J小学校の放課後の「自然観察」(第2回)があった。
台風接近で大雨を心配したが、前もってテーマを「雨の中の自然観察」に決めていた。
事前に雨具を持参するよう連絡も入れておいた。
1時間半の教室での授業は、子どもの実態からは難しく、本来の『自然の中での観察』を考え、今回は市のバスを手配してもらった。
参加は27名、こどもたちは興味を持って山行きを待っていたようだ。
学校行事で時間が変更となり、2時過ぎに目的の「こどもの森」へ到着した。
いろいろ話したいことはあったが、観察時間が正味40分くらいに短縮となり、
極力解説は避け、こどもたちがより興味を抱く、楽しい観察を第1に考えた。
先ず、導入は ・自然観察の服装や持ち物について ・観察の要点について ・注意点などを話し、
観察を通して、こどもたちに課題を与えた。
《疑問を抱くこと。何故だろうか?不思議を1つみつけること。》
雨はなかったのが少し残念だったが、(負け惜しみ)、曇り空にオオルリボシヤンマやモノサシトンボも観察できた。
オタマジャクシ、メダカ、クズやドクダミ、生え始めたキノコ類、クルミの実・・・、元気に観察できた。
高台の所々に掘られたイノシシの大きな掘り跡をみんなで見た。
期待していたゴイシシジミ、ヒメシジミは見られなかったが、羽化したばかりのミズイロオナガシジミを初見できた。
ミズイロオナガシジミ ♂
いろいろな生きものが それぞれの環境で、皆精一杯に生きている。その姿を垣間見ることが出来たのではないだろうか。
そう言えば、例年は小さい池のナツツバキの枝にモリアオガエルの卵塊が見られるのに、無かった。
一つのニュースは、観察中に4年生の生徒が不思議な蛹らしきものを見つけたこと。
これは何だろうか。現物を預かり、調べてみたい。
これは何だろう? どなたか教えて下さい。
表
裏
第3回は 9月、同じ場所へ行く計画だが、充実した、こどもたちが大いに興味を抱ける観察授業としたい。