エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ヒメシロチョウの幼虫を見つける

2015-10-31 | 自然観察

 

 今日ははるくんはパパと幼稚園のミニ運動会、ママは学校文化祭で、さえちゃん、かなちゃんを預かった。

 ゆうくん、すずちゃんと、孫4人をもえちゃんが面倒を見てくれた。

 もえちゃんのドッジボールは3時過ぎからで、最近、エースナンバー1番をもらった。

 土曜日だけれど、たけくんは午前中は学力テスト、午後はテニス部の活動で留守だった。

  ぱらぱら降っていた雨が止み、庭の柿の紅葉が明るく輝いていた。

 思い立って、ヒメシロチョウの幼虫を見に出かけた。

 雲がかかっていた磐梯山の頂きが徐々に見え始めた。初冠雪だった。

   

 ヒメシロの里で土手に残るツルフジバカマにヒメシロチョウを探した。先日は、思いがけなく遅い草刈りで落胆したばかり。

 その後新しい芽も見られたが、幼虫を見つけることは出来なかった。

土手から離れた農道の縁に丈の低いツルフジバカマを見た。葉を裏返すと、鮮やかな緑色の終令幼虫を見つけた。あちこち、6~7頭を見ることが出来た。

こうして、何頭かが無事に蛹化し、来春の命につなげているのだ。

 終令

 まだ小さい2令(3令かも)と思われる幼虫を見つけた。霜の降りる前に早く大きくなれよと呼びかけた。

 2令幼虫?  陽が射し一段と美しい紅葉

 これまでヒメシロチョウの産卵の様子を見てきたが、産卵は刈られた後に伸びた新芽に好んで産卵することが分かった。

 だから、ヒメシロチョウが草原性である所以かも知れない。定期的な草刈りを二次草地と言うようだ。

人手により保護されてきた里山に生きるヒメシロチョウなのだろう。

 でも、食草を殖やすことは大切だろう。刈られない場所に移植したらと考えている。

 

 帰路、鮮やかな赤い実、カマズミの果実酒を思い立った。

採取したカマズミの実を洗い、コーヒーの空き瓶に入れてホワイトリカーに漬けた。

 どれほどんな色に染まるか楽しみにしている。

 カマズミの実


ゆく秋寂し

2015-10-28 | 日々の生活

”山の淋しい 湖に
  ひとり来たのも 悲しい心
  胸のいたみに 耐えかねて・・・”         http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-kohannoyado.html

「湖畔の宿」  里山の池に来ると、口をついて口ずさむ歌だ。

別に感傷的な気持ちではないが、静かな池の端に佇みゆく秋を眺めていると、なんだか切なくなった。

みんな姿を消してしまった。

コバネアオイトトンボ、オオイトトンボ、キトンボ、オオルリボシヤンマ、ギンヤンマ、つい昨日まで乱舞していたアキアカネも・・・。

あれほどいたアジアイトトンボも♀1頭を見つけただけ、かつて産卵に訪れたマダラナニワトンボが浮かんだ。何千枚社ターを切ったかシャッターを切ったことか。

   

八田野の林に寄った。オオアオイトトンボ、ナツアカネ、アキアカネとキチョウがわずか、いよいよ虫たちのシーズンが終わる。

刈り取りを終えた田の轍で何組ものアキアカネが産卵していたが、♀単独での産卵も見られた。

ナツアカネ  アキアカネ

 

 アキアカネ産卵  

飯豊に雪が見える。週末、吾妻、安達太良に冠雪があったようだ。遠くからの磐梯もうっすら白く見えたが、初冠雪はまだだろうか。

 

珍しいものを見つけた。カラタチの実は久しぶりだ。お城や会工のカラタチはどうだろうか。そういえば、最近アゲハチョウの幼虫も見ていない。(2015.10.27)

  

 

 


賑わった地区文化祭

2015-10-25 | 日々の生活

 

 何十年も続く地区文化祭があわただしく終わった。落ち葉のはらはら落ちる晩秋の地区行事だ。

 数えて34回、今年は鶴ヶ城天守閣再建50周年の記念も意識しての開催、実行委員として参加した。備忘録として残しておく。

ふれあい体育館アリーナでの開会式、オープニングセレモニーの一番手は中学校の吹奏楽部演奏、続いてあいづっこ宣言作文発表、

一箕中生徒の剣舞「白虎隊」、本滝沢彼岸獅子・・・。さえちゃんの作文が入賞、パパとばーちゃんも表彰を見にきていた。

 Ara副委員長  写真撮りはWata事務局    剣舞「白虎隊」

 本滝沢彼岸獅子

並行して各種作品の展示が始まった。

開会式後、人気のふれあいバザーがオープン、開会セレモニーを見終えた観客の黒山の人だかりとなった。

  

僕の担当する作品展示コーナーは例年のように、幼稚園児や保育園児の絵画、小学生の俳画と習字、地域の自主クラブや個人の作品が並んだ。

また、今年は[会津の旧街道を巡る会]と僕も所属する[もりの案内人の会]の出品協力があった。

  展示スペース鳥瞰

 もり案内人の会

  

また、体育館入り口前では、朝取り野菜の即売や模擬店コーナー、懐かしい屋台での子供スポーツ大会(射的、輪投げ、楽しみくじ・・・)が、

また、ふれあいハウスでは秋の茶会、書道作品展示コーナー、他にはチャリチィ防災食コーナーと、本当に盛りだくさんのお祭りとなった。

      

 午後の、保育園児の白虎隊の発表から始まった音楽芸能大会は、公民館利用の自主クラブの歌や踊りで

約20チームが意欲的に発表し多いに盛り上がった。

主な演目・・・・・剣舞、日本舞踊、カラオケクラブから、詩吟、空手武道、レクダンス、スポーツ民謡、よさこい・・・、最後閉めは踊り「会津磐梯山」

           

閉会式を終え最後はお楽しみ抽選会、文化祭に協賛頂いた.

各事業所からの景品の抽選だ。僕は3年連続で大当たりした。すぐに後片付け、午後4時にすべてが終わった。

  

前日の準備から丸2日間、事務局の公民館の皆さん、実行委員の皆さん,そして参加された地区の皆さん、お世話になりました。 

陽の落ち始めた道を、裏の我が家へ帰宅した。疲れがどっと出てきた。あすは、実施上の諸々の反省点をまとめておきたい。

ご苦労様でした。

 


五十嵐進 著 「雪を耕す」

2015-10-21 | 日々の生活

 
 
雪を耕す地表の情理刺すために” かつての職場の同僚の句だ。

先日、五十嵐進先生から御著作「雪を耕す」を恵送頂いた。昨年暮れの発刊だ。

表紙はよく判読できないが、著者所有の井上有一の書「月雪花」との解説があった。

本の帯には
 ”無味無臭無色で降ってくる怒り” ”放射能に終わりはないということを肝に銘じて生きていくしかない。” 

「農をつづけながら会津・喜多方に生きる一人の俳人による「定点観測」記。フクシマから中央の俳壇を射抜く俳句と俳句評論を併録する。」とある。
 
 早速、斜め読みしたが、先生の純粋な怒りの心が胸に響いた。

先生とは在職中もじっくり話すことはなかったが、温厚な先生に,純粋な芯のある強さを見た思いがしている。

じっくり読んで、あらためてフクシマの今後を考えたいと思っている。

  「雪を耕す」(影書房刊)

  <目次>
1 農に入る年/フクシマのはじまり
2 雪を耕す 30句/3・11以後(1)
3 フクシマを生きる/会津・喜多方にて
4 極私的関心事としての震災後俳句
5 空を脱ぐ 45句/3・11以後(2)
うしろ書き


ぬくもりのある 町内でありたい

2015-10-19 | 日々の生活

  

                                              【庭の秋  美しい季節】

昨日、町内会の秋の行事・敬老会があり、お楽しみ会ではお年寄りを囲み芋煮汁で秋の一日を楽しんだ。

我が町内では70歳から5歳刻みのお年寄りに、健康と長寿を祝い心ばかりの記念品が贈られる。

古希を迎えた方には寿の座布団が贈られる。来年は私も紫の大きな座布団に座ってみたいと楽しみにしている。

その折りの挨拶の中で、高齢化した町内の実態を話した。

大所帯の我が町内では年寄り一人、二人の世帯が約半数,特に一人暮らしの老人世帯が驚くほど多い。

お年寄り一人の生活は、何かと不自由で困ることも多いはずだ。そんなときは我慢せずに何でも頼ってほしい。

隣近所が気に掛け合いながら助け合って暮らしていきたいと痛感している。

 ”秋深き隣は何をする人ぞ” ふと芭蕉の秀句が浮かんだ。

晩秋の夜、微かにこぼれる灯りに隣家に想いを馳せるぬくもりが感じられる。

そんなぬくもりのある町内でありたいと思っている。             (2015.10.19)

 


もっともっと 秋を楽しみたい

2015-10-17 | 日々の生活

 

スケヂュール表を見ながら,ため息をついている。

毎日息をつく閑もなく気忙しい。

そんな合間に、小刻みに雪の対策を始めている。

今日は笹りんどう祭、サエちゃんモエちゃんの学習発表会だったが、僕は今日は失礼して、西側の窓、の雪囲いをして過ごした。

ばーちゃんはサエちゃんの世話もあり朝一番から出かけた。

何年も何年も子ども達の学校での活動を見続けてきた思い出の笹りんどう祭、今、孫たちの時代。時の流れを思わざるを得ない。

(夕食後、萌えちゃんの行進を見た)
 
 

数日前、寸時を利用して猪苗代湖へハクチョウに会いに行った。

今年も元気に飛来したコハクチョウは翁島の刈り取りの済んだ田で羽を休めていた。

日ごとに増えてくる、湖に浮かぶカモたちを眺めて、また一人感動に震えた。しばし時を止めての豊かなひとときだ。こうして時が流れていく。

  

      

 

 紅葉の進む里山、マユミの葉上にキバラヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)、よく我が家のニシキギに見かけることがあった。

 黒褐色で、腹面は黄色い。好んでマユミに集まり、幼虫も見られた。

 幼虫は前翅が短く、黄色い腹部に黒点が見える。マユミのみがきれいだ。

マユミ キバラヘリカメムシ

   幼虫

ハナバチの仲間  コミスジ

ニシキギ  コブシ

  ヒヨドリバナ

   ヨモギハムシ

 蕎麦も刈り取られた 

                                                               山のさびしい湖に~ 一人来たのも・・・

  単独産卵 アジアイトトンボ ♂

   白い顔から、マイコアカネだろう。  キトンボ

 なかなかじっとしてくれないキチョウ

忙しすぎる身を嘆いても仕方ない。  せいぜい秋の里山に逃げよう。 そして英気を養おう。

 

 明日は町内の敬老会。

 


懐かしい先輩に会う

2015-10-13 | Weblog

 実に40年近くになるか、若いころお世話になったT先生に再会した。

若松を会場に還暦軟式野球の県大会があった。若松のチームのメンバーのKさんから試合の様子を聴いていた。

Kさんの若松のチームは準決勝で白河のチームに敗れ,明日の決勝は白河と川俣だと。

う~ん!川俣。忘れていた地名と共に、野球というとT先生が浮かんだ。還暦野球、まさか監督をやっておられるか?とも思ったが、もうお歳は80才を越えたろう。そんなことはない。

翌日の決勝戦の朝、KさんからT先生がこの還暦野球連盟の会長さんらしいとの電話をもらった。

驚いたが、うなずけた。懐かしく、お会いしたいと思い、早速、会津土産を見繕い球場まで出向いた。

   

懐かしい出逢いだった。決勝戦が始まる忙しいところにお邪魔して迷惑だったが、ひととき当時の懐かしい川俣での話をすることが出来た。また、お会いしましょう。

当時、僕はT先生のお隣に住んでいて、公私ともにお世話になった。

T先生は、当時川高の生徒指導部のキャップで野球部長をいていた。その後、いくつかの校長を歴任された。

ひょんなことからの再会に,いろいろな縁を感じた。

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あまりの天気に誘われ、里山へ・・・、といきたいところだったが、小さな孫たちと娘が帰宅を待っていた。

パパは信州へ職場の旅行中、歩行者天国へ行くのにばーちゃん一人では大変と娘にせがまれ予定変更となった。

 

午後もゆっくり庭で過ごした。穏やかな秋の一日だった。              (2015.10.12)

        

        


火をおこす 「森で遊ぼう」最終回

2015-10-10 | 教育を考える

 今日は第2土曜日、森林エコ・カルクラブ子どもの「森で遊ぼう」の今年の最終回があった。

今日のテーマは、「森を育てよう林業 ・・・ 火起こし体験 基地の撤去 サツマイモ堀り」

最高の天気に恵まれ、日差しも柔らか、いつものテントは張らないことにした。

 開会

まず、火起こし、毎年挑戦しているはずみ車の回転力を利用して摩擦熱で火種を作る方法。

例年の反省から、火種を火に燃え上がらせるのに、今年は乾いたススキの穂を使った。

プロデューサーからは火が付くまでやることと指示があり、1時間予定時間を取った。

各班とも全員が挑戦し、苦労してた甲斐あり燃え上がったときは歓声が上がりみんなで手をたたいて喜んだ。嬉しかった。

やっと燃えた火から、薪をくべ火を大きくして炭をおこした。この感激は子どもたちの心に残ったに違いない。

  

  

続いて、春に植えたサツマイモの収穫。ここでも、プロヂューサーからの注意、「子どもたちに自由に掘らせてください。大人は絶対手を出さない。」

ついつい手や口を出してしまうが、この我慢が大切と思った。みんな集中して黙々と掘った。

  

一人2つづつ、収穫そたサツマイモを洗い、スライスして炭の起きた金網に載せた。

熱々のサツマイモをおいしく食べた。収穫した残りのサツマイモはみんなの家へのお土産とした。

     

 

お昼はいつものように金堀の婦人会のおばあちゃんたちにいも汁を作っていた戴いた。里芋、大根の大きさに驚きながら。

 

 

午後は、春に作った基地の撤去作業と、除伐体験。子どもたちは明らかに成長していた。

すっかりきれいになった林の中をくだった。

  

閉会式で、エコカル子どもクラブの認定書の授与式があった。

温かい拍手の中、みんな嬉しそう認定書を受け取った。3年間皆勤賞のタクマくんと、マサヤくんが会長賞を受け取った。

子どもたちは、1年間の楽しかったことをそれぞれに発表した。つたない表現ながら、子どもたちの発する一つ一つの体験から感動をもらった。

 

いつも落ち着きのない子、じっくり観察している子、甘えてくる子、妙に大人びた子・・・、と一人ひとりに個性がある。

無限の可能性を持った子どもたち。それは低学年ほど大きいと思った。

子どもたちの可能性を見つめながら、一人ひとりに真摯に向き合うことが大切だと思った。そして、そうしなければならない思いで接した。

それが、子どもたちの将来に最善の結果をもたらすにちがいない。活動を通して、そんな思いを新たにした。

その子たちにかける、保護者の気持ちもよく分かる。自然の中での活動の意義をあらためて思った。

老いた身ながら、また来年も頑張ろうと思っている。 (2015.10.10)


深まる秋の水辺

2015-10-08 | 日々の生活

いよいよ秋も深まってきた。

昨日までの、アジアイトトンボの交尾態での飛翔もすっかり少なくなった。

♀単独で産卵しているのを初めて見た。あらためて、雌の緑色は魅力的だ。

 アジアイトトンボ 単独産卵

池の土手に寝転び、ススキ越しに秋を堪能した。しばし、生きていることの幸せを感じながら。

すっかり秋めいた里山を写した。チョウは、翅の傷んだイチモンジセセリがいっぱい。

  ナンブアザミにウラギンスジ 

 メスグロヒョウモン ウラギンヒョウモン

アブも興味深い。 勉強してみたい。

   

ニシキギ マユミ

ヤマウルシ                        ヤマブドウ                                      

  

まだ健在のオニヤンマ                                   オツネントンボが目立ちます                マダラナニワトンボも        

  

実ったソバの実で アキアカネ

  

     

  マユタテアカネ  キトンボ

 

 猪苗代湖には既にコハクチョウの第一弾が飛来したという。

秋も深まり、紅葉を楽しむ暇もないうちに雪が降ってくるのだろう。

昨日から炬燵にあたっている。

 

 


失われた命 哀れ 悲し 

2015-10-06 | 自然観察

ヒメシロチョウの里の町有地の草原にツルフジバカマの群落が珍しくきれいな花をつけていた。2週間前のことだった。

盛んに産卵を繰り返していた3化のヒメシロチョウ、その産卵風景を何枚も撮った。

その後、9月末に様子を見に行くと、その貴重な草原はすっかり草が刈られていて暗澹たる気持ちになった。

たよりは一番高いところの田の土手と思っていた。そこでは健気なヒメシロチョウが産んだいくつもの卵を見ていた。

しかし、それからまた一週間、もう稲刈りの時期なので草刈りはないだろうと安心していたその土手も、すっかり刈られ、枯れたツルフジバカマが痛ましかった。

 

何度落胆させられたことか。やりきれない気持ちで農道を下りながら、わずかに点在する刈られていないツルフジバカマにヒメシロチョウの幼虫を丹念に探した。

居た居た!。もう3令になるだろうかヒメシロチョウの幼虫を数頭見つけることが出来た。

 

  頭近くの胴の部分の色がおかしい

こうして、なんとか生き延び、来春姿を見せてくれるのだろうか。  この状況で、ヒメシロチョウの保護は是非必要だと痛感している。

大事な時期に、懸命に産み付けられた卵が、食草の草刈りによってかなりの数失われている。

この草刈りは必要なのだろうか。あらためて、秋の終わり、稲刈りのあとの草刈りの意義を知りたいと思った。

 

帰路リンゴ園に寄ったが、誰もいない。  真っ赤なリンゴの向こうに少し色づいた磐梯が見えた。

  

小春日の秋は何日続くことだろうか。


鶴ヶ城ハーフマラソン

2015-10-04 | 日々の生活

  

 【萌えちゃん、頑張れ~】

 

鶴ヶ城ハーフマラソンがあった。

自分から進んでエントリーはしないだろうが、萌えちゃんは、今日初めての3kmに挑戦した。

ドッジボールチームの強制出場だ。

短距離は早い萌えちゃんだが、どうだろう。みんな心配していた。

でも、じーちゃんは、毎日鍛えている彼女の体力からすると、大丈夫と思っていた。

応援に行った。自転車でゆっくりと思っていたが、足の痛いばーちゃんには無理。

競技場近くは通行止めなので、近くのスーパーまで乗せて、少しあるいた。

マラソンには絶好の日和、コースの沿道にはけっこうな応援の人出、田ではコンバインが盛んに動いていた。

5,6年生は最後のスタート、遠くから先導の自転車が見えた。

折り返しの交差点には5中の吹奏楽部の演奏が響いていた。

        

     

先頭集団にいる萌えちゃんに、「萌えちゃ~ん がんばれ~」 大きな声で声援を送った。

お友達のあっきーが優勝、萌えちゃんも元気で素晴らしい成績で完走できた。

あらためて孫の成長を実感したひとときだった。

 


ころり3観音を参拝

2015-10-03 | 旅行

町内行事「研修視察」で、ころり3観音を参拝した。

例年,参加者が少なく企画に苦しんでいる行事だが、今年は例年にない19名もの参加者があった。

朝9時に町内会館を出発、一路西会津の鳥追い観音へ。 →坂下の立木観音→新鶴の中田観音の順で会津ころり3観音をお詣りした。

朝早い鳥追い観音は清々しく、心が澄みわたる感覚がした。ご本尊の聖観音をお詣りし、堂内の抱きつき柱に抱きついた。

観音堂の東側軒下の壮麗な彫刻に、左甚五郎の作と言われる隠れ3猿を探した。

(*)左甚五郎作の隠れ三猿

御堂の彫刻の中で有名な「隠れ三猿」は、観音堂再建の際、鳥追観音の霊験にあやかろうと左甚五郎が心を込めて刻んだと伝えられる名作です。その三匹の猿とは、鷹に襲われる猿(難より隠れサル)・鷹が猿を見失い難を逃れた猿(難を逃れサル)・手枕で丸くなって眠る猿(安楽に暮らしサル)の三猿で、観音の大慈大悲に祈願してこの三猿を探し得れば牡丹の蕾が花開くように幸運が開き「福マサル」といわれています。三匹目の猿はなかなか見つけられません(心に迷いがある方は見つけられないとも言われています)が、答えはこの説明の中に隠されています。

 

 

 

坂下の塔寺の立木観音は、1本のケヤキの大樹から彫り出した千手観音である。もう何十年ぶりだったろうか、黒光りする千手観音の足の甲と爪に触りお願い事をした。

観音様の両脇の28部衆はケヤキやホウノキの一木造りで色彩も豊かだった。

 

最後に野口英世の母シカが参詣した中田観音で。抱きつき柱に抱きつき,長患いせずに往生できるように念願した。

となりの小学校の運動会で、道は駐車場となり、風に乗って霧島昇の歌う「白虎隊」が聞こえてきた。

3観音を巡り終え、各寺で御朱印をいだたいた。ぴんぴんころりと逝けそうな気がしてきた。

 

昨日までの北海道の爆弾低気圧に心配したが、今朝は久々の濃霧でやがて霧も晴れ、雲一つない最高の秋晴れに恵まれた。

帰りは新鶴温泉で昼食・入浴休憩を楽しみ、ほぼ計画通りに午後2時町内会館へ戻った。

来年も希望者が沢山でるような企画を考えていきたいと思っている。

とても充実した研修ができた。皆さんご苦労様でした。

 

【Wikipedia】から

会津ころり三観音(あいづころりさんかんのん)は、福島県会津地方大沼郡会津美里町根岸の弘安寺(中田観音)、河沼郡会津坂下町塔寺の恵隆寺(立木観音)、耶麻郡西会津町野沢の如法寺(鳥追観音)の三観音をあわせて、会津ころり三観音という。

人間は生を受けてのちは三毒(とん=むさぼること)、(しん=いかること)、(ち=おろかなこと)によりもろもろの苦悩を受けることになるが、この三観音に巡拝し、罪障消滅を祈願することにより、その苦しみが除かれ、現世においては子孫繁栄、万願成就、寿命安楽などがかなえられ、やがて大往生を遂げられるという。

特に観音堂内にある抱きつき柱にすがれば、死の床に際しても苦しまずに成仏でき、家族に余計な負担をかけずにすむということで「ころり」三観音と呼ばれるようになった。


庭に珍客来訪

2015-10-01 | 日々の生活

 

 今日は良いことがあった。

今年は数回しか見なかったホシミスジが、珍しくコスモスの花に止まっていた。

カメラを取りに家に入っている間に、どこかへ舞って行ってしまった。「なんとか元気で頑張っているよ」とちょっと顔を見せにきてくれたのだ。

我が家のユキヤナギで何年も生息し続けたホシミスジが愛しく、今年もなんとか子孫を残して欲しいと願った。 

家に入ろうとしたとき、橙色の輝きが見えた。なんとウラギンシジミ♂だ。左の前羽の縁が直線上に切れていた。

最近は温暖化のせいか、若松近郊でも年に1,2度どこかで行き会っているが、我が家の庭で会えるとは。嬉しかった。

素早く飛び、ニシキギの葉上に止まった。

 

 

 また、重なることがあるものだ、しばらく忘れていた懐かしいゴマダラチョウが風を避けるように草の茂みに止まっていた。

なんと30年ぶりくらいの再会だった。少なくなったゴマダラチョウだが、オオムラサキを思わせる風格で、懐かしの黄色いストローが見えた。

後翅はぼろぼろで、弱々しく見えた。

少年のころ、すっと伸びたクヌギの高い樹液に、カナブンやオオムラサキと一緒に集まっていた情景が浮かんできた。

 

今日から10月、中旬には白鳥が渡ってくる。もうしばらくの秋を静かに楽しみたいと思っている。