エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

7月が終わる

2013-07-30 | 日々の生活

  梅雨末期の雨は例年のことだろうが、ちょっとおかしい。

  天気予報を見ると、そろそろ梅雨明け宣言があり、少しの暑さが体験できると思っている。

 でも、じきにお盆を迎える。短い夏となるだろう。

つぼみを伸ばしたヤブランや、次々花を開くギボウシが雨に似合っている。

雨の中、ひらひらとウスバカゲロウが横切った。

   

この7月、つかの間に過ぎ去った感がある。

7月文月の思いをウィキペディアの季語から拾ってみた。

  半夏生   山百合   雷    朝顔市   甚平  麦茶   ビール  冷酒   風鈴   向日葵
 夕焼  梅干   トマト・・・
     
  それぞれに、我が心の中の7月だが、十分楽しめなかったような心残りがある。

 

 今、朝6時をまわった。ラジオでは隣の会津美里町に大雨警報が、会津若松もに洪水警報が・・・と伝えている。

 


梅雨明け未だ

2013-07-29 | Weblog

 町内の夏の行事・お祭りが終わった。準備から実施、後片付けと忙しい日々を過ごした。

 昨日は朝からテントの撤収をしたが、雨の中でのお祭りでカビが生えるのは必至、これから10幕ある天幕の乾燥作業が大変だ。

                            
 日曜日以外はゆうくんのお世話で身動きが取れなかった。ようやく夏の挨拶回りに出かけた。

もえちゃんがバスケの決勝で1日留守。5年生にもなるたけくん、ひとりお留守番が出来ません。じじ・ばばと3人でお出かけ。

市内3軒と柳津へ。たけくん、お昼には大好きなラーメン、 柳津では盆小遣いをいただき、帰りは月見が丘の温泉と、

そして、ママへのお土産はおきまりの「あわまんじゅう」楽しいお出かけとなった。

【柳津のお庭に色とりどりの花】

  

  

  

お花を写していたら、只見線の線路が・・・                        

 そしてまもなく会津川口行きの電車が通って行った。

 

もえちゃんのバスケットボールは土曜日に連勝して決勝へ進んだが、3位に終わった。 

明日は役員会、お祭りの反省をして、今度は町内の研修視察、秋の敬老会芋煮会と・・・。 


                                             


チョウもトンボも少ない

2013-07-26 | 自然観察

 

明日はお日市。体調もまあまあ回復傾向、1週間ぶりに里山へ。

梅雨の中休みか、ヒメシロチョウもチョウトンボも心配だった。

かつて、トリアシショウマの咲き乱れる一番近くの里山が、一山忽然と消えた。

隣村の公共施設建設のための土砂がここから運び出された。見るも耐えられない状況にあらためて残念無念に思う。

 

C 地点のミズナラレストランへ寄った。大分傷んだが、オオムラサキが4,5頭来ていた。

なんとかここは生きながらえている。ここも、近くの原野が数年前に工場の駐車場に変わった。

残念なことに、先週林の中の道沿いにきれいに咲いていたヤマユリが、心ない人にきれいに刈り取られていた。

まさか、根までは掘り起こさないだろうが、切ない気持ちだった。

  

  

D地点に、ヒメシロチョウはいなかった。ツルフジバカマに似たクサフジだろうか、紫の花が咲いていた。

ミヤマアカネも紅い個体が増えたが、縁紋はまだ白い。どこも、オニヤンマが悠然と飛んでいる。

  

 

先週ヒメシロチョウを2頭目撃したG地点にも、その姿はなかった。少し早いのかも知れない。

正面からマユタテアカネを確認する。左は翅端に黒い斑が現れた♀だ。右は未成熟の♂。

 

 相変わらずハラビロトンボは多い。いつものように、青白い粉を帯びた♂の額の青い輝きを見た。

 ♀ 

 心配しているE地点トンボ池に寄った。案の定、トンボの姿はほとんどなかった。

もう、チョウトンボが飛んでいていい時期だが、全く見られなかった。あの乾燥状態が何らか影響しているように思える。

F地点、アマゴイルリは健在だった。ニセザンショウの花にアゲハやオオウラギンスジ、ウラギンスジヒョウモンが多数来ていた。

ただ、一部の田の畦が枯れ葉剤で褐色になっていた。この水辺にはモートンイトトンボのタマゴが沢山いるはずだ。

  

 

   

   

きれいなジガバチをしばし観察した。 今年初めてあったカブトムシは、コムラサキが一緒だ。 

   

 各フィールドでの野の草花  季節のデータとして記録した。

 

 

 

 

里山を巡って感じていることは、虫の種類や数が共に少なくなっているような気がする。

いつも、この小さな命がいつまでも失われることのないように願っている。

 

 

 

 

 


 涼しい夏

2013-07-24 | 日々の生活

 

 昨日サルスベリが咲いた。そして、ミンミンゼミの初鳴きを聞いた。
いずれも暑い夏を連想させるが、今年は未だ梅雨も明けずに連日涼しい。
 今朝も元気でラジオ体操に出かけた。朝は清々しい。

 いつも八幡様山門前で手を合わせているが、今朝は久しぶりに拝殿まで石段を登った。

 

   静寂に、昔日に思いを寄せた。
 まつりの光景、雪の光景、孫と境内を巡ったときどきの光景が、瞬間に巡った。
  千数百年の間、いろいろな思いを抱いて参拝してきた人々の暮らしを思った。

 

    庭の水槽に子メダカがいっぱい生まれた。その数は100匹を超えるほど、元気で泳いでいる。

 

 


静養

2013-07-23 | 日々の生活

 

辛い2日間だった。風邪の症状もなかったが市販の風邪薬を飲んだ。
丸1日小康状態が続いた。その後いくらか落ち着いたが熱が続く。
熱は37.5℃、いつもの背中の息が付けなくなる症状はなかったが、生あくびが出て左の脇腹が重かった。やはり、久々の炎症ではと結論づけ、常備薬R錠を服用した。

 昨夜は、前からの予定で、はるくんの誕生祝いを兼ねての夕食会だった。
ばーちゃんひとりの手料理がいっぱい並んだ。少しばかりのうなぎの蒲焼きも。
体調は万全でなかったが、ビールもお酒もおいしかった。何より孫6人勢揃い、元気をもらったようだ。

いつもは3時台に目覚めるのに、今朝は6時重い身体を起こした。
いつまでもだらだらしてはいられない。気持ちだけでも!と、孫のラジオ体操に同行した。
1年ぶりのラジオ体操、夏休みの始まりだ。朝のさわやかな空気を吸い込んだ。

 

もう一日、ゆっくり静養と決めた。

 


警鐘の発熱

2013-07-21 | Weblog

 

 お祭りの準備作業があった。朝6時、組長、副組長、役員の総勢約50人が集まる。

神社境内の清掃、お祭りの幟を上げた。

町内のメインストリートの電柱に小さな日の丸を掲げた。日の丸はお祭りの旗になっている。

 約40分で朝の作業は終わった。役員は会館へ移動して、お日市の道具の点検をした。

 

 その頃から様子が変だった。寒気がして家に戻ると微熱が出ていた。

 久々の発熱だが、いつもの炎症とはちょっと違って、一安心。

食事もそこそこに横になる。ジャージに着替え、薄い夏布団を掛けた。

終日、だるくて身体が重かった。お腹が空いたお昼はうどんを煮てもらった。

具合の悪いときは何も手につかない、じっと目を閉じ熱が下がるのを待った。

原因が分からないが常備のR錠を服用。夕飯を済ませたころ、ようやく熱も下がってPCに向かった。

 このまま収まってくれと願い、早く床につくことにする。

忘れていた発熱、病気のこと、一つの警鐘と受け止めたい。

 


ヒメシロチョウ 第2化

2013-07-20 | Weblog

梅雨らしい雨降りが続いた。

久々の晴れ間に、ヒメシロチョウの第2化を見に出かけた。

想像していたD地域ではまだ見られなかったが、G地点で2頭を確認できた。

相変わらず弱々しい彼女、じっくり食草ツルフジバカマを確かめて、葉裏に産卵した。

絶滅危惧Ⅰ類になってしまった貴重なチョウ、会津の里山に細々と棲息している。

あらためて、いつまでも生息できる環境を保全しなければならないと思った。

  産卵中

D地点手前のミズナラの樹液にオオムラサキとルリタテハが来ていた。

クワガタ、カナブンが来ていたが、ひところの賑わいはない。カブトムシはまだ。

   

 まだ陽が高いのに、ヒグラシの声がが静けさに響いた。G地点ではまだつぼみだった林の百合がもう開いていた。

  

・ノシメトンボが多い。ハラビロトンボも各成熟度合いの個体が見られた。

 

・ツバメシジミ♂ 

  

・スジグロチャバネセセリも出始めた。いまだにヘリグロとの区別が難しい。

  

 ・オニヤンマ                                     ・メスグロヒョウモン♂                              ・キイチゴに似たヒメコウゾの実

  

 ・結構見つかるヒグラシの抜け殻                        ・オオシオカラトンボのブルーがきれいだ。

  

・トリアシショウマにオオウラギンスジヒョウモン

  

・ヤブカンゾウが盛りを迎えた。                                  ・ギンヤンマのホバリングをパチリ

 

 マイコアカネも出始めた。

 

帰りにトンボ池を覗くと、なんと、ほぼ満杯状態に水が増えていた。

役所にお願いしたあと、地下水を注入したのか、数日の豪雨で満ちたかは分からないが、胸をなで下ろした。

しかし、夕方のせいかほとんどトンボを見なかった。また、日中訪ねてみたい。

  

 また変わらぬコースでいつもの仲間と会った。

飽きることなくいつも同じいのちを見つめ、満足して帰る。

健康だからこそできる繰り返しの日々、これ以上の幸せはない。

 


涼しい庭を巡る

2013-07-19 | Weblog

 

これから暑い夏が来るのだろうか。梅雨明け未だ、今日も涼しい1日だった。

昼過ぎにお墓の掃除に行った。 春彼岸にはカロート前の広場だけ掃く程度だったので、その後が心配だった。

でも、どちらかで掃除をしてくださったようできれいだった。 数十ある墓石の回りをほうきで掃いた。

線香を手向け、額ずき目を閉じた。

またお盆が巡ってくるが、今年からはず~と100年の上続いてきた8/2のお参りは取りやめることになった。

我が家も、子供らと都合の付く日を相談してお参りしたい。

 

家の庭を巡って写真を撮った。フランネルにはいつもの面々が集合していた。

ブチヒゲカメムシ

   

・アカスジカメムシ

  

フタモンアシナガバチ

   

・コアシナガバチ                                                                                                                                                  ・?

    

・クマバチ                                                                                                 ・?

 

 ・名前の知れないハチ、ハナアブが沢山来ていた。

        

秋の気配さえ感じるキキョウ、ハギ、そして気づかずにいたムクゲ、そしてチョウセンヨメナも咲き始めた。

はあちこちの差し上げているが、売るほどに殖えたオリヅルランが沢山の花を付け始めた。

これからチョウが大好きな夏の フサフジウツギが色づき始めた。

   

   

  

ルリシジミがハギの葉に卵を産んでいた。普段はじっとしていないのに、近づいても逃げなかった。

  

どこへ行く必要もない。我が家の庭にそれぞれの花が、精一杯に健気に生きている。

そんな草花を見つめ、いろいろと思い巡らせながら、今日も1日が流れていった。

 


恐竜のジグソーパズル

2013-07-18 | 日々の生活

 

 たけくんの図画工作の作品が戻ってきた。
 ベニヤ板に恐竜の絵が書かれ、ニスが塗られて、曲線状に10ピースに切られていた。
 デザインはともかく売り物のようにきれいだ。
 電動の糸鋸切りで切ったのだろうか、断面がとてもきれいだった。

 

 なるほど画材は、たけくんらしく恐竜の世界だ。
 作品名には「豊かな白亜紀時代」とある。
  小学5年生の絵にしては・・・、と思ったが、素晴らしい感想に嬉しくなった。

 本人の感想欄には
 「ぼくは木を食べている子どもと親がいて、鳥が空を飛び、その後ろには山が広がっていて、豊かだと思った。」とあった。

 恐竜好きの、読書家のたけくんならではの作品と感想だと思った。


 
 早速ピースを崩して、孫の思いを巡らせながらパズルを完成させた。

 


チョウトンボを確認

2013-07-17 | 自然観察

トンボ池の水の様子を見ながら、近くの里山を巡った。

ここ数日のかなりの雨で水位はいくらか上がった。

これからのトンボの発生を心配しているが、ギンヤンマやチョウトンボを確認した。

 水辺では、数は多くはないがキトンボ、クロイトトンボ、モンサシトンボ、ヨツボシトンボ、ショウジョウトンボなどを見かけた。

  
 

 F地点の林道ではヒョウモンが吸水に来ていたが、すべてウラギンスジヒョウモンだった。ノリウツギの花にはオオチャバネセセリや

カナブン、ハナカミキリが群がっていた。

 

  

   

近くの7,8年前、エゾトンボが見られた湿地は、すでに乾燥が進み、植生もすっかり変わってしまった。

何万年も前からの貴重な湿地が、このところ数十年、人間の営みでつかの間に消えていく。

と当時に、かけがえのない虫たちの命も絶えてしまった。一度絶滅してしまったトンボはふたたび還らない。

B地点では、クロイトトンボやモノサシトンボが連結し産卵をしていた。マユタテアカネも初見だ。

      

シオカラトンボ♂  ♀

A地点では、シオカラトンボに混じりコフキトンボがみられた。

  コフキトンボ♂
 池の杭には多数のトンボの抜け殻があった。

皆同じものらしく、殻の腹部の側棘は第6~9節にあり、複眼は前方に張り出している。例年の様子からオオルリボシヤンマのようだ。 

未だ、それらしい飛翔は確認していないが、もう発生したようだ。

オオムラサキ♂が一頭、悠然と飛んでいた。梢で止まったが、一瞬紫色が見えた。池の端のナツツバキの枝に、モリアオガエルの卵塊がいっぱい見られた。

  
    

 これから、夏本番を迎える。いつも同じメンバーとの再会だが、今年も元気な姿を確認したいと思っている。

 

 午後、建設事務所を訪ね、心配している池の水位についての要望と提言をしてきた。
                                                   (2013.7.16)

 

 


夏祭り

2013-07-17 | Weblog

 町内の八幡神社の例大祭があった。

 役員、組長約20名が神殿でお祓いを受け、 町内の安全、家族の健康を願った。

 
 

 祝詞を聞きながら静寂の境内に目をやる。

 こんもりした森の中、木々がかすかに揺れて小鳥のさえずりが聞こえた。

 あらためて心静かに、家族の安寧の日々を祈った。

 

  城下町会津若松では、各町内にある神社、仏閣や産土神の祭礼として、

 7月1日の日新町「おんば様」を皮切りに9月8日「舘のお薬師様」まで、市内各所でのお日市が開かれる。

 400年前の蒲生氏郷の時代からの夏祭りで、その日限りの市が立ち「お日市」と呼ばれるようになった。

 

  八幡様のお祭りは町内会の夏の行事となっていて、10年ほど前から、お日市は7/15の例大祭と切り離して、第4土曜日に開くことになった。

  来週21日には役員中心に、境内の清掃、山門や参道にのぼり旗を付けて、お日市当日7/27を迎える。

 町内最大のイベントで、いろいろな準備に気忙しい日々だ。 (2013.7.15)

 


心配な池の水

2013-07-14 | 環境問題

       マルバマンネングサ

              春から数え切れないほどの植木鉢に殖えた草が、最近花を咲かせた。

              庭にあるコマチマンネングサとそっくり、調べるとマルバマンネングサであることが判明。

              冬の間室内に取り込んでいたが、これからはやめようと思う。

 

  一つの心配事があり、手紙を書いた。

森の公園を管理している建設事務所に早く改善をお願いしてきたが、らちがあかないのだ。

この池の水位が極端に減り、満水時から約5,60cmは低く、岸の近くは土が現れている。 

 春からの心配事で、最近は夜も眠れなくなった。トンボが心配なのだ。羽化も、産卵もうまくいくだろうかと。

現在、池の溢流部分には水温上昇のせいだろうか、藻が異常に発生して美観も悪くすっかり汚い池になってしまった。

これから真夏を迎えこのままでは、本当にひからびてしまう。

ここは地下水をくみ上げている池で、5,6年前も水が入らずお願いしたことがあった。そのときはポンプの故障らしかったが、じきに、また水が入らなくなった。

以来、トンボの数は明らかに減っている。十数年観察し続けてきた絶滅危惧Ⅰ類のトンボも去年は見られなかった。

連休明けにでも、役所に出向いて話してこようと思っている。

公園の管理については、草刈りはしばしば行われているが、池の管理はどうなっているのだろうか。

美観にとどまらず生き物や自然環境への特段の配慮をお願いしたいと思っている。

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今朝も3時過ぎ、雨の音で目が覚めた。昨日も同じ夜半の豪雨だった。

トンボ池も少しは水位が回復しただろうと、何となく安堵の気持ちが湧いた。

でも、昨日は楽しみにしていた「森で遊ぼう」の行事が中止となってしまった。

 夜半の雨葉上の雫に思い出し

 喧噪をしばし忘れし庭みどり

 梅雨空につぼみ膨らむサルスベリ

 

今日萩が咲き始めた。キキョウも色づき膨らんで明日には弾けそうだ。(2013.7.14)

   (

 

 


健気な虫たちと過ごす幸せ

2013-07-12 | 日々の生活

 
我が家は南から西には林があり、さらに高台なので風が通って夏はとても涼しい。
 日陰になった庭で悠くんと遊んだ。孫の子守りも気長でなくては大変だ。

  


 関東から西は猛暑だそうだが、会津はまだ梅雨空が続き、比較的しのぎやすい。

 日陰のアジサイも咲き始めた、雪でいい枝が折れた「隅田の花火」も咲いた。

  

一度盛りの過ぎたシモツケがまた咲き出した。チドリソウ、カスミソウもきれいで清涼感がある。

  

何とか数株が冬を越したフラミンゴも豪華に咲いた。毎年同じ花が次々に競って咲いてくれる。

乗鞍や裏磐梯で印象に残ったクガイソウは、いつか新津の園芸店で買ったもの、日陰で1.5mにも伸びて毎年咲いている。

運良くルリシジミが蜜を求めてきたところをパチリ!

   

 のどかな庭に、今年初めてのノシメトンボが飛んできた。

 

またスジグロシロチョウが卵を繰り返していた。  そういえば、昨日はジャコウアゲハがウマノスズクサに気づかず通過して行った。
 昨年の記録を見ると、ジャコウアゲハの産卵はこれからかも知れない。また、ときどき見かけるホシミスジも2度目の発生があるかも知れない。

 今日も、こんな健気に生きている花や虫たちと過ごせる幸せを感じながら一日が暮れていく。

 


 豪華なユリの花 

2013-07-12 | Weblog

 

  昨日立ち寄った磐梯町の道の駅で紅花を見つけた。
  昔染色実験をしたことを思い出した。水に溶ける黄色い色素と溶けない成分があった。
いろいろ工夫して染めたが、真っ赤に染めるのは難しかった。
  何とも趣きある花で、アザミの頭花のようで黄色や紅色がきれいだった。
 帰宅して、呉須のブルーの磐梯スケッチに「あはれ花びら流れ・・・」の花瓶に生けた。
 部屋が一段と清々しく感じられた。

 

 その日の夜、娘が豪華な百合の花を持ってきた。孫を連れて知り合いを訪ねてもらってきたという。それはそれは驚くほど豪華な黄色いユリ、大きな花瓶を探した。
 洋風のお城の絵がデザインされた柄のついた縦長の花瓶に生けた。
 あまりに沢山なので、隣とお向かいにお裾分けした。
  ネットで調べると、オリエンタル・ハイブリッド系のコンカドールに似ていた。

 
  よく見ると、雌しべのまわりの雄しべは、花粉がこぼれるほど真っ赤なものから、色づきの度合いの違いがよく見えた。

  

それにしても香りがすごい。あまりに強いので、飾った客間の窓を網戸にして寝た。
 妻はじきにくしゃみを始め、花粉症の症状が出てきた。このユリによるもののようだ。
今日あたりは、慣れたのか症状も消えた。
  このユリ、しばらく家中に香り、豪華な花を楽しめそうだ。

 

 

 


生きとし生けるもの

2013-07-10 | 昆虫

 

坂村真民の詩「一心」を思い出す。


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限りある命だから
蝉もこおろぎも
一心に
鳴いているのだ
あんなに
一心に
咲いているのだ
わたしも
一心に
生きねばならぬ

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今日もいのちの営みを見つめた。
チョウ、トンボ、虫たち、草花・・・みんな精一杯に生きている。

オオムラサキを心配して、例年何頭かに会える林を訪ねた。
大きなミズナラの根元にアオカナブンやルリタテハと一緒に食事中だった。なかなか羽を開いてくれなかったが、♂1頭の雄姿を記録に残した。

 

  

カブトムシは未だ来ていない、これから続々夏の虫たちが生まれてくるだろう。
季節は間違いなく巡ってきた。そして新しい世代のいのちが生まれている。

   

 ・キマワリ                       ・朽ち木にナガゴマフカミキリ           ・クスベニカミキリ?                 ・シロコブゾウムシ

【トンボたち】

  

・オオシオカラトンボ ♂                            ・オオシオカラトンボ ♀                           ・アオイトトンボ

 

・ハラビロトンボ ♂成熟

   

・大分傷んだ春のトンボ ヨツボシトンボ                     ・ショウジョウトンボ                          ・キトンボ

  

・いつも目が覚める美しさ アマゴイルリトンボ

   

   モートンイトトンボ 成熟♀            未成熟♂    

 今日もいろいろなチョウに出会いました。

  

・羽化したばかりのミドリヒョウモン                          ・夏型になったベニシジミ                             シロツメクサにツバメシジミ♀

    

・ウラギンヒョウモンの交尾                   オカトラノオにオオチャバネセセリ                         ・ウラギンスジヒョウモンも

  

  ・鮮やかなヒオドシチョウ                           ・ほぼ正常な斑紋のヒメシジミ♀                           ・スジグロシロチョウ


    

・オモダカの白い花が開いた                          ・ノアザミも種を飛ばし始めた                      ・クララ ああ、オオルリシジミを思い出す

 真民のもう一つの詩「二度とない人生だから」

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二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう

二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう

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今日も、生きとし生けるものから大切なものを学ばせてもらった。