お昼ご飯もそこそこに、湯川公民館へ向かった。湯川むらの「米と文化の里」文化講演会を聞いてきた。「古代会津の光明」と題した県考古学会顧問の鈴木啓氏の講演だった。
雪降りで、この時期各地で雪祭り等いろいろな行事もある。多分参加者も少ないのではと思っていたが、駐車場は満杯、熱心な考古学ファンが詰めかけていて驚いた。
開会寸前に受付で資料をいただくと、資料No.84とあった。
最近聴力が衰えたせいもあり少し聞きづらい講話だった。学術的な難しい話で、3割程度の理解か。でも、会津が歴史的にも、地理的にも当時からきわめて稀な地域であったことをまた教えられた。
講演を聴きながら時折窓に目をやると、雪の積もった緑の松がさわやかだった。しんしんと静かに降る雪を眺めながら、会津の古代に思いを巡らせた。
テーマは 【①宇佐見定憲師の見解 ②卑弥呼と大和国家、邪馬台国と狗奴国③畿内と濃尾平野 ④記紀・会津大塚山古墳と前方古墳 ⑤会津には国造ではなく県主が任命された。⑥常陸の国と藤原氏⑦勝常寺諸尊】
少し難しかったが、詳しい資料を示しての興味深いお話しだった。もう一度会津のあけぼのを勉強してみたいと思った。
建設が進む会津縦貫北道路での発掘品が展示されていた。縄文時代から平安の頃までの昔人のいろいろな生活の跡(住居跡、井戸跡、土師器、硯、
木製椀、下駄など)が出土していた。
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夕方5時に歩いてお城に向かう。絵ろうそくまつりだ。昨年は家族みんなで行ったが、今年はひとり、運動不足もあるが、日々細くなる足腰に危惧の念を持ち始めた。
片道45分、歩道の雪は歩きにくかった。
中学生たちの作品
ろうそくの炎が雪のほこらをほんのりと照らす。みつめる炎は暖かく、心が温まった。
朝から降り始めた雪、南岸低気圧のはずが会津も本格的、一層炎が幻想的にまたたいた。
細かい雪が間断なく降り続く例年の風景だ。 ともかくきれいで見とれるお城だった。
観光客だろうか、登城のための行列が長く続いていた。ここ数年、昔の閑散とした風景はなく、ともかくすごい人出だ。
本丸から二の丸へ通じる朱塗りの廊下橋の袂に、二対のかがり火が嬉しかった。手をかざし凍える手をゆっくり温めた。
何とか写真を撮り終え元気を取り戻し帰路についた。 ( 2014.2.8)
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一夜明けて、かなり積もった。朝のテレビで会津若松で72cmと言う。孫娘がバスケの試合。ママの車は行きにすっぽり、ご飯を済ませそうでで雪かきをした。
市道から我が家まで私道が130m、お隣まで道はほぼ広げられていた。隣のUさん、Gさんがかいてくれたのだろう。いつも済まない。
なかほどのHさん宅、広い庭の奥の方に止めた車を出せないでいた。 娘さんとお母さんの雪かきを手伝った。
約2時間たっぷり汗をかいた。 我が家もそうだが、年寄り世帯の雪かたしは大変だ。
ちらちら待っていた雪も上がり、気づけば青空、暖かいお日様がさんさんと降り注いできた。
キリの花のつぼみに淡雪が積もった。美しい!!!。 木々の枝からふわふわと軽い雪が舞い落ちる。
いつしか青い空に 風花が舞う。 みんな春を待っている。
、
ラックに似た顔になった。