今日は「森で遊ぼう」)(第5回)があった。
テーマは午前中に「林道散策 自然観察」と「生きもの観察 5」、午後は「草花の叩き染め」
開会後の準備体操、空にはかなりのウスバキトンボがスイスイ、よいよ秋到来を意識した。
今日の最高気温が35度の予想だったが、約2時間の林道散策は心地よい風が吹き、暑さを気にせず、楽しかった。
折り返し点では,ササの葉でささ舟やコップ、入れ物などをつくった。
散策中の主な話題: オツネントンボ、ゴイシシジミ、ミドリヒョウモン、アキアカネ、ノシメトンボ、セミの抜け殻、
ミズヒキ、キンミズヒキ、ツユクサ、タケニグサ、ハシバミ、キブシ、・・・・
特筆のこと ・・・○山林の脇に鳥の巣、野鳥の専門家Igaさんに寄ると,ホオジロの巣ではないかと。
○ヘビの抜け殻にハチがたかっていると、よく見るとこれはハチの巣づくりと直感した。
丁度、先日、庭でフタモンアシナガバチの巣づくりを見たばかりだったから。
写真を撮って、帰宅後ネットで確認するとヒメホソアシナガバチに間違いない。
山中の森林に巣を作ることが多く、草木の裏や枝、茎などに特徴的な巣を作くる、とあった。
ホオジロの巣か?ヒメホソアシナガバチの巣
小物入れ ハシバミ
ツクバネ カメムシ脱皮
テントに戻り、小休止ののち、小生プロデュース担当の「生きもの観察」。
今年から始まった、年6回の年間共通テーマ「生きもの観察」だが、毎回のテーマ教材化に苦慮してきた。
第1回「水辺の生きもの」、第2回「チョウについて」、第3回「トンボについて」、 第4回は大テーマの「昆虫ウオッチング」を兼ね、今回は第5回だった。
「生きもの観察」は、いずれも、実際に観察の対象を採集し、触りながらの観察だった。
30~40分だが、やはり、それが基本であり、季節毎のテーマを考慮しての実践だった。
写真と講話だけの活動は子どもの実態からしても難しく、現物のない観察はあり得ない。
今回のテーマは「バッタのなかま」とした。
話しは、いつも要点を,自称「みどりの黒板」(自然空間での野外教室)に準備し、意欲が湧くように話す。
いつもは活動前の講義として10分程度、
今回、「バッタのなかま」として・・・・バッタ・コオロギ・キリギリス・カマキリについて!
身体のつくり(触角の長さ、食べ物,色の違い)や特長などを比較しながら、写真も使って興味を持たせた。
その後の観察活動は約20分、今回は捕虫網なしで、素手でバッタを捕まえ、その行動や身体のしくみについて確認する観察をした。
採集場所は、ビオトークの上の草むらや、サツマイモ畑の周辺で,みんな意欲的に取り組んだ。
反省点は、やはり一人づつにルーペが必要と思った。毎回の観察でも、各自に持参させるかして、人数分準備する必要がある。
最後のまとめ(10分)では,記録のとり方にいつも苦労する。
・どんな生きものを観察したか。・何が分かったか。 ・今日の活動を通して感じたこと.などを1行でも2行でも記録させることにしている。
低学年生が圧倒的に多いが、、それぞれの学年(学力)に応じて書かせている。
今回は、ほとんどが幼体から成虫になるバッタの季節と言うことであったが、
そうした現物を前にした観察テーマは、正直、ネタ切れの感がある。
次回は最終回だが、いまからテーマ選定に苦慮している。
最終回となるので、「生きもの観察」の裏にある自然環境問題との関わりについて考えさせたいと思っている。
午後の叩き染め、みな思い思いにデザインして、素敵なハンカチを完成させた。
僕も染めてみた ヌスビトハギ
今日の歩数計表示5699歩なり。