エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

湯船で秋磐梯を楽しむ

2021-10-04 | Weblog
 

 "  最近、秀峰磐梯を眺めながら湯に浸かっている。と言っても露天風呂ではない。"

そんな書き出しで、4月に風呂場にスケッチを掲げた。

早いものであれから半年になる。                                           

湯船で磐梯冬景色を楽しむ   2021-04-07 | 日々の生活

https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/27d104911862c3e5967e2f803793bb8d

 

とかくせっかちな風呂だったが、以来、湯船に浮かぶふるさとの景色を眺めリラックスしている。

先日、秋の景色を加えた。背炙りからの紅葉の磐梯をクレヨンで描いたスケッチだ。

     

また、「神田川」を口ずさんでゆっくり湯船につかっている。

”貴方はもう忘れたかしら・・・二人で行った横丁の風呂屋・・・小さな石鹸カタカタ鳴った”と。

これから寒くなる季節、絵を眺めいろいろ思い巡らせながらゆっくり温まりたいと思っている。

 


教材拾い  セミの抜け殻 ドングリ

2021-09-20 | Weblog

 彼岸の入り、一人お留守番を頼まれるも、急に思いたって近くの会津大の池へ。

10月のJ小学校の教材集めだ。ドングリやセミの抜け殻を拾い。

 池の周りでは、アキアカネが数を増しアジアイトトンボのペアやアキアカネの産卵が見られた。

土手からはもう始まった稲刈りのコンバインが見えた。

    

   

 

クヌギ 少し早い。 ミズナラ 結構落ちていた。

 一足早いベニカエデ

 

J小学校の放課後の活動「自然観察」、今年は2学期から実施のようで、来月半ばに実施計画。

これまでは、「子供の森」でまさに自然の中での観察だったが、今回は校内で実施となる。(確かにバスの手配、時間の関係で無理はあった。)

学校内ではどんな自然があるか,何も知らない敷地内、そのうち事前に訪ねたいと思っている。

その頃には紅葉もすすみアキアカネも舞うだろう。

今の思いつきは,・色づいた葉っぱの観察、・セミの抜け殻 ・ドングリを調べる・・・などなど。

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追記)昨日のお誕生会、メインは手巻き寿司、おいしくいただきました。

    みーちゃん、そんな歳になったのか・・・。武君、頑張ってね!。 それぞれに、豊かな自分の人生を願った。

    一つづつ歳を重ねる日、吾輩も含めてそれぞれにしっかり生きよう。

   

手巻き寿司がメイン。茶碗蒸し、シロシメジのしょうゆ味油いためは絶品。 思いもかけないシロシメジ収穫、じーちゃんのレシピ料理でお酒が進みました。

 シロシメジ

月がきれいだった。庭先で9/19の月。  中秋の名月は21日、満月とのこと。

 

 


トンボの糞 その2

2021-08-02 | Weblog

しっぽから糞が出ているマユタテアカネに出会った。

  

以前にも一度出会ったことがある。
  拙ブログ:「トンボの糞」2011-09-19 
  https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/9b14a5c48033340c86fe2642b5481c67

 ずいぶん長い!

初めて見たことで、寄生虫かとも考えたが、糞との判定に落ち着いた。

小さいころトンボの翅を指で挟んでお腹をさすって卵を産ませていたら、糞をしたことを思い出した。

トンボも糞をするんだと思った。

トンボだって生き物、あまり話題にならないが、エサによっては糞も切れずにくっついていてもおかしくないだろう。
 
いろいろな虫の糞といっても、ピンと来るものはチョウの幼虫や飼育カブトの幼虫の糞など。

いつも眺めている金魚の長いふんは時々見かける。琉金の糞は和金のより長い。泳ぎに勢いで切れやすいだろう。

金魚の糞は健康状態を判断できるという。長すぎは便秘らしい。

わが家の金魚たちは食欲旺盛で、餌が足りないのか水草を食べつくし、ホテイアオイの黒い根もなくなっている。

そういえば、先日は落としたての熊の糞を見た。

トンボの糞から話は脱線したが、

われわれ人間もおなじ生き物、たまには便のこと、健康のことをしっかり考えてみたいものだ。


ルリ色の眼 いのちの輝き

2020-09-16 | Weblog

今年も、絶滅が心配されるコバネアオイトトンボの生息を確認できた。

その喜びと願いの思い。

      コバネアオイトトンボ    環境省レッドリスト 絶滅危惧第Ⅰ類

                               

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  俗世間から離れた小さな池の畔に、君はひっそり息づく。

  目の前をすーっと細いイトトンボが横切り、薮の茎に止まった。

  大人になった君は緑の金属色に輝き、眼は深いルリ色に変身した。

  この豊かな空間に、神の創りしいのちの宝石を見つめた。

  美しい君はじっと、僕を見つめている。

  しばし佇み、今年も元気な姿を見せてくれたいのちの輝きが嬉しくてならない。

  生きとし生ける小さきいのちに心から声援を送りたい。生き抜け、いつまでも!と。

  今年も再会できた喜びを君と共にし、この感動を心の奥にしまった。

  深閑とした林のなか、枝越しに小さな秋の空を見上げた。

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梅雨が明けない

2020-07-27 | Weblog

           

4連休明けだが、来週まで雨模様の日が続く予報にがっかり。

午後からは雨の予報で、ちょっとヒメシロの様子見に里山を徘徊。

ヒメシロチョウが数頭、3化の発生を確認した。

  止まってくれない

以下は、出会ったお友だち。

 メマツヨイグサ  畑の隅に ユリ?

   オモダカ  タケニグサ

 アカハナカミキリ ソバ コミスジ

アカスジカメムシ   アシナガバチの仲間

ミヤマチャバネセセリ   ジャノメチョウ

セリ ウラギンスジヒョウモン ボタンズル

ホソミオツネントンボ ツユクサ  

モートンイトトンボ♀  

クサボタン

途中で重たい雲からポツリポツリ、予定を半分で切り上げ帰宅。

 

 

 


梅雨に似合う 庭のアジサイ

2020-07-10 | Weblog


月に1度の診察日だった。気が進まないが仕方ない。

予約でも3時間はかかるが、待ち時間はいつもこころの整理に有効だ。

今朝、行き先だって手を伸ばして持参したのは沼田 真 著の「環境教育論」(東海大学出版)。

1982初版だから、30代半ばで読んだことになる。

アンダーラインをたどった。日々、子ども達と自然観察中のいま、とても支えになる内容だった。

良い本を再読でき、棚からぼた餅の心境だった。


診察のデータは久々に良かった。いつも気になる.A1Cは徐々に減ってきている。

意識する野菜食が良いのか、春を過ぎ少しづつ里山を巡っていることが良かったのか。

戻ってきたお酒、毎晩楽しみだが心配だ。でも、肝機能も問題なし。

コレステロールはすべてLマーク、大分痩せた体重は一向に増えない。これはしかたない。

気分良く帰宅。お昼の前に庭を巡る。

 

しばらく見なかったホシミスジ発見。2化個体かと思ったが、翅も傷んでいるようだった。

 

数日前から、愛嬌を振りまくハグロトンボ、一人でかわいそうだ。

 

アジサイを撮って回った。いろいろ咲くちぃっちゃな花も。

そろそろお日様が欲しいが、今年の梅雨明けは遅いようだ。

 隅田の花火

オリヅルラン ハゼラン

   

ベコニア 八重ドクダミ

      

  

 

暑くもなく寒くもない梅雨の風情も好きだ。


土手のジャコウアゲハが蛹化

2020-06-24 | Weblog

数日前に我が家の幼虫を疎開させに行ったとき、数頭が蛹化準備をしていた。

夕方、河川事務所にヒメシロチョウジャコウアゲハとその食草についての紹介看板の設置をお願いに行った。

帰りに土手を覗くと、先日蛹化準備中の個体が蛹化していた。

我が家で産卵され、6/1字孵化が始まった最初の方の個体で、丁度2ヶ月弱かかっての蛹化だ。

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以下は、アップしなかった6/1の記事 ジャコウアゲハ 孵化始まる

昨年の夏の終わり、3~4年ぶりに庭に訪れたジャコウアゲハが1週間以上滞在し、産卵した。

食草は食べ尽くされ,餓死した個体もいたと思う。

家の周囲に10個ほどの蛹を観察した。 羽化を楽しみに春をまったが、半数は寄生蜂にやられ、穴が空いていた。

無事冬を越して羽化したジャコウアゲハ、ほとんどが移動せずに我が庭の木々の間を元気に飛び回っている。

朝早くから夕方まで2週間を庭に居つき、産卵し続けた。

あまりの数に、食草が心配だが、ようやく伸びたツルの上方の葉も広がっていた。

産卵が始まり約2週間、黒ずんできた卵から続々孵化が始まった。

殻を食べる幼虫を観察した。初めの褐色の1令幼虫、1日で真っ黒に。

小さい内に,ウマノスズクサガ茂って欲しいが、多分、他所へ疎開させることになるだろう。

河川事務所にも、土手のウマノスズクサを刈り残して欲しい願いを訴えている。

  

  

  

   

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 笹山浜  フクジュソウ群落

2020-03-15 | Weblog

この時期、笹山浜へはご無沙汰だった。

数年前に鳥インフルエンザ問題あった。水鳥たちへのエサやりが禁止された。

水鳥達もよく分かっていて、それまで沢山集まっていた崎川浜はめっきり減ってしまった。

ここ笹山浜も、いつしか冬の使者を見ることはなくなった。

先日、浜の近くのフクジュソウを見に行くと、コハクチョウが静かに羽を休めていた。

笹山浜からの光景はいつも素晴らしいが、水鳥たちが一層引き立ててくれる。

遠く対岸に低い山並みが連なり、手前に張り出す数本の松がいつも美しい。

 浅瀬をさぐる

今年の北帰行は早かった。未だ残るコハクチョウ30~40頭が明日の旅立ちを前に静かな浮かんでいた。

愛おしさが込み上げた。 

  

 

数日前の福寿草、ときどき晴れ間が温かいが、昨夕の雪でうっすら雪化粧、気温も上がらない。

日だまりに花びらを開いた群生を撮った。

失われた写真、オツネントンボもわずかに顔を見せてくれた。

  

  

帰路、トンボ池、八田野の早春の木々を撮ってきた。

  

   

ボケ  

  

   

  

 

  蒲生氏郷

 

  

長原の土手にたんぽぽが数輪花を付けていた。

エゾ セイヨウ

 

 

 

 

 

 


しんしんと降る雪

2020-02-19 | Weblog

 昨日のこと、久々に雪が深深と降った。しんしんという表現,深深と書くようだ。

風が無く雪が降る様はまさに”しんしんと降る”がぴったりだと思った。

一時、正に向こうが見えない、糠を蒔いたようなすごい降りだった。

 小糠雨が降るとは言うが、小糠雪という表現があっても良いと思った。

つかの間にすべてが覆われ、庭木のそれぞれの個性が隠されていくと感じた。

サンシュの黄色いつぼみ、ナンテンの赤い実がワンポイント美しく目立っている。

 

 

 

 

あとわずかとなった冬を楽しみたい。

 


町内行事「花いっぱい・美化運動」

2019-12-01 | Weblog

町内行事「花いっぱい・美化運動」があった。

昨年一線を退いたが、ツルフジバカマの扱いを伝えた。

3年前に、ヒメシロチョウの食草のツルフジバカマを植えた。

年々成長がすごく、今年もフェンスいっぱいにはびこっていた。

根が残り、来年新しく芽生えるので、雪の前に刈り取っている。

 

  

緑地は子ども会の担当だが、参加者が少なく残念だったが、みんなで種を収穫した。

軽トラで、血液センター通りへ運び、距離を置いて残骸を捨てた。あちこち殖えてくれればいい。

 

  

若松市内でも絶滅寸前のチョウだ。

いつか、ヒメシロチョウが舞う町になって欲しいと思っている。

   


写真 「焼き場に立つ少年」

2019-11-24 | Weblog

今日、ローマ法王が被爆地の長崎と広島を訪れ、核兵器の廃絶を呼び掛ける。

ローマ法王がメッセージ「戦争がもたらすもの」を添えた「焼き場に立つ少年」の写真を初めて見た。

「焼き場に立つ少年」

昨年末、法王が教会関係者に向け配布したカードで、写真は原爆投下後の長崎で撮影されたもの、

メッセージには、「亡くなった弟を背負い、火葬の順番を待つ少年。少年の悲しみは、かみしめて血のにじんだ唇に表れている」とある。

この少年の姿を見てこころ動かぬ人はいないだろう。

戦後生まれの戦争を知らない僕だが、戦争の悲劇や平和の大切さは十二分に分かる。

でも、九条改正や軍備について語る、近い年齢の政治家の考えに違和感を覚えることがある。

また核兵器についても、日本はなぜ核拡散条約に調印しないのだろうか、素朴な疑問を抱く。

あらためて、核兵器の全面廃止と根絶が必要だと思う。

 




短い秋  ジャコウアゲハの蛹を数える

2019-11-06 | Weblog

この夏、久しぶりに庭にジャコウアゲハが産卵に来た。それも、2頭が10日ほど庭に滞在し、30~50卵は産んで行った。

食草のウマノスズクサも不足しかけ、10頭ほどの幼虫をヒメシロの土手に疎開させた。

次々にあちこちで蛹化した。家の壁にも4頭を見つけている。2階まで上ったもの、食草からは10mも離れた地上30cm付近に蛹化したのもいた。

今日、トウカエデの枝を剪定していたら、地上5mほどの枝に蛹を見つけた。枝を折り、避難させた蛹は黄色いが、他のは灰色がかっている。

また、スノーダンプの柄の部分にも2頭、どうしようか思案している。

  

 

     ミセバヤ満開

サザンカがいっぱい咲き始めた。数本手折って生けた。まだまだ、つぼみがいっぱいある。

    かわいいヤブコウジ

  

ようやく黄菊も咲き始めた。  赤も白も。

 

晴れ間を待ちながら、庭木の雪囲いを終えた。 この秋は短い感じがしている。

 

  

 


ヒメシロチョウ乱舞

2019-09-10 | Weblog

1週間ほど前に数頭の3化個体を確認したヒメシロチョウ、台風の来る前にと生息地を訪ねた。

ツルフジバカマによく似合い乱舞状態、もう産卵を繰り返していた。

 

  

   

  

若松市内の絶滅が心配されているが、この地区のヒメシロチョウは安心な状況だ。

局所的だが産卵が始まったので、また地区の小学生に話をしようと計画している。

もう5年目になるか、生息地域の子ども達に知らせ、保護を訴えることが一番の早道と思っている。


今日も一期一会の沢山の出合いがあった。

2019-05-13 | Weblog


待ちに待った自称:初夏の女神ウスバシロチョウが舞い始めた。

初見から二日、今朝は数十頭はいたか一斉に林の中を静かに舞っていた。

羽ばたき、滑空する。林床を舞う姿はたおやかという表現が一番だろう。

なかなか止まってくれない。

遠くで止まったのを確認、走って近づくとすぐに逃げる。 ようやくたんぽぽの花に止まった。

  少し黒化

  

        

 

小川の岸辺で、羽化間もないサラサヤンマを見つけた。

いつも初見する堤でニホンカワトンボ♂に会えた。

ほぼ例年並みのようだ。

  

  

  


コンロンソウのまわりを飛ぶスジグロシロチョウ、花を目当てかと思いきや、葉に止まり日向ぼっこ。

調べると、食草はアブラナ科の多年草。モンシロチョウがキャベツなど栽培種を食するのに較べ野生のアブラナ科を好むことを知った。

  コンロンソウ

 久々のミヤマセセリ

ゆう君、すずちゃんの迎えがあり、2時間の里山、タンポポも見て帰宅。

やはり、筒状タンポポは違う。 あの場所で、5~6株を見つけた。

 

   

 

 
『一期一会』

思いもかけない人と出会い
思いもかけない人の手を握り
一期一会の喜びと
一期一会の悲しみをする
時には人ではなく
木であったり
石であったりもする
そして時には人よりも
木や石の方が
もの言わぬだけに
無限の感動を覚え
涙のにじむこともある
無常といい
永遠といい
命のやりとりのせつない尊さよ

(坂村真民)