エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

明日から2月

2020-01-31 | 日々の生活

昨日の朝は春到来を思わせる暖かさだったが、今朝は吹雪。 

例年なら、雪の積もる林間をスノーシューで春を見つけていたが、昨日は最高気温が10℃まで上がった。

雪もない1月の里山を歩いた。もう何回かになる。

例年だと、川沿いのショウジョウバカマを写しに行くのが4月初め、まだ2月も先だ。

どんな様子か、ついでに,例年雪の下にあるツルフジバカマの様子も見てきた。

 

普段は雪の下にあるツルフジバカマの枯れ葉             ヒメシロチョウが舞う土手 刈り残してもらっている

 


冬芽を眺める 春を待つ

ダンコウバイか? クルマムグラ?

 ボタンズルの実

  ハンノキの雄花

 クロモジ   花芽がないがクロモジか?

何の実? 

    ショウジョウバカマまだまだ小さいつぼみ  アオキ

 ヤマツツジ  カンボク

 ホウノキ冬芽 オニグルミ

庭のあちこちに蛹化したジャコウアゲハも何か心配で時々見ているが、変わりなく眠っている。

 

 ハクモクレン

 

  ユキヤナギの芽も膨らんできた。

 

 


春近し

2020-01-26 | 日々の生活

例年なら思い付かない里山を巡った。

車の気温は3度、外も穏やかな春の陽が燦々降り注ぎ冬を感じさせない。

でも、春を思わせる日だが、里山は未だ眠っているようだ。

先日、私道で見つけたフキノトウを探すも、まだら模様に残る雪の間にようやく一個見つけただけだった。

いつも雪の中に見つける土手にも行ったが、見つからなかった。

      

春一番に見に出かけるマンサクやトサミズキの林に立ち寄る。

花や葉を見ないとなかなか名前が浮かんでこない。

  サンシュウ    

  クズ    カンボク

   

ヨウシュヤマゴボウ                          カラマツ 芽吹きが待ちどうしい

  マンサク     ボケ つぼみ

   

         ハクモクレン

飯豊連峰、磐梯山が清々しい。

 

 

イチョウ畑 飯豊山 

 鮮やかウスタビガトサミズキ

  

 

 


奇跡の出逢い

2020-01-24 | 日々の生活

 

昨年秋、地区文化祭の折、Aruさんと奇跡的な出逢いがあった。

この新年会でも、その余韻を持ちながら言葉を交わした。

一文にまとめた

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 先日、地区文化祭の反省会で驚きの出会いがあった。

 「民友新聞の窓欄に投稿されている方でしょうか。」と尋ねられた。

 どんな方なのかといつも関心を抱いていたとのこと。

 自己紹介から始まった雑談は、驚きの展開となった。

 地区の活動に熱心な彼とは沢山の接点があった。

 先ず彼とは同い年で、妻の郷信州の出身、さらに同じ大学で学んでいて、

 就職先が二人とも川崎のコンビナートであったことなど。

 それぞれが知り合うこともなく約半世紀が流れ、初めての偶然の、奇跡的な出会いであった。

 相田みつをの日めくりカレンダーに

  ”人の世の幸不幸は 人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを ”とある。

 老齢でのこの出会いが、お互いを高めあう ”よい出逢い” となってほしいと願っている。

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久々の雪

2020-01-21 | 日々の生活

久々の雪の朝、庭では5~6㎝の積雪だ。

暖かい日が続いたが、昨日は大寒、やはり冬は冬だ。

長靴を履いてゴミステーションまで。

いつもきれいなステーション脇のヒヨドリジョウゴの赤い実に淡雪が載っていた。

鮮やかなすがすがしい冬の美しさを見た。

 ヒヨドリジョウゴ 身知らず柿

ハマナス 

 

その足で短大図書館へ新聞を閲覧に。このところの日課となっている。

新聞の新しい情報にメモを取り、思いを記す。静寂の充実のひと時だ。

 


真冬の小田山

2020-01-19 | 日々の生活

春を思わせる穏やかな日曜日となった。

孫たちに食事を誘われたが、僕は里山へ、ばーちゃんだけがご一緒した。   

例年、この時期には、スノーシューで林間を巡ることはあったが雪のない里山を巡ることはなかった。

子どもの森公園をのぞき、小田山へ寄った。

シーズン中はしばしば訪れるが、真冬の、まだ1月に行くことはなかった。

池の周りをゆっくり歩いて冬を探した。動くものはない。

0.058(μSv/h) イノシシの掘り跡

春を思わせる陽に、いくつも転がるりドングリに伸び始めた根が見えた。毎時0.23マイクロシーベルト)

夏にはオニヤンマが行き交うせせらぎのほとりには、もうミズバショウが伸びていた。

キアゲハの幼虫が付くセリも鮮やかな緑色に浮かんできた。

 

 

 

  ナツツバキ

実が膨らみ始めたマユミの枝にセミの抜け殻を沢山見つけたっけ。

途中で雨が強まり、駆け足でバスに飛び乗った。そんな雨の中の自然観察を思い出した。数ヶ月前の思い出だ。

こうして、時が流れていくのだ。

  

久しぶりに小田山公園へ寄った。いつの間にかあちこちに案内表示が立派に建てられていた。

柴五郎、田中玄宰などの名前に古の城下町を思った。

静かな林間にさえずりが聞こえ、突然、目の前にカケスが飛んできた。

 

西軍の砲台跡からお城を眺めた。ふと、150年前を偲んだ。

残念ながら磐梯は裾野だけが白く輝き、雲の中だった。

  

  クロモジつぼみ

こう温かいと、雪が積もることはあるのだろうか心配になる。

今年は、本格的寒さもなく春を迎えそうな気がする。


冬の里山を巡る

2020-01-16 | 日々の生活

朝うっすら雪が積もった。

じきに朝日が差し込む庭、青空にハクモクレンのつぼみが凛と輝いていた。

  

7時過ぎ、インフルエンザと判定された孫を預かりにでる。

先週の妹に続いてしばらく滞在か。一人では泊まれないからママと一緒になる。

 

春を思わせる日差しに、近くの里山が恋しくなった。

気温は4度、いつも残っている雪はない。

山際はいくらか風があったが、爽やかだった。

写すほどのものはないが、久々の里山の冬を楽しんだ。

田畑の畦や土手はどこもイノシシの掘り跡がいっぱいだ。

  数年前から始まった

枯れたセイタカアワダチソウやカヤ、ススキが輝いていた。

  

   桐のつぼみ

ヤマウルシセイヨウタンポポ

ハハコグサ   オニノゲシ コケにも興味をそそられる

ヒヨドリヨウゴ サルトリイバラ

アオツズラフジ  ヘクソカズラ

   スイカズラ

ホコリダケ セイタカアワダチソウ

 スイバ カリン

あと2ヶ月もすれば、春のチョウも舞い出すだろう。

雪が少なく、明日は春とも感じるほどの温かさだった。また来よう。


雪のない十日市

2020-01-11 | 日々の生活

会津の風物詩、十日市をのぞいた。

気が進まなかったが、暗くなり始めてから1年の無事を願いに重い腰を上げた。

例年通り、大町道り入り口からの道筋を巡った。

いつも楽しみにしていた植木市はない。店も様変わりだ。

陶器のたたき売り、筋子など海産物を扱う店など皆無だ。

会津伝統の漆器の出店も、定刻5時の勤務時間には閉店だ。

椿餅の伊勢屋前の出張神社にも参拝客はいない。

神明通りに出ると、前に進めないほど混み合ってきた。相変わらずのすごい人出だ。

なかなか絵になる十日市らしい景色はないものだ。

やはり、起き上がり小坊師や風車などの縁起物を求める客を撮った。

          

チョコバナナ、焼きそばの陳列に感心しながら前へ進んだ。

 

今日の目的、神明神社へ参拝し、今年も風車を求めた。

いつも同じ道筋を歩いたが、何十軒もの食べ物出店が連なる市役所道りは敬遠、何の興味も持てない

お祭りの喧噪から逃れ、真っ暗な蒲生氏郷の歌碑に触れた。

 蒲生氏郷 辞世の句

限りあれば吹かねど花は散るものを心みじかき春の山里

 

歩きも限界、娘は帰宅しただろうか?迎えを頼む。

今のご時世、途中に公衆電話など一つも見つからず、結局、駅前まで歩き助けを求めた。

こうして世の中を垣間見ながら十日市見物を終えた。

いよいよ子年が始まる。


半世紀ぶり良寛を訪ねる旅へ

2020-01-09 | 日々の生活

 良寛を知ったのは半世紀も前のこと、良寛の郷への同行を頼まれた父との小旅行だった。

その後、良寛の詩や歌、書、それらを裏付ける良寛の生き方に学び、感銘を受けてきた。

 

いつしか、物質文明の豊かさを追い求める世の中に疑問を感じ、それとは全く違った良寛の無一物の世界に惹かれていった。

その後、大病をして現役を退き、年を重ねながら傍観してきた日々だったが、最近そうした生き方に一抹の悔いが擡げてきた。

もう一度自分の生き方を見つめ、豊かなこころを再構築したいと。

新しい年を迎え、かつての確かに豊かだったであろうこころを取り戻すべく、雪の越後に良寛を訪ね、

まだまだ分からない良寛の思いを学びたいと思っている。

あの時の父の年齢に近づいた半世紀ぶりの旅を楽しみにしている。       


検診日  新しい年の保護活動の計画

2020-01-09 | 日々の生活

月一度の糖尿病検診、毎回、朝8時には通院する。

身体測定と血液採取を終え、予約時間までのしばらくはゆっくりした時が流れる。

いつも予約時間も過ぎる長い待ち時間となるが、毎回こころを整理する貴重な時間を過ごしている。

三途の川を覗いた16年前の大病で膵臓を失った。以来薬に頼り延命していれば、贅沢は言えない。

あれから何度も入退院を繰り返したが、今、何とか体調も回復し元気に里山をめぐっている。

 

シーズンオフの雪の季節には、チョウやトンボの危機の現状を振り返り、新しい年の保護活動計画を立てている。

自然保護活動は待ったなしだ。

病院の待ち時間に、要点をリストアップした。これまで以上の積極的に進めたいと思っている。

検討中の一端   ・・・
 1、行政への要望   市(市長、市議会、教育委員会文化課、環境生活課etc)
          県(県議、河川事務所、建設事務所etc )
 2,子どもたちへの自然環境教育
                           小学生(授業、自然観察実践、森で遊ぼうetc)
 3、保護の啓蒙活動 

                                       ブログ、新聞投稿、広報誌投稿 、・・・・

 

午後、短大図書館へ   拙投稿文が掲載された。

まだつぼみ堅し 

  グランドから飯盛山を

 

 


学校が始まる

2020-01-09 | 日々の生活

 

束の間の冬休みだった。

ほどなく高校入試、隣りの孫たちはほとんど家にこもっていた。

共稼ぎは大変だ。末娘の孫たちも、何日も我が家で過ごした。

明日は始業式、猪苗代湖畔に水鳥を眺めながら、食事に連れ出した。

鳴きかうカモやハクチョウと遊んだ。幸せを感じるひと時だった。

 

  

ユリカモメ   キンクロハジロ

 

今日は月1度の病院の定期検診だ。

 


年頭所感 求めない 初詣 

2020-01-04 | 日々の生活

 

伊佐須美神社へ初詣

今年の恵方は西南西、地図で恵方に当たる初詣先を調べた。

萌ちゃんは高校受験の年、合格を祈念して菅原神社、文殊堂にお参りした。

萌ちゃんの引いたおみくじは大吉、これまで通り頑張れば大丈夫とあった。

池を一巡りしてカモを眺めた。

   

近くまで来たので、法用寺に寄った。

静寂の法用寺境内は家族の貸し切りだった。

三重の塔を見上げ脇の啄木の歌碑に手を触れた。

 

    

ここではいつも啄木に思いをはせる。

若き啄木の人間関係、争いし友は高田の出身だった。

      ”敵として憎みし友とやや長く手をば握りきわかれというに”

      ”争いていたく憎みて別れたる友をなつかしく思ふ日ひ来ぬ”

孫たちはあまり関心を示さず寂しいことだ。

いつか降り積もった雪をかき分け目にした啄木の筆跡が忘れられない。

また雪の積もったころ訪ねたい。

帰り道、お隣の中田観音様にもお参りしてきた。

医聖・野口英世の母シカが深く信仰し、息子の火傷治療と立身出世を願い、毎月17日におこもりをする月詣りを欠かさなかったという.

   

新鶴の田んぼにコハクチョウが集まっていた。 頑張ろうなと声をかけた。

 ばーちゃんの携帯で

清々しい元旦の風情にこころが落ち着いた初詣となた。

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PCが壊れた

年末にPCが壊れ、静かな3が日を過ごした。

本体は機能しているが、ディスプレーが真っ暗で作業不能だった。

あらためてPCなしでは過ごせない現実に気づかされた。

楽しみに続けているブログやエッセイも書けず、デジカメの撮影記録の処理もできないし、地区の会計業務にも支障がある。

パワーポイントでのまとめもあるし、日々のネット情報も見られない。困ったものだ。

しばらくはネットには繋がっていないノートPCでメモをしていた。

落胆著しく滅入っていたが、いづれ解決するだろうと頭を切り替えた。

そんな時 ”求めない” ”がんばらない”と、孔子の声が聞こえてきた。

加島祥造の詩集「求めない」
       求めない- すると 心が静かになる

       求めない- すると 時が静かに流れはじめる

       求めない- すると 自分の声が聞こえてくる

しばらくは、本を読み、思うこと、考えることをメモする生活をを考えた。

3日、家族の新年顔合わせで息子に相談、PCは正月休みを終えたかのように復活した。

ともかく嬉しかった。