エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

安らぎ観音を拝む

2015-05-30 | 日々の生活

 

 東山ダムの外れに、ダムに注ぐ猿滝が見える。その向かいにそば処「猿滝茶屋」がある。
 ヒメシジミを撮りに年に数回訪れる際には必ず立ち寄る。ヒメシジミの発生は来月半だが、山の様子を見に行った。
 池の端に建つ観音さまに手をあわせた。気づくと、その横にあった解説板がなかった。

 

このお店の広場では、例年オオミスジ、オオムラサキが見られる。
 大巣子の広場は何十年も変わらず、往時のスキー場の賑わいを思い出した。
  丁度咲き始めたタニウツギがきれいに風に揺れていた。


 水の流れる山道は吸水に集まるチョウがいつも楽しみだ。未だ少し早いようだ。コチャバネセセリ、越冬の傷んだテングチョウ、イチモンジチョウなどが吸水に来ていた。
 ミヤマセセリ、ダイミョウセセリがハルジョオンに、終わりかけのコンロンソウにツマキチョウが吸蜜していた。

  

 

帰宅後、観音様の脇の看板の写真を探した。
 建立が平成11年、説明から戦友の鎮魂と供養のため施立とある。
 おそらく、店主のお父上だろう。

 級友、拓友、戦友、そして亡き友を思い出す。激動の時代を過ごし、年を老いたこと。
 文面から、多くの友を戦争でなくした切ない心情が伝わってきた。

     何年か前の観音様

 

 


初夏の虫たち

2015-05-28 | 日々の生活

初夏の虫たちに会いに里山へ。昨年の今日、長原付近でアサギマダラを撮ったことを思い出し、また会えるかもと期待しながら向かった。

今年の冬は長く、春は短い感じ。例年より夏の訪れが早いようで、自然界も10日ほど進みが早い気がしている。

タンポポ博士と歩いたウスバシロチョウの里でも、昨年のいま頃は満開だったエゾタンポポはもう綿毛ばかりだ。

ウスバシロチョウの産卵風景は未だ撮れないでいる。

 吸水  交尾を迫る

  エメラルドグリーンが美しいアオゾウムシ

  ヒメウラナミジャノメ交尾

ヒメジャノメ                                                       クロヒカゲ

 

  ギンイチモンジセセリが出始めた草原で、久しぶりにツノトンボを見た。
 ツノトンボの特徴は、①触角がチョウのように長い。②翅はトンボのように透き通っていて,止まるときに背中の上に折りたたむ。脈翅目に分類類され、ウスバカゲロウのなかま。
 やや専門的には、① ツノトンボの翅には結節がない。②ツノトンボは翅を屋根型にたたんで止まることができる新翅類( 翅の基部の構造が翅を後方へ曲げて腹部の上で重ねることができるチョウ,セミ,ハチ,バッタ......等)で、トンボは旧翅類。
③ ツノトンボにはさなぎの時期(完全変態)がある。などだ。
            ( 参考 神戸のトンボ   http://www.odonata.jp/index.html   )

 ツノトンボ   

  コサナエ ♀ 

  ?   

シオヤトンボ♀ 羽化失敗  ミヤマサナエ?

 

シオヤトンボ♂ 

ハラビロトンボも現れた

   

  

ニホンカワトンボ 淡橙色型♂                                                               アカヘリサシガメ

  

 エゾイトトンボ スペード模様  ♀

 オゼイトトンボ

 サラサヤンマ 

ヤマフジ  カンボク

 ミズキ  ハリエンジュ

  ヤマボウシ  美しいブタナ

 

チョウ・トンボ、小さな自然に対峙するとき,も愛おしさがこみ上げてくる。

シャッターを切るときにいつもチョウやトンボに聞いている。 「おまえは、今何を考えているのだ」と。

精一杯に生を生きる小さな虫たちは,いつも純粋で,美しい。

 

 

 

 


思いがけない再会

2015-05-23 | 自然観察

 

 今朝は昨日と打って変わって初夏の陽気だった。

  朝一でA地点へクロスジギンヤンマの羽化状況を見に行った。

  新鮮な個体に会えたが、いつも大量に見らるヤゴの抜け殻は発見できなかった。コサナエもホバリングして挨拶してくれた。

 オクウスギタンポポを観察しようと行ったが、すでに広場は草刈りが済んでいた。昨年、タンポポ博士を案内したことを思い出した。 また、ヒメシジミも早いようだった。

   

ここで写真を撮っていると、見知らぬ人が近づいてきた。「会津メダカの学校」の代表と言う方だった。  【参: 「会津メダカの学校」 http://www6.plala.or.jp/t-bell/

「メダカの学校」聞いたことのある名前だったが、近くの湯川沿いの河川敷まで案内していただいた。

いろいろお聞きしながら名刺交換をしたら、僕を知る人で、娘の婚礼の主賓Muroさんだった。

一度だけお会いしていて失礼した。 互いに「その節は・・・」と挨拶した。思いがけない再会だった。

 
    

F地点へ向かう。目的は池の水位確認だ。相変わらず、池への流入が無く、数日前に管轄の役所に要望したところだった。

途中でギンイチモンジセセリを初見した。ヒメシジミはここもまだだった。

ギンイチモンジセセリ                            ヤマキマダラヒカゲ                              ツバメシジミ

   

コチャバネセセリ                                     ヒメジャノメ                                    エゾイトトンボ

   

G地点で逆さ磐梯を撮っていると、郡山へ向かう電車が通過した。田植えが始まっていた。

                                 ↓

           

小川の林には、いろいろなタイプのニホンカワトンボが一杯、木漏れ日にすがすがしい。

橙色翅型♂無色翅型♀

橙色翅型成熟♂未成熟♂

久々に西湖で昼食を取って、D地点へ向かう。

 ハクチョウ号が見える   いつも決まって五目旨煮汁麵

 

鉄塔の立つ」町所有の広場はすでに草刈りが済んでいた。一部刈り残してほしかったが既に遅し。

刈り取られた草原にツルフジバカマを探したが、見つけ難かった。でも、新しい芽が4~5センチ伸びていた。 ↓

   

 いずれにしても、5月初めから産み付けられた卵、そしておそらく2,3齢に育った幼虫にとっては大きな打撃だ。

 何とか難を逃れたヒメシロチョウに望みをつなぐしかない。危機的なこうした繰り返しに何とか生き延びている現状が切ない。

ヒメシロチョウの安定的な生息には、どうしても草刈りがキーワードだ。

 シュレーゲルアオガエル クロハナムグリ

4時からの会議を気にしながら、今日も楽しい、切ない里山巡りを終えた。(2015.5.22)


遅かった オオイワカガミ

2015-05-20 | 自然観察

さんたろうさんのブログで見たのは5/8、オオイワカガミを撮りに「教育の森」へ行ってみた。

坂下のさんたろうさんのフィールドだ。あれから10日、なんだかさんたろうさんに会えるような気がして山へ入った。

残念ながらもうオオイワカガミの花はすっかり終わっていた。

  ガクウラジロヨウラク

  ツクバネウツギ

実はブログで確認して出かけた。

 昨年は、少年自然の家に行ったのが5/26で、花はわずかに残っていた。

 一昨年は春が遅かったのだろう、さんたろうさんに丁寧に教わった場所で美しい満開のオオイワカガミを見ることが出来た。日付が5/18だった。

 拙ブログ「快晴に恵まれた大運動会」2013-05-18
       http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/e4cbb718cfbe059a26dc5f1f1743b8ea


そこにもあった、ガクウラジロヨウラクを見てまた思い出した。

糸桜里の湯への入り口付近の畑にかなりのウスバシロチョウが舞っていた。道路脇の杉林にヒメシャガが美しく咲いていた。

 ヒメシャガ

 帰りに隣の少年自然の家へ立ち寄った。池の端までと入っていったら、「どなたですか、勝手に入らないで」と叱責された。

 確かに、「事前申請をしないと入れない」と立て看板があった。小学生が研修中で、確かに心配の輩もいるのだろう。

 早々に謝り退散したが気持ちはしっくりしなかった。

心清水八幡様と立木観音にお参りして帰路に就いた。      

   立木観音で


庭にきたニホンカワトンボ

2015-05-19 | 日々の生活

 

萌えちゃんが青いトンボがいると教えてくれた。

庭のアオキの葉に止まって、夕日の浴びる背中は美しいエメラルドグリーンに輝いていた。

美しいと思った。

PCの画像は、ファイダーを通してみた感動の色合いと少し違っていた。

無色翅型♂だろうか。縁紋がまだ白いので未成熟、近づいても逃げようとしない。羽化したてだろう。

そよ風に吹かれながら、生まれ出た新しい世界を感じているようだった。

  

 

 

 


多忙な日曜日

2015-05-18 | 日々の生活

  

 ☆ 町内の花いっぱい運動、準備で7時半出勤。

 開始の9時、総勢約30名が集まった。前日の雨で地区・小学校の合同運動会が日曜に順延となってしまった。

子供会の参加がなく、つくも会も数名で役員13名、組長16名と言ったところ、もう少し人出が欲しいところだった。

緑地公園では除草と花苗の植え付け、会館前でプランターにサルビア、ベゴニア,マリーゴールドを植えた。

Kaneさんの車でプランターをピストン運搬。終了解散は,予定時間を過ぎ10時20分だった。

短大フェンスに飾った20個のプランター、この水やりが大変だ。これもKaneさんにお世話になる。

みんなで協力しての行事、疲れたがさわやかな汗をかいた。

   

☆続いて運動会の様子を見に行った。

例年のように,孫たちに一家総出の応援、ばーちゃんは前日からお昼のご馳走つくりに奮戦だった。

いつも思うこと。子どもたちは一生懸命だ、大人と違って手抜きがない。

あとから萌ちゃんの活躍を聞いた。150m走も対抗リレーも抜群の走りだったようだ。

   

☆ おにぎりをもらって,山へ!

10年ぶりにカラカネトンボに出会った。池の周囲を縄張りを誇示して飛んでいる。

ときどきのホバリングも短時間で、粘ったがあまり良い写真は撮れなかった。

 

  エゾイトトンボ

    オオイトトンボ

コサナエも出始めた。羽化したての、半乾きの根が印象的だった。

 

一瞬光線の加減でアキアカネかと思い近づくと,鮮やかな,新鮮なヨツボシトンボだった。

 ヨツボシトンボ

 ツバメシジミヤマキマダラヒカゲ

 

☆夕方、「トド伯父さん」お誘いを受けて蕎麦会へ

思えば昨年秋においしい新ソバの会にお招きを受けた。

蕎麦打ちは、トドさんのお隣のお菓子屋のご主人、玄人はだしの蕎麦は実においしい。

一心に蕎麦をゆで、何杯も振る舞ってくださるお気持ちが嬉しかった。感謝しながらおいしいソバをいただいた。

季節の山菜、漬け物が並び、おいしいお酒もいただいた。

トド伯父さんの幼なじみの会話に混ざり、暖かな雰囲気でおいしいお蕎麦をご馳走になった。

僕と同じ世代で、2度目の顔合わせだったが話が弾んだ。これからもお世話になります。

秋の新蕎麦の季節が待ち遠しい。

ホウクマノミズキ

忙しい日曜日が終わった。

 


コミスジ 初見

2015-05-16 | Weblog


ヒメシジミの様子を見に東山方面へ出かけた。
1年ぶりに猿滝茶屋のSaさんを訪ねた。お互いに無事を確かめ合った。

ここでコミスジを初見した。観音様の池の周りにシオヤトンボが縄張り争いをしていた。

 

上の大巣子の広場へ行ってみた。未だ、フキも小さく、ヤマザクラが満開だった。

勘が鈍ったようで、ヒメシジミは6月になってからだった。

ウスバシロチョウがのどかに舞っていた。

  コンロンソウ?にスジグロシロチョウ

珍しいところで産卵行動を取っているキアゲハに出会った。シシウドのようだ。

食草はミツバ、ニンジンなどだが、シシウドも食べるとは知らなかった。

産卵行動を撮った。キアゲハが立ち去った後、3つの卵を確認した。

  シシウド? ハナウド?

折角来たので生雲寺へ足を延ばした。階段の灯籠がいくつも倒れていた。

地震によるものと思いきや、この冬の雪で倒れたとのことだった。


前に参拝したのは震災の後だった。
参:拙ブログ   「東山のヒメシジミ」 2011-06-18 | 日々の生活
  http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/a05f98dfb2e2dca1e13048d896b957b1

   

  トチ   クルミ

ヒメシジミが年々少なくなっている。6月にその確認に来てみたい。


たおやかに舞う ウスバシロチョウ

2015-05-15 | Weblog

 

  朝7時を過ぎた頃、庭にウスバ色チョウがたおやかに舞ってきた。

 タンポポ、紅いナデシコに吸蜜する女神にカメラを向ける。

 おなじみの彼女に、何度もカメラを向けシャッターを切る。

 いつも愛おしい姿に感動する。

 シロチョウのひ弱さはないが、美しい。透けるような翅に輝く白い星が神秘的で美しい。

 

 

 心地よい風が頬を撫でる  お前は誰のためにそよ吹くのか

 たおやかなウスバシロチョウ  お前は誰のために舞うのか

 すべての緑が美しい なぜにかくも美しいのか


庭も花盛り

2015-05-13 | 日々の生活

5月なのに、もう7コの台風が発生した。昨夜のうちに6号が通りすぎ、台風一過の晴天となった。

午後からは風も止み、絶好の日和となった。

終日庭で過ごした。ウメの木と伸びたトウカエデ、イロハモミジの枝を落とした。

なかなか出来なかったヒマラヤシーダの天辺も刈った。アシナガバチが巣を作っていて、危なく刺されるところだった。

ヒマラヤシーダに,小鳥の巣が2つあったが、去年のもののようだった。

今咲いている花を撮った。季節は間違いなく移ろっていく。

      

         

 

  


トンボ次々に

2015-05-11 | 自然観察

                                      飯豊連峰   八田野から

里山での小さな虫たちとのふれあいが嬉しい。 

何もかも忘れて没頭するこの時間はまさに至福のひとときだ。

ファインダーを覗きシャターを切る。そんな連続でつかの間に時が流れていった。

  朝、孫たちの登校を送ったあと、A地点の池へ向かった。先日長原で発生を見たクロスジギンヤンマの羽化を見られるかと思った。

ヤゴの抜け殻をいくつか見つけたが、昨年のもののようで、未だ少し早いようだった。

ここで、Huruさんに出会った。彼は、野鳥だけでなく自然全般に詳しい。最近、お城で見たキビタキ、サンショウクイの写真を見せてもらった。

僕は、先日ここで見たスミナガシやオクウスギタンポポの話しをした。

 一度家に戻り、採集したエゾ、オクウスギ、雑種、セイヨウのタンポポの葉を押し葉にした。そして直ぐにF地点へ向かった。目的はエゾイトトンボの発生だ。

 林の中で羽化直後のエゾイトトンボが翅を輝かせて飛んでいた。

 エゾイトトンボ♀ 

ここでは先日観察したシオヤトンボに次いで、春のトンボ第2弾ヨツボシトンボに出会った。あらためて、美しいトンボだと思った。

 ヨツボシトンボ  

 シオヤトンボ♀

  帰路、D地点でヒメシロの様子を見た。

 未だ春型がちらほら舞っていたが、下の方の田の土手ははほとんど草刈りがされていた。

草が刈られた土手を丹念に見てみた。結構刈り残しのツルフジバカマを見ることが出来た。

刈られないで立派に成長したツルフジバカマを嬉しく観察した。いろいろな障害を克服して、何とか夏型が発生できるように祈った。

 

ヒメシロチョウ オドリコソウに             ツマキチョウ♂ 初見

   

 ウスバシロチョウ 吸水珍し

今日は飯豊山がくっきり見えた。

 

ベニシジミも

  
 


今年も始まった「森で遊ぼう」

2015-05-10 | 教育を考える

 

 今年も「森で遊ぼう」に沢山の小学生が応募して、39名が決まった。

 きょうの第1回の参加者25名、他に保護者12人、未就学児5人だった。

 

今年から各テーマ毎にプロデューサーを決めて実施することになった。

8月の第4回「虫の観察」は僕が担当となり、今から心配している。

   
 
 開講式、諸注意、準備体操のあと、各自ヘルメットをかぶりのこぎりをベルトで巻き森へ入った。

今年は低学年生が多い。勿論の初めてノコギリを使う子がほとんどだった。

楽しく除伐作業を終え、基地を作った。

除伐木を並べ、その上に葉っぱ付きの枝を沢山敷いてみんなは入れるベットを作った。

子供の要望でみんなで屋根も作った。そして壁も。みな一生懸命、楽しそうに動いた。

  

他の班の基地のできあがりをきながら、広場のテントへ降りて昼食。

昼食後、本格的な雨のなか、サツマイモの苗を植え付け、ひまわりの種を蒔いた。全国で蒔かれ収穫されたヒマワリの種だ。

その後、養生しておいたサクラの苗木を植樹した。

大きく育て、きれいな花を咲かせろ。早く花見が出来るように育てと祈りながら作業を終えた。

 
 

今日も一日、純真な思いで行動する子供たちが素晴らしかった。

心は清く美しいと思った。子供たちには、そんなきれいな心で森の中で元気に遊んで欲しい。

そして自然からいろいろなことを学んで欲しいと思っている。      (2015.5.9)


「森で遊ぼう」(第1回)の事前調査

2015-05-07 | 日々の生活

 

 今日の作業は、いつもの活動の森で危険箇所の確認、子供たちに切らせる除伐材の選木、倒木等の撤去などだった。

 

 約2時間、休み休み動いた。ひまわりの種を植える畑を畝った。生まれて2度目だ。

 何しろ、先日の事前作業で、ジャガイモやカボチャの植え付けの時に始めて鍬を持った。恥ずかしくて人に言えなかった。

 植樹するサクラの苗の掘り起こしに向かったベテラン組が戻るまで、フキを一つかみ採った。

 思いがけなく、分校跡駐車場でオクウスギタンポポを見つけた。

 こんなところに

 ミヤマセセリ、キアゲハが飛んできて足下に止まった。シオヤトンボも。

  

 深緑のさわやかな分校跡地、ウワミズザクラ、アオダモの花が美しく咲いていた。

  アオダモ

 ウワミズザクライカリソウ


オクウスギタンポポ スミナガシ

2015-05-06 | 自然観察

   庭の草むしり中にウスバシロチョウが舞ってきた。そ~か、もうそんな時期だ。

  今日1日のんびりしようと思っていたが、計画変更だ。

 ウスバシロの楽園へ行ったが、未だ早いようで全く見られない。もう数日かかるだろう。

 でも、林の中のムラサキケマンはもう盛りを過ぎていた。杉林を伐採した形跡、山道は大型キャタピラの跡が残っていた。

 

  最近、どこへ行ってもタンポポが気になる。会津には、雑種が多いようだ。山へ行くとエゾタンポポが多いが、車の通る道路近辺は雑種が多いようだ。

  オクウスギタンポポの様子を見にA地点へ移動した。
  A地点の広い野原で、3株のオクウスギタンポポを見つけた。昨年見つけた同じところだ。花の色は周囲が薄黄色で白く、中央が少し濃いめの黄色だ。関西に多いと言われるシロバナタンポポを見たことはないが、文献によるとシロバナタンポポの外片はめくれて突起があるらしい。こちらのオクウスギタンポポは、総苞片はエゾタンポポのように反り返らず、角状突起もない。
 ネットで、白花系のタンポポの起源を見た。今の時代、遺伝子マーカーを調べて起源を推測できるようだ。オクウスギタンポポは西日本に分布するキビシロタンポポと、シナノタンポポの雑種らしい。

 オクウスギタンポポ  花終わり

 オクウスギタンポポ  エゾタンポポ 

 エゾ  エゾ

雑種                                           左 エゾ(つぼみ、咲き終わり)   右 雑種(つぼみ、咲き終わり)        セイヨウタンポポ

 ここで、珍しいスミナガシに出会った。学生の頃、いつも歩いた山道のカーブのクヌギの幹で吸蜜する光景が目に浮かんだ。

 実に半世紀ぶりの再会だった。紅い色のストローが印象的だ。

 初めは目の前を往き来するのはルリタテハと思っていたら、裏面の白が目に止まった。

 吸水中は根を広げたままで、何とか裏面を写そうと近づいて待ったが駄目だった。

      ツバメシジミ♀ 初見

 

 ばーちゃんとはるくんを見舞った。いわきで鎖骨を骨折、驚き心配していたが、痛みも取れてとても元気で気が楽になった。しばらく預かることになりそうだ。


里山は 夏の装い

2015-05-05 | 日々の生活

世の中は連休だが、なんと言うことはないいつものんびりしている。

  娘家族は那須ハイランドパークへ1日遊んだ。楽しかったようだ。

でも、帰りはなんと夜11時、高速の入り口までひどい渋滞だったと。

萌えちゃんは数日前は北会津、今日は仙台へドッジボールの試合だ。

残された武くん、今日はお友達2人と庭で遊んでいた。

先日の西会津行きがきつかったようで、数日体調を崩したが、今日は里山へヒメシロの様子を見に出かけた。

初のトンボはシオヤトンボだった。

 ♂  ♀

ヒメシロチョウも20頭ほどが産卵を繰り返していた。

 

 珍しくタンポポに

このところの草花、木々の成長の早さに驚かされる。もうフジも咲き始め、すっかり夏の装いだ。

 

  サワオグルマ

 アケビ これはクサフジ

今日も里山に救われた。
 


ヒメシロチョウ羽化 がっかり

2015-05-04 | 自然観察

 3.29

 5/4 7:19

 5/4  12:26 すでに遅し

 観察用に昨年10月から飼育し、雪の季節を蛹で過ごしたヒメシロチョウが羽化した。

 羽化の瞬間を撮影しようと思っていたが、残念ながら、数時間のうちに羽化して飛び去ったようだ。

 朝7時過ぎ、少し翅の部分の色が変わったので、じきに羽化と思っていた。

 しかし、昼過ぎにはすでに蛹の殻が割れているのを発見、近くを探したが見えなかった。すでに遅しだった。

 

 今年新しくヒメシロ発生場所を特定した。情報では、Huruさんもそこでかなりの数の発生を観察したという。

 そこは、いつも観察しているD地点の自称ヒメシロの里の土手のような草刈りはなく、今後の生息にも期待できる。

 しばらく定量的な観察データを取ってみたいと思っている。