エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

深閑な林の中で 賢治の世界観想う

2019-02-27 | エッセイ

深閑な林の中で 賢治の世界観想う

   

 春とはいえまだ暦の上、かなりの雪の残る林の中、スノーシューを履いて清らかな流れを見つめた。

いつもそこに行けば可憐に咲いている早春の花の様子を見たかった。

流れの淵にロゼット状のショウジョウバカマを見つめると、ようやく白い丸い小さなつぼみが膨らんでいた。

花はもちろん早過ぎる、やがて咲く薄紫色の花を思い浮かべた。

久々に、白一色の大自然に抱かれた思いがうれしかった。

静寂の林の中、大木の根明けや動物の足跡を見つけながら、ふと宮沢賢治の世界観を想起した。

人間が木々や動物だけでなく、積もった雪や流れる水、森閑なる空気など、すべての自然とつながっていることを思った。

彼はいつも紐のついたシャープペンシルを首から垂らして山野を歩きまわっていたと言う。

デジカメの情報だけでなく、やはりその場で感じた心象風景こそが大切と思う。

いよいよ春の訪れ、里山にありて賢治に学び、時々立ち止まり思いをメモに留めたいと思っている。

 

(参) ショウジョウバカマ     2019-02-19 | 日々の生活

   

水鳥がいない

2019-02-22 | 日々の生活

安曇野/犀川のコハクチョウの北帰行が始まったとのニュースがあった。

 http://sbc21.co.jp/news/index.cgi?page=seventop&date=20190219&id=0346757&action=details

 猪苗代湖でも3月始めには旅立ちが始まる。

故郷への旅立ち前の準備を始めるコハクチョウたちを見に崎川浜へ。

残念ながら,1羽も見ることが出来なかった。いつもあれほどいたオナガガモのいない湖は寂しかった。

時間帯もあるが、鳥インフルエンザ騒ぎがあり、餌づけ禁止もあり水鳥たちの滞在場所に変化が起きた。

笹山浜は、ほとんど寄らなくなり、崎川浜もすっかり数が減った。

 

いつ来ても救われる 秀峰磐梯

 

 

湖岸に、雪の残る林の中をスノーシューで歩いた。

  

  

  

 

滝沢峠を下った。 雪解けが進んでいた。

 根明け 

 犯人は?   ロゼット状のタンポポ、ノゲシ

モートンイトトンボの湿地 

 気温は10℃を超え,すっかり春近しだ。

小康状態の帯状疱疹、どうも老齢者に出る疱疹後神経痛が発症しているとのこと。

我慢できないほどではないが、痛みが続きそうだ。

身体を温めて、努めて静養したい。

 


ショウジョウバカマ

2019-02-19 | 日々の生活


所用あり高速に乗った。
途中、八田野のショウジョウバカマの様子を覗いてみた。

未だ雪も多くスノーシューをはいて林の中を流れの縁まで行ってみたが、

ショウジョウバカマはようやく白い丸いつぼみが見えた。

  

  

 

  

     

 

家に戻り、昨年のブログを見てみた。やはり、春が待ち遠く3/10にフキノトウを取っている。

「春は名のみ3/10」blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/e4f5271c972c0e82821e7b530715b89b

そこにショウジョウバカマの花があった。

2017.4/4撮影

今年はいくら雪が少なくても、まだ2ヶ月先のことだ。

数日3~4℃まで上り、寒くない。

昼時の磐梯高原パーキングで磐梯を撮った。

  


春の雪

2019-02-17 | 日々の生活

春の雪
朝方の激しく降る雪も、春を思わせる穏やかな日曜日だ。
やがて薄日も射してきた。静かな雪の風情に癒されている。

  

  

  

   

日曜日と言えば、楽しみはTV「7:45~ さわやか自然百景 8:00~ 小さな旅」
いつもカメラを構えている。
今朝もそうだったが、ときどき見逃すこともある。
過去2~3回の作品だ。

 自然に,そして、精一杯生きている人々に教えられ勇気をもらっている。

 

  

 

 

    

   

        

 

 


帯状疱疹

2019-02-16 | Weblog

                            バレンタインチョコ いっぱい届く

 

肩や腋の下に発疹がでた。少しの痛みもあり、蕁麻疹ではなかった。

家人の説得もあり、重い腰を上げ皮膚科を受診した。

案の定「帯状疱疹です」

原因は水ぼうそうのウイルスで、精神的にも、肉体的にも疲れた時に出るらしい。

思えば、最近温泉に浸かったあとの疲労感は大きかった。

昨年の大病から半年、普通の生活に戻りつつあるが、体調はイマイチだった。

また、ここ数日は、原稿の細かい編集作業に加え、地区会計帳簿の整理に精神的に疲れを感じていた。

対応は十分な栄養と休養、好きな入浴はOKだし、原因もわかって納得している。

完治まで数週間かかるようだが、十分休養したい。

 

静かに降る雪

 


美しくもはかない命

2019-02-13 | 日々の生活

雪のことだ。

今朝も5~6センチの積雪、枝に、葉に、淡い結晶が美しかった。

数時間のいのち。やがて白い綿帽子は消えた。

毎日繰り返す美しさと哀れ。庭を巡り美しさに魅せられた。

アジサイ ハクモクレン

ニオイザクラ   アオキ  

ノリウツギ クロチク 

ツバキ ブルーベリ  ドウダン  


講演 「会津のチョウ・トンボとその保護」

2019-02-10 | エッセイ

絶滅昆虫が心配  昆虫老人の思い 

  先日、自然愛好の方々の研修会で会津の虫の話しをした。

研修会の趣旨に添い、テーマを「会津のチョウ・トンボとその保護」とし、一昨年改訂された県のレッドリストを参考に昆虫老人の思いを話した。

暫く構想を練り、撮りためた沢山の虫の写真や日頃の思いをパワーポイントで整理した。

講演は学術的ではなく、努めて日ごろの里山巡りでの観察の様子を話し、皆さんに興味を持っていただけたようだ。

今回の改訂では、絶滅危惧種に挙げられた昆虫は増えたが、

反面、カテゴリー評価がダウンしたチョウやトンボもいて、さらに一覧から削除された種も多く疑問を感じた。

講演では、身近に細々と生息している絶滅が危惧されるチョウやトンボの保護について、

その緊急性を訴え、具体的な実践例や問題点を提言した。

慣れない講演を終えた今、私自身、

先ずは子ども達が自然に親しむ教育が大切なことを再認識し、

特に行政への要望を明確にすることが出来て良かったと思っている。


絵ろうそくまつり 御薬園

2019-02-10 | 日々の生活

暗くなり始めた5時、今年もロウソクの炎を見たくなり御薬園に向かう。

最近は御薬園の静寂を楽しんでいる。

ちらちら雪の降る中を、ゆっくり凍てつく池のまわり、幽玄の世界を巡った。

  

 

   

 

 

 お店の絵ろうそく 入り口に亥の雪だるま

 2019.2.9

 


「絵ろうそくまつり ゆきほたる」

2019-02-08 | 日々の生活

久々にゆう君のスイミングの引率を頼まれた。

すずちゃんを保育園に迎え、ゆう君を小学校へ迎えた。

ちらちら雪が舞い始め、寒い。

          

スイミングの1時間、じいはいつものようにお城へ向かう。 

 

 

今日と明日 「絵ろうそくまつり ゆきほたる」だ。 点火式は5時半とのこと。

未だ明るい1時間前、大勢の人が準備中だった。 ご苦労様です。

厳しい寒さだが、今年も夜の灯りを見てみたい。

 

 

 

 

 

 

  

あまりの寒さに,散策は30分ほどで切り上げて,すずちゃん、ばーちゃんと合流,たけ君の泳ぎを観戦。

スクールのツバキの植え込みにスズメの大群を見た。

 

 

すずちゃん、ゆう君はママと2日お泊まりとなりそうだ。


只見線を写す

2019-02-08 | 日々の生活

春を思わせる天気に誘われ、温泉がてら只見線のビューポイント、三島の会津宮下へ車を走らせた。

会津宮下発12:57発の会津若松行きの列車が目当てだ。

一番高い広場まで行ってみたが、10人ほどが列車を待っていた。ほとんどが、中国からの観光客らしい。

足の悪い妻同伴なので、一番低いところで列車を待った。

ほどなく電車の音が、第一橋梁を渡る3両編成の列車を撮った。

 

滝谷川支流 麻生大橋

  キリのつぼみ膨らむ

クズの実  桐の産地 

最近、「奥会津三島 道の駅」から、第一橋梁を望む眺望の良いところまで、道が整備されていて驚いた。

山の斜面3か所にはベンチまで置いてあった。 平成15年竣工とあった。

 

   

   整備されたビューポイントから 

雪が少ない ユズリハに一句

     

 

普段、温泉は従妹を訪ねながらの柳津、どこでもよかったが、結局時間の関係もあり

西山の西山荘へ。遅いお昼は雪を見なからのざるそばをいただいた。

久久においしいそばに舌鼓、揚げたてのかぼちゃのてんぷらをサービスしてもらった。

    湯船の目線 しばしの贅沢

 

ゆっくり温泉を堪能したあと、従姉宅へ寄って積もる話に花が咲いた。

坂本駅付近で、丁度通過時間の上りの列車を撮った。

    坂本駅

 数日前は、磐梯を望むしぶき氷をみてきた。

今日は撮り鉄気分で、贅沢をさせてもらっている。それも何とか健康でいるからだ。(2019.2.7)

 

 これから、8年携わった町内会、Yamaさんへ引き継ぎだ。

 少し気が楽になるが、地区役員がもう1年残っている。会計監査が近く、しばらくは遠ざかっていた会計処理の総点検だ。

 

【追】 福島民友新聞 【2月10日付編集日記】に只見線のことが書いてあった。

   
/ 日本を訪れた外国人観光客が昨年、初めて3千万人を突破した。消費額は推計で4兆5064億円に上る。ただ、東北、本県への観光客は東京や大阪、京都などと比べるとまだまだ少ない
 ▼アジア圏からの観光客に人気が高いJR只見線。海外からの誘客増へ県は1月、発信力の高い台湾の人気タレント、ウー・シンティさんを「只見線応援大使」に委嘱した。2021年度の全線再開通に向け弾みにしたい
 ▼奥会津に魅せられ作品を撮り続けている金山町の郷土写真家星賢孝さん。冬の第一只見川橋梁(きょうりょう)をはじめ、作品はSNSなどを通して海外でも広く知られている。作品の多くに只見線の列車が写り込んでいる
 ▼列車を写し込むことで風景に「魂が入る」という。橋梁を渡る列車が鏡のような水面に映り込む絶景は、悠々とした流れと風がなくさざ波が立たないことから生み出される「奇跡のような場所」。風景に溶け込む列車は、見る人それぞれが物語を紡ぎだせる魅力があるとも語る
 ▼彼の作品に触発され、絶好の撮影スポットを求めて台湾から何度も訪れるファンも多い。海外へ魅力を発信し続けていくために、まずは地域から、只見線に新たなストーリーを書き加えていきたい。   /


しぶき氷

2019-02-06 | 日々の生活

今朝、カーテンを開けると朝日燦然と輝き、雲一つない磐梯が輝いていた。

雑用をこなし、お昼を食べに猪苗代へ出かけた。目的は氷の芸術「しぶき氷」だ。

小平潟天満宮にお参りした。

ここの祭神は菅原道真。太宰府天満宮、北野天満宮と並んで日本三大天神とする説がある。

天満宮の駐車場から、ばーちゃんの脚を心配しながらゆっくり歩いた。

  明治34年とある

   

車で待っているかとの問いに、行ってみる。毎月通う医者は”加齢”と言い、数年痛み止めでしのいでいる。

楽しみながら歩く雪の林は木漏れ日が美しく、とてもすがすがしかった。

何年ぶりだろうか。湖水までは思ったより距離があるように感じられた。   スリムになった自然老人

 

 

雪の中に、あちこち立っている緑の葉はエゾユズリハだ。夏、子どもたちにその葉にボールペンで文字を書かせている。

オオバユリの実は夏から同じ姿で立ちっぱなしだ。

 

上を見上げると、青空にハンノキやキササギの実が趣深い。

 

ようやく三日月湖が見え、木々の間から磐梯が見え始めた。   トンボのじきに訪ねよう。

  

 

今年のしぶき氷は素晴らしかった。

何よりも雲一つない磐梯が聳え、風もなく、少しも寒くなかった。

痛みを我慢しながら来たばーちゃんも満足したようだ。

厳寒の時期、強い西風にあおられて岸辺の樹木に氷着する”しぶき氷”はこの一角だけで、国内ではきわめて珍しい現象らしい。

湖水に浮かぶ磐梯を背景に、渦を巻くように層になった氷の塊の輝きは見飽きることなく、ともかく美しかった。

 

  

  

 

 

押し寄せた氷の浜に埋まる天神浜から半島を眺めた。

   湖水のコハクチョウまでは近づけない。

 帰路 7号磐根あたりから (2019.2.5)

 


今が一番寒い

2019-02-02 | 日々の生活

大雪前の朝方、近隣区長へ回覧を届けた。その折り、厳寒の景色を撮った。

その晩かなりの雪で、町内の水路が溢れそうになった。  【この冬初めての浸水騒ぎ】1/29

 サクラ

  ユキヤナギ

明日の節分を前に、今朝は結構積もっていたが、昼過ぎには気温も上がり温かな風が吹いた。  

  

 リンゴの皮を置くも、最近ヒヨドリが来ない。

明日は町内の定期総会 いよいよ役目も終わる。