッヤバネセセリクロコガネ コウゾの実

4頭 コフキトンボ

マユタテアカネ ミズスマシ  

♀ チョウトンボ♂

ハヤシミドリシジミ 産卵中 

ウラギンヒョウモン モンシロチョウ

今日も小さないのちとの一期一会の出会いを楽しんだ。

夕方の雷鳴、降雨、いよいよ梅雨が明けるのではないだろうか。

庭の林からヒグラシの声が何とも言えない。こんな夕暮れがいつまでも続いてほしいと願いながら。


ゴイシシジミ初見 ネムノキ咲く

2021-07-09 | 自然観察

そろそろコバネアオイトトンボの発生があるか期待しながら林道を歩く。

相変わらずモノサシトンボ乱舞だが、数日前に数頭だったアオイトトンボが増えてきた。

 

アマゴイルリトンボ だいぶ拡散したのか少なかった。

 

クサレダマ ゼニアオイ

   ネムノキ

 

 ♀  ♂ 

 マユタテアカネ    アキアカネ

 チョウトンボ♀  

    ツバメシジミ♀

ヒメシロチョウ クサフジ  ゴイシシジミ

  キイトトンボ もうオモダカ   産卵♀未熟  ♀

キアゲハ2令 ヒルガオ

オオアオイトトンボ  横取り  

 いつもの桑の木にキボシカミキリ  触角の長さは、雄は体長の3倍・雌は体長の2倍といわれている。

♂  

ネジバナ 左は右巻き 右側は左巻き   マメコガネ

 

昼をとっくに過ぎて帰宅は2時半、ばあちゃんの一言  「何か忘れていなかった?」

聞かれるまですっかり忘れていた。 「つくも会 食事会」だった。ど忘れ! 急いで謝りに。

 今日の日も いのち輝く 里山を       21.7.8 

 


梅雨の里山

2021-07-06 | 自然観察

午前中は曇りの予報だったが、晴れ間がのぞいた。

わが家から2キロのB地域へ、ミヤマアカネに会いに出た。

案の定、例年通りに発生していた。色付きがまだまだなので♂、♀の区別はしにくい。

いつもの水路には、まだ未熟なモートンイトトンボが多い。アオイトトンボは未だのようだ。

ハラビロトンボの成熟度いろいろ、ショウジョウトンボは鮮やかな紅色だ。キイトトンボも多い。

モートン 未熟♀

 

ついでに「森で遊ぼう」のビオトープへ。モリアオガエルの卵塊のその後が気になっていた。

 卵塊は、この前見たより乾燥が進み、すでにオタマジャクシは落ちてしまったようだ。

また、池の水面近くにみつけたシュレーゲルらしき卵塊も、少し黄色がかっていた。

池にはヨシの葉の上にきれいなカエルが2匹止まっていた。

いつも迷うが、・眼の虹彩の色が少し赤みがかっている。 どうもモリアオガエルのようだ。

  

ウツボグサ クマノミズキ

ぽつりぽつり降ってきたが、G地域へ行くことにした。目的は少し早いがコバネ♀。

池でコフキトンボを初見できた。マユタテアカネに次いで、マイコアカネも。

コフキ 

ショウジョウ コノシメ 

ヒメ? オオチャバネセセリ、珍しくスギで吸水

  こんなガの蛹もあるのだろうか。

暗い林道にはモノサシトンボが乱舞。タイプの違う色を観察した。

      

 アマゴイ  アオイト

 

遠くに雷鳴らしきもの、降り出しかなりの雨に。大木の下でしばらく雨宿り。

雨に打たれ所っとするトンボを横目に、カメラを気にしながら下る。

肌着まで浸みた。いつか土砂降りの雷雨の中の林道を歩いたことを思い出した。

 

今日の一日も、小さな自然から大きな勇気をもらった。


オオミスジ ヒメシジミ

2021-07-03 | 自然観察

ヒメシジミとオオミスジをセットで東山を訪ねている。

7月も3日、前回ヒメシジミと再会して3週間ほどになるか。

ヒメシジミは終焉らしい。少し寂しい。

アキアカネが顔を出し始めた。

相変わらず、ここではテングやコムラサキの集団吸水の光景が忘れられない。

  

         

     吸水にしているのはすべて♂で、新鮮な個体が多い。
                                                            目的は体温を下げることや、栄養補給らしい。

クズの葉にコミスジの産卵を、ネムノキにキタキチョウの産卵を観察した。コミスジの卵の美しいこと。

 

                                                                                                                                           ↑

小さな芽のネムに。

オオミスジにも1年ぶりの再会。交尾中に別のオスがちょっかい出していた。前にも同じ光景を撮影したことがあった。

   

     

こちらはイチモンジチョウ。アサマにはなかなか会えない。

今日は、普段と少し違った山行だった。

めったに行かないばーちゃんが同行したのだ。クマに会えば困ると、ホイッスルまで持参して。

事実は、数日前の吾輩の階段転落事故の後遺を心配しての同行だった。

 

以下、階段転落事故の顛末  (備忘録として)

重い書類を抱え2Fへ上がる途中、バランスを崩して転げ落ちた。

一瞬の出来事だった。階段下に置いた梅漬けの大きな甕鉢を除けようと土間まで転げ落ちた。

腰を強打。冷蔵庫の脇に頭を打ち、目から一瞬雷のような青い火が見えた。

物音に気付きばーちゃんが降りてきた。暫らくその格好、姿勢で唸っていた。

大腿骨か尾骶骨にヒビでも入ったかと思いながら動けずにいた。

隣の娘へ連絡を促されたが、待て待てと止めながらしばし苦しむ。

15~6分居たか、気を取り直して手すりを頼りに2階へ上がった。

湿布薬をべたべた貼って、やることもあきらめそのままダウン。

7/1の晩のことだった。

骨は大丈夫なようだが、尻が痛くて今日で3日目、なんとか動けるようになった。

しばらくは、ほとんどない尻の肉の痛さを我慢する生活が続きそうだ。

 

老いての日々、いろいろ起こる。

一つ一つに細心の心配りを再確認したいと思っている。