エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

しばらくお休みします。

2018-03-30 | 日々の生活

しばらく初夏を思わせる日が続いたが、昨日は昼過ぎに風が出始め、肌寒いくらいだった。

冬を越した金魚の水槽に、流木を入れようと思い立ち、大川に拾いに行った。

門田の本郷橋下流で数本見つけてきた。

河原には柳が趣き深かい芽を出していた。

  

 

水槽内にアレンジして流木を入れた。

浮いてしまう流木を河原の石で押さえ、一見快適な空間打できた。

庭にも色が見え始めた。 チオノドグサの空色、アオキも真っ赤に色づいた。

 

 サンシュ  クリスマスローズ

庭にもルリシジミが舞った。

しばらくブログお休みします。

 

 


春が来た

2018-03-28 | 自然観察

日本各地で、この時期としては記録的に高い気温を記録した。

若松でも、朝は低いが、最高気温は22℃近くまで上がった。

 外の水槽に移す  庭のミスミソウ

  キクザキイチゲ 

学鳳校の土手にタンポポヒマラヤユキノシタ

町内会の雑用を終え、庭の手入れもそこそこに里山を巡った。

長原の雪もほとんど消えつつあり、薄むらさき色のキクザキイチゲが咲き始めていた。

モンシロチョウ、ルリシジミを初見、テングチョウと遊んだ。

   

   

フキノトウ雄花  雌花

 桜 堅し   ヒガラ

 テングチョウ多し

 河畔に残雪

ショウジョウバカマようやく咲きはじめた

 

アズマイチゲ

 

 忙しい上に、里山が呼んでいる。また忙しくなる。

 


「讃歌」口ずさみ 懐かしさで一杯

2018-03-27 | 日々の生活

              キクザキイチゲ 開く

 

忘れられない歌がある。

もう半世紀近く前のこと、民間会社から教員へ転職、初任地の川俣で出合った川高讃歌だ。

年のせいだろうか。讃歌を口ずさむと、ふるさと会津へ戻るまでの6年間を過ごした川俣での日々が懐かしく思い出される。

生徒と、折に触れ歌った素晴らしい川高讃歌、始まりは 

”紅き東雲ポプラに映えて 静寂を破る鐘は響くぞ 伝統香る紅葉が丘に 希望に燃えてああ集い来ぬ”。

讃歌の3フレーズ目はゆったりした流れに転調し、4番は情熱ほとばしるように盛り上がって終わる。

3番に ”花塚はそびえ広瀬はめぐる 春日の森の学舎よ ああうるわしき集いの庭に・・・”とあり、

目を閉じると、眼下に町を見渡しながら生徒たちと芋煮を楽しんだ花塚の林道、

借家の裏木戸を開けると広瀬川の堰の流れが響いていたこと、春日神社の賑わう秋祭りなど、数々の情景がよみがえってくる。

ときどき口ずさむ讃歌は、”種々の厚き教えは 花とかをらんとこしえに”で終わる。

川高卒業生の”とこしえ”の活躍を祈って止まない。

 

( 川俣高校は明治41年創立で、今年110年になるか。

  讃歌は70年前に生徒が作詞・作曲)

川高讃歌
一、 紅き東雲ポプラに映えて
  静寂を破る鐘はひびくぞ
  伝統香る紅葉が丘に
  静寂を破る鐘はひびくぞ

二、 我等立たずば何時誰かある
  栄えある使命肩に担ひつ
  試練の波を胸にぞ受けて
  立つや時代のああ朝ぼらけ

三、 花塚そびえ広瀬はめぐる
  春日の森の学び舎よ
  ああうるはしき集ひの庭に
  理想の花は
  今や  清く  咲きなん

四、 讃え見よ我等が徽章
  紫雲にさゆる楓の光
  種々の厚き教へは
  花とかをらんとこしへに   

    

         冬を越した花芽 君子蘭


ミズバショウ

2018-03-23 | 日々の生活

 備忘録として


 朝のうち、たけ君を門田での部活に送る。

 10時、町内でお世話になっている民生児童委員Oさん,Sさんが来訪。みんな、それぞれにがんばっている。

 妻の買い物を代行し、その足で、図書館へ借りていた本を返す。時間を見計らい、たけ君を迎えに。

 1時をまわり食事、その後、研修会資料、月末の回覧等の作成を終えて3時になる。多忙なり。

 書斎の西の窓に雲間から陽が射し始めた。微風だが、風は冷たかったが、身支度し里山へ。

 トンボ池の様子を見たかった。いち早い水芭蕉や、ピンクのモクレンのつぼみの膨らみを見たかった。

 強清水からの裏道はひどい残雪でひやひや、何とか通り抜けることが出来た。

 トンボ池は思いがけない残雪だった。所々雪に埋まりながら一周した。

      ヒマラヤシーダ球果の思い出

     今井美術館館長さんお元気かな。

  

雪融けの湿地帯にフキノトウの群落がきれいだった。

  

 

 水芭蕉は一輪、らしくない白い萼が見えた。 ハクモクレンもようやく膨らんできた。

    

   

 池の周囲を巡ると、アメリカザリガニが何匹も死んでいた。半数は尾の部分がない。これは鳥の仕業だろうか。

 他にも冬眠に失敗したのか浅瀬におおきい死骸が見えた。

 これから温かくなり繁殖期になる。駆除方法をいろいろ考えたいと持っている。

 

 帰りに八田野のショウジョウバカマの様子を見た。数株が咲きはじめていた。

    

    通り過ぎて戻ってパチリ

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 夜、何気なくチャンネルを回すと映画「ビルマの竪琴」が、途中からだったが、埴生の宿を聞いた。

 小学生のころから何度も見た覚えがある。たしか、安井昌二主演だった。今日の新しいもの、主演は中井貴一ものだった。

 また、今朝は4時で、「捕虜たちの言葉に耳傾けて」を聞いた。  https://ameblo.jp/aoiwasi-k135/entry-12362526869.html

 知らなかったことを聞き、あらためて戦争は起こしてはならないと思った。

 どっぷり平和に浸かり、のうのうと生活する我が日々が申し訳ない気持ちになる。

 命を大切にし、時間を大切にし、あらためて自分だけのためでない何か、出来ることをしたいと思った。

 今日も1日が過ぎていった。


庭に新しいいのち

2018-03-19 | 日々の生活


西の庭には未だ雪が残っている。

すっかり雪の消えた庭の枯れ葉を熊手で除いた。

薄く重なった何枚もの枯れ葉の下に、新しいいのちを認めた。

枯れ葉を突き破って、アサズキの緑の針が伸びていた。

 ベンケイソウ

ぬれた葉を持ち上げると、丸い紫色のつぼみが現れた。ミスミソウだ。

小さな花芽を抱える未だ黄色い葉はムラサキケマンだろう。

      

すっかり雪に押しつぶされたクリスマスローズのつぼみが膨らんでいる。

倒れたヤブコウジにしわしわの真っ赤な実が鮮やかに顔を出した。

 クリスマスローズ チオノドグサ

      

レンギョウ、サンシュはまだまだ、               匂いザクラ                    ツバキが開き始めた。

  トキソウ ミセバヤ

 

 庭に佇み、ふと、あと何年、元気に生きられるだろうかと、新しいいのちをみつめた。

 


茂吉の心境  春を探して  

2018-03-18 | 自然観察

いつも数冊を手に取り寝床に入る。手が冷えるのを我慢しての、しばらくの読書だ。

最近、気になる一文があった。

みなかみの激(たぎ)ちの音もうたがはずひとつの山に老ゆるしづかさ  
                                  「たかはら」           (昭和4年の茂吉の一首)

『作歌40年』に、

「水上の方で流れの音が聞こえる。この現象界において毫も懐疑することなく、ありのままに受納れて、

そうして、このような一山の中に老いてゆく人の寂漠たる生を楽しんだのであった。

そうしてそれは私自身にも関連しただの傍観ではなかったのであった。」とあるが、・・・      北杜夫著「茂吉彷徨」

激(たぎ)ちの音

近頃、老いを考えることが多い。

春めいた今日、何となく安らぎを感じた茂吉の一首を胸に「里山」を歩いた。

茂吉の言う、「馴染み深い、懐かしい同じひとつの山」ならぬ,我が「里山」だ。

馴染みの里山に春を見つけながらの約3時間、癒された思いだった。

   河東インター近く

 カラマツ芽吹き未だ 畦の草は?

 すべてを祈った

 下は磐越道        村の外れの土手に

     

飯豊遥か さやけし 

 徳一廟  

                                                                                            オニグルミ 冬芽と葉痕、サルの顔のよりヒツジに見える。

 いつもの我が輩の駐車場  

 カワラヒワ カシラダカ 

 テングチョウ 

   キタテハ 

  

  

 

 


北帰行 コハクチョウとの別れ

2018-03-15 | 自然観察

昨日、西側の窓の雪囲いを一気に外した。多少足腰が疲れた感覚だ。

今日の若松の気温は午前6時に 1.5℃、午後3時に17.5℃、めっきり春めいた。

玄関の風防室から、いくつかの鉢を庭に出した。でも油断は禁物、折角冬を越した草花だ、

夜はまた取り込むつもりだ。

 

新聞で、猪苗代のハクチョウの北帰行が始まったとの写真報道を読んだ。

春を見つけがてら、崎川浜のコハクチョウに別れを告げに行った。

途中、長原での初チョウは越冬したテングチョウだった。

田の土手のオオイヌノフグリにはナミハナアブがさかんに吸蜜していた。また、所々フキノトウも開き始めていた。

   

  

  雪解けの下には秋が 

 

 いつも観察に行く崎川浜・原川の河口付近の浅瀬は、雪解け水で水位が上がった湖水に沈んでいて、水鳥は全くいなかった。

 ついこの前まで賑やかに集っていたコハクチョウの群れは、かなりが旅立ってしまったようだ。

 一週間前    沈んだ浅瀬 

かすむ磐梯  

    原川沿いのネコヤナギ

 心残り、残念な気持ちで湖水を離れたが、田んぼ道にコハクチョウの群れを見つけた。

 雪解けが進んだ田んぼに10数羽のコハクチョウが、泥にうずくまりさかんにエサを探していた。

 くちばしを突っ込み、泥を吐き出す行為を続けていた。

 無事に元気で北へ帰れ!と、祈った。

  

  

                                  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

いつか見た金色のコハクチョウ  多分これが原因

 帰りの金堀で、

   

 


卒業おめでとう

2018-03-13 | 日々の生活


隣接する町内会として、大熊中学校の卒業式に臨席した。

   

  

あの3.11から7年が経った。

明るい太平洋の波音に育った子ども達が、予期せぬ運命に見舞われ、縁ありてたどり着いた会津若松。

慣れない土地で、両親兄弟の加護のもと、教師に、そして地域社会や多くの周囲に助けられ成長し迎えた卒業式だ。

仮校舎の脇にまだ堅雪が残るが、寒さも和らぎ、春めいた卒業式日和となった。

静かなピアノ演奏の中、10名の卒業生に卒業証書が授与された。
 

最後に歌う校歌に、生徒たちのふるさとを想像した。
  ”呼べばこたえる 太平洋 紫金かがやく 阿武隈や”
  ”かげろう燃える 梨の花 ながれて清き 熊川や”

今そのふるさとへは戻れないでいる。

生徒や家族の心情を思うとき、目頭が熱くなった。

卒業生を拍手で送った。

君たちは、大熊町の、福島の、国の宝だ。この先待っているだろう幾多の試練にも、胸を張って羽ばたいて欲しい。

おめでとう。どうか、前途に大いなる幸あれと願った。

別れはいつも切ない。

 

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大熊中卒業式については、いつも同じ感懐を書いてきた。

また繰り返し書いた。

拙ブログ

http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/97edb99530ff63cbb4b4b477c98bfefb
http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/4bb2860924288f6aab6442bd44781f94

 

  短大のツバキ  シダレザクラ 八幡神社

 

 


春は名のみ

2018-03-10 | 自然観察

 

春まだ浅き里山、残雪を踏みしめながら林の中を歩いた。

早春にいち早く咲き出すショウジョウバカマが浮かび、猪苗代湖からの流れ沿いの土手を歩いた。

雪解け水も加わり、幾分水かさの多い流れは、どこまでも清らかで綺麗だった。

  

残雪の表面は堅くスノーシューなしで進んだが、所々長靴が埋まり裸の木々に支えてもらった。

きびしい冬を耐えた木々は、ほんのり温かく感じられた。

お目当てのショウジョウバカマは、花茎は伸びず、つぼみは堅く一寸早いようだった。

 

                                                                                                                                                  キノコにうっすら なごり雪

帰路、雪解けが始まった土手にひときわ明るいフキノトウが見えた。

でも、大きく開いたのはわずか、あちこちに堅いつぼみが温かい日差しを待っていた。

    

待ちわびた春を摘んで、雪の上にハンカチを広げた。爽やかな季節の香りが嬉しかった。

早速、フキ味噌にでも・・・。

 いつか染めた藍染めハンカチに

雲間に青空が見え始めていたが、ともかく風が冷たかった。 

春は名のみの~ 風の寒さよ~

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ショウジョウバカマ  昨年の咲き始めは 4/4だった。

  2017.4.4

 


ベニヤのキャンパス

2018-03-09 | 日々の生活

    

いつか、安曇野のアルプス公園内の木工教室の売店で求めた板。趣がある。

そのとき描いたボールペンの「麗しの磐梯」、しばらく壁に下がっていた。

思いついて色を付けた。

 

    

 

    

 

 昨日100円ショップで、偶然、楕円形のベニヤ板を見つけた。

 鎖がついているラワン材、早速サインペンを走らせた。

 色の少ないアクリル絵の具を溶いて、薄く色を塗った。

 

            

絵心はあるが、暇がない。 暇を作り出すこころのゆとりが欲しい。


絶滅が心配なチョウ・トンボを守るため

2018-03-07 | 環境問題

長い冬期間に、雪に覆われたトンボ池を考えない日はなかった。

自称トンボ池の状況を憂い、関係行政(県、市)へ要望に出向いた。

トンボ池が、既に死の池に化しつつある危機的な状況だ。

池を管轄する県へは、トンボ池の意義やここに至った経緯等について話し、この池の適正な管理をお願いした。

Yさん,Wさんが真摯に聞いてくれた。

要望の基礎は、「自然環境の保全」で、

現状の問題点を挙げ、それらの具体的な対策をお願いした。
 ○ 池の水位え、水質の定期的な観測、
 ○ 生態系破壊の要因として植生の管理、
 ○ 要注意外来生物のアメリカザリガニの駆除
 ○ 木道の改修 etc

その足で、市の赤井谷地を管理する課へ寄った。

過日、新聞報道で知った「赤井谷地湿原の観光誘致」の真意を尋ねたかった。

初めての、突然の訪問だったが、Iさんが真摯に耳を傾けてくれた。

そして、谷地周辺のビオトープネットワークの意義や、現在の保全の危機的の状況や、

自然史遺産としての活用などについて話を聞いていただき、参考資料を添えた。

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   ・産卵するマダラナニワトンボ                      姿を消して 6~7年になる    

         

 ・チョウトンボも姿を消した

   ・かつて見られたオオアオイトトンボの集団産卵  

 ・かつての豊かな水辺       池の9割がアシに占拠  開放水面1割    植生が変化し、アメリカザリガニが侵入し その他の水生生物も消えている

   

 

(参)里山の自然 荒廃を憂う    2016-11-17 | 環境問題

https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/29f0486c36f3a0c52874d6215c8a5c3a


大雪を耐えたヒメシロチョウの蛹

2018-03-06 | Weblog

 

秋に、厳寒を前にやっと蛹化したヒメシロチョウ、積雪前にプランターを板で囲った。

  「ヒメシロチョウ蛹化 2017-10-23 」
    https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/9ecd90f6e1e924b453861e476478c422

 

今年は雪が多く、しかも低温続きで雪も消えず6~70cmに埋もっていた。

  

野外の蛹はかなりの積雪に大丈夫だろうか。

そんな心配をするが、自然界ではたくましく生き延びてきたのだ。

春らしい陽に、雪解けが進んだ。 今朝、蛹の囲いをのけた。

  蛹はすべて褐色に

                     ↑ プランター

チョウもトンボも、厳しい冬を越えた。

ヒメシロチョウが益々愛おしく思われた。

環境省のレッドリストで全国的には既に雑滅危惧Ⅰ類に分類されていたが、

昨年改訂された「ふくしまレッドリスト」でも、これまで準絶滅に分類されていたヒメシロチョウが絶滅危惧第Ⅱ類へと危険が増した。

小生の観察でも、局所的には大丈夫だろうが、以前に比べかなり減っている。

会津若松でも生息は一個所だけだ。

春に、いつも授業をしているヒメシロチョウ生息地の小学校で、ヒメシロチョウの羽化を観察させてやりたいと思っている。


静寂の崎川浜 

2018-03-03 | 日々の生活

昨日は終日吹雪で荒れた。一夜明け、春の陽が温かかった。

午前中は、孫と庭で遊ぶ。

    雪の中からカリン

午後は、一人感動、静寂を求めて崎川浜へ。

今日もコハクチョウが静かに、たおやかに流れていた。

 

紺碧の湖に浮かぶ輝く磐梯、逆さ磐梯も明るく光っていた。

昨日までの吹雪が嘘のように晴れ渡った湖畔、

わずかな木々が春の陽の影を落と林を、スノ-シューで歩く。

気温5~6℃、北への旅立ちを促すように温かい。

しばし佇み、コハクチョウと静寂を共有できた

誰もいない浜に、幸せを独り占めだ。

みんな、そんなにも忙しいのか。

 

シベリアまでは遠い。しっかり飛翔練習をしろよと促したが、

しっかり休んでいるようだった。

河口の浅瀬に集う北からの使者へ呼びかけた。

「そろそろ帰るのか?どうか無事で帰れよ!」と

 

 


恐ろしいアメリカザリガニ

2018-03-02 | 環境問題

県の野生動植物保護サポーターの研修会があった。

夜は町内の第1回の合同役員会の会議があり、会場の三春までの往復はきつかった。

 

研修内容はふくしまレッドリストに関わる内容で、昆虫に関しては塘教授から〈希少な昆虫の保全について〉の興味ある話があった。

    

  

小生が保護の対象にしているトンボについては、マダラナニワトンボは変わらず絶滅危惧第Ⅰ類だが、

コバネアオイトトンボはこれまでの絶滅危惧第Ⅱ類から準絶滅危惧へダウン、

カラカネトンボは変わらず第Ⅱ類のまま、チョウトンボは準絶滅危惧種だったがこんかいは情報不足となっている。

また、ミヤマシジミが絶滅Ⅱ類から絶滅Ⅰ類へ益々心配な状況となった。

会津若松市内では絶滅したものと考えている。ヒメシロチョウも準絶滅だったものが第Ⅱ類へ危険が増した。
 
 すばらしい講演の後、アメリカザリガニの駆除について質問した。
 ○ 自称トンボ池が、死の池と化している現状、

   ○ 池の生態系は池の植生、水質、外来生物により生態系が改悪し徐々に崩壊したこと、

   ○ 特に「要注意外来生物」アメリカザリガニの侵入により水生生物が危機状態にあることを訴えた。

  そして、アメリカザリガニの駆除方法についてを伺った。幾つかのヒントをいただくことが出来た。

  なるべく早く、駆除方法を検討し、実践したいと思っている。

研修会で県への要望と提言をまとめ、持参した。

その一部を、ときどきお世話になっている福大の塘先生へ手渡した。

今後アメリカザリガニの駆除について指導を仰ぎたいと思っている。

帰路、三春町内で信号待ちに土手にキタキチョウを見つけた。

車を降りて観察した。もう羽化したのだろうか、越冬個体だろうか。
 

高速道で帰宅、何とか町内の会議に間に合う。 (2018.3.1)