エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

清々しい早春 心に刻みたい

2017-02-25 | 日々の生活

      

    

 朝、玄関を出ると、春を思わせる薄日に淡雪が静かに降りていた。庭先のハクモクレンに止まっていたヒヨドリが驚いて飛び立った。

春遠からじと思いつつも、一瞬、激しく降りはじめた雪に、見上げるスギの木やツバキの葉は瞬く間に淡い雪帽子をかぶった。

 

口ずさむ季節の詩は「早春賦」、ふと、春未だ浅き信州を思い浮かべた。

妻は信州安曇野の人、半世紀以上前の小学校の卒業式には、この早春賦を歌った覚えがあるという。

”春は名のみの風の寒さよ 谷の鶯 歌は思えど・・・”。口ずさむも、この歌は自分には音程が高過ぎるようだ。

詩歌をつぶやきながら、まだらな残雪の山々と芽吹きはじめた緑の織りなすさわやかな光景を思った。

信州も会津もさわやかな早春は変わらない。今年も、待ちわびたこの一瞬の季節の清々しさを心に刻みたいと思っている。


コーヒーブレイク

2017-02-23 | 日々の生活

今朝は、春近きを思わせる雨降りだが、低気圧通過後の数日の予報は雪模様だ。

リンゴの皮をついばみにヒヨドリ、しばし雪解けの雨の庭をながめながらコーヒータイム。

 

総会が終わり一息つく暇もなく、地区の会計業務やら、町内のこまごました仕事に追われた。

月末の役員会の会議資料もOK、ちょっと書斎の身辺整理などをしようか・・・・。

昨日は、日中陽も差したが、相変わらず寒かった。でもご近所のつららにも、何となく春を覚えた。

  

2歳半のすずちゃん、一人遊びも板についた。言葉も早い。純真さに癒されている。

  

人気ブログランキングに参加しているが、「昆虫写真」の部、特に気に積極的ではないが久々の一位にランクされ驚く。

シーズンでなく、テーマに沿った内容でないことに気が引ける。

 


崎川浜を訪う

2017-02-17 | 日々の生活


列をなし緩やかに流れるコハクチョウ
おまえたちは素晴らしい
対岸の山々真白く麗し
この静寂
生きていることの喜びを共にせん

   

 

わずかにスズガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ    99%がオナガガモだ

          セグロカモメか   ユリカモメ

  

 



春はそこまで

2017-02-14 | 日々の生活

午前中久々の晴れ間。

ヒヨドリが庭のリンゴの皮を啄みにくる。

 

   桐の枝を受け止めたハクモクレン

すずちゃんと,眩しい庭の雪で遊ぶ。

   

ようやく、遅れ遅れになっていたおひな様を出した。

すずちゃん、おはなししながらおひな様と遊ぶ。

  

 

時はゆっくり流れている。


戊辰150周年記念 意義ある事業に

2017-02-13 | 日々の生活

 

 

 来年は明治元年から数えて150年、会津若松市では「戊辰150周年記念」の事業を行うと聞いた。

政府も記念事業を計画、かつての薩摩や長州での呼び名は維新、土佐でも「幕末維新博」を計画している。

会津ではやはり悲劇の戊辰が心の底にあるのだろう。

ときに手に取り文字をたどる本がある。会津人芝五郎の少年期の記録だ。

150年前のまさに騒然たる城下の様子や五郎少年の惨憺たる運命にいつも涙が止まらない。

「故郷の山河を偲び、過ぎし日を想えば心安からず、老残の身の迷いならんと自ら叱咤すれど、懊悩流涕やむことなし。」

自害せし祖母、母、姉妹を偲ぶ血涙の辞が物語っている。

この記念事業を観光振興だけに終わらせず、立ち止まって会津の教育に目を向ける機会にできればと思っている。

これから郷土をになう青少年に、あいづっこ宣言の精神と共に、

時の流れに薄れゆく戊辰の歴史や幾多の先人をもう一度しっかり見つめる機会として欲しい。


備えあれば

2017-02-10 | 日々の生活

心配していたキリの木の枝が折れた。

居間で寛いでいると「ドスン」と言う大きな音。

東の屋根の雪が落ちたか?・・・外を伺うと、窓先に枝が落ちているではないか。

よかった~。

万一を考え、車は桐の木の下には置かず被害はなかった。

またしても救われた。

雪が小降りになったので、早速チェンソウで処理した。

  

 何事3度、ということもある。気をつけたい。


タンポポ博士の「タンポポ ハンドブック」

2017-02-04 | 自然観察

 

                                                    「タンポポ ハンドブック」(文一総合出版)

 

タンポポ博士保谷彰彦氏から,献本が届いた。すぐにメールで礼状を送った。

「素晴らしいハンドブックの上梓,誠におめでとうございます。

貴重な著書を献本賜り、協力者にまで名を連ねて頂き恐縮しております。

有り難うございました。」

何年か前になる、会津のタンポポを案内したことがあった。

そのとき、彼がカメラを林の中で落としてしまった。そのカメラを、後日ザベリオの生徒にもお世話になり見つけて送り届けたことがあった。
 

この度の出版は、文一総合出版から出た「タンポポ ハンドブック」だ。

〈商品説明〉

亜種や変種などを含め、日本で見られる約30種のタンポポ、および外来タンポポと雑種タンポポを、同定に役立つ情報と共に掲載。生育環境、生活の仕方、種子の残し方など、タンポポの暮らしぶりも紹介する。


きれいな写真でタンポポのすべてが紹介されていた。タンポポにこんなに種類があるとは驚いた。

じっくり勉強して見たいが、いつも身近に見かける雑種に興味があった。

今後も観察を続けてみたいと思っている。

 

 


珠玉の言葉に 勇気をもらう

2017-02-03 | 日々の生活


   トイレに相田みつをの日めくりカレンダーが掛けてある。

1日は”いまから これから ”、6日は”しあわせはいつも自分のこころがきめる”、9日には”やれなかったやらなかったどっちかな”と、毎日の珠玉の言葉に勇気をもらっている。 

 思い立ち本棚の彼の詩集4冊を手にした。

タイトルは「一生感動 一生青春」「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」

「雨の日には雨の中を 風の日には風の中を」「にんげんだもの」、

吹雪の一日、終日一つ一つの名言をかみしめた。

  詩集のあとがきにご子息は「書家でもなく詩人でもなく、人間相田みつを」、ひとりの裸の人間だったと述べている。

また、人間教育者・相田みつをは、子どもたちに「人の悲しみが分かる。人の心の痛みが分かる。そして人の命の尊さとはかなさが分かる。」そんな人間であって欲しいと語っている。

14日の言葉 ”なみだで洗われたまなこはきよらかでふかい”がいつも気になっている。


暴風一過 心配な桐の木

2017-02-02 | 日々の生活

夜中の風はひどかった。雨戸がかたがた揺れた。

今朝の新たな積雪は20cm程か、約100mの私道の雪かきをした。

ばーちゃんが萌えちゃんの登校が心配と頑張っているので、これくらい大丈夫だと言いながらも重い腰を上げた。

いつもスニーカーなのに、萌えちゃん今朝は長靴を履いて登校。

 

除雪を終え、桐の木を見上げると、折れた枝の幹の部分に亀裂が入っているではないか。

しばらく、下に車は止められないようだ。

昨日桐の枝を処分したせいか、足腰が痛い。でも、あれだけの仕事が出来る体力を褒めた。

若い頃からの剣道のおかげと思っている。