エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ヒメシロチョウ第3化

2015-07-30 | Weblog

  お日市が25日に終わり、翌日曜は朝早くから後片付け、途中中座して市議選挙のお仕事があった。

疲労困憊で疲れの取れないままだったが、心配しているチョウトンボの様子を見に出かけた。

いつもチョウトンボが当たり前に見られていた池だが、3年ほど前から現れなくなった。

どうも池の水質悪化が原因と思われる。

再三再四、水の入らない人工池の水位を気にしながら、当局に訴え続けて5年目、昨年夏にようやくポンプが快復した。

今年は水位が保たれ、何とか昔のようになった。

しかし、思えばここ2,3年、水位の低下したため池の水温は40℃を超えた。先ずザリガニが岸辺に上がり大量に死んだ。

植生も変わり、茅やガマが水面を覆った。解放されたトンボの水辺は約2割ほどとなっている。これも心配だ。

水質悪化と符合するかのようにマダラナニワトンボも数年来なくなって久しい。

これは、池の周囲のきれいに刈られていた岸が茅に覆われていることとも関連がありそうだ。

環境行政はすこぶる停滞している。積極的な保護、保全の対策、実行はない。なんとかしなければならないと思っている。

   キイトトンボ ハラビロトンボ

近くのオニユリの里を覗いた。ウスバシロの里、ヒメシロの里、・・・の里と、癒される自然の場所にすべて名をつけている。

あの小さいつぼみが大きく育ち、やがて色づき、いま花弁を丸おしべを垂らした。

我が家の庭のオニユリは少し早いようで、もうムカゴも大きくなっていて驚いた。

  

また、夏型も姿を消したヒメシロチョウの里に寄った。

猛暑日の昨日、若松の気温は35.1だった。

田んぼの土手でひらひらとヒメシロチョウが舞った。見ると新鮮な個体、少し早いと思われたが第3化のようだ。

6月初めに産まれた卵が、無事に成長して大空に舞ったのだ。嬉しかった。

土手では常に刈られて見られないツルフジバカマの紫色の花があちこちに咲いていた。

ここならしばらくは何とか生息し続けられるような気がしている。

  

ウラギンスジヒョウモン♀ 

 キトンボ  オオシオカラトンボ♂ジャノメチョウノシメトンボ

マユタテアカネ ミヤマアカネ♂  ショウジョウトンボ    

庭でアブラゼミ羽化盛ん                      ボタンクサギ咲く                                       ギボウシも                                                                         

    

年に一度の暑い暑い夏を楽しみたい。

(2012.7.28)

 

 


テーマ「昆虫ウオッチング」

2015-07-29 | 教育を考える


今度の「森で遊ぼう」は、テーマ「昆虫ウオッチング」プロデュースを担当する。

いろいろ悩んでいたが、T会長さんに沓掛峠を案内していただいた。近くに居ながら初めての道だった。

ネックは虫の少ないこと。田んぼ道を昨年計画した水生昆虫の小川までのコースを考えていたが、今日の調査でコースを変えようと思った。

山神社から峠道を歩いた。沓掛峠茶屋付近に案内板があった。この峠は歴史の通り道だ。一瞬、峠道を行き交う昔人の姿が見えた。

  

 

 途中、無数のバッタが飛び交い、オニヤンマが悠然と飛んでいた。

 チョウはクロヒカゲ1頭を見ただけだが、トンボが出てきた。アキアカネ、ノシメトンボ、ミヤマアカネ、そうだ、トンボを例にして虫の世界を話してもいい。

この道を歩きながら、子ども達が夢中になって追いかける姿を想像した。

オニヤンマ  スズバチ ツチバッタアカハナカミキリ

ときどき抜かる峠道には小さなカエルが飛び跳ねた。アマガエルに混じって、モリアオガエル?もいた。

いつも見かけるシュレーゲルの明るい緑色とは少し違う。体表のざらざら感もあった。

 モロアオガエル

峠のいただき近くに新しい作業道路が出来ていた。この辺りで採ってきた虫たちをグループ毎に発表してもらおう。

発表後は、よ~く観察した虫たちを放そう。

いっぱいの虫たちがそれぞれに関係しながら精一杯に生き、この豊かな森をつくっていることを教えたい。

 ボタンズル  ツノハシバミ

 ヤマブドウ

サルナシ アブラチャン

                                          

猪苗代湖から戸の口の流れが素晴らしい滝をつくっていた。金堀の滝だ。

  

この暑さであれば、帰りにはこの素晴らしい水辺で子ども達を遊ばせたいと思った。

そのあと分校跡へ戻り昼食、午後はジャガイモ掘りだ。

帰宅して、早速素案を練り直した。 事前調査は8/3、本番は8/8だ。

T会長さん、ご指導ありがとうございました。          2015.7.28

 


夏祭りに思う

2015-07-28 | 日々の生活

 7/25日に町内の八幡神社のお日市が終わった。

本来は八幡神社の例大祭、お日市は8月15日だが、何年も前からお日市は町内会の行事として第4土曜に決めて実施している。

 前日までの雨降りで心配したが、晴れときどき曇り、夏の暑さは戻ったがさわやかな風も吹くもってこいの天気に恵まれた。

そのためか、これまでにない大勢の人出があり、和やかな雰囲気で伝統的な夏祭りとなった。

町内会、子供会手作りの売店も、役員、各組長・副組長が一致協力、チームワークのお陰で盛況、完売となった。

また一つ、町内会の親睦を図ることが出来た。

    

例大祭の日、町内会からお祭りののぼり旗を奉納し、久々に翻った。

    

   焼きそば食材

  一番人気の射的

  大当たり!祭り大賞の自転車

 

   家内安全、町内安全

 飛ぶように売れた焼き鳥   特製焼きそば テントを残して 後片付け

何度も役員会を開き準備を進めたお祭り、前の週の日曜朝6時からの準備、お日市本番は朝6時~夜8時過ぎまで、

翌日も朝6時の後片付け、と、役員の皆さん本当にお疲れ様でした。

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町内会の運営はとかく役員だけとなりがちだが、町内のみんなが参加するものでなければ・・・と思っている。

一応の活動のスローガンはそれらを具体化しなければと。

そんな意味もあり、4月から月に一度、町内の情報を知らせる「たより」を発行して回覧している。

少しづつ、《安心、安全な町、共に助け合い一人ひとりが健康に生き甲斐を持ち、 自立・充実した生活と人生を過ごせるまち》  を目指していきたい。

 

  


模様のあるアサガオ

2015-07-24 | 日々の生活

ミンミンゼミの声を初めて聞いた。クサギボタンがきれいに咲き始めた。

昨日、あっ子ちゃんからアサガオ市で求めたアサガオをもらった。

昨日から咲き始めたが、今朝は三コ咲いた。そのうちの一つの花びらに変わった模様があった。

初めて見る斑紋はアサガオの葉のような模様に見えた。

  

庭にヒヨドリの親子が来ていた。巣立ったばかりの雛が親鳥に餌をねだっていた。

 網戸越しに

今日は雨もようだが、いよいよ明日に迫ったお日市は、なんとか天気になりそうだ。

ようやく準備を終えたが、疲れた。 

 


猛暑、そして夕方 久々の雷雨

2015-07-22 | 日々の生活

庭のフランネルと、シオンの葉の裏にセミの抜け殻を見つけた。アブラゼミだろう。

 

  

今日も暑かった。エアコンをつけたが、夕方雷雨となった。

明日は、8月の「森で遊ぼう」 テーマ「昆虫ウオッチング」の下見に行く。

晴れて欲しいが、T会長さんは雨でも行くという。9:30に山神社で会い、いろいろご指導頂くことになっている。

 


厳しい暑さ

2015-07-21 | 日々の生活

19日 雨の心配をしたが、清々しい朝を迎えた。6時からお日市に向けての準備作業に汗を流した。

組長、副組長、役員総勢約50人、境内清掃、参道ののぼり、町内メインストリートへのは祭りを象徴する日の丸の小旗と、

それぞれ手分けして動いた。久々に、山門脇に例大祭で奉納した新しい祭礼ののぼり旗一対が翻った。

このあと午前中は役員総出でお護符や抽選券作り、当日の道具、景品の確認と忙しかった。

    

昨日20日は海の日、夜明け前にかなりの雨が降ったが午後から日が射し始めたので、里山へ。

気にかけているチョウトンボを見に出かけた。

盛夏到来、また暑い夏が巡った。

キトンボを初見、オツネントンボの新しい個体も出てきた。キイトトンボが盛んに産卵していた。

E地点より先の池で、オアマゴイルリトンボの産卵を確認出来た。Eの池ではチョウトンボは見ることが出来なかった。

   

 ほとんど姿を消したモートン キトンボ初見

 スジグロチャバネセセリ コオニヤンマ コシアキトンボ♂ノシメトンボ♀ 

 ギンヤンマ  オツネントンボキトンボ初見 

  クルマバッタ  ヒメギス

 

 ヒナバッタ ヤマトフキバッタ

シオカラトンボ♂                                 ♀                                                                      わずかに残るモートンイトトンボ♂

  

ミヤマアカネ♂  ♀  キイイトトンボ産卵  ただいま摘花中

  マメコガネ 吸水に来たミツバチ 耕された蕎麦畑クリの赤ちゃん

 

今日は朝から猛暑、予想では36℃まで上がるという。

夏休みに入った孫たち、武くんは午前中はテニス練習、萌えちゃんは水泳、夕方からは」ドッジボールと多忙だ。

しばらくぶりの猛暑だ。家でゆっくりしている。

庭でセミの抜け殻三つ発見。驚いたことにスジグロシロチョウがキンレイカに卵を産んでいた。よく見ると、もうすでに終令幼虫も見つけた。

図鑑には(キンレイカ(ノウゼンハレン)が食草の一つと載っていた。我が家ではハナダイコンに似たカネノナルキ(本当の名前は?)にはよく産んでいる。

ヤブランの花芽が伸びてきた。サギソウの花芽がようやく立ち上がってきた。

忙中の閑を楽しんだ。

 


人の世に三智がある

2015-07-18 | 教育を考える

 

 最近の子どもたちは自然の中で遊ぶことが少ない。思えば孫たちもしかりで、下校後は水泳、ドッジボールの練習とほとんどそんな時間はない。

そのためか、子どもも孫もじいちゃんの願いもむなしく大の虫嫌いだ。

数年前からボランティアで小学生の活動「森で遊ぼう」に参加している。

とかく書斎学習が多い学校を離れて、月に1回の自然の中での体験は何より素晴らしい。

そこでの五感を総動員した数々の体験は、彼らに豊かな自然観を培うに違いない。

藤村は人の世に三智があると言った。学んで得る智、人との交わりから得る智、そして自らの体験により得る智である。

この自然の中での活動に参加しながら、まさに知に偏らず情と意とのバランスのとれた三智を得ることができる活動だと思っている。

ここで目にする子ども達の生きいきした感動は、教室での書斎科学からは生まれない。

折角の夏休み、子ども達にはもっと自然の中に飛び込んで欲しいと願っている。

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雨の一日、明日の「お祭り準備作業」の諸準備をした。

先日15日の例大祭にのぼり旗を奉納し、町内へのご加護をお願いした。

朝早く、そののぼり旗用の太い竹が届いた。明日翻る。

 

 


オオムラサキ初見

2015-07-16 | Weblog

 

例大祭を終え、市役所へ。補助をいただいたゴミステーションの改修実績報告。

資源物対策課は大川沿いにある。帰路、雲行きの怪しい猛暑の中、土手を歩いた。

細々と生息し続ける土手のヒメシロチョウの様子を見たかった。この付近の土手は、アカツメクサに混じりツルフジバカマが多い。

6月に見た夏型は終わり、わずかにモンキチョウ、ツバメシジミが舞っていた。無事に成長を続けて欲しいヒメシロチョウの幼虫を思った。

 土手の群落 きれいなハムシが

 

帰宅後、明日の天気は雨と確認、D地点に向かう。記録のためのヒメシロの様子観察だ。

ぽつりぽつり降りはじめたヒメシロの里を歩いた。わずかに1頭を見ることが出来たが、2化(夏型)は姿を消したようだ。早ければ8月半ばに第3化が現れるだろう。

  

 

新鮮なウラギンスジヒョウモンが湿地に吸水に来ていた。レッドデータでは準絶滅危惧となっていて驚いたが、そういえば会津ではオオウラギンスジが多いような気がする。

  

すっかり成長したミヤマアカネがふわふわ風に乗っていた。オスもメスも縁紋、帯条斑が魅力的だ。

 ♀ 

帰りにオオムラサキの様子を見てきた。いつも「もり案」でお世話になっているSaさんにお会いした。

実は、D地点で一部土手の草刈りの様子が変わったところを見たが、これは少しでもツルフジバカマを残そうと考えたSaさんの助言と分かった。嬉しかった。

 上の方半分が刈られた土手

 

たまに訪れるミズナラの樹液には、コクワガタ、カナブンが集まっていた。オオムラサキも1頭を見ることが出来た。

 仲良くね  コクワガタ

 カブトムシ♀  ノコギリクワガタ(小型種)も

 貫禄のオオムラサキ 

近くの林にヤマユリが一つ咲いていた。数年前まではかなり群れに咲いていたヤマユリだが、盗掘だろう、ほとんど見られなくなった。さびしいことだ。

台風が近づいているせいもあり、昨日までの猛暑は一変、今日は半袖では寒いくらいだ。

 


八幡神社 例大祭

2015-07-16 | 日々の生活

 

八幡神社の例大祭、町内会から役員、組長、総勢17名が本殿集い祈祷し、お祓いを受けた。

暗い拝殿から、今年も巡った暑い夏の日を眺めた。えいえいと続いてきた長い年月を思った。

厳かな雰囲気の中、静かに拝殿から庭を望む。

また1年が流れた。祝詞を聞いていると、いろいろな思いが去来する。

静寂の神社の森に、今年も小鳥のさえずりが聞こえる。

目を閉じて自分の心を見つめる何年も変わらない風景だ。穏やかな日々を、精一杯に生きていきたい。

町内の皆さんのご協力を得て、祭礼ののぼり旗1対を奉納した。

400年前の蒲生氏郷の時代からの夏祭りは、その日限りの市が立ち「お日市」と呼ばれるようになった。

八幡様のお日市は7/15の例大祭と切り離し、町内会の夏の行事として第4土曜日に開いている。今年は7/25、いよいよ準備に忙しくなる。

2015.7.15


庭の虫たち

2015-07-12 | 自然観察

庭をゆっくり歩いた。 アジサイの花びらに黒くて丸い2,3㎜の甲虫を見つけた。

隣には、アシナガゾウムシの仲間が休んでいた。サクラの葉上にいるのはナガメの幼虫、まあ、注意してみるといろいろな虫がいるものだ。 

  

フランネルには、キアゲハが終令になっていた。ホオズキの葉にはクルマバッタ、よく見かけるのはマダラコガネの仲間か。

    

例年姿を見せるアシグロツユムシの幼虫、庭に毎年一本生えるアスパラにはアスパラ専門の害虫ジュウシホシクビナガハムシがじっとしていた。

   

アシグロツユムシ

 ジュウシホシクビナガハムシ アカガネコハナバチ?

昨日キキョウが開いた、気づけばハギもほころび、ムラサキシキブ、コスモス、ミズヒキ・・・・も。梅雨はまだ明けないがもう秋の花が咲き始めた。

    

 

小さいガクアジサイ   

番外:日本カナヘビ 精悍だ。体長は尾の先まで22.5cmもあった。後ろ脚から尾の先までが長く、全体の3分の1ある。黄色い腹面が見えた。

自然豊かな大好きな庭だ。

  

 今日は猛暑だ。一日ゆっくりしたいが、暑い日中にお祭りの買い出しがある。

 午後2時 県内1番の気温36.5℃を記録。今日もビールがおいしいだろう。

 


森で宝探し

2015-07-11 | 教育を考える

 先生方打ち合わせ 準備体操

今日はエコカル子どもクラブ、第3回「森で遊ぼう」があった。
天気に恵まれ、楽しい行事を終えた。

会長あいさつ

「嬉しいことがありました。このビオトープを作って6年目、モリアオガエルが卵を産んでくれました。」

 今日のテーマは「宝探し」、コースは南新道から旧滝沢峠へ抜け。舟石を通り分校跡地への森林散策だった。
 きれいな花       ・・・ウツボグサ、トリアシショウマ、オカトラノオくらいか。
   キノコ          ・・・みんな沢山見つけた。
  動いている虫     ・・・最後の峠付近の太いミズナラで、コクワガタ、キマワリをゲット
   ちくちくするもの   ・・・アザミの葉、タラの木、カナムグラ
  鳥の声、風の音、虫の声・・・蝉が鳴き始めていた
  クモの巣       ・・・いっぱい見つけた
  木の実        ・・・ドングリ、根と芽が出た藤の種をみつけた。
  大きい葉っぱ    ・・・クズ、フキ、ホウノキの葉など。
  赤い実        ・・・なかなかまかったが、桑の実を見つけた。
   黒い実        ・・・ようやく見つけたハナイカダ、黒い実を載せていた。
  穴の開いた木、葉・・・フキの葉
  良い匂い          ・・・サンショやウロモジを教えてもらった。
  すべすべしたもの ・・・ユズリハ
               見つける毎に、班長の6年にシールを貼ってもらった。

 

  

 

各班の班長さんから集めた宝物の紹介がありました。シールを全部貼った人(全員)に、ご褒美はキャラメル。

 

午後は、体験学習「たこづくり。」良い教材だ。
少し風が弱かったので、みんなそれぞれに走って完成したたこを揚げた。

  ◎嬉しいことがあった。
   ビオトープ脇の小川で、アマゴイルリトンボ♂を発見した。
   探せば近くで生息している場所があるかも知れない。
 
 ◎8月の第4回はテーマ「昆虫ウオッチング」
   プロデューサーなので、ちょっと心配。事前にサブの先生方と検討したい。
   ねらいは、・いろいろな虫がいることを知ってもらう。     (生物多様性)
          ・みんないることが豊かな自然であること。    (食物連鎖、森林生態系)
   小学低学年が多い。難しいことiいらない。いろんな虫が精一杯生きていること、掛け 替えのないいのちであることを知ってもらいたい。


たきがしら湿原

2015-07-10 | 自然観察

 

ハッチョウトンボに会えることを期待して、たきがしら湿原に遊んだ。
高速で津川まで約30分、1年ぶりの遠出だ。
たきがしら湿原は昔あった集落の水田跡地に造成した人工湿原、これこそ見倣うべきビオトープだと思っている。
駐車場に着くと、不思議な黒いカーテンが張り回らされいた。

 
ホタルの生息環境保全のための遮光幕の試験的設置と分かった。

池にはコウホネの花が咲いていた。花弁が赤いのもあった。ヤグルマソウはいつも花を見ていない。

オオバギボウシ、シモツケソウが美しく咲いていた。

   

 ヤグルマソウ  オオバギボウシ

  シモツケソウ  

  

オゼイトイトトンボ、クロイトトンボ、オオイトトンボが見られたが、モートンイトトンボは終わったようだった。

 オオイト   オゼ

 クロイト ヨツボシトンボ

湿原を何周もしたが、ハッチョウトンボを見ることが出来なかった。

トラノオにウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンが止まり、珍しくキバネセセリが蜜を吸っていた。イチモンジセセリも今年初めてだった。

  ミドリヒョウモンアカセセリ    オオウラギンスジヒョウモン

    キバネセセリ

 

イチモンジセセリ  

 ウラギンヒョウモン  ヒメシジミ

管理棟には湿原で見られる動植物の写真やトンボの標本が展示されていた。

そのうち、もう一度訪ね、ハッチョウトンボに会いたいと思っている。

 

 

 


ミヤマアカネを初見

2015-07-07 | 自然観察

今日は七夕、朝一番に庭の小さいクロチクを切ってきて、バアと二人で短冊を下げた。
毎年の短冊や吊り下げる飾りの入った箱を開くと、かつて書いた短冊が一杯、一つ一つ目を通しながらジイとバアの懐かしいひとときとなった。
何年か前のいくつかを選んでつり下げた。新たに、孫達7人の名前を書いて、「みんな健やかに大きく育て!」と書いた。

午前中は良い陽が射してきたので、トンボ池にチョウトンボの確認に行った。
今の時期ひらひら飛んでいたのに、数年前から姿を見せなくなった。
何度も水位の低下が水生の生き物に影響するからと役場に訴えてきた。5年目にしてようやくポンプが直り、水位を回復した。

わずかにギンヤンマ、クロスジギンヤンマが姿を見せてくれたが、十数年産卵をしていたあのマダラナニワトンボが姿を消し、チョウトンボも駄目かも知れない。

ひどいときは水温が40℃を超え、富栄養化もひどかった。それが原因と勝手に結論づけている。また徐々に戻ってきて欲しい。

B地点のミヤマアカネを初見した。田の畦に大量に発生していた。

未成熟でオス雌の区別は出来ない。♂は徐々に真っ赤になっていき、やがて魅力的な紅い縁紋となるのだ。


 

 うっすら帯状斑が見える。

金堀付近の農道を歩いた。8月の「虫の観察」はプロデュース担当、その予備調査だ。

7月は町内会の行事であっという間に過ぎてしまう。そろそろプログラムを作らなければ、と焦っている。

やはりどこも虫が少ない。目についたのは、チョウはスジグロシロチョウ、モンキチョウ、アゲハチョウ、テングチョウ、トンボはアキアカネくらい。

甲虫もほとんどいない。バッタは数種類それも沢山目に出来る。

 

ふと、昨年の「水生昆虫観察」のテーマを思い出した。確か、台風の雨で中止となったテーマだ。

川に入り川底の石を拾った。少ないが、そして小さいが、カワゲラやその巣、トビケラも見つかった。

  

今日であったお友達。

 ホシミスジ

オオアオイトトンボ クロイトトンボ

 アマゴイルリトンボ

モノサシトンボ 

コオニヤンマ シオヤトンボ

 キイトトンボメスグロヒョウモン

 マユタテか?

 マメコガネ ヒゲナガ・・・?

チョウのように行動する蛾を見た。                                   この鳥は? 図鑑を見たら、イカルチドリに似ているようだ。

  

  午後は徐々に曇ってきた。明日は本格的に雨が降りそうだ。

 


ルリボシカミキリ

2015-07-07 | Weblog

昨日の朝アオキの葉の上にルリボシカミキリを見つけた。
夕方見ると、同じ場所にじっとしていた。
今朝は数メートル移動して、ぼけの葉上にじっとしていた。
このルリボシカミキリは我が家の庭でときどき見かける。
前の林の際に捨ててある伐採した木々で育っているのかも知れない。
観察すると、左の前脚と右の触角がかけている。
何があったのだろうか。 不自由だろうが頑張れと声をかけた。
それにしても斑点のデザイン、色が美しい。
中央付近はいくらか緑がかっている。いつ見ても美しいルリ色だ。


虫が少ない

2015-07-06 | Weblog

 

 梅雨の晴れ日に恵まれ、「森で遊ぼう」3回目の準備作業に参加した。

11日のテーマは「宝探し」、子どもたちが歩く林道の点検、除草をした。

いま頭が痛いのは8月の会のテーマ「虫の観察」だ。そのプロデュース担当となっている。

いろいろ考えながら歩いたが、乾燥は「なんと虫が少ないことか」

森の植生もあるが、最近はどこも虫が少ない。そのためか、野鳥もあまりみれない。

数えるほどだが、バッタの仲間、ようやく出はじめたアキアカネ、ほんの数匹通り過ぎたヒョウモンチョウやセセリチョウくらい。

  ヒメギス幼虫 ヒシバッタ

フキバッタ アキアカネ

ウツボグサ トリアシショウマ

一通り山を歩いたあと、ダイヤ凧の講習だ。

今回のプロデューサーの指導で久々に小学生に返り凧作り。

磐梯山デザインのマイカイトが高く上がった。60年ぶりの純真な喜びに浸った。