J小学校の自然観察授業、校舎内で! との要望で下見をした。
わずかな緑を求めて校舎内を歩いた。
自然の中の「子どものもり」とは比較にならないが、学校内の自然、緑の少なさに少々がっかりだ。
校舎とフェンスの間に雑草、秋のタンポポが咲いてる。ヤマトシジミが元気に飛び回っている。混じってウラナミシジミも。
グランドの周囲には、桜の木が数本取り囲む。思ったほど多くはないが、アキアカネがサクラの先端に止まっている。
他にケヤキが一本、色づき始めたイチョウの木が1本だ。
校舎に取り囲まれる中庭に入ると、狭いが小さな池が。金魚、アメンボウ。
ウリハダカエデやイロハモミジ、キンモクセイなどの大木もあった。
あとは教室の脇のプランターには色とりどりのべゴニア、ケイトウ、などが並んでいた。
当初、教室でドングリ、セミの抜け殻でもと考えていた。
でも、小さな、わずかな自然だが、そこにも精一杯に生きる自然があった。
数日後の自然観察、指導内容を変更することにした。
【下見で出会った自然】
出会った自然
・セイヨウタンポポ、シロツメクサ、 カタバミ、イヌタデ メヒシバ エノコログサ
サクラ、イチョウ、ケヤキ、ツゲ、ツバキ、キンモクセイ、ピラカンサス、クワ、
アキノノゲシ、コノテガシワ実(ヒノキ科)、レンギョウ、ウリハダカエデ
イロハモミジ、ケイトウ、ヘチマ、イタヤカエデ
・キンギョ アメンボ ・ ヤマトシジミ、ミヤマアカネ、アキアカネ、
ウリハダカエデ コノテガシワ
あらためて指導案を書いた。
〇前半は、校舎内の自然を観察
少ない自然だが、見つけた葉っぱを拾ってくる → 教室へ戻って観察のまとめ
拾ってきた葉を簡単にスケッチをする
・かたち 色 模様など ・鋸歯の形 ・葉脈 ・葉柄 など簡単解説
続いて「 拾い物標本」= 《自然の落とし物》 について
拾い物標本箱をみる。 合わせて、かつての昆虫少年のチョウの標本をみる。
標本について話す。
◎まとめ もっと自然を見つめて欲しい。自然の素晴らしさを知って欲しい。自然を大切にする大人になって欲しい 。と。
*4年前の「自然観察」は3回あった。今年は1回だけ。
子供たちに、{ときどき自然の中で観察をしよう。}と。