エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

入学式リハーサル

2011-03-30 | Weblog

  
御夕飯のあと、急遽、萌香ちゃんの入学式のリハーサルとなった。
 入学式のお洋服を着ると言いだした。
 2年前のお兄ちゃんの時を思い出しながら、じいちゃんが写真を撮った。
 あとから聞いたら、おばあちゃんがママに、「入学前に着せてみろ」と言っていたのを聞いていてのことだったようだ。
 4/6が小学校の入学式のの予定だ。
 週間の天気予報は「晴れ時々曇り」、まずまずの天気になりそうだ。


 ついこの前幼稚園を巣立った萌ちゃん、春休みは毎日、お兄ちゃんと元気に遊び回っている。
 連日短大のグランドへかり出されている。今日はばあちゃんも一緒だった。
サッカーや構内を自転車乗り、休むことなく遊んだ。
 萌ちゃんは、すぐに「のど渇いた」というkら、お茶だけは忘れずに持って行く。
 今日初めてキタテハが数頭、いよいよ春を楽しむように舞っていた。今年初めて見るチョウだった。

 我が家から短大までの、わずか300メートルほどの自転車乗りも楽しみなのだろう。
 最近、お兄ちゃんの22インチの車を貰ってご機嫌だった。

 DSはお兄ちゃんと賑やかに仲良く遊んでいる。
 DVDも好きだ。「ドラえもん」、「カスミン」、「たまごっち」が大好き、
 また最近は、「KARA」とか「AKB」など、じいちゃんの知らないのも夢中だ。
 静かだと思うと、一人でお絵かきをしている。これはお兄ちゃんにはなかった遊びだ。
 マイペースで、天真爛漫な萌香ちゃんだ。

 【最近、プレゼントされた「萌香のお絵かき作品」】





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つらい花粉症

2011-03-29 | Weblog
   
 初めての発症は、いわきへの転勤の年、42,3才のころだった。
 そのときのことは鮮明に覚えている。以来、春先には苦しんでいる。

 昼前に、久々に春めいた陽気に誘われ、孫を連れて短大グランドで遊んだ。
 うかつにもマスクを忘れた。実は、メガネが曇るので、できればやりたくないのが本音だ。
 広いグランドで、孫たちと三人でサッカー、フリスビーで汗を流した。
 二人はおもしろい盛り、萌ちゃんの方が強くて、お兄ちゃんはいつも負かされている。
 グランド周囲の土手のサクラ、つぼみはまだまだ固かったが、コデマリの垣根は遠くから紅く色づき、近づくと膨らんだ丸いちっちゃなつぼみがびっしり付いていた。
 グランドに寝転んで、雲一つ無い青空を見た。首を曲げると、あどけない孫たちの戯れ、平和そのもの世界が広がった。



家に戻ると、久々に花粉症の症状が・・・。
立て続けにくしゃみが出ると汗が出るほど暑くなった。
鼻水、くしゃみ、目のかゆみは最近無い症状だった。今年はひどいような気がしている。
 最近も、日中庭に出るときはマスクをしたりして注意しているが、あまり効かなかった。
だから出来れば外出しない方がいいのだろう。
しばらく花粉症には苦しめられそうだ。

 
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春の訪れ

2011-03-28 | Weblog
    
 河東のいつもの土手に、春を見てきた。雪解けが進み、フキノトウが顔を出していた。
 孫たちと春の香りを摘んだ。晚の食卓に天ぷらとフキ味噌が並んだ。



途中、普通にガソリンを入れることが出来たので、猪苗代まで足を伸ばした。
 猪苗代は、さすがにまだまだ雪がいっぱいだった。
 沿道の雪の林に入ると、ウサギの足跡が林の中に入っていった。どことなく春の気配を感じることができた。



 翁島の田の間を流れる川沿いに車を止め、凛と聳える磐梯山を眺めた。
今日も、いつも訪れてこころ癒される大自然があった。 






ハクチョウやカモはほとんどが北へ帰ってしまったのだろう。
名倉山を過ぎると、小石ヶ浜付近くに十数頭のハクチョウが見えた。
 明日にも旅立ちだろうか、盛んに毛繕いをしたり羽ばたきを繰り返していた。
 木々の枝越しに望遠でシャターを切ったが、手前の枝に黄色いマンサクが咲いていた。


【小石が浜で】

【マンサク咲く】

 地震から二週間になるが、後遺症だろうか、この間悶々としてストレスがたまっているようだ。
 高台から雪解けの進む会津盆地をみつめた。
さわやかな雪の山並みにこころ洗われ、明日からの元気を促されたような気がする。


 【会津盆地 松長から真西方向】

 【松長から北西 飯豊山を望む】

 当たり前の日々をブログに書ける幸せと同時に、一瞬のうちに奪われた被災者の家族の避難生活を思わざるを得ない。
 がんばろう福島!、がんばろう東北!、がんばろう日本! 



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思いがけない宅急便

2011-03-27 | 日々の生活

昨日、思いもかけない宅急便が届いた。
依頼主は少年時代からのチョウの友、石川県小松市のYさん、品名には「米、缶詰」とあった。
この東北の大災害に、食料品の不足を心配しての贈り物だろうと思い、箱を開けると、
石川県産の無洗米が二袋、そして、沢山の各種の缶詰が詰まっていた。
 驚き、感謝の気持ちでいっぱいになった。
 特に添えられた手紙もなかったので、念のためメールをチェックすると、Yさんから「宅急便」のコメントがあった、
 そこには 「今日やっと宅急便が福島県に行けることを知って、急いで用意していたお米を送りました。」
  「役に立つかどうか分かりませんが、食べてください。」と。
 さらに「足りないものがたくさんあると思います。何かありましたらいってください。」とまで。
 涙がこぼれそうになった。とり急ぎお礼のメールを返信した。

幸い山国会津では地震の被害は少なかったが、一時はスーパーも閉じて、つい最近まではお米も缶詰も、冷凍食品までもが一切なかった。
 二週間が経って、ようやく落ち着いてきたところだが、Yさんもたぶん太平洋岸沿岸の大津波による被災地の緊急援助の報道を見たのだろう。
 その気持ちがとてもありがたかった。

 会津にも特に県内の浜通りから避難してくる人が多くなった。
 また、郡山の息子宅にも嫁さんの家族が避難してきている。問題は原発だ。
天災はいたしかたないまでも、地震発生以来、毎日毎日何とか冷温保存して核物質が制御出来るようにと祈り続けていた。
 未だに予断を許さぬ緊迫した状況に不安が募っている。そして今後、放射能によって水や野菜の汚染が広がりそうだ。
 
 以前のような当たり前の生活が取り戻せるようになり、少しずつ復興のスタートが切られることを願っている。



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静かに庭を眺めている

2011-03-25 | Weblog

  【窓際の寒々した木々】

彼岸を過ぎたのにいつまでも寒い。春は名のみの風が冷たい。
 今朝方は季節外れの吹雪だった。
 しばらく窓際に陣取り、ぼんやり庭を眺めていた。
 楽しみはヒヨドリとの会話。雪の中、えさ台に降り立ちリンゴをおいしそうに啄んでいた。

 深閑の林に昼下がりの陽が差し、ハクモクレンのつぼみの毛が輝いている。
我が家を覆っている桐の大木、その枯れた実の向こうを白い雲が流れていく。
 正にゆく川の流れのごとく、浮く雲の流れは絶えずして、しかももとの雲にあらずだ。
 そして、浮かんでいる絹のような薄い雲が、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためなしである。

 巨大地震から二週間、報道に震災の惨状を見るにつけ、また、原発の不安を募らせながら鴨長明の無常観を浮かべた。
 諸行無常、この世の移ろいをぼんやり思い浮かべ、うつろな日々を送っている。


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彼岸明けの墓参り

2011-03-25 | 日々の生活



彼岸が明けてしまった。いろいろ都合があって、今日になってしまった。
 昼前に、冷たい風を切って、一人自転車でお墓参りをした。
 父も母も待っていたかも知れない。しばらくのご無沙汰を詫びてきた。
 お墓に参る前から、雪は消えただろうか、この前の大地震で墓石大丈夫だったろうか、と心配だった。
墓まで道が、大雪で倒れ曲がった竹の林にふさがれていた。
よかった、幸いに墓石は一つも倒れていなかった。雪も周りの大木のおかげか、思ったほどは積もらなかったのだろう。
 




一番奥の我が家、若松初代の墓石に「元禄」とあるから、300数年前のこと。
周りの木々もその頃のものか、先祖代々の墓石に根を張って大きな石がどれもかなり波打っている。
いよいよ危ない状況で、何とかしなければと思っている。
 最近、墓石を一つ一つ写真に撮って、墓石の刻みを解読している。
父から貰った家系図を元に、父の残した「家系概記」を補足して息子に残そうと思っている。

 墓はお城の南に隣接している。自転車を引いて、お城に寄った。



 先日赤瓦に改装されたばかりの鶴ヶ城が、曇り空に美しく聳えていた。





 お城に観光客の姿はほとんどなく閑散としていた。
新装なった「赤瓦天守閣」を記念していろいろ行事もあったようだが、地震のため延期されるようだ。
本丸の北東側の帯郭の一部が崩れていた。この前の地震のためだろう。



その横に穴が掘られていたが、これはかつて本丸にあった七日町阿弥陀寺の御三階が近いうちに移築される工事のようだ。
多行松の雪つりは外されていたが、本丸から久々の凛々しいお城を見つめた。

(参)拙ブログ 「赤瓦の鶴ヶ城」 2010-12-21
 

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かわいいコゲラ

2011-03-22 | 自然観察

柔らかい春の陽に、小鳥のさえずりが明るい。
時々、庭の桜の木にコゲラが来て、さかんに木をつついている。
虫が見つかるのだろうか。
さすがにキツツキ、くちばしは細く鋭い。





雪で傷んだ餌場の客はヒヨドリだ。
リンゴを置くとそこで見ているのかすぐに飛んできておいしそうに啄んでいる。
 鳥たちの仕草はかわいい。いつまで見ていても飽きない。
 

我が家の庭ではキツツキの仲間のアオゲラやアカゲラも時々見かける。
気づけば同じ春先、葉の茂らない今が探しやすいのだろうか。
(参)拙ブログ  ○「アオゲラ」2009-04-07、 ○「犯人はアカゲラ」2007-03-23

 
  アカゲラ                   アオゲラ


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長蛇の列に並ぶ

2011-03-21 | Weblog

今朝は娘に替わって、ガソリンスタンド前の長蛇の列に並んだ。
今朝早く、娘は友達からの電話で朝食もとらずに出かけた。近くのスタンドで整理券を配るとのこと。
しばらくして娘から「17番の整理券をゲットした」と連絡が入った。12時から整理券が配られるという。
、朝食もとらない娘に替わって妻が並びに出かけた。そのあと妻に替わって我が輩の番、1時間並んで、また娘に替わった。



  17番の札は、整理券を貰うための順番券とのことだった。途中の割り込みを防止するためだった。
 最近、給油できるスタンドに延々と並ぶ車の列を見ていたので、なるほど、いいシステムだと思った。
 並んでいる見慣れない人たちの会話を聞いていたら、いわきや郡山からの避難者が多かった。 
 予定どおり、昼過ぎに娘が整理券を貰って帰ってきた。ガソリンの給油は明日で、20リッター限定だと言う。
 娘の通勤のために、仕方なく並んだ。自分は並んでまでは、と思い我慢するのが常だ。
 今のところ特別に車を出す用事もないし、そのうち落ち着くだろうと強がりを言っている。

 もともと、何かの権利を得るために、長い列に並ぶことはどうも性に合わない。
 でも、そういえば、いつか並んだことがあったことを思い出した。
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未だ芽の堅い街路樹の枝が、細く青空に伸びていた。
行き交う車の流れる街灯には、ルノアール展を知らせる、爽やかな少女の布のポスター画が春風に静かに揺れていた。
 ちょうどいまの早春の時期、東京駅八重洲口のブリジストン美術館前で、ルノアール展の開館を待つ数百人の列に並んでいた。
感動を期待して、人々は静かに入館を待っていた。2001年3月のことだ。
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震災の復興を祈る

2011-03-20 | Weblog
            【夕焼け   庭から西方(奥会津方面)を望む】

   大地震発生から10日になる。
ともかく、未だどうなるかわからない原発事故の安全、終結を祈っている。
ずっとそのことが心配でならなかった。

 天災は仕方ないだろう。しかし、自然に負けた原発、その恐ろしい制御不能は人災と言える。
想定外などは許されるはずはない。万一の備えは万全でなかったのだ。
 もともと、対策に完全無欠などはあり得なかったのに、そのことを忘れていた。そこに技術の過信があったのだ。
 考えられない地震エネルギーの脅威にさらされる技術であってはならない。
そうであれば、今後原子力による発電は見直されるべきだし、さらに日本のエネルギー政策は見直す必要があるだろう。
 
 被災されたすべての人たちの復興を祈りたい。
何も出来ないが、ただただ祈ることは出来る。目を瞑り、手を合わせる。
きっと何かが起こると信じて。 

拙ブログのカテゴリー「環境問題」に以下の原発事故の記事を見つけた。

「原発制御棒抜け事故 安全性に鈍感」(2007-03-24)
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今回の北陸電力や東京電力の原発制御棒抜け事故に強い憤りを覚える。
 これまでも東京電力の福島原発のトラブル隠しは際限がなく、企業体質への不信は原発の危険性への憂いをますます大きくしている。問題を起こすたびに頭を下げるだけでは済まされない。核分裂反応は待ってはくれない。危険性、安全性への鈍感な意識に、あらためて原発への依存に疑問を抱かざるを得ない。
いま世界のエネルギーの90%が化石燃料に依存し、排出する二酸化炭素による地球温暖化が急速に進んでいる。核燃料のエネルギーはいい面もあるが、廃棄物の処理も含め、安全性の確保は絶対である。
地球的な視野で見ると、今後は無限に供給可能な風力、太陽光、バイオマス等の太陽からの入射エネルギーを求める理想を追求すべきと思う。
 それにしても、膨らみすぎたエネルギー大量消費社会は逆戻りできないのだろうか。ライフスタイルを見直し、少しでもできることをするしかないのだろうか。
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大震災から一週間

2011-03-19 | Weblog
  
地震から一週間が、何も手に付かずにつかの間に過ぎ去った。
虚無感というのだろうか、未曾有の災害に見舞われ、沿岸各地の被災者の状況は察するにあまりあった。
また、来る日も来る日も原発の様子が心配で、憂いは募り何とか早くに収束をと祈り続けていた。

 彼岸の入り、なのに朝晩の冷え込みは強く、裏庭の残雪もまだまだひどい。
庭先の雪をシャベルで丁寧によけると、幾重にも重なる濡れ落ち葉を突き破って、黄色いスイセンの芽が見えた。
春の陽になんとまばゆいことか。



 夕方から雨が降り始めたが、穏やかな日中は、ヒヨドリが大好物のリンゴをおいしそうに啄んでいた。



桐の木の枯れた実の上を白い雲が流れていく。正にゆく河の流れのごとく、雲の流れも絶えずしてしかももとの雲にあらずであった。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
この世の移ろいをぼんやり思った。
 



祝 萌ちゃん卒園!

2011-03-13 | Weblog

 萌ちゃん、卒園おめでとう!。こんなに嬉しいことはない。
 今日は、萌香ちゃんの幼稚園の卒園式があった。
地震で大変な時期でもあり、被災地等の惨劇を思うと多少の心苦しさもあるが、予定通りに卒園式が行われた。

 
春の穏やかな陽に恵まれ、新しい門出にふさわしい日に、幼稚園生活のピリウドを打つことが出来た。
何日か前から、幼稚園での作品や文集、何人ものお友達からの贈り物を沢山貰ってきていた。
プレゼントされた2Bの鉛筆を削って!と頼まれた。
すっかり小学生モード、削られた鉛筆を筆箱に入れて、新しいピンクのランドセルに入れ担いだ。

 年長のお兄ちゃんと通い始めて3年が、夢のように過ぎた。
 毎日のバス通園、雨の日も雪の日も、朝は8時過ぎに見送られ、帰りは2時半に迎えられての3年間、
毎日本当に楽しそうに通った。
お兄ちゃんから始まって4年間、欠かさずのバスまでの送り迎え、おばあちゃんもご苦労様でした。

 何事も負けず嫌いでしっかり屋の萌ちゃん、がんばったね。
 ママと式に出かける前に、庭で記念写真を撮った。
 ファインダーを見つめながら、いろいろな思いが巡り、目頭が熱くなった。

思えば、我が子は核家族で、妻と二人で育てたが、孫二人は、じじ、ばばもいてとても幸せだと思っている。
身近で我が子以上に愛情を注ぐ生き甲斐も感じている。
 4月からはピカピカの1年生。今度はお兄ちゃんと二人で通うことになる。
これからの楽しい学校生活を心から願った。
 お夕飯には、みんなでささやかなお祝いを計画している。

 


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窓越しの闇の庭に

2011-03-12 | Weblog


昨日の朝、前日の思いをブログ更新予定だった。
その後の大地震で、ネットがつながらなくなった。

「窓越しの闇の庭に」
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寒い北風の夜、カーテンを開ける。
暖かく明るい世界から、ガラス越しに、零下の闇の世界を見る。
オンザロックのウイスキーを手に、降り続く横殴りの雪をぼんやりと見つめた。
白くなったツバキの茂みが揺れ、暗闇に足下の雪が妙に明るい。
そんなとき、人生の一瞬間が止まって、生かされている自分を意識した。
ひととき、自然に囲まれる幸せを実感した。(2011.3.10)
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3月11日 午後2時46分、国内史上最高の巨大地震に襲われた。何と、マグニチュード8.8だった。
ラジオで警報音と共に「緊急地震情報」が知らされた。
妻と、幼稚園kら帰った場kりの窓と一緒にコタツに正座して数秒待った。
すぐに揺れが来た。大きい揺れだった。
はじめガラスの入った本箱をおさえていたが、そのうち本棚の上のものが落ち始めた。
かつて経験したことのない恐ろしい揺れだった。
孫を連れて表に出ると、近所からもみんながでていた。

その後、すっとテレビにくぎ付け、ときどきの余震も怖かった。
一晩、余震に何度も起こされて睡眠不足だった。
今朝もテレビに惨劇を見つめながら、涙が流れた。
その後、原発の冷却失敗からの事故が心配、不安でならなかった。
一時はチェリノブイリ原発事故を思い描き、気が気でなかったが、
夜分、総理談話で原子炉格納容器には損傷がないことを知って
ひとまず胸をなでおろすことができた。

我が家が皆無事でテレビを見る。申し訳ない気持だ。
沢山の死者、行方不明者が出ている被災地の状況を前に、
ただ運がよかった自分、何かすることがないだろうか。
一日も早い復興を願いたい。精一杯助け合って。



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厳寒の朝に

2011-03-10 | Weblog


カーテンを開けると深閑の雪の林にキジが悠々歩いている。
早春の庭に 神の造りし自然の造形に見惚れた。
真っ赤な鶏冠、首筋の黄金輝く緑、長い尾、すべてが凛として美しい。
精悍なまなざしに呼びかける。
「ようやく春が来たな」と。




やわらかい陽が注ぎ、わずかに頭を出したクマザサが風に揺れている。
昨日崩した庭の雪が、固まったまま残っている。
朝方の雪が載ったツバキの葉が、青々と、すがすがしく鮮やかだ。
ヒヨドリが降りたち、リンゴの皮をついばみ始めた。








スイミングスクール

2011-03-09 | 教育を考える

孫は週二回、スイミングスクールに通っている。
もう3年になる。時々、日曜日には進級テストがあった。
二人とも、水泳帽子には、進級ごとに貰った数え切れないワッペンが縫い付けられている。
あまりいやだと言うことはなかったから、好きなのだろう。

最近、ママが一日のお勤めになってからは、3時半からのプールへの送りはじいちゃんの仕事となった。
いつもは車で送ってそのまま帰っていたが、昨日初めて孫たちの泳ぐ姿を見学してきた。
一生懸命だった。25mプールを何往復もする運動量はすごいものだ。
もう二人とも4泳法をすべてマスターしていた。
萌ちゃんのバタフライの格好のいいことには驚いた。 
ばーちゃんはいつもずっと泳ぎに立ち会って、勤めの帰りに娘の車でみんなが帰ってくる。
と言うことで、練習のある、火、金曜日は、ばあちゃんは行く前に夕飯の準備をしてからなので大変だ。



子どもたちの習い事は大変だ。
特に小学二年生の孫でも、同級生の大半が学習塾へ通っているそうだ。
我が家は、子ども三人とも学習塾へは行かせなかった。その必要性を認めなかったからだ。
娘も、なぜか行かせない主義のようだ。
都会とはずいぶん違うようだが、子どもたちの塾通いはどうなのだろうか。

ただ、我が子三人は一緒にピアノ通いをさせた。
教養のつもりだったが、末娘だけは後に幼稚園勤務で役に立っている。
息子も中学まで通い、かなり上手に弾ける。
音符を見ながらピアノを弾けるなんて、羨ましいかぎりだ。

孫たちは、そろそろ水泳をやめて剣道をやりたいらしい。
娘がじいちゃんを見ていていいと思ったのあろうか。
多少心配しながら、孫たちを傍観している。


外相の辞任

2011-03-08 | Weblog
            【リンゴの好きなヒヨドリ】

   
前原誠司外相が辞任した。外国人からの政治献金を受け取っていた責任を取っての辞任だった。
骨のある、近いうちに日本をリードするであろう政治家と期待していたので、残念だ。

今日の【毎日新聞の社説】には
《焼き肉店を経営する在日韓国人の女性は、中学2年で父親をなくして近所に越してきた前原誠司氏を、息子のように思って付き合ってきたという。
彼女からの年5万円、計25万円の政治献金が「国益が損なわれる」ほどのことだったのか。》
 また【朝日新聞の社説】には
《事の軽重を問わず政争の具とする。あくなき攻撃と報復の応酬にふける。これでは腰を据えた政策遂行は望むべくもない。
議論し、調整し、物事を決めていくという政治本来の役割の自己否定であり、空回りというほかない。》 とあった。
そして、【天声人語】には
《在日韓国人で、苦学する前原氏を少年の頃から励ましてきた人だそうだ。
とはいえ外国人から政治家への献金は法に背く。批判、反省は当然だ。
それでも外相辞任という結果には、なぜか収まりの悪さが残る。》とも。

いずれの記事も、全くその通りだと思った。ルールはルールだが、辞任が良かったのだろうか。
 ともかく、先ずは「政局」政治でなく、国民の暮らしを優先にした政治をして欲しいと多少のいらだちを覚えている。

 この外相の外国人献金問題を追及する予算委員会での質疑をテレビで見ていた。
 これは予算審議ではない。質問する野党議員の、なんとも品位のない攻撃が気になった。
これが選ばれた国会議員なのだろうか。閣僚を責め立てるその野党議員の言動はとても醜くかった。
 いつも委員会での質疑にはそれぞれの個性を見るが、人間社会、まず大切なのはその人となりだと思っていた。
 党利、党略、主義主張や政治理念の前に、政治家たるもの、まずは品格ある人柄、人間性が必須であろうと思わざるを得ない。 



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