今朝の気温はー7℃、庭の雪なかなか消えない。
八田野のマンサクが咲き始めた。ユキヤナギの冬芽から花穂が出始めた。
蕾
キリ コブシトサミズキ カラマツ ネコヤナギ サンシュウ
飯豊連峰
八田野から
ハス池で
長原から
ようやく木々の芽が動き始めた。明日から弥生3月だ。
今朝の気温はー7℃、庭の雪なかなか消えない。
八田野のマンサクが咲き始めた。ユキヤナギの冬芽から花穂が出始めた。
蕾
キリ コブシトサミズキ カラマツ ネコヤナギ サンシュウ
飯豊連峰
八田野から
ハス池で
長原から
ようやく木々の芽が動き始めた。明日から弥生3月だ。
八田野へ春の芽吹きを探しに。
足を延ばして、長浜へ。
最後の水鳥たちに別れを告げながら、暫くご無沙汰の西湖でお昼を食べた。
注文はいつも同じ、ばーちゃんは「エビ入り塩湯麵」じいは「五目旨煮拉麺」
美味しかった。シーズン中は時々寄っているが、わざわざ食べに行くこともある。
数日前の温かさに、ほとんどは北へ帰ってしまったようだ。
いい日が当たっていたが、気温は2℃、風が冷たかった。
思いついて天鏡閣へ立ち寄った。雪の中に静かに建っていた。 https://www.tif.ne.jp/tenkyokaku/
春を探したが、まだ遠い。(2021.2.25)
このところ数日温かくく春を思わせたが、昨日、今日と冬へ逆戻り。
昨日の吹雪はひどかった。庭に残る雪に新しい雪が瞬く間に積もり始めた。
雪の季節はほぼ毎朝、孫娘を学校まで送っている。もうしばらになった。
帰宅して遅い朝食を摂り籐椅子に座って、雪の庭を眺める。新聞に目を通す。このひとときが好きだ。
手袋を付けパソコンを立ち上げる。
ユキヤナギ
虫や緑のない雪の季節、ブログの話題は雪景色、備忘録ばかりだ。
過去数年の今頃はどんな日々だったのかブログを覗いてみた。
似たようなものだが、昨年は少し思慮深かく生活していたか・・・?と反省した。
オフシーズンには、何か無為に日々が流れているようだ。
老いてからは時々残された時間を考えるようになり、それなりにいいことと思っている。
好きに過ごすのが一番だろうが、物足りなさもある。
あらためて充実した時を過ごしたいとは思う。
書を読み、思いついた心をメモする。静かな時間、音楽とコーヒーはセットだ。
このところ絵筆も握っていない。指を折り五七五,五七五七七と数えたりしている。
居間に飾ってある座右の銘”生涯懶立身 騰々任天真”を見つめた。 しばらく思い忘れていた。
ときどき好きで書いた良寛の詩に満足している。
” 生涯懶立身”や、”何知名利塵”に今の政治家を重ねた。
”騰々任天真”・・・鳥の声を聴き、流れる雲を追うなど、自然の中の豊かさを感じている。
徒然草には”名利に使われて、閑かなる暇い一生を苦しむるこそ、愚かなれ”(第38段)とある。 が、それでいいのかと多少の自責の念もある
火鉢からコタツへ、今はエアコンで部屋全体が暖かい。
電気ポットのお湯はいつでも熱いし、料理も電子レンジでチン。
何もかもが確かに快適な便利な生活を送るが、日々の生き方は豊かだろうか。
ぼんやりと、一日は24時間と、変わらない”時間”を考えている。 (2021.2.24)
*************************************
我が家の窓から、高校の校舎越しに飯豊連峰、磐梯を望む。
じきに雲も切れるだろう。八田野の冬芽を見に行きたいが….... ちと寒いか。
ジョウビタキ
白鳥の湖
救急車騒ぎから2日間、車も出さず一歩も家を出ず、静かにしていた。
朝は濃い霧の中、孫娘をいつも通りに送った。
心臓も正常に何らおかしいことはなかった。
やがて霧も晴れ、台所の窓を開けると磐梯がくっきり見えた。
心配するばーちゃんを誘って、崎川浜へ車を走らせた。一人ではだめ!
二人で猪苗代湖へは遥かぶりだった。
すでに数を減らした水鳥たちが、いつものように迎えてくれた。
数日前の約半数か。
美しすぎる
オナガガモ
北帰行近し
湖畔に佇み、憩い泣き交うコハクチョウ、オナガガモ、北への旅立ち前の水鳥を見つめた。
時々羽ばたきを繰り返すコハクチョウ、長旅前の仕草が見られた。
突然、数十羽のオナガガモが群れをなし飛び立ち一斉に着水した。
赤井から 崎川浜
背炙り風力発電 根開き始まる
彼らの渡りのコースを想像した。
もう一月もすれば、越冬を終えた水鳥たちはほとんどが北へ帰る。
東北各地を経由し、北海道の湖沼に集結して、4月下旬にはサハリンからシベリアの繁殖地に渡っていくのだ。
小一時間、静寂の湖畔に水鳥たちとの別れを惜しんだ。
拙ブログ 「しばらくブログお休みします。」と、何度休んだことだろうか。
昨日のこと、孫を学校へ送り帰宅、朝日燦然と射す庭にすばらしい一日が始まるはずだった。
駅前
一寸先は分からないものだ。遅い朝食を摂っていたとき体調を崩した。
以下は備忘録。(2/19)
たまに起こす症状、動悸がひどく不整脈が起きた。
これまでも十数回の入院時に不整脈を指摘されたことはあった。最近では、1月末に同じ症状が二日続いた。
孫娘を学校へ送り朝食摂り始めた時だった。
血圧計測をするが、何度計ってもエラーが続いた。
血圧低下と思う、眩暈がして目を閉じると真っ暗、車で病院へと考えたがそれどころではなかった。
数分で容体急変、頭痛がして気持ちが悪く倒れ横になったが動けない。
ばーちゃんは会社勤めの娘を呼んだ、吾輩も、いやいや救急車を呼ぶことに同意。
今回は意識があり搬送時の救急処置もはっきりしていた。3年ぶりの入院を思った。
寝たまま救急隊に担架で運ばれ病院へ。
慌ただしく緊急処置を受けた。心電図やCT検査、採血そして点滴。
ところがいつも問題の点滴、針が挿せないのだ。
(生かされて18年、数え切れない点滴にもう刺さるところがない。一夜明け、この痛々しい絆創膏のあとが5か所残っている。)
ベットで、変化するモニターの波型データを見つめながら約3時間、ただ横になりまどろんでいた。
いくらか気分は回復したが、まだ眩暈が少し。ようやく車いすで診察へ。
そこからがまたいけなかった。
外来患者で混んでいて、途中、医師が予定していた手術へと、結局別のHama医師にお世話になったのが午後1時半を回っていた。
診察中、医師との会話で、あらためてこれまでの病歴、いのち救われてからの病歴を認識した。
病名、経過を聞いた医師は「これまで生かされ、生きているのが不思議だ?」と。
それから会計、処方箋を持ち薬局へ寄り何とか帰宅できたのが3時時半。
付き添いのばーちゃんにはまた心配をかけ、お世話になってしまった。
帰宅し、バナナとサンドイッチをおいしく食べた。時々鼓動の動きを感じながらも元気を取り戻すことができた。
今朝は気分もいい。食事もおいしく食べ、お薬3種類を服用。心臓検査の再診は3/5。
悪夢の昨日のこともあり、
今日は窓越しに庭の雪景色を眺め、読書、音楽鑑賞など、安静にしていたい。
ブログは書けそうだが、しばらくは静かに、静かに過ごしたい。
庭の雪に朝日が燦然と降り注いでいる。 あらためて健康第一を思っている。 (写真(2/19朝)撮影)
今朝も雪降り、昨日より多いか。
市道までの私道約100mの除雪、我が輩、病人との烙印をいいことに、我が家の庭と私道わずかで降参。
ばあちゃんは歩行も困難だし、孫も三日坊主で当てにならず。
いつもお隣のUeさんやHuruさんにはお世話になっている。申し訳ない。
孫娘の登校がなければ、車を出さずとも・・・など愚痴をこぼす。
一汗かいて見る雪景色に救われる。
いつか、雪景色を愛でて、南会津の方から脅迫めいたおしかりをいただいたことを思い出した。
雪かきがどんなにつらくとも、雪は美しく、正直救われている。(参)拙ブログ「雪景色の美しさ」(2021-02-05 | エッセイ)
****** 庭の雪景色 ***********
豊後梅 ユキヤナギ
サンシュウ
*********** 朝方の街中 雪点描 ***********
白虎町
大町通 中央通り
日新町界隈
会津若松市 午後2時 気温ー2.0℃ 風速3.3m/s 積雪65㎝ 確率80%雪
(アメダスデータ:http://www.jma.go.jp/jp/amedas_h/today-36361.html)
明日の予報 雪(確率50%) 今日は二十四節気の「雨水」 この寒波で終わりと思う。
先日の地震、10年前の東日本大震災の余震と聞いて驚いた。
会津は震度5強だった。被害はほとんどなかったが、中通り、浜通りは震度6強で大きな被害が出た。
追い打ちをかけるように、昨夜から暴風雨、今朝は暴風雪到来だ。
孫は期末テスト中、終わるまでは雪掻きがないように祈る。
バラの蕾
_________________
**** 以下は2,3日前の庭の風景 **** そろそろ三寒四温という言葉が恋しくなったのに。
ホウ
サンシュウ
短大へ スズカケ
まだグランドへは踏み込めない。
昨日、 崎川浜の様子を見に行った。
だいぶ昼の時間が長くなってきた。北帰行のスイッチが入ったか、水鳥たちの様子が少しちがった。
このところ温暖化の影響で雪が少なく北帰行も早かったが、今年は「例年並み」に少し遅くなりそうだ。
でも、今日の若松の気温は、朝は寒いが(最低気温が5時に-5.1℃)、最高は春を思わせた。(午後3時に8.2度)
いよいよ北へ帰る日も近いと感じた。
叫びあいながら羽ばたきを繰り返すコハクチョウの姿にし、崎川浜の雪原にも春の土が見え始め、
コハクチョウの群れが何かをついばんでいる。
雪原の白鳥群れる春の土
浅瀬にて潜りはばたく白鳥
よ
はばたきて北を目指して明日飛ぶか
白鳥の湖見守る犬静か
俳句もどき 切ない別れを詠んでみた。
?白鳥(ハクチョウ)は季語となるか。 また、北帰行は秋の季語とある。? 季重なりの不安・・・いろいろもたげる。
叫びあう響き切なし北帰行
涙落つ別れ切なし北帰行
白鳥と別れ切なし湖畔にて
白鳥の叫び切なし別れかな
赤井から
崎川浜で
カラマツ ツグミ
(2021.2.13)
普段はあまり見ない番組表に「小さな旅」を発見。ふと、日曜日8:00?と錯覚をしたが、BS放送欄だった。
小さな旅の再放送「石に生きる 土に生きる 茨城県 笠間」(BS1)だ。
昔、趣味だった陶芸を懐かしく思い出しながら視聴した。
そのあと何気なくチャンネルを変えると、ツーショット山中伸弥×平尾誠二(BS3)
平尾さんの侵された「胆管がん」、他人ごとではない、18年前の吾輩のガンと同じだ。
今朝、偶然に視聴したテレビ番組、この2つの番組は、我が日々の生き方を問い直すものとなるような気がする。
番組1: 小さな旅「石に生きる 土に生きる 茨城県 笠間」
もう半世紀も前のこと、焼き物にこころを奪われていたころが浮かんできた。
当時、本郷で初めて飛び込んだ陶芸の世界だった。
ろくろを回すことは初めからあきらめ、手びねり、陶板作品に挑戦した。板の粘土をヘラで削り、呉須や釉薬で好きな絵を描いた。
物置に眠っていた、何年もすっかり忘れていた陶板や箱ものの作品を手に取った。
草原に浮かぶ秀峰磐梯の陶板にお刺身を盛り合わせた。
一切れ二切れと味わうたびに、磐梯の山容が姿を現した。
晩酌のぐい飲みは、織部や久谷、時々は自作の本郷焼で、一層お酒をおいしくしてくれる。
そのころは、日本民藝館や益子の濱田庄司を訪ねた。
さらに、作品に魅せられた京都の河井寛次郎記念館へ旅したこともあった。
陶芸に打ち込んだ日々が懐かしく浮かんだ。
番組2 : ツーショット 最高のふたり「山中伸弥と平尾誠二
京都大学iPS細胞研究所所長・山中伸弥 所長と平尾誠二さんとの友情の絆を描いたドキュメンタリー番組。
詳細(ネットから)
「あなたがいたから今の私がある」人と人との関係には互いの人生を変える特別な物語がある。そんな二つの人生が交錯する瞬間を見つめる新番組。今回は日本ラグビーのレジェンド平尾誠二とiPS細胞を生んだノーベル賞医学者・山中伸弥。ふたりには知られざる出会いと絆があった!不思議な出会いから、互いの人生になくてはならない存在になった二人。そして突然、平尾を襲った末期がん。ともに病と闘った唯一無二の友情の物語!
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《以下昨日の風景》
「二十四節気」では、小寒、大寒 、立春、雨水、啓蟄・・・と続く。
2/3の立春を過ぎだが、立春は次の雨水までを言い、まだまだ寒さが身に染みる。
確かに、数日前、わずかの間雪でなく雨が降った。
今朝も、吹雪の中を孫を高校まで送った。帰宅するころには、嘘のように青空が広がり、朝日につららがまぶしかった。
でも、しばらく凍っていて使えなかった洗面所の水道が解けたところ、いくらか春近しを感じている。
午後2時、朝-3.4℃だった気温はまだ氷点下-1.5℃、西からの微風3.9m/s 積雪はまだ32cmある。
広い日本、また地形的特性でここ東北地方は春とはいえ名ばかりだ。
今しがた、また雪が降ってきた。珍しく大粒の淡雪、ボタン雪かと思いながら、ぼんやり窓越しに庭を眺めている。
やがて先が見えないほどの降りになり、枯れ枝に花が咲き瞬く間に白い衣をまとった。
モーツアルトを流しながら、新聞に目を通していると、義理のいとこから訃報が入った。
すっかりご無沙汰をしていた義理の従兄で、年明けに続いた。
あらためて人生の短さを感じている。
日本海気候の会津の春はまだ先のようだ。
しばし雪景色を楽しまん。
小さい春を探した。膝の上まである雪で、裏庭には行けない。
ドウダン クマシデ新芽
どんどん融けろ
かまくらづくりに汗を流す。ママも休みの久々の土曜日、朝から遊ぶ。すずも小学生になる。
じいちゃんは、エッセイ編集に着手。
まずは消えてしまった文章の打ち込みから。 (2021.2.6)
このところ、毎日雪に埋もれる生活だった。
あらためて、庭に見る雪景色の美しさを思った。
雪景色の美しさには、これまでも何度も感動してきた。幾度となく書き残してきた。
今朝の思いもまた格別だ。
車の凍てついた雪を除いていると、東山から朝日が昇り始めた。
カメラを取りに戻り、山の端にかかり上る間際のお日様を撮った。
深呼吸し、神々しい陽の光を浴びた。
すがすがしい気持ちで、孫を学校まで送った。
磐梯 雲に隠れる
キリの大木から風花が舞い散る。
そのキラキラ落ちる美しい風花を浴びながら、シャッターチャンスを狙った。
いつかの感動を拙ブログに見た。
【癒される 風花】 2012-01-14 https://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/4d26660809ac8bbf231cefeaa2b770e5
一部をあげる
《 雪の花を写しに庭に出た。長靴が埋まるほどの積雪だ。朝日が燦然と差し、輝く枝の雪が美しい。》
《真上の桐の枝を見上げると、青空に薄いもやが流れている。心が洗われるようだった。それはたぶん、眼に映ったその美しい光景はこころのファインダーを通るからに違いない。
そしてまた、その感動は冷たい澄みきった空気がなければ生まれないものだろう。とすると、本当の感動は、そのとき一瞬の美しさで、写真のデータは偽物の美しさかもしれない。
一瞬の感動であれば、しばらくはその余韻を楽しむことは出来るが、いずれ思い出として記憶されるものだ。記憶をたどり、これまでの感動のいくつかは思い出せる。
出来ればこれからも沢山の感動を味わえる人生でありたいものだ。
****************
もう10年も前のことだが、嫌な思い出がある。
この雪の美しさを新聞に投稿したことがあった。その日、その文章について粗暴な脅迫の電話があった。
1~2分の一方的な話で恐ろしさを感じた。あまりにひどい話で、警察へ相談に出向いたことがあった。
趣旨は、「みんな大雪で苦労しているのに、風物詩的な書き方をするな。書くのも悪いが、載せる新聞社も悪いと。今後一切投稿するな、殺すぞ!」と。
奥会津金山の記述が悪かったのか?。苦労を逆なでするつもりもないし、しばらく我慢して春を待とうとの本意だった。
人それぞれの思いであり、尊重されるべきだ。どこの誰かもわからない、どんなに被害意識があったにしても異常とも思える電話だった。
(参考までに) 以下、新聞掲載文
「会津の雪景色を楽しみたい」 福島民友新聞「窓」(2011.2.1付)
今朝も枯れ木に雪の花が咲いた。妻は積もった雪かきに余念がない。昨年末の大雪で、庭はうずたかい雪に埋まっている。
今が一年中で一番の寒い時期、しんしんと降る雪、横殴りの吹雪の日と、毎日自然の厳しさを見つめている。
何年も前に、読者の欄(*)に「豪雪に悩む地域の方のつらさはわかるが、私は雪が大好きだ。そして雪が降るから冬が好きだし、会津が好きだ。」と書いた。
その数日後、奥会津金山の人からお叱りのはがきを貰い、それで済まない辛さを詫びて反省したことがあった。
確かに、来る日も来る日も鉛色の空から落ちてくる雪には恐ろしささえ感じるし、膝ほどの雪道でも、開けるのに一苦労だ。
とはいうものの、雪を厄介者としか見ない生活は味気ない。厳寒の中にも雪のぬくもりも感じられるものだ。
しばらくは雪マークの予報が続き磐梯の雄姿も見えないが、やがて節分、雪解けの陽が差す日も訪れるだろう。
それまで、密かに会津の雪景色を楽しみたいと思っている。
読者の欄(*)
「楽しみたい会津の雪景色」 朝日新聞「声」(2005.1.23付)
昨夜来の吹雪に車がすっぽり埋もれていた。市道までの雪かきを妻に任せ、徒歩で出勤することにした。
「雪の降る街を」と口ずさみながら、何を考えるでもなく歩を進めた。太郎の屋根、次郎の屋根に降り積む雪は人の心にお構いなしだ。
豪雪に悩む地域の方のつらさは時折の体験から十分わかるが、私は雪が好きだ。そして雪が降るから冬が好きだし、会津が好きだ。
立ち止まり手袋に舞い降りた雪の美しさに見入った。時折小止みになると、目の前に杉林の雪景色が山水画のようにぼんやりと浮かんだ。
「雪は天から送られた手紙である」と言ったのは中谷宇吉郎。私には雪は天からのこの上ない贈り物だ。
雪景色にどれほど感動し、こころ癒されるか知れない。
雪を厄介者としか見ない生活は実に味気ない。厳寒の中にも雪には暖かささえ感じられるものだ。
厳しい寒さに耐える静寂の木々だが、じきにすべてが萌える季節が巡る。
雪に埋もれる会津の冬をしばし楽しみたいと思っている。
************
いつか書いたことがあるかも。忘れて、雪景色を愛でたいと思う。
日々生きて、いろいろな幸せを楽しみたい。
まずは「存命の喜び、日々に楽しまざらんや」 兼好
今朝も7時前から庭や車の除雪、昨日の朝より多い積雪。
定刻に孫を送る。
登校風景 大町通り
大町 マンション前 中町
ノロノロ運転で帰宅するころには青空が見え始めた。
朝8時の気象データ(気象庁)
気温 -0.7℃ 東北東の風 1.2m/s 積雪49cm 湿度80%
9時を回るころ雲一つない快晴となる。
枝についた雪がどんどん落ちる。ハクモクレンの蕾もじきに輝いた。
サルスベリ キリ
スギ花粉 クマシデ
アジサイ
ハクモクレン
お勝手から磐梯山が見え始めた。大雪だが、春を感じる。
ちょっと近間を歩こうかと思う。
・・・・・・以上、午前の部!
******
午後は天候急変、数時間の快晴は嘘のよう、一転俄かに掻き曇り、激しい雪となった。
これから低気圧の通過で明日の朝まで、大雪になるという。
朝の送りが心配だ。
恐る恐るカーテンを引く。
昨夜、寝る前に降っていた雪、20㎝くらい積もっていた。静かな朝だった。
激しい雪の中を、定刻に孫を高校へ送る。
途中、市内の雪景色を撮った。
昨日の漆器店 田中稲荷付近 もうじき到着 白虎町 G校登校生
日新町付近 除雪車とすれ違う
節分の翌日大雪春立ちぬ
午前9時現在 会津若松の気象
気温 -0.9℃ 西北西の風6.4m/s 積雪43㎝ 湿度96%
ちらちら雪の舞う庭で雪をかたずけながら
雪つらら動かぬ自然観察楽し 厳寒に生き物未だ見つからず
しばらく行けない裏庭
雪の降るガラス隔ててシクラメン
外吹雪花がら摘みて春を待つ
静かなり雪を眺めてモーツアルト
淡雪の音なく積もり春近し
こうして1日が過ぎてゆく。
軒先のつららが朝日に輝いている。
凛とした厳しい寒さの中、温かさを感じる瞬間だ。
明日は暦の上では春となるが、もうしばらくは厳寒が続く。美しいつららを鑑賞できるだろう。
今朝、街中で見たつらら。大町通りの漆器店の軒先、屋根瓦の形から少し太めのつららが下がっていた。
大町道りの漆器屋さん
「ウィキペディア」で ちょっと調べてみた。
雪氷現象として 19の種類の一つに氷柱(つらら)
雪 霰 雹 霙 凍雨 細氷 着氷 着氷性の雨 霜 霧氷 着雪 氷柱
氷筍 融雪 霜柱 結氷 吹雪 地吹雪 雪庇 雪崩
「つらら」は、 氷が下に向かって垂れている様子から「垂氷(たるひ)」という呼び名が主流で、
連なり並んでいる様子から「連連(つらつら)」に転じたとある。
「つらら」は透明だが、冷蔵庫の氷は白っぽい。
透明な氷ができる際のキーワードは「純度高めの水」「ゆっくり動かしながら」「高めの温度で凍らせる」の3つとある。
関連して、はっきりしないしきたりも
節分は、今年は2/2 、「二十四節気」は地球と太陽の位置を国立天文台が調べて決定するが、
計算予測で2021年の立春は2月3日で、前日の2月2日が節分となる。節分が2月2日になるのは1897年2月2日以来、124年ぶり(国立天文台HPより引用)。
また、恵方巻の日、夕飯はお隣の孫たちと一緒に手巻き寿司にした。
節分には“恵方を向いて、巻きずしを切らずに無言で食べる”という風習がある。
恵方は、歳徳神という一年を守ってくれる神様がいる方角のことを指し、今年は「南南東」。
みんなで、黙って「南南東」を向いて頬張ることにしよう。
そうそう、豆まきのしなければ…。子供がいないので、大きな声は何となく恥ずかしい。
何事も神頼み! 神頼み!だ。