エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

チョウトンボ初見 夏本番

2014-07-31 | Weblog

夏本番だ。

町内会最大行事の八幡様お日市も終わり、疲れを癒す数日間だ。

疲れた身体でも気になるチョウトンボを見に行った。

数年前から水位低下で水質も悪化傾向にある池、年々トンボ類も個体数が減っている。

最近はカヤが分布を広げ、開放水面は2割程度、特に夏期は水温も上昇し、水面に藻が発生し景観上も汚くなる。

何度も立ち寄ってきたが、ようやくチョウトンボを初見した。数頭だが、一瞬の交尾、離れるとすぐに産卵行動だ。

 ♂  ♀

   

 

    おなかが見える

池の端のイタヤカエデにはアオカナブンが争っていた。カブトムシは小さいのでメスと思ったら、かわいい角があった。

 

 私は誰でしょう?   コムラサキ♀

アオイトトンボもすっかりきれいになった。他にオオイトトンボ、オオルリボシヤンマ、ヨツボシトンボなど、でも個体数が一頃に比べると激減している。

     

F地点へ寄った。ウラギンがすっかり姿を消した。ミドリヒョウモン、ウラギンヒョウモンは新鮮な個体だ。

  

アマゴイルリトンボ♀ クロイトトンボ♂

 マユタテアカネ羽化

 コフキトンボ♀ ♂

    モノサシトンボ産卵中

  ミズナラに

 

例年うるさいくらいのセミの声もほとんど聞こえない。ミンミンゼミやヒグラシも少ない。でも、庭のあちこちにアブラゼミの抜け殻を見つける。

じき7月も終わる。今年の暑さはどうなるだろうか。(2014.7.29)

 

 


町内会 夏の行事終わる

2014-07-27 | 日々の生活

昨日の暑さ、この夏一番の36℃を記録の中八幡神社のお日市が終わった。

役員、正・副組長、つくも会、子ども育成会が一丸となって取り組んだ、町内会最大の行事「夏の行事」が終わった。

15日例大祭、20日朝6時に境内清掃と、お祭りののぼりや山門横断幕、日の丸小旗を掲げた。

昨日、第4土曜がお日市だ。昨年は雨に祟られたお祭り、今年は梅雨は明けないが晴天に恵まれた。

人出も多く、雰囲気も久々のお祭りとなった。

一夜明け、今朝も6時に後片付けがあった。疲労困憊の身に、今日の雨は嬉しかった。しかも27℃とはいえ、半袖では寒い休養の1日となった。

何枚か、お日市のスナップを貼る。

  

   

                                                                                                                                                                                                                                                        萌ちゃんと悠ちゃんと

ともかく、役員として無事終わった達成感を味わいながら、あとしばらくの努め、感慨ひとしおのものがある。

今日一日、庶務としての行事記録をまとめ、反省会資料をまとめた。

 

 

お日市前の金曜日は、ミヤマアカネの里を見てきた。

記録として、出会った友達を載せる。

                                                                            ミヤマアカネ♂                                             ♀

                                                                                            イタヤカエデの樹液にコムラサキ                        成熟したオオアオイトトンボ                             ゴイシシジミはまだ個体数が少ない

                                                                                 シオカラトンボ                                魅力的なコフキトンボ                             お疲れ様アゲハチョウ 

                                                  アマゴイルリトンボ ♀                                ♂

                                                                                                       クロイトトンボ                                    コミスジ

                                   オオムラサキ♀                                                                    アオカナブンが夢中

   今年初めて♂ に会えた。                                                                        オオクワガタ                                                 

                                       オナガサナエ                                            オニヤンマ

 そろそろチョウトンボをと思いつつ、かなり日が経った。 水質悪化で発生を懸念している。

 


虫が少ない

2014-07-23 | 自然観察

 

 もうじき蛹化しそうなキアゲハの幼虫がクチブトカメムシの餌食になっていた。

 このカメムシは植物に害を与えそうな体型だが、同じカメムシの仲間のサシガメやアメンボ、タガメなどと同様、昆虫の体液を吸っている。

 キアゲハの食草フランネルの花には今年は虫が少ない。アカスジカメムシが数匹いるだけ、アブや蜂は全く見られない。

 また、いつもは庭のサンショウに沢山いるアゲハチョウも今年はほとんどいない。カタバミにいっぱい舞っているヤマトシジミも見かけない。

 いつも楽しみにしているホシミスジもわずか数頭見かけただけだ。

 これは里山を巡っても感じることで、若干雨の多かった気象のせいだろうか。今年は虫が少ない印象だ。

  そんな中、今朝早く、庭のツバキの葉に休むジャコウアゲハを数年ぶりに見た。いつかは食草のウマノスズクサが足りないくらいに卵を産んでいったものだ。

 方々に芽を出して殖えたウマノスズクサが寂しそうだ。

  

 ウィキペディアには、ウマノスズクサについて

 【和名の由来は、葉が馬の顔の形に似ていて、花の球形の部分が馬の首に掛けるような鈴に似ていることから命名されたという説と、ただ単に,花の形が馬の首に掛ける鈴のようだということから命名されたという説がある。】とあった。

庭にアブラゼミの抜け殻を見つけた。また、ハグロトンボが来てくれた。   半夏生がさわやかだ。 睡蓮鉢にウオーターポピーが咲いた。

      

  

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昼前に東山方面へ出かけた。目的はオオミスジとオオムラサキ。いずれも姿を見ることが出来たが、オオムラサキは写真を撮る機会を逸した。

根の先端が白いオオミスジがいつもの梅の木を旋回していた。 この梅の大木、がらがらと落ちている実を拾うとアンズのようだった。

 アンズのようだ。

 

いつもの給水場には、コムラサキ、テングチョウ、ルリシジミ、キチョウ、ウラギンスジヒョウモンなどが来ていたが、数が少ない。

  

 

 アキアカネ、ノシメトンボに混ざり、マユタテアカネも出てきた。 

      

キチョウがメドハギに盛んに産卵していた。ようやく開いたヒヨドリバナにトラハナムグリが花粉をあさっていた。

     

ヤマユリが人の手の届かないコンクリートで固められれ斜面に豪華に咲いていた。

    

クマ除けの鈴を付けて山へ分け入る。深閑とした林でひとり空を仰ぐ。いつもそんな自然を独り占めしている。

 

 

      

 

 

  

  


オオムラサキに再会

2014-07-21 | 自然観察

 久々に真夏を思わせる暑さになった。午前中D,Eポイントに出かけた。

メスだけだったが、目的のオオムラサキ3頭に再会できた。機を逸したかオスはもうぼろぼろだろう。

いつものミズナラの樹液だが、他には数匹のカナブンや小さなカミキリムシが樹液に来ていた。

  



 農道のあちこちのツルフジバカマのヒメシロチョウの幼虫を探してみたが見つからなかった。無事に3化の姿をみたいものだ。
 
 田の水路の側溝でしばらく観察をした
 キイトトンボがスイスイ飛んで、連結も多かった。尾を上下に振って運動中だ。交尾態も見た。

  オモダカ

  


 オオシオカラトンボはメスが単独で産卵中はオスは近くで見守っているのが普通だが、産卵を見ていたら一瞬オスが近づき瞬間的に連結し、すぐに交尾態となりガマの枝に止まった。

  

 シオカラトンボ ♂  ♀
 


  トンボ池のチョウトンボはまだ、クロスジギンヤンマやオオルリボシヤンマもほとんどいない。この時期にはもっと発生しているはずだが、ここ数年の池の水質の影響はどうかなのだろうか。また、ハラビロトンボの尾が曲がった個体を見た。羽化の失敗だろうか。
 オオイトトンボやクロイトトンボが睡蓮の葉上で縄張り争いをしている。オオアオイトトンボはこれからか、羽化したての個体が見られる。

               オオイトトンボ                                     イヌタヌキモ                            ジュンサイ     

長原のレンコン池に寄ると、葉は大きく生長しつぼみが膨らんでいた。
キイトトンボ、モノサシトンボのペア、ショウジョウトンボがいた。

   

ヒメし意味が姿を消し、ツバメシジミだけ。ウラギンも姿を消しウラギンスジが産卵していた。ジャノメチョウも初見だった。

                                                                                                     ツバメシジミ                                ウラギンスジヒョウモン                            ジャノメチョウ♂                       

                                        ダイミョウセセリ                                   ベニシジミ 

多の土手のわき水にコバギボウシがきれいだ。野生のシモツケソウもしばらくぶりに見た。

田の畦にノカンゾウが鮮やかに咲いている。

   メタカラコウ

 ヤブカンゾウ  ノカンゾウ

 

どれゾれに個性豊かなチョウやトンボの行動を見つめながら、自然の美しさ、不思議さを思い、さらに畏敬の念募る。 (2014.7.21)


水環境教育について

2014-07-20 | 自然観察

 

  先月末、森の会のT会長から勧められ「水環境教育指導者総合講座(上級編・会津若松会場)」に申し込んだ。数日前に受講者決定が届き楽しみにしていた。
  朝から雨降り、長靴、カッパを準備して会場へ到着、いろいろな団体所属の約30名の参加だった。もり案の顔見知りの先輩も何人も参加していた。
 日程は、残念ながら雨降りで現地の湯川での「水生生物採集と観察」は中止となり、屋内でのサンプル生物の同定、顕微鏡での観察実習だけになってしまった。

   講師の福大・塘教授が用意された20種の水生生物サンプルの同定実習に、グループ分けされた5人が熱心に取り組んだ。                                                              取りあえず裸眼、ルーペで、指標生物かそれ以外かの区分をした。カゲロウ、カワゲラ、トビケラの形態の特徴を整理しながら顕微鏡を覗いた。

 顕微鏡の威力をあらためて知り、水生昆虫の美しさに見とれてしまった。
同定はチョウやトンボのようには行かない、やはり多くの現物に接して経験を積むしかない。

 

 立派な資料をいただいた。
 ○日本水環境学会発行の小冊子
  『川の生き物を調べよう』と『魚・鳥・植物  川辺で見かける生物たち』
     執筆者・協力者に、かつてお世話になった桜井善雄先生のお名前を見つけた。
  ○カラーの下敷き 『川の生き物を調べよう』

  午後は受講生からの事前の質問について塘教授からの解説があった。
 調査の意義や取り組みの在り方など、小生の知る浦島太郎の昔と違った現状を理解することが出来た。

 気になっていた指標生物も平成24年に改訂され、以前は確か15種類が現在は29種になっていた。

 家に戻り、昔教材化した資料を持ち出した。色あせた資料、生徒のレポートのコピーを眺め、懐かしさがこみ上げてきた。

  

  当時公害問題は、地球環境問題へ、さらに都市・生活環境問題へと変遷した。
 会工での環境化学の学習内容は公害物質の化学分析や廃液、排気処理技術等だったが、より広い視野からのグローバルな環境科学教育、さらにエコロジカルな学習内容の必要性を感じていた。

 そんな折りに、信州大学の桜井善雄研究室への内地留学に恵まれた。

 そこでの研究テーマは、メインは・【粉石鹸プラントのプロセス設計】だったが、合わせて【環境科学に関する研究】とした。

 後者で計画した具体的研修の内容は  ・界面活性剤の生分解性について ・野外調査と観察 、そこで初めて「水生生物による環境調査法」に出会った。

 その頃、学習の領域も・書斎科学や・実験科学から → ・野外科学の大切さを考えていた。

 当時、そんな視点から【環境科学実習】を構造化し、この水生生物調査を教材化を検討し取り入れた。

 当時の【環境科学実習】教材
        [・廃水処理の基礎(重金属イオンの沈殿域)   ・鉄粉法廃水処理プラントの運転 
         ・アルミ缶のリサイクル実験     ・プラスチックのリサイクル実験     ・牛乳パックから和はがきを作る ・自然観察 
         ・河川の水質調査(①湯川の水生昆虫調査  ②パックテストによる水質判定)    ・新聞記事の考察       ・小論文を描く  ]

 こうした実習で、正しい環境認識から自然環境保全の思想を培いたい思いだった。
  その後、小中学生や一般市民の環境啓蒙等の取り組みとして水生生物の調査 が普及してきた。                                                                                           ここでは、学術的な生物判定よりも、むしろ川の流れの中で体験する意義を優先したいと思っている。

 8月の「森で遊ぼう」のテーマは【水辺の生き物を探そう】だ。自然の中で遊ぶことの意義をあらためて大事にしたい。 (2014.7.19)

 


 良いこと 3つ

2014-07-18 | 日々の生活

今日はいいことが3つ重なった。

1つ 
 嫁いだ末娘に悠くんの妹が生まれた。
 里帰り中だった娘、夜中に旦那を呼んで病院へ、今朝7時過ぎに無事に出産の報が入った。母子共に元気な出産に安堵の念、我が家の7番目の孫だ。
 ほどなく旦那が挨拶に来た。お母さんの所に来た元気な赤ちゃんのビデオを見ることが出来た。
 新しい孫には、これから暖かい家族に囲まれ、健やかに、豊かな人生を歩んで欲しい。  あっこちゃん、おめでとう!

2つ
 武くん、萌えちゃんは終業式、沢山の賞状(全会津体育大会)と立派な成績の「よい子の通信」をもらってきた。
 二人ともよくがんばったので、お夕食は希望に答えてお寿司をごちそう。2人がスイミングから帰ってから、ささやかなお祝いをしたい。

3つ
 雨上がりに庭に出ると、なんと、きのうA地域で見たルリボシカミキリが、アジサイの葉にのっかっていた。強い雨に打たれたようだ。あまりにきれいで、みんなで観察した。
体長を計ると、24mmほどで思いの外小さくかわいいかった。

 

           

weblio辞書 カミキリ図鑑には                                                                                                                 学名「ロザリア」、日本国シンボル甲虫である。
日本のみの特産種カブトムシクワガタ他国にもいる)で
オオムラサキであるならば、日本国甲虫は、本種ルリボシカミキリだと思う。
近年街中付近に出現している。東京都町田市埼玉県北本市神奈川県緑区など。千葉県では未記録
都心近くでは東京都奥多摩埼玉県大滝村神奈川県山北町などで見られる。 

また、あの分子生物学者の福岡伸一先生に「ルリボシカミキリの青」の著書があることを知った。
 アアゾンのこの本の内容紹介 を読んだら、早速取り寄せたいと思った。

内容紹介
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センス・オブ・ワンダー
朽ちかけた木の襞に、ルリボシカミキリがすっとのっていた。
嘘だと思えた。
しかしその青は息がとまるほど美しかった。
しかも見る角度によって青はさざ波のように淡く濃く変化する。
それは福岡ハカセがハカセになるまえの、ぎれもないセンス・オブ・ワンダーの瞬間だった。
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私は虫を集めて何がしたかったのだろう?
フェルメールでさえ作りえなかった青の由来を、つまりこの世界のありようを、ただ記述したかったのだ
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科学の興奮、生命の不思議
・ウイルスは、私たちの遺伝子が分離してできたものだった
・アオスジアゲハとクロアゲハの幼虫は、食べる葉が違う
・「脳死」と「受精卵利用」によって、ヒトの命の時間は縮まっている
・ハチミツの濃度は死海の塩水よりも高い
・遺伝子のコピーミスで、生物は進化する
・だが、コピーミスをするがゆえ、人類は「がん」の呪縛から逃れられない                                                                                                      ***********************************************

 


梅雨空続く

2014-07-17 | 昆虫

 

午前中、短時間だが強い雨が降った。ほとんど終日曇り空だったが、午後薄日が射したのでA地点の池に行ってみた。

小川の流れに沿って、オニヤンマが徘徊していた。 

鯉のいない小さい池には、クロイトトンボやキイトトンボが連結し、モノサシトンボもいた。

 クロイトトンボ産卵   キイトトンボ

モノサシトンボ♂  オオアオイトトンボ

オオアオイトトンボは出始めでまだ色が出ていない。

コオニヤンマが、飛び立っては原っぱに降りる、鬼ごっこを繰り返した。

                                                                             コオニヤンマ:頭部が小さく、後ろ足が長く、後頭に3角状の突起がある                                ショウジョウトンボ 深紅の♂

倒木の上にきれいなブルーのルリボシカミキリがいた。接写しようと近づいたら、飛び立ちスローモーションで飛び立ち、近くの木に止まった。

   

ガマの茎にヤゴの抜け殻を見つけた。  多分オオルリボシヤンマのものだろう。

以前に見つけたクロスジギンヤンマと比較してみた。

見た目はそっくりで判別しにくいが、オオルリボシは側棘は第6~第9節にあり、クロススジは第7~第9節にあることから同定できそうだ。

                              左 オオルリボシヤンマ         右 クロスジギンヤンマ    体長はいづれも48mm程度  クロスジの方が少し細めで黒い

  

  

生活史は オオルリボシヤンマは幼虫期間がこの辺りでは3年(1年目は卵で越冬)、クロスイギンヤンマは幼虫越冬で幼虫期間が半年~1年だ。

抜け殻を見つめながら、また愛おしさが湧いてきた。

 

 


八幡神社例大祭の日

2014-07-16 | 日々の生活

   朝のうちにトンボ池のチョウトンボを見に行った。まだ発生していない。
昨年も数が少なかった。池の水位は先日の大雨でいくらか回復していた。
その後、ポンプの修理はどうなったのだろうか。建設事務所に聞いてみたい。
 今日も朝からかなりの人数で池の周りの草刈りをしていた。年に何度やるのか、頻繁な気がする。もっと池の管理もしてほしい。池の植生もかなり変化している。水面が見える部分は全体の2割ほど、池のほぼ半分はガマやカヤで覆われ、残りの半分もスイレンが占めている。池の水生生物の棲みやすい環境はどんなだろうか。
  約1時間、普段あまり行かない大きい池のまわりを巡った。日陰にはハグロトンボが吸水中、なかなか敏感だ。ミスジチョウ、ホシミスジを見た。

  

 

     ホシミスジ                                    ミスジチョウ

 11時から八幡神社例大祭、今年もお祭りの行事が始まる。
 町内の役員、組長の都合のつく方17名が拝殿でお祓いを受け玉串を奉てんした。
 今年も梅雨は明けないが夏らしい日となった。厳かな雰囲気の中、静かに拝殿から庭を望んだ。あれから1年、何年も変わらない風景だ。穏やかな時が流れていた。
 祝詞があげられる中、目を閉じて自分の心を見つめた。
 いろいろな思いが去来する。家族のこと、健康のこと、これからの日々、友達のこと、
これから始まる町内の夏の行事のこと…、次々と・・・。
 穏やかな日々を、精一杯に生きていきたい。
  その後町内会館で役員数名でお護府作り、いよいよお祭りが始まる。

   
 
 午後、柳津へ。9月に予定した従姉弟会の打ち合わせだ。
 ハンゲショウの花を初めて見た。株をいただいた。夕方、いつものように温泉につかった。貸切風呂でしばし身体を、心を休めた。

  

 只見線 上り会津若松行き


 忙しい、でも充実した一日が暮れた。                        2014.7.15


ルリシジミの産卵

2014-07-14 | 日々の生活

 

我が家の庭で、昨日咲き出したハギの木の回りを、終日離れずにルリシジミが舞っていた。

つぼみ部分に、丁寧に1つの卵を産む。そして移動して細いつぼみの先に垂れ下がって、また一つ。

そんな繰り返しの途中に、ピンクの花にストローを伸ばしていた。

我がふるさとの回りを活発に舞い続けていた。

   

   

今年はサンショウにいるはずのアゲハの幼虫がいない。昨年は、萌ちゃんの学級の観察に何度も提供したアゲハの幼虫が、全くいない。

卵や1,2令幼虫までは確認していたが、どうしたわけかほとんど育たなかった。

今日、フランネルにキアゲハの終令幼虫を見つけた。キアゲハも少ない。

そうそう、あれほど産卵に訪れていたジャコウアゲハも昨年から全く姿を見ない。ウマノスズクサだけが寂しく伸びている。

チョウの少ない理由を知りたいと思っている。

 

夕方3時頃になると、2つのサンジソウが毎日花を開いている。

   

今日も穏やかに暮れた。


キキョウ、ハギが咲いた

2014-07-14 | 日々の生活

 涼しかった昨日、秋の涼しさを感じた。
 そんな季節に合わせて、庭の萩、キキョウが咲き始めた。

  


   萩、桔梗、葛、女郎花、藤袴、芒、撫子を秋の7草と言うが、
これは山上憶良が万葉集の歌で選定し今に至っている。
 
 「秋の野に 咲きたる花を
  指折り(およびをり)
  かき数ふれば
  七種(ななくさ)の花
  萩の花 尾花葛花 撫子の花
  女郎花 また藤袴
  朝貌(あさがお)の花」  万葉集   山上憶良

  ここで、尾花(おばな)→ 薄(すすき)、葛花(くずばな)→ 葛(くず)
  朝貌(あさがお)→ 「朝顔」ではなく「桔梗」が定説。

 

 こんもりしてきたハクモクレンの枝を切り詰めた。また、枝の伸びたクマシデも思い切って刈り込んだ。

 悠くんは大きい葉っぱでお面を作ったり、葉をとり剣を作ったりして遊んだ。 

  

   

 


花粉のないユリ

2014-07-13 | 自然観察

娘の友達が今年も豪華なユリを届けてくれた。

いただいて花瓶に生けた。あまり沢山なので、知り合いにお裾分けした。

実は、このユリ、雄しべの紅い花粉がないことに気づいた.

                                                                                                                                             おしべ(花粉)のないユリ

そんな品種があるのかと、ネットで検索「花粉のないユリ」と。

いろいろな解説があった。結局分かったことは、雄しべを取ったユリを届けてくれたのだ。

去年ももらったが、そのときに「花粉がすごいから気をつけてね!」と言われたことを覚えている。

なんと、検索したブログに 「ユリの雄しべは直ちに取るべし!」というのがあった。【http://whitehome.exblog.jp/16584792】 

なるほど、いただいたユリはすべて雄しべの花粉は取られていたのだ。             

ブログの中には、花屋さんからのものもあり、《店頭に並べているユリは、花粉の部分をとるようにしている》とのことだった。

つぼみのユリが開き始めた。あの真っ赤な花粉が着いている。

紅く粉が現れ始めたばかりの花粉をティッシュで取って見たら簡単に取れた。

花弁が開き初めには、手もよごれず取れることが分かった。

   半分、花粉を取ってみた

でも、真っ赤な花粉のないユリは、何となく寂しい感じがする。 花粉に気をつけながら本来のユリを観賞することが一番ではないかと思っている。

妻は、独特の香気に鼻水を出しているが、小生にはこの高貴な香気は悪くはない。

 この匂いはどこから来るのか。雄しべ、雌しべを嗅いでみたがはっきりしない.

 これまたブログに教えられた。
    「花の香りはどこから来ているのか?!」
              http://chisanaohanayasan.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-ca33.html

また、もし洋服に付けてしまったとき、・・・ブログには、擦らずにガムテープでトントンするといいと書いてあった。

まあ、ともかく精一杯に咲くユリの花は豪華、絢爛、美しく素晴らしい。

    


森の宝探し

2014-07-12 | 教育を考える

 

台風一過、晴天に恵まれた第3回の「森で遊ぼう」、今日のテーは、”森の宝探し”

2斑のリーダーを務めた。1年生から6年生の子ども6人、保護者3人のグループ、ベテランのSさんに助けられて楽しい1日を過ごした。

いつものように、開会式、諸注意、準備体操をして森へ入った。

わずか2.5km、分校跡地から南新道を下り、旧滝沢街道を戻るコースをゆっくり楽しみながら歩いた。

  

一人ずつ"森の宝物カードを首に提げて探して歩いた。

カードの宝物は、・きれいなはな  ・きのこ  ・きのみ  ・いいにおい  ・うごいているむし  ・チクチクするもの   ・セベスベするもの ・とりのこえ  ・おおきいはっぱ

見つけるとシールを貼ってもらう。 全部できたら”よくできました”のシールだ。

   

みんな意欲的だ。宝を見つけてはポリ袋に集めながら進んだ。 一つづつみんなで確認しながらシールをもらい、全員が”よくできました”のシールを貼った。

そして、ご褒美をもらった。 それぞれに個性豊かな子どもたち、皆真剣に”宝もの”を見つけた。

約2時間かけての散策の結果を班長さんが発表した。

  

昼食をとってから、春に植え付けたサツマイモの畑の除草をした。 一つ一つの体験が子どもたち一人ひとりのこころに重ねられていくことを思った。

子どもたちが草原で競ってカマキリを集めていた。仲良く、夢中で遊ぶ姿は素晴らしい。

与えられたテーマと共に、自らが主体的にあそぶ中から、より素晴らしいものが培われていく。

あらためて、難しい説明はいらないと思う。子どもたちが子どもたち同志で意欲的に取り組む姿を大切にしたいと思った。

 

 


台風一過の庭を歩く

2014-07-11 | 日々の生活

各地に被害をもたらした台風8号が過ぎ去ろうとしている。

静かな庭に出る。たっぷりの雨をもらい、草花が生き生きしている。

アジサイが色づいてきた。我が家には5種類のアジサイがある。

ネットで見ると、いろいろな品種がある。元々はガクアジサイと本アジサイの2系統らしい。

アジサイの名前は藍色の花が集まるという意味の「あづさあい(集真藍)」が変化したものとあった。なるほど。

   

  

 あちこちに芽を出したサンジソウが咲き始めた。あの芥子粒のような種がこぼれて、たくましく育った。 

八重ドクダミは次々に咲く。フラミンゴも絢爛に咲いた。 ハクチョウソウ、なぜ赤いかと思っていたら、白鳥ではなく白い蝶と分かった。

  

  

 

タラノキの幹にカミキリムシが止まっていた。写真を撮ろうと枝を寄せるとぽろりと落ちた。

地面を這って植え込みの葉の下に隠れた。いかめしい顔つきなのに臆病だ。

ネットで調べるとセンノカミキリと判明。
《形態: 成虫の体長は20-37mm。 食樹: タラノキ、センノキ(ウコギ科の植物)
生態: 幼虫が幼齢の生立木の材部を食害する。1年1世代で成虫は6~8月に樹皮や葉柄などを後食する。老熟幼虫で越冬し,春に羽化脱出する。》

  

 

アキアカネ、ノシメトンボも来ていた。

    

 

今日嬉しいことがあった。 

睡蓮鉢にメダカを飼っている。   

浮かばせておいたホテイアオイが大きく育ち手狭になったので別の容器に移しておいた。

今朝、その容器を見て驚いた。2,3㎜のメダカの赤ちゃんがうようよ泳いでいた。おそらくホテイアオイの根に卵がついていたのだろう。

無事に育ててやろう。

午後のなると風が強く、正午に会津若松で瞬間風速15mを記録した。夕方になると雲の間から陽が差し、秋を思わせるほど涼しい。

心配した明日の「森で遊ぼう」は、台風一過のよい天気になりそうだ。気温予想も32℃暑くなりそうだ。 

 


梅雨の最中のほんのわずかな晴れ間 

2014-07-09 | 自然観察

                                                       【サラサヤンマ ♂】

最近にない大雨だ。昨夜からかなりの雷鳴が鳴り響いている。

 大型台風8号は沖縄を通過し九州に近づいている。予報では台風の中心が11~12日頃に東北へ、第3回の「森で遊ぼう」が心配だ。

 昨日は30度に迫る暑さ、午後から今日の雨降りを考えて里山を巡った。

 

 トンボ池の水はいくらか回復し、昨夜から今日の大雨で一安心できる。

 ただ、池の管理は心配だ。このトンボ池では年々トンボが少なくなっているような気がしている。

池の約7割がアシやガマで覆われてしまった。水面の見えるところも半分はスイレンだ。

 好ましい池の在り方はどんな姿なのだろうか。ビオトープを考慮した公園の視点が欲しいと思う。

池の端にキイトトンボがスイスイ飛んでいた。オオアオイトトンボも出始めた。

クロイトトンボ、オゼイトトンボなどがわずかに見られた。チョウトンボは未だのようだ。 

 キイトトンボ♀  ♂

                                                                            オオアオイトトンボ                                       オゼイトトンボ                          産卵

 
 

ゴイシシジミを初見した。ヒメシジミは、F地点ではかなり傷んだメスが目だったが、E地点ヒメシジミの里(自称)は、未だ新鮮だった。

                                                                                   ゴイシシジミ                                    イヌザンショウに産卵するアゲハ                             ウラギンヒョウモン

                                                                                          ヒメシジミ ♂                                     ♀                                            ♂斑紋に少しの異常

                                                             ルリシジミがつぼみの出始めたイタドリに産卵していた                  吸水するオオチャバネセセリ

やはり日々の気温の差の影響らしい。  アマゴイルリトンボが、交尾、連結産卵を繰り返していた。

 アマゴイルリトンボ 交尾     連結

   ♀  ♂

                                                                                             モートンイトトンボ 未成熟♂                                未成熟 ♀                     ♀

                                                 コサナエ                                           シオカラトンボ♀

粘ってサラサトンボの飛翔を撮った。いつもカメラ、レンズ性能から物足りなさを感じているが、久々に満足できる写真が撮れたと思う。

                                                                                                              サラサヤンマ ホバリング

これからの関心は、チョウトンボ、オオムラサキ、コバネアオイトトンボ、マダラナニワトンボと続く。

梅雨が明け夏から秋へ、小さな愛おしいチョウ、トンボを見つめて元気に里山を巡りたいとおもっている。

 


「森で遊ぼう」 事前調査

2014-07-07 | 日々の生活

 時折ポツリポツリ雨の落ちる梅雨空だ。
 午前中、今週末の「森で遊ぼう」に向けた事前調査があった。

 この第3回はテーマが「森の宝物」、コースは分校跡地~南新道~舟石~旧滝沢街道~分校跡地までを歩く。

 林道の除草作業、危険箇所の点検で、途中倒木を片付けたり、土砂崩れの山道の補修などをした。 

 ほとんど歩く人もいない林道は結構草が伸びていた。ウツボグサがひときわ美しく咲いていた。

 静かな林間を歩く気分は清々しかったが、途中、多少低血糖らしい症状もでて何となく身体がだるく疲れた。

   

 分校跡地にクマノミズキが美しく咲いていた。今回、T会長さんからクマノミズキとミズキの違いを教わった。クマノは葉が対生でミズキは互生、花はミズキはすでに終わり実を付けていた。

他に教えられたこと・・・・ ○オオウラジロノキ(オオズミ)の実    ○クロモジの実   ○スゲ属のタガネソウ  ○ヤマグルマ (別名トリモチノキ)

家に戻り図鑑を引く。一つ一つ知ることは楽しいことだ。

    クマノミズキにキマダラカミキリ

クマノミズキ ミズキ

 クマノミズキの花  ミズキの実

 また、ビオトープを眺めると、オゼイトトンボや迂回たばかりのオニヤンマが見られた。

オゼイトトンボは腹部第2節の斑紋がワイングラス状で判断。また、一見頭部の小さいこと、全体に小型からコオニヤンマオオと思いきや黄色の縞模様からオニヤンマと判定した。

 先日はシュレーゲルアオガエルの卵塊を見たが、今日はモリアオガエルの卵塊をみた。自然の中のビオトープの役割の広がりを感じた。

 オゼイトトンボ   オニヤンマ


 
 帰りには、8月の第4回「森で遊ぼう」で予定しているテーマ「水辺の生き物を探そう」の川の様子を見に行った。

 川幅2m程、深さ10~20cmほどの傾斜の緩い清流、子どもたちにはとてもいい環境と思った。

 サワガニがいそうな川だが、石をめくってみたが、時期もあろうがよく見かけるカワゲラやカゲロウなどは見られなかった。

 最近水生生物調査など環境教育もよく行われ、どうも”環境”が頭から離れない傾向があるが、この活動の趣旨に則り、「遊び」「学び」「育てる」を念頭に考えたいと思った。

子どもたちにはあまり体験することのないこうした ふるさとの川 での遊びこそが大切なのだろう。