エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

闘病の頃

2007-07-30 | 健康
              【見舞いの花かご】

 あれから4年目の夏が巡った。この間の過ぎた日々は、いつも忘れることはない。そして、健康と、今ここに在る不思議を思っている。

4年前の今頃、入院先の病室から職場へ手紙を書いていた。職場にかける迷惑を詫び、状況を報告する手紙だ。
「・・・・とりあえず当面の予定がわかりましたのでお知らせいたします。思いがけない大きな手術になるようです。今後、8月初めに○○大学○○病院へ転院し、その道の先生に看てもらうことになりました。・・・・ ・・はかない人生を意識しますが、もうすこしやりたいこともあります。この際ですので、不本意ながらお言葉に甘え治療に専念させていただきたく、お願いいたします。・・・・」
 
 突然の入院から2週間あまり、覚悟を決めて連日の辛い検査に耐えていた頃だ。日記には、従兄弟が見舞いに来たことが書かれてある。見舞いの花束を色鉛筆でスケッチした。そのころのことが鮮明に浮かんできた。
 それから闘病4ヶ月の後に退院、いのちを救われた。

もう8月なのに、今朝はしとしと梅雨の雨が降っている。

 

息子の結婚式

2007-07-29 | 日々の生活

 この2月に入籍を済ませた息子夫婦の結婚式と披露パーティがあった。
 大勢の親類が遠くは神奈川、東京、信州から、そして地元の会津から駆けつけてくれた。
 我が家には妻の姉夫婦3組が前日に到着し、泊まって行った。

 式が終わるまでは長いように感じていたが、過ぎてしまえばつかの間だった。
 厳粛な式、そしてなごやかで爽やかな披露パーティだった。
 私は挨拶の中で、生きにくい世の中だが、いつも二人で仲良く、誠実に、こころ豊かなの家庭を築いて欲しいと願いを述べた。
 映像での二人のプロフィール紹介の時は、息子の成長と共に流れた家族と自己の人生を思った。私の義姉と娘のマンドリン、ピアノの協奏もよかった。楽譜の交換だけで、当日ぶっつけ本番の演奏だったが素晴らしかった。



 式が終わって、遠くの親類との別れには、皆が私の健康を一番に気遣ってくれた。
 日々の自分の身体を気遣っての生活を思い、切なさが込み上げ、あらためて健康で在りたいと思った。

いろいろな思いが去来した、感無量の思い出に残る結婚式の1日となった。(2007/7/28)

フェンネルに集まる虫たち

2007-07-26 | 昆虫
               【アカスジカメムシのペア】

 今年は本格的な雨量の多い梅雨のせいか、フェンネルの育ちがいい。
背丈ほどに育ったフェンネルは次々世花を咲かせている。植物全体が花のような植物だ。いろいろ薬草としてもいいようだ。
毎日の散歩道で、立ち止まって集まる虫たちを見ている。つい2週間ほど前、茎ごとに、アゲハチョウの1令の幼虫がかなり付いていた。米粒ほどのいのちが花やつぼみを食べていた。しかし案の定、彼らはすべて、一頭も残ることなくハチに食べられてしまったようだ。これから夏型が訪れ、、秋に育つ春型の卵を生んで欲しい。その時期には、ほとんどが蛹まで順調に育つであろう。これも自然のしくみなのだろう。

細かい花火のように咲く花に、アカスジカメムシ、コガネムシ類、いろいろなハナアブやハチが羽音を立てて集まっていた。フタモンアシナガバチ、オオフタオビドロバチが多い。アゲハチョウの幼虫がいないのが寂しい。

 【コガネムシ】

 【オオフタオビドロバチ】

 【アゲハチョウ1令幼虫】

帰りに何本かの枝を手折り持ち帰った。フェンネルはいろいろな料理に使えるという。
 葉と種子を魚料理に加えると、魚の生臭さを消し風味を加えるので、「魚のハーブ」ともいわれているらしい。
 ナスの塩漬けにみじん切りにしたフェンネルの葉をまぶして食べてみた。爽やかな夏らしい香りがした。

ヘリグロチャバネセセリ?

2007-07-26 | 昆虫
 二度咲きしているシモツケの花にヘリグロチャバネセセリが止まっていた。
いつもはオオチャバネセセリかイチモンジセセリなので、薄い黄色地に黒い翅脈が浮き上がって見え、とても鮮やかに感じた。
 近似の種にスジグロチャバネセセリがいるが、表の微妙な紋の違いで同定できるが、かなり難しいようだ。羽の裏だけしか写真を撮れず、その区別は難しかった。
 朝、早かったせいか(6時半)、近づいても逃げようとせず、ひょっとしたら近くで羽化したてのような気もした。食草はイネ科のカモジグサ。分布は局地的で、会津地方は両種が混成する地域のようだ。

キキョウの開花を観察

2007-07-25 | 自然観察
              【めしべが成熟したキキョウ】

どういう訳だろうか、我が家の今年のキキョウはよく花を付け、次々と咲いている。キキョウというとよくお盆に供えた覚えがあり、秋の7草でもあってもっと遅い時期に咲くイメージだったが、7月に入ったら咲き始めた。

 先日、拙ブログ「梅雨明けも間近かの庭」(7/19)で、キキョウの『雄しべ先熟』について書いた。咲き始めは、葯が雌しべを取り囲み、花粉を雌しべの花柱に付けて花冠の底へ倒れ込む。花柱の側面は、真っ白な花粉がべっとり付いている。蜜を求めて来た虫に花粉がたっぷり付きそうだ。その後、雌しべの柱頭が伸び、5つに裂けて他の花の花粉を待つ、つまり巧みな自花受粉を防ぐシステムだ。

 つぼみは、花弁がくっついたまま風船のように膨らむ。一度、つぼみの咲くところを見たいと思っていた。昨日は午前10時ころから、時々写真を撮りながら観察を続けた。ところがなかなか咲かず、白から紫色が徐々に濃くなって5枚の花びらの切れ目が多少くぼんだりしたが、ついに日没。今朝は6時過ぎに見たら、もう咲いていた。今朝10時過ぎ、別の大きく膨らんだつぼみが、花弁が1枚だけ離れて咲き始めているのを見た。その後はしばらく間をおいてしまったが、2時過ぎには花びらをあと1枚残していた。全部が開いたのが4時少し前、1時間に1枚ずつのペースだった。つぼみを指で圧すとポーンと音を立てると聞いたことがあったが、今度やってみたいと思う。

ネットを見たら、環境庁植物版レッドリストで、絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)であることを知った。

   【咲き始め】

    【あと1枚】

ニイニイゼミ

2007-07-23 | 昆虫
先日、羽化に失敗したニイニイゼミの兄弟を見つけた。やはり羽化したばかりなのか、動きが遅く、近づいても蟹のように横に這う程度だった。近くの桜の木に止めてやった。
 ちいさくてかわいい。わが家の庭では、もう二週間くらい前から鳴いていた。今静かな書斎にいるとニイニイゼミの声が聞こえているような錯覚をする。
 サクラの幹では、保護色のように見え、色がはっきりしない。実際には、背の部分は薄い緑色をしていて、茶色い の字の模様が付いている。定規を当てたら、体長は約26mmほど、羽のまだら模様が灰色で実に地味だった。ヒグラシやアブラゼミはまだのようだ。



松尾芭蕉が山寺の立石寺で詠んだ句「閑さや岩にしみいる蝉の声」のセミは、時期などから本種であるようだ。かつての斎藤茂吉らの大論争(*)は有名だが、その時期に現地に行き、ニイニイゼミを確認したと言う。

しばらく梅雨空が続いたが、明日は晴れて暑くなる予報だ。前に障害を負った兄弟の分まで精一杯鳴いてくれ。精一杯に鳴くセミは切なくも愛おしくも思える。蝉時雨の夏も近い。


(*) 句の蝉は「アブラゼミか、ニイニイゼミか」で、昭和の初め、歌人・斉藤茂吉と文芸評論家・小宮豊隆が論争をした。
 茂吉は、蝉時雨のような力強い鳴き方はアブラゼミであると主張、豊隆は「閑さや」とか「岩にしみ入る」はニイニイゼミの方がふさわしいと。
 茂吉は何度か立石寺を訪ねた。芭蕉が立石寺を訪ねたのは、元禄2年5月下旬、太陽暦では7月の7~8日頃で、その頃はアブラゼミは鳴かないことから、茂吉は負けを認めたのだ。

アジア杯サッカー 応援

2007-07-22 | 日々の生活
                 【喜びのイレブン】(ネットより)


 昨夜、アジア杯サッカーのオーストラリア戦のテレビ中継を観戦した。
いい試合だった。
 後半、コーナーキックから先取点を取られた時はもう駄目だと思った。素人なりに1点の重みは分かる。でも、その3分後、高原の個人技でゴール、同点となった。嬉しかった。つい歓声を上げてしまった。その後、日本チームがかなり優勢に攻めたが、延長を終えても決着が付かずPK、手に汗を握る試合だった。キーパー川口が初めの2本を止めた。結果は4-3での勝利、準決勝へ進んだ。

    
【高原同点ゴール】                【キーパー川口が止める】

 先の事は分からない。偶然か、必然か、この試合に限らないが、「ゲームの神様」はきっといると思った。

 この感動はどこから来るのだろうか。愛国心の表れだろう。同胞を応援する気持ちは、どこでも何の競技でも同じだと思う。Jリーグなど、普段は高見の見物である。でも、ひいきのチームを応援する気持ちは愛国心に通じるものなのだろう。あのサポーターの応援にはついて行けないが、気持ちの一端は分かるような気もした。

 大喜びの日本のファン、その向こうにはいつも相手のサポーターがいる。両チームの素晴らしい闘いに拍手を送りたい。ルールに則って最善を尽くした闘いがある。確かに勝ちたいが、結果は結果、ベストを尽くすところに感動が生まれるのだろうと思う。
 相手を考えずに、勝ちたいがためのエゴが発展するとそれは暴力につながる。相手の立場を尊重する姿勢は常に必要だ。いつも、試合の後の、両チームが互いの健闘を称え合う光景が好きだ。

夏祭りの朝

2007-07-21 | 日々の生活

 書斎のカーテンを開けると網戸にウスバカゲロウがとまっていた。
懐かしい原始の香りを持った虫が、昨晩明かりを求めてきたのだ。おそらくとなりの神社で育ったものだろう。神社の軒先にはアリジゴクがたくさんいて、子どもが小さい頃よく観察に通ったものだ。
 しばらくして、スローモーションのように緑の中に飛んだ。時が止まったかのような飛翔に、4枚の羽の動きがよく見えた。


そう言えば、今日は八幡様の夏祭りだ。昔のようではないが、お店も何軒かは出るだろう、子どもごころに、そんな記憶も欲しいような気がする。午後にでも、孫を連れてお参りがてらに出かけてみようと思う。
 また、夏休みに入った幼稚園でも、今晩は納涼大会がある。いつも浴衣を着て盆踊りもあるが、例年に比べて涼しい梅雨で、もうそんな時期かと、あらためて時の流れの速さを思った。

 庭を一巡りした。昨夕、膨らんだキキョウのつぼみはまだ白かったが、半日足らずで、もうきれいに咲いた紫色の花が梅雨の雨に濡れていた。しとしと降る雨の中、アキアカネも濡れるにまかせてじっと止まっていた。
 

サワガニ

2007-07-20 | 環境問題
 
 すがすがしい朝の始まりだ。集団登校の小学生の列と挨拶を交わす。中学生も素直に挨拶する。通勤の車の行き交う町道を一歩はいると住宅地に田園風景が広がる。
 
 今朝、そんな田んぼの小川でサワガニが歩いているのを見つけた。嬉しかった。
散歩から戻り、カメラを持ってもう一度行った。付近を探すとじっと撮影を待っていたかのような彼を見つけた。
 以前は田畑の中にぽつりぽつりと点在していた住宅が、今はニュータウンができ、最近はアパートの建築が続いている。ホタルがめっきり減って久しいが、気にも留めないでいた小川に細々生きるサワガニは山紫水明の指標、まだまだ残る自然を有難く思った。これ以上の開発は進んで欲しくない。



今朝は赤トンボがかなり多く飛んでいた。ほとんどアキアカネのようだ。
朝の犬の散歩で、季節を感じ、いろいろ考えを巡らされている。


梅雨明けも間近かの庭

2007-07-19 | 自然観察
              【ノシメトンボを初見】

 夕方、雨が上がり、日が射してきたので庭に出た。ノシメトンボを初見した。
 昨日大分膨らんだキキョウの花が開いていた。まだつぼみがいくつもあるから、一度花が開く瞬間を見てみたいと思っている。 図鑑によると、キキョウの真ん中の花柱は、青い雌しべを黄白色の雄しべが囲み、雄しべが花粉を出して倒れてから、花柱の先が5つに開くと書いてあった。これは自家受粉を防ぐためのシステムで、雄しべ先熟と言うらしい。しばらく観察していたら、なるほど1時間ほどかかって雄しべが倒れた。自然界の不思議なからくりをみた思いだった。

【倒れた5本の雄しべ】

 庭を一廻りした。いつもの桑の葉上にはキボシカミキリがいた。
 アジサイ「墨田の花火」が大分ガクを広げていた。



 孫のために植えたミニトマトが次々とたわわに実を付けている。大分色づいたミニトマトを孫と一緒に初めて収穫した。
 

 菊の葉の上に、羽化に失敗したセミを発見した。多分ニイニイゼミかと思われる。かわいそうに空を飛べない。しばらくして、詳しく観察しようと戻るとどこにも姿が見えなかった。それにしても自然界にはむごいこともある。





梅雨明けも間近と思われる。     (2007.7.18)







たった一票の権利

2007-07-18 | 日々の生活


 参議院選挙が近づいた。どちらかというと政治に関心は薄かった。でも今ほど、投票しなければと思ったことは過去になかった。それは、今国会の数にまかせた強行採決、年金や明らかになった政治家と金の問題などからだ。また、国家の計であるべき子どもの教育の在り方、医療や福祉に関わる問題等々と、不安だらけのこの国の行方を誰にまかせたらいいのだろうか。
 昨今は、テレビを通して政治家の素顔を垣間見ることができるようになった。一般論だが、いわゆる偉い人や肩書きとその人となりは違う。政治家が尊敬に足る人とは限らないのだ。
 政治家たるもの、国家、国民の幸せを求める気概がなければならないが、はっきりと軽蔑せざるを得ない政治家も多い。国民がよく見ていることを忘れないで欲しい。
 私利私欲にしか見えない政治家を見極め、清き一票を投じたい。
              

台風一過のトンボ池

2007-07-16 | 昆虫
              【雲に隠れる梅雨の磐梯】

 台風一過、トンボ池(個人的に呼んでいる)に行った。約2時間の一人の楽しいひとときだった。

【羽化したばかりの オオルリボシヤンマ】
 
 池に近づくと、ウスバカゲロウを大きくしたような弱々しい飛び方で横切ったトンボがいた。目で追うと花の終わったハナショウブの殻に止まった。黄色い紋の形からオオルリボシヤンマと思われた。でも、いつか産卵風景を撮ったときのルリ色紋の鮮やかさが頭にあったので別の種類かとも思えた。紋の黄色がまだ薄く、普通真っ黒な胴体部分も褐色で、羽化したばかりなのだろうか、羽根もまだ半乾きのように見えた。かなり近づいても逃げる様子はなく、ゆっくりピントを合わせて撮影することができた。


 梅雨時の台風で、その後快晴とはいかないようですぐに曇ってきた。池には、ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボが見られた。キイトトンボも今年初見だった。イトトンボは全身のピントをきっちりあわせることはなかなか難しいものだ。



【キイトトンボ】


 梅雨空にチョウも少なかった。速いもので、かなり羽が傷んだミドリヒョウモンやウラギンヒョウモンが次々とノアザミに止まった。ノアザミの紅い色はキアゲハにも似合う。 草原にヌマトラノオが穂を真っ直ぐに伸ばしてきれいに咲いていた。真っ黒なハラビロトンボもいた。次々と新しい個体が生まれているようだ。

【ヌマトラノオ】 【痛々しい ミドリヒョウモン】




【ハラビロトンボ ペア】 【ノアザミにキアゲハ】



 
【ノアザミにオオチャバネセセリ】




梅雨の庭

2007-07-11 | 自然観察

        【桑の葉裏のキボシカミキリ】

 しとしと降る庭に、スジグロシロチョウが弱々しく舞っている。
写真を見たら触覚が波打っていた。羽化したてのようだ。
 桑の葉の裏にはキボシカミキリが2頭止まっていた。思えばもう7月も10日、例年の出会いだがいつもより小型に見えた。触覚の長さには驚かされる。全身を撮った。

 

 彼らの棲息、行動範囲はどれくらいなのだろう。そうは広くないと思う。
 例えば、今ユキヤナギの周りをスイスイと舞っているホシミスジは、幼虫、蛹も確認し、昨年は羽化の様子を観察できた。我が家の、街中のちいさな自然の中でわずかな緑の中で何種類かのチョウや虫たちが世代交代を繰り返している。よく生きながらえていると思っている。
 通りかかったアゲハ類がユズやサンショに卵を産んでくれる。でも、庭にはエノキもヤナギの木もあるのだが、昔は時々見かけたオオムラサキやコムラサキはしばらく見ていない。

2度目のウメの収穫

2007-07-10 | 日々の生活
                   【水に漬けたウメ】

 一度6月末に収穫したが、まだ残っているウメ、白加賀と豊後の収穫をした。
 見上げると、手を付けない取り残しのウメが、まだたわわに成っている。しかも、前回は6/20頃だったからもう2~3週間経ったか、ウメは一回り大きくなって、それは見事だった。白加賀ウメはどうしてもカリカリに浸からず、梅干しにするしかないので、収穫は多少遅くてもよかったのだ。こんなに大きくなるなら、来年からは七夕を過ぎた頃に収穫しようと思った。
 前回は木によじ登り、手の届くところを穫ったが、今回は梯子を掛けてしっかり穫ることにした。剪定をかねて枝ごと下に落とした。木の下は踏みつけた雑草が丁度クッション替わりになった。
 ざるに何回も穫った。一度漬けたが、もったいないので全部梅干しにしようと思う。色づいたウメはすがすがしい、とてもいい香りがした。
 体重計で測ると20キロもあった。使っていない四角い野沢菜漬け用の容器を洗い、あく抜きのため水に入れた。
 1日水に漬け、灰汁を抜いてから塩で揉む。また塩を買い、明日漬けることにしよう。

アキアカネを初見

2007-07-09 | 昆虫
 庭でアキアカネを初見した。これから暑くなると山へ移動して、また秋に真っ赤になって大量に戻ってくるのだろう。

 砂利道にフェンネルが咲いている。今年は雨が多かったせいか例年より背が高いようだ。黄色い開いた小さな花にフタモンアシナガバチが集まっていた。なぜか絵になる風景と思う。写真に撮った。今年はこの時期キアゲハの幼虫がいないのは寂しい。もう春型の産卵は終わったろうから、観察する楽しみがなくなり残念に思っている。