エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

春の女神との再会

2009-04-29 | 昆虫

 
 しばらくぶりに晴れわたった連休初日、春の女神に会ってきた。
今シーズンは是非、カタクリに密を吸いに来るギフチョウを写真に撮りたいと思っていたが、念願が叶った。

 風が吹くと少し肌寒いくらいで、気温はあまり上がらなかったと思う。ときどき雲が太陽を隠していたが、晴れると春の陽が暖かかった。
 そう多くはないがカンアオイを見つけることができる杉林を少し散策した。丁度お昼時で、陽のあたる林の隅でお弁当をひろげていると、女神が目の前のカタクリに舞い降りた。あたかも、私に撮影させてくれるために来てくれたようだ。ほんの1分ほどだったか、モデルはさわやかに吹く風に乗って雑木林へと消えていった。その後、少し離れた所で、やはり目の前に立ち寄ってくれた。

 孫を連れての写真撮りなので、そうは歩けない。正味1時間ほどの散策での2頭の女神との出会いは偶然ではあろうが、彼女に寄せる切ない思いが通じたものと思っている。 






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善龍寺のシダレザクラ

2009-04-26 | 自然観察

 春先に、何十年かぶりに、かつて住んだことのある門田北青木を訪ねた。河井継之助や西郷頼母の墓前に参った折りだ。【拙ブログ:「河井継之助の墓」2009-03-31,「なつかしい善龍寺界隈」3-30】 そのとき、懐かしい善龍寺の参道両脇にシダレザクラが植わっていたことを思い出した。
もう散り始めているだろう、そのシダレザクラの風情を見に行ってきた。木の太さから、多分樹齢15年ほどではないだろうか。なかなかのたずまいだった。将来は桜の名所になることだろう。
 参道脇の土手にオドリコソウを見つけた。街中では、お城のプール脇の掘りの土手に自生しているが、珍しいと思った。花が咲いたらまた写真を撮りに行こうと思った。

ギフチョウを撮りに

2009-04-25 | 昆虫


昨日、しばらく悪かった天気の回復を待って山の林道へ分け入った。
峠からは真っ白な飯豊山が萌え始めた若葉に美しかった。まだ近くの山にも残雪が細いスジに残っていた。


【ギフチョウの食草 カンアオイ】 

 カタクリやスミレに吸密に訪れるギフチョウを期待したが、曇り空はなかなか晴れず、ギフチョウは姿を見せなかった。気温も低く、陽も十分射さなかったし、まだ発生が早いのかも知れない。かつてダイセンシジミの飼育を観察したとき、新芽の芽吹きに併せて孵化が始まった。所々にカンアオイの古い葉が見えるが、まだ新しい芽は出ていないようで、新芽に産卵するメスの発生には少し早いように思われた。自然の摂理に、今更のように畏敬の念を覚える。
杉林を山にはいるとキクザキイチゲ、カタクリ、ニリンソウがそれぞれに可憐に咲いていた。豪雪地帯、ケヤキの曲がりくねった幹を見て驚いた。
クロモジが趣きある芽吹きを見せてくれた。道路沿いに見えたタラの芽やコシアブラの若芽を摘んだ。一回分、晩酌の一品のお初ものになった。

【クロモジの花】


 ギフチョウにはお目にかかれなかったが、陽が射し始めたカタクリの花びらにコツバメが止まってくれた。

【コツバメ】
【ルリシジミ】

 連休にかけて、もう一度ギフチョウに会いに行きたいと思っている。


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スギタニルリシジミか?

2009-04-22 | 昆虫
               【スギタニルリシジミか?】

日曜日に早春の山を見ながら温泉にと、一ノ木温泉を目指した。
 坂下から泡の巻の橋を左折し、山都町から一ノ戸川沿いを走った。山都町の中心部から約13キロ、家からの走行距離は約50kmで「いいでの湯」に到着した。温泉入り口からは「冬期間通行止め」の表示があったが、昼にはちょっと早かったので、もう少し行けるところまでと、飯豊の山々の雪解け水を集めた一ノ戸川の清流を遡った。地図では西会津まで抜けられそうだったが、途中ので通行止めになっていた。川沿いに早春の雰囲気を楽しみながら「いいでの湯」まで引き返した。 ちょうど昼を廻り、手打ちの山都そばをご馳走になった。
 たしか1年ぶりの温泉は、かけ流しの湯は赤みがかり、かなり熱かった。露天風呂やもう一つの無色透明の湯は、かなりしょっぱかった。表示には「泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉泉温:60.9度」とあった。

一ノ戸川沿いにはキクザキイチゲやカタクリの群落が見事だった。途中、所々に残雪が見え、蕗のとうが鮮やかに顔を出していた。
 

 蝶は越冬したシータテハを見たくらいだったが、支流が合わさる橋の辺でシジミチョウを見つけた。ヤマトシジミ、ルリシジミとも少し違う。吸水している蝶を近づいて撮ったが、なかなか翅を開かなかったが、飛ぶ翅は少し暗めの青色だった。

帰宅後、写真のシジミチョウを同定した。初めはシルビアシジミかも知れないと思った。図鑑には北限が栃木県宇都宮付近とあり、レッドデータリストで絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)に指定されていることもあり、一瞬、貴重な発見かと思った。
 ネットで「日本自然科学写真協会」に写真を貼って尋ねたら、写真の翅の裏面の黒紋から、やはりシルビアシジミだろうとの答えをいただいた。でもその後、検索先の「大阪市とその周辺の蝶」に「スギタニルリシジミ」かも知れないと教えられた。
いろいろ検討したが、今のところ今回目撃したチョウは「スギタニルリシジミ」ではないかと思っている。


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『ウィキペディア(Wikipedia)』には次ぎの記述があった。
●シルビアシジミ 学名Zizina otis emelina
生活史 :各地でレッドデータブックなどに記載があるが、ヤマトシジミと混同されていて見つかっていないという可能性も高い。またスギタニルリシジミと間違えられたケースもある。ヤマトシジミは前翅中室内その直下第1b室基部に上下に並ぶ2黒斑があるが、本種は全く見られない。また本種では後翅裏面第6室基部の黒斑はその上方の第7室黒斑の直下、またはそれよりやや内側にかたよって位置し、そのため完全な円弧状にはならず第6脈を境に分断され、ルリシジミと似たような斑紋配列になるが、ヤマトシジミの場合第6室基部は第7室基部の直下よりはるかに外側に位置して、完全な円弧状となる。
●スギタニルリシジミ(Celastrina sugitanii)
 成虫は春の4月から5月しか出現しない。また山地の樹林帯の渓流沿いにいる。
幼虫はトチノキの花や蕾を食べる。スギタニとは、杉谷先生のことで、杉林のある渓流のことではないよう。後翅裏面の1c室という場所の斑がV字型、またはそれに近い形=逆ハの字のようになり、ルリシジミはその斑が明らかに2紋を形成する。
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ワスレナグサとホトケノザ

2009-04-21 | 自然観察

 朝の散歩から戻り、犬を置きカメラを携えて散歩道に戻った。
散歩道に咲き出したワスレナグサやホトケノザを撮りたかった。

 先日珍しく見つけたホトケノザが花びらをしっかり伸ばしていた。丁度、葉っぱの顔に、小さなつぼみの真っ赤な目、伸びた花びらが耳のようなウサギの顔のように見えた。つんと立った花びらが、角度により1本にも2本にも3本にもなる、東京足立のお化け煙突(*)が浮かんだ。

ワスレナグサの名にはどんな物語があったか。中学生のころに初めて聞いたワスレナグサの歌は実に新鮮に思えた。聴いたことのなかった歌を、遠足のバスの中で級友が誰ともなくこの歌を歌っていたことを思い出した。昭和30年代半ばのころだ。その後もときどき、倍賞千恵子や菅原洋一の歌うのを聴いたが、その名の花を知ったのはかなり立ってからのことだった。摘んで花束にするときれいかも知れない。 
 カキドウシもいつの間にか満開だった。近くのお宅に濃い赤紫色のナガバユキノシタを見つけた。ピンクの花はよく見るが、きれいな色だ。ピンクより少し開花が遅い種類のようだ。

【ナガバユキノシタ】         【カキドオシ】


 庭にはカイドウが咲き始め、ヤマブキは満開となった。楽しんだサクラは散り急ぎ、サクランボが開き始めた。次々に季節は間違いなく巡っている。

(*)「ワスレナグサ」の由来
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昔、騎士ルドルフは、ドナウ川の岸辺に咲くこの花を、恋人ベルタのために摘もうと岸を降りたが、誤って川の流れに飲まれてしまう。ルドルフは最後の力を尽くして花を岸に投げ、「Vergiss-mein-nicht!((僕を)忘れないで)」という言葉を残して死んだ。残されたベルタはルドルフの墓にその花を供え、彼の最期の言葉を花の名にした。
([ウィキペディア]から)
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スジグロシロチョウ羽化

2009-04-20 | 自然観察


 庭の地面に、羽化したばかりの翅の乾いていないスジグロシロチョウが這っていた。すぐに近くのユキヤナギの葉に移してやった。じっと垂れ下がり、無事に翅を伸ばすことが出来た。こんな時はじっくり撮影できる。しわが伸びてきた裏面後翅のクリーム色に黒条が実に美しかった。
 図鑑を参考にして、何枚も撮った写真で検討したが同定は難しかった。
 昔はスジグロチョウと呼んでいたが、最近の図鑑には、スジグロシロチョウとエゾスジグロシロチョウに分類され、エゾはさらに北海道亜種と本州亜種に分類されていた。
 裏面の翅脈に沿った黒条の具合や前翅の先端がやや尖ってることから、一応、スジグロシロチョウの♂ではないかと思う。エゾスジグロとの区別は、翅を閉じた状態なので表面が見えず、裏面の前翅も隠れているため難しい。
食草はアブラナ科だが、わが家の庭で羽化したに違いないので、多分いつも産卵しているハナダイコン(カネノナルキと呼んでいる)で育ったものと思う。

 この春の蝶は、これまで庭でルリシジミ、キチョウ、テングチョウ、山で越冬したヒオドシチョウ、シータテハを見た。
 いよいよシーズン到来、今年も地域の里山で美しい虫たちの姿を撮りたいと思っている。
 
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鶴ヶ城の夜桜

2009-04-19 | 日々の生活


 鶴ヶ城さくら祭りがあった。昨日、夕食を済ませ8時過ぎにお城へ出かけた。
お昼にお花見、夜もお花見と、昨日は一日サクラの美しさに魅せられた。
「さくら祭り」がいつから始まったのか、あまり関心がなかったからお城には行ったことがなかった。ライトアップがきれいだと聞き、妻や娘の誘いで重い腰を上げて連れて行ってもらった。
 かなりの人出に驚きながらも、ライトアップされたサクラは実にきれいだった。特に、お濠に映ったサクラや、明るく照らし出される天守閣を包むサクラが幻想的で素晴らしかった。落ち着いたライトアップに堪能して来ることが出来た。





 昨日は「宵宮」で神輿が練り歩いたようだ。時間が遅く、見られなかったが、今朝の新聞によると、全国各地から担ぎ手が参加したらしい。また、和太鼓の演奏もあったようだ。 今日は「本宮」で、午前中は山車や子供みこし、大人みこしが市役所からお城を目指すという。
今日は「いいでの湯」に行く予定だったので、来年は神輿を見てみたいと思っている。
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お花見

2009-04-18 | 日々の生活

  暖かい春らしい陽気に誘われ、妻と娘、孫と短大に花見に出かけた。
 お勤め帰りのママを待って、お重にいろいろ詰めて、お昼の花見となった。
 花見とあれば、ジュースの他にビールも持たせてもらった。

 毎年恒例の花見、満開のサクラに囲まれた誰もいないグランドで、孫たちとサッカーボールを蹴った。
 遠くから、桜の木の下で妻が娘とおにぎりを食べながら談笑しているのが見える。こんな幸せなときがあるだろうか。孫と遊びながら幸せに浸った。

 「時よ止まれ 君は美しい
  そして 美しいときはいつも
  すぐに過ぎて行く


 何年も前に出会った色紙の言葉を反芻した。
 二度と訪れることはない、今の一瞬間一瞬間の幸せを思った。
 散り始めたサクラ吹雪の中で、ヒヨドリが何匹もさえずり合っていた。

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新しい発見

2009-04-16 | 自然観察
          【豪華なミズナの花】

 今朝、二つ新しい発見をした。ホトケノザとミズナだ。

 ・散歩道の田畑のヘリには、いろいろな雑草が春を告げているが、このあたりではほとんど見かけなかったホトケノザを2株見つけた。一面に広がるヒメオドリコソウと離れて、ぽつんときれいな紅紫色を見つけた。どこかヒメオドリコソウに似ていると思い茎を触ると、やはり四角形だった。家にも戻って図鑑をひろげると、いずれも同じシソ科のオドリコソウ属とあった。
 帰化植物という意識があってか、ヒメオドリコソウはちょっといただけないが、つぼみが濃い紅紫色の鮮やかなホトケノザは、葉も趣があってかわいい。
 なお、これまで春の七草に挙げられるものと思っていたが、それは実はコオニタビラコのことであることを知った。

 【ホトケノザ】

 ・また、冬の間に残り、薹の立ったミズナの花を初めて見た。隣に咲いているクキタチと比べると、花びらが細くとても豪華に見えた。両方の花を手折ってコップに挿すと、急に部屋が春になった。黄色はやはり春の色だ。
 

【クキタチ】

文藝春秋

2009-04-14 | 文芸
           【カイドウ ヒヨドリ ジンチョウゲ】

 文藝春秋5月号が発売になった。
 いつものように短大の図書館でゆっくり読ませてもらった。満開のサクラのもと、新入生が所々に集い、お昼を食べていた。新しいスタートを切ったキャンパス風景を見た。

《ご成婚五十周年大特集》関連の記事や《小沢一郎の罪と罰》などがメインのようだが、
○半藤一利氏の「明治維新は非情の改革だった」そして、藤原正彦氏の「父・新田次郎の背を追って」は面白かった。
 他に、○櫻井よし子氏の「地球温暖化の詐欺を暴く」 ○青木新門氏の「私が出合った幸福な死 ─「おくりびと」と「納棺夫日記」」 ○中曽根康弘/金子兜太氏の「宰相は俳句で磨かれる」など、今月号は私には興味深い記事が沢山あった。

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●半藤氏の「明治維新は非情の改革だった」表題には「伊藤博文もテロリスト」「維新は権力闘争だった」などとあった。反薩長の歴史解釈が小気味よかった。
 お父さまが長岡の出身、やはり血筋がそうさせるのだろう、明治維新の戊辰戦争は東北や越後の諸藩に対する侵略戦争に他ならないと断言する。世間でまかり通っているのは、薩長が自分たちの革命を正当化した薩長史観だと薩長を痛烈に批判している。最近、薩長史観に異議を唱えて、「幕末史」を著した。是非読みたいと思っている。
  
●「父・新田次郎の背を追って」は、あの「国家の品格」の著者・藤原正彦氏が3月に大学を退官されたときの記念講演の内容だ。
これまで歩んだ道のりをふり返り、数学と文学の違いを述べていた。

・終戦後の貧しい生活の中、幼いこころに豊かさと幸せには何の相関関係もない事実がはっきり刻み込まれた。
・これからは、経済の修復より社会や人間や自然の修復が急務だ。
・数学と文学の違いは、共に永遠を希求しながら文学は有限の人生を意識し、数学は人間、時間、空間から超越している、むしろ無限を意識している。
・夜中に浮かぶインスピレーションについて、数学と文学の違い。文学の場合は夜中のひらめきが、起きてからも残っている。思考パターンが文学に関係が深いからと言う。
・数学の真理を追究する上で大切な資質はIQや偏差値ではなく美的感受性これは日本のお家芸である。
・日本人の著しい美的感受性について、それらを育んできたのは繊細で美しい自然である
・数学は日々の進歩がなく、文学にはある。オール・オア・ナッシングである数学、文学は時間をかければ誰でも才能と努力に見合った作品書ける。
・仕事を成し遂げるに大切な3要素は ①野心 ②執着心 ③楽観的であること
・人間のもっとも深い情緒は例外なく死に関係している。有限の人生を意識しているからこそ文学も芸術も永遠を希求する。数学も同じだが、有限な存在を意識せずに抽象世界を進む。
 
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石部桜が咲いた

2009-04-12 | 日々の生活
        【今年も咲いた石部桜】


鶴ヶ城のサクラが昨日開花した。いよいよ桜の開花だ。我が家の裏庭のヤマザクラも咲き始め、ソメイヨシノも低い枝に数輪が開いた。

  【裏庭のヤマザクラ】

  【石部桜】
  我が家から約1キロに会津5桜の一つ石部桜がある。昼過ぎに孫を連れて見に行ってきた。新聞のサクラだよりに咲き始めとあったが、もう7~8分の咲き具合だった。普段は見向きもされないが、桜の季節には観光客もかなり訪れるので、近くに駐車場も準備されている。しばらく行かないうちに、サクラの周囲には立派な柵と木道が整備されていた。
 
 石部桜は樹齢600年のエドヒガンザクラである。中世の会津の領主.芦名氏の重臣、石部治郎大輔の館の庭にあった桜と古文書に記されているらしい。8本の幹がひろがり、周囲は田んぼに囲まれているので遠くからも目立っている。
途中、道々春の花を眺めてのんびり遊んできた。町内の桜並木もすっかり咲き、モクレン、レンギョウ、ウメ、ボケ・・・春爛漫だった。
 鶴ヶ城ではサクラの夜間ライトアップが始まった。久しぶりに夜桜見物に行ってみたいと思っている。


  【石部桜 エドヒガン】

【庭の小田原小梅】

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春の里山

2009-04-11 | 昆虫

【越冬したヒオドシチョウ】
 数日前に庭でキチョウ、ルリシジミを初見した。今朝は、テングチョウを見た。
昨日は、武琉君の帰りを待って、近くの春の里山の様子を見にでかけた。山道にはいると、小鳥たちのさえずりがさわやかに聞こえた。早速、ヒオドシチョウが出迎えてくれた。いよいよ活動の季節が始まる。

  【ホオジロのようだ】

 
でもまだ芽吹きも浅い。何の木だろうか、枝が紅く萌えとてもきれいだった。
湿原の一個所には水芭蕉が数株見られた。また、トサミズキが黄色いつぼみを開き始めていた。




  【シデコブシの芽】

帰りに武琉君と二人で長浜のレストランで昼食をとった。湖畔にはまだ北へ帰らないでいるカモたちが群れて、羽を休めていた。



ブログで調べた。昨年は我が家でソメイヨシノや八重ザクラそしてヤマザクラが一斉に咲き出したのが4/14だった。またシデコブシが咲いたのは4/17だった。また、昨年、庭の芽吹き始めた新しいいのちを数々撮ったが、概ね平年並みではないだろうか。今年はずいぶん春が早いのではと思われていたが、彼岸の後の寒の戻りが影響しているようだ。
 今朝のニュースでは、鶴ヶ城の桜が開花した伝えていた。我が家でも、堅かったウメのつぼみも一気に咲き始め、サクラも、2~3日で咲きそうだ。

 
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1年生の集団下校

2009-04-10 | 日々の生活

6日に入学して1週間が過ぎた。
 午前中3時間の授業を終え11時に下校、しばらくは担任の先生に引率されての集団下校だ。1キロの道を15分くらいで帰ってくる。
 時間を見計らって、我が家の近くの市道まで出迎えた。八幡様の前を曲がって、ピカピカの一年生が一列になって賑やかに帰ってきた。
 ここ数日は20℃近い初夏の気温で、今日も汗だくで帰ってきた。
 まだ身体には少し大きすぎるランドセルだが、よく似合っている。
 来週からは給食が始まる。

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春の小川 

2009-04-08 | 自然観察
【春の小川 こころすくわれる散歩道】

春の野辺が恋しく、散歩のあぜ道に淡い色彩のお花畑をしばらく眺めた。
 オオイヌノフグリの青い色、赤紫色の葉のヒメオドリコソウがピンクの花を付けている。白い花を次々に付けるタネツケバナがびっしり、キラキラ流れる春の小川の土手は、そのコントラストがすがすがしかった。



 土手に萌える草をよく見てみるとハコベが白い小さな完璧な花を付けていた。ウシハコベのつぼみも伸び始めていた。穂の色が赤っぽいが、スズメノカタビラだろうか小穂をひろげ小さな花が揺れていた。ロゼット状に茂るワスレナグサもやがて可憐に咲くだろう。カラスノエンドウも細いひげを伸ばし始めた。
 それぞれが、みんな個性的である。
 共生とはこのことか、みんな仲良く助け合い春の陽を喜んでいるようだ。

ようやく開いた高田梅の根元にキバナアマナが咲いていた。すべてが春の色だ。







アオゲラ 

2009-04-07 | 自然観察

  裏の林からときどき聞こえるキツツキのドラミングは、アオゲラだった。
一昨年、我が家のヤナギの木に穴をあけていたアカゲラはとても鮮やかだった。

 【アカゲラ 2007.3.23庭で撮影】

 今日のは背中が黄緑がかり地味な感じだったが、望遠で写した写真を見ると、顔と首は灰色、下腹部は薄い灰色で黒色横斑がある。紅い頭が見えていた。図鑑で調べたらアオゲラのようだ。もっと鮮明な写真を撮ってみたい。
 キツツキ類が街中で元気に生き延びていているこの環境をいつまでも保全したい。

 アカゲラが穴をあけたヤナギは2階の屋根を越える大木となり、屋根にかかり心配になり何度かに分けて幹を切りつめながら倒木した。その倒れた幹に、この冬見事なキノコが生えた。


 【食べなかったのが残念】