エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

例年より早い降雪

2017-11-27 | 自然観察

先日の積雪は猪苗代では60cmと聞き驚いた。

久々に長原の田の際の日だまりを歩いた。我が家から1キロほど、長原にも未だ10cm近い雪が残っていた。

落ち葉に、所々雪が残る日だまりにアキアカネが舞い降りた。

雪に身体を埋めるように止まったアカネに手を近づけると、手に載ってきた。

♀  

 ♀ 

風は冷たいが、日だまりにオツネントンボが元気に飛び交っていた。

キタテハが舞い上がった。キチョウはじっと止まっている。さわっても動かないが、微かに脚を動かした。

気温が上がれば舞えるだろう。 

苛酷な環境に,健気に生きるお前たちが愛おしくてならない。

   

冬を前に、いろいろな小さな実がきれいだ。

ツルウメモドキは中から朱色の種子が見えて風情ある。

  

ニシキギの実も独特だ。

  

日だまりのヒヨドリジョウゴの群落は、未だ葉が青く、朱色の実が格別にきれいだった。

  

黒緑色に実は、残った葉と茎からサルトリイバラと分かるが、別の場所では皮がむけ真っ赤な実になっていた。。雌雄異株を認識できた。

   剝けて赤くなる

  

    スイカズラ      この足跡は?

雪に見舞われ、残りわずかの日だまりに生きる小さな命が、愛おしくてならない。

山道のわだちに雪解けの流れが輝き、一瞬穏やかな春の季節を感じてきた。

もう芽が膨らんでいる   

 


ミルンヤンマ

2017-11-24 | 自然観察

 

長年、日本自然科学写真協会(SSP)のサイトでSSP画像掲示板をご利用してきた。その掲示板が事情により閉鎖することになった。

会員ではないが、、主に同定やら、大事な知らせたいことなどかなりの数を投稿してきた。

4~5年前まではとても賑わって楽しみにしていたが、ここ数年は利用者が激減していた。

それも閉鎖の一因だろうか。

最後と思い、お礼の投稿をした。

ついでにトンボの同定をお願いしたところ、ときどきお世話になっていたツルリンさんに、ご教示頂いた。

秋も深まる11/3に撮った初めて見るトンボはミルンヤンマだった。

明治時代に日本で活躍した地質学者ジョン・ミルン氏(John Milne)にちなんで付けられた名前だと言う。

はじめは、オジロサナエか?写真に尾は写つらず、秋遅くまで見られることから間違いない。

なかなか図鑑では同定は難しいものだ。


カニサボテン

2017-11-23 | 日々の生活

特別肥料もやらないのに、カニサボテンは毎年いっぱい花を付けてくれる。

正しくはジャコバサボテンかも知れないが、今年は風防室への避難が少し早かったのか、開花が早いようだ。

春になると庭に出し、玄関脇のニシキギの根元に1年間放っておくが、いい環境なのだろう。

3色あるが、徐々に咲きだし、長い間楽しんでいる。

  


野沢菜を漬ける

2017-11-18 | 日々の生活

「今年も、なつかしい地元「市民タイムス」に包まれた野沢菜が届いた。

小春日和に、早速、妻は半日がかりで野沢菜を漬け終わった。」

      ・・・・・・・ これは昨年の今頃の拙ブログ。

野沢菜漬けは、毎年、我が家の冬の風物詩となっている。

信州からの宅急便、もう所帯を持って46年、毎年毎年変わることなくとどいた野沢菜。

「今年は送らなくてもいいよ」と、ばあちゃんは、春に義兄を亡くし足の弱った姉に告げていた。

有り難かった。うれしい。

寒かったが、早速、薄日のもと野沢菜を丁寧に洗い、長漬けにした。

春まで食卓に欠かせないお漬け物だ。味わって戴こう。

  

「姉さん有り難う。」 仲良しの大好きな姉に電話するばーちゃんの声を聞きながら、

もういない、じいちゃん、ばーちゃんの顔が浮かんできた。

 


ミノウスバ ♀ と判明

2017-11-17 | 昆虫

数日前に,庭のサザンカの枝に見慣れない虫を見つけた。

いろいろ調べたが、分からないでいた折、昨日の福島民友新聞の記事

「やっぱりいた!アカハネバッタ 昆虫好き大学院生が地道な調査」読んだ

嬉しくなった。   http://www.minyu-net.com/news/news/FM20171117-220918.php

珍しい絶滅したとされていたばった、発見は福大の塘 忠顕 研究室の生徒だった。

そうだ、 塘  先生に聞いてみようと夕方メールを打った。

同定をお願いしたら、すぐにご返事をいただき、氷解した。

キバネツノトンボに似ていたのでのその仲間と思いきや、これは意外にもガの仲間「ミノウスバ ♀」と教えて頂いた。

 庭で見つけた ミノウスバ ♀

ネットで調べると、幼虫は見慣れたものだった。

 ネットより。いつも憎き幼虫と退治していた。

発見したサザンカの脇には、なるほど食草の大きなマサキがあり、夏にはこのアオキに群がっている幼虫だった。

向学心が足りないと反省した。

ネットで調べると、ぴったりの解説だった。 触角から♀とも確認出来た。

解説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

幼虫はニシキギ科(マサキ,ニシキギ,マユミ,コマユミ,ツルウメモドキ)の葉を食べる」
透けた翅を持つマダラガ。
体色は黒色で、橙黄色の毛が生えている。
翅は半透明で暗灰色、前翅の基部は淡黄色。
触角は♂は櫛状、♀は糸状。
幼虫は春に見られ、初夏に蛹化し晩秋に羽化する。

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また、ときどき同定に悩むことがあるが、やはりその道の権威に聞くのが一番と今更ながら思った。

 「何事にも先達のあらまほしき事なり」  嬉しくなった。
 
早速、塘 先生にお礼のメールを打った。  塘 先生、有り難うございました。
 

初雪

2017-11-16 | 日々の生活

朝のうち、金堀のボランティア「市民と共生の森の会」。

天気予報は終日雨降り、夕方からは雪マークだ。

中止の連絡を待ったが来ず、カッパを確認して出かけた。

今朝は仲間6名、でもAnさんから朗報が。

「昨日のうちに、会長さんが森の中の遊具作りに使ったロープの回収を済ませてくれた」と。

おまけに、お菓子、コーヒーも預かっていると。有り難かった。

雨がみぞれになり始めた。初雪だ。

ビオトープの周囲の植えたばかりの細い木々と、4本の桜の木にはコモを巻き雪囲い。

約1時間足らずで御用納めの気分になった。

  

一年間お世話様でした。12月に「森で遊ぼう」の1年間の反省と、来年度の計画全体会がある。

小学生との「森で遊ぼう」の活動。もう1年続けたいと思っている。

 

みぞれの降る中、未だ固い身知らず柿を穫った。

つるし柿にしようとばーちゃんへのお土産となった。

午後は地区ケア会議、お年寄り福祉問題の会議へ。

明日からも、いろいろな会議が続く。またしばらく忙しい日が続く。


ツノトンボの仲間?

2017-11-15 | 昆虫

白いサザンカが3年前から咲き出し、今年はつぼみが沢山付いた。

杯状の白いサザンカ、つぼみはピンクだが開くと真っ白で結構大きい花だ。

サザンカの枝に、一見、キバネツノトンボに似た虫を見つけた。

透明の翅を斜め後ろ方向に畳んで止まっていた。枝に捕まって息絶えていた。

      

    

多分ツノトンボの仲間と思うが、腹部は極端に短く、触角も短い。

翅は透明 触角はそれほど長くない、胸は濃い黄色の体毛があり、

体長は頭から尾までは1cmほど、翅は無色で付け根付近が薄い黄色、先端まで2㎝ほどだ。

今年は秋らしい日が少なかった印象だ。どうも雪が早いような気がする。

 

  ホウノキはすっかり落ちた、

   カニサボテンが早くも咲いた。


紅葉を愛でる

2017-11-12 | 街中散歩

色褪せ始めた紅葉、黄葉を鑑賞した。

午前中は、河東の落葉松の黄葉、磐梯慧日寺資料館の赤いモミジを眺めた。

イロハモミジ  メタセコイヤ

 

飯豊連峰 ツルウメモドキ

 カラマツ ガマズミ

 エゾタンポポ 

 ヤマトシジミ アキアカネ

 会津慈母観音 会津村

    何の実 ?

 

午後は、ゆうくんをスイミングに送り、ばあちゃんが見学中の1時間あまり晩秋のお城を訪ねた。

どこも、静寂に一人幸せのひとときを過ごすことができた。

  

  

 

  お堀のカルガモ

 

 遠くに磐梯  

  

  多行松

 

 

2017.11.10


ヒメシロチョウの蛹化を観察

2017-11-12 | 自然観察

ヒメシロチョウは3回脱皮し、4齢で蛹化する。

前蛹してから2日くらいで蛹化するが、たいがいは気づいたときは時遅しで、なかなか見ることは出来なかった。

運良く、その瞬間を見ることが出来た。

終令幼虫から前蛹体へ、2日ほどじっとしていた頭部が茎から少し離れたようだった。

              

ときどき状態を動かした。やがて、少し尖った部分が突き出た。

頭、顔の部分の殻が脱げて少しづつ下へ移動しはじめた。

身体をねじりながら幼虫の皮を脱いでいくのが、顔の部分の移動で確認出来た。

     

  

30~40分のドラマだった。殻が尾の部分まで脱げた。

その後、帯糸の位置を調整するように身体を何度もよじる動きが観察できた。

  蛹化完了

 

照明が明るすぎ、クローズアップレンズ使用でピントも甘く、良い写真が撮れなかった。

動画も撮りたいと思っていたが、未だ撮り方を習得せずにいる。

 

脱皮の記録 (反ったり、捩ったりして脱皮 頭の殻が徐々に下へ移動している 約30分で蛹化完了)

    

17:36             17:37             17:38            17:40             17:41

   

 17:45            17:46             17:50            17:57  抜け殻を落としたい

 一夜明けて 雪の中を耐えて来春4月に羽化


孫の保育園発表会

2017-11-11 | 教育を考える

満3歳になったすずちゃんの保育園の発表会があった。
それぞれの幼子に個性を垣間見た。
こうしてみんな成長していくのだ。あらためて、子供は宝だと思った。

    

  


プログラムの最後に、妹や弟のいる6人が年長組を代表して白虎隊を舞った。

ゆうくんも素晴らしい剣舞を披露した。思わず目頭が熱くなった。こうして会津魂が培われていく。

ゆうくん頑張れ!と心の中でつぶやいた。

      

   


健康雑感

2017-11-08 | 自然観察

11/8、ばーちゃんの誕生日は、退院の日だった。

我が新しい人生のスタートの2つめの誕生日となった。

生死をさまよい、長い間お世話になった病院を離れて満14年になる。14歳だ。

ささやかな誕生祝いをした。二人で70歳のお祝いに町から貰った、紫の座布団を敷いた。

何とか健康で今日の日を迎え、込み上げるものがあった。   

 

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雑感 「健康について」

庭の色づいた葉がはらはら散り急いでいる。また、1年を振り返える季節を迎えた。

書斎の壁に、自筆の走り書きで「健康第一で、大自然を友に、こころ豊かに!」とある。

今年、年賀状に添えた年頭の所感だ。

検証するに、健康については、何度か体調を崩し苦しい日も続きすっかり痩せてしまった。

大自然の友とは、忙中にもわずかな隙間を縫っては里山を巡ることが出来た。

問題は、日々そうありたい豊かなこころだが、じっくり立ち止まるゆとりもなく×だろう、と反省している。

かつて三途の川岸に立った我が身、生かされた後はすっかりあらたまった健康観、人生観で過ごしてきた。

人一倍身体に気をつけながら、さらにこころの健康をも願っている。

「心身共に健康」であれば、その先、こころ豊かな人生の夢が待っているはずだ。

居間に、柳津虚空蔵尊からいただいた「健康は富に優る」と墨書されたお札が貼ってある。

かみしめて日々を送りたい。

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地区健康マラソン

2017-11-05 | 日々の生活

地区の健康マラソンがあった。各種団体から、ランナーの観察要員としてボランティア参加だ。

朝方雨がぱらついたが、6時に寝床で開会の花火を聞いた。

冬型の気圧配置、この秋一番の寒さだ。冷たい風が堪えた。

プログラム順にスタート、紅白の小旗を振ってランナーを声援しながら見守った。

開会式 スタート 1,5㎞小学高学年

 

5㎞ 外周2週 

 

会場の会津大学構内は、色とりどりの紅葉が美しかった。

合間にドングリを拾った。すずちゃんへのお土産だ。

   小旗に載せる

空き時間に構内の自然に癒されながら散策  それぞれに美しい自然の移ろいに、我が人生を重ねた。

アキアカネ数頭 クヌギ

 ドングリ   美しい池

寒かった。時折温かい日も射したが、連結したカラーコーンが強風で倒れるほどだった。フード付きのトレーナーを着てきて助かった。

ランナーを見ながら、少し走ってみようかな~と言う気になった。

もともと長距離は苦手だったが、マイペースで1~2kmなら良いかもしれない。

 

  

    

 2度目の冠雪 磐梯


紅葉を愛でる

2017-11-04 | 自然観察

庭のドウダン、ツタの葉、カエデが美しく紅葉した。

 

 

     サザンカも次々開いた。

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午前中、落葉松の紅葉を撮りに出た。

キチョウが元気だったが、トンボもチョウモ終わりだ。

  ツルウメモドキ  

  

カシワ  マユミ

   マユタテアカネ♂

  キトンボ

 

   ヒメアカタテハ

  キイロスズメバチ?

  オジロサナエ?  

   マユミ

滝沢峠から市内をのぞむ

 遥かに飯豊の山脈

 

 


久々の結婚式

2017-11-03 | 日々の生活

仲人をした教え子O君の娘さんの婚礼にお呼ばれした。

招待客の大体は、新郎新婦のお友達、一人ぽつんとしていたが、O君の親友で、同じクラスだったK君と同席できた。

K君とは、実に30数年ぶりの再会だった。懐かしい話しに花が咲いた。

近況や、旧友の話しをした。そのうち同級会を開こうとの話しが出た。

O君のお母さん、お父さんにはご無沙汰だったが、懐かしくご挨拶を交わした。

ばあちゃんはPTAの度に皆勤で、もう40年も前のころを思い出し、懐かしかった。

いい結婚式だった。

しばらくは町内の不祝儀ばかりが続き、久々のお祝いの席を楽しんだ。

末永くお幸せに!