「千曲川」第1部を読んだ。
数日前、また夜半に目ざめラジオ深夜便のスイッチを入れた。「心の時代」の途中で、まどろみに聞く言葉は、清貧、良寛、信州戦没画学生、祖国、赤い鳥のふるさと、上田、千曲川など、私の中のキーワードに重なった。それは実に鮮烈な内容で、一言一言が胸に響き、身を起こしてメモを取った。
お話は小宮山量平氏の「命を大切にする哲学」だった。初めて聞くお名前だった。
すぐに著作「千曲川」を取り寄せ一気に読んだ。
戦争へとひた走る時代にあっての著者の生い立ち、自然と共に育まれた珠玉の幼年時代、切ない少年時代の生活、そしてその中に流れる何とも言えない温かさに心動かされた。最終章、祖母のもういないふるさとへ戻る心に、涙が止まらなかった。
奇しくも巡り会った「千曲川」第1部を読了し、ぬくぬく生きてきた我が身を思い、残された人生に生きる勇気を与えられたと思っている。
「千曲川」 小宮山量平著 理論社
第1部 青春誕生 第2部 青春彷徨
第3部 青春回帰 第4部 青春新生
数日前、また夜半に目ざめラジオ深夜便のスイッチを入れた。「心の時代」の途中で、まどろみに聞く言葉は、清貧、良寛、信州戦没画学生、祖国、赤い鳥のふるさと、上田、千曲川など、私の中のキーワードに重なった。それは実に鮮烈な内容で、一言一言が胸に響き、身を起こしてメモを取った。
お話は小宮山量平氏の「命を大切にする哲学」だった。初めて聞くお名前だった。
すぐに著作「千曲川」を取り寄せ一気に読んだ。
戦争へとひた走る時代にあっての著者の生い立ち、自然と共に育まれた珠玉の幼年時代、切ない少年時代の生活、そしてその中に流れる何とも言えない温かさに心動かされた。最終章、祖母のもういないふるさとへ戻る心に、涙が止まらなかった。
奇しくも巡り会った「千曲川」第1部を読了し、ぬくぬく生きてきた我が身を思い、残された人生に生きる勇気を与えられたと思っている。
「千曲川」 小宮山量平著 理論社
第1部 青春誕生 第2部 青春彷徨
第3部 青春回帰 第4部 青春新生