会津大学の短大構内、西側の道路沿いの高台に、トチノキの大木がある。
沿革を見ると、会津短期大学開学が1951年、校舎の落成が1955とあった。
その時植えられたものだろう、現在6本の大木がきれいに色づいている。
樹齢6,70年ということか。
何時切られたのか、大きな切株が4つあったから、推測するに、当時、記念樹として10本が植えられたのだろう。
校舎西側は、トチノキのほかに、サクラ、トウカエデやケヤキが憩いの林となっている。
先日図書館へ行くとき、坂道に鮮やかに紅葉したトチノキの葉が散りはじめていた。
夜中の雨にぬれた黄金の葉は、とても美しくて驚いた。
手を広げた美しい葉をいくつか拾おうとしたら、1個だけなつかしいトチの実が転がっていた。
もう、時期はずれなのだろうか、トチノキのまわりを見ると、古びた皮はたくさん落ちていたが、
中の丸い実はどうしたことか一つも見えなかった。拾う人がいるのだろうか。
見上げると、まだまだ紅葉も始またっところ、緑の葉がたくさんついていた。
それにしてトチの葉の紅葉は、独特の黄色が美しく、青空に映えて感動的でもあった。