晩酌を終え、毎晩ホタルの発生状況を見てきた。
こどもたちにホタルの光を見せたい思いで観察会を開いた。
土曜の予定が、夕立で中止になり、今晩実施した。
こどもたち14~15人と親とホタルを探した。
30年ぶりにホタルが出始め、今年は4年目になる。
何とかホタルが生息できる町にしたい思いと、簡単な保護のための必要要件を話した。
資料を準備したが、大人用で、家に帰って一緒に学んでもらうようにした。
資料には、・ゲンジボタルについて ・ホタルの一生 ・町内のホタルを守ろう ・保護のため必要なことなど、
そして、小生の昔の一文 「小さな生きものと共生する豊かさ」を添えた。
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小さな生きものと共生する豊かさ (2017.2.26)
昨年のこの時期、町内の水路に30年ぶりにホタルが戻り喜びに沸いた。思いがけない30年ぶりの懐かしい癒しの光だった。
下水道の普及により流れがきれいになり、消えた水辺の生き物も帰ってくればと願いながら、春先の一斉清掃でも、この水路の川ざらいを自粛していた。
今年もあの仄かな灯りを見たくて、数日間、ホタル探しが夕食後の日課となった。先日、やっと微かに点滅するゲンジボタルの灯りに出会うことができた。本当に嬉しかった。
思えば、町内にわずかに残っていた田んぼも徐々に宅地化され、小川のせせらぎはU字溝に変わり、田んぼのビオトープもアスファルトに覆われてしまった。
それまでの豊かな水路からは、突然ドジョウもサワガニも消えてしまった。いまもって残念でならない。
ホタルの灯りを見つめながら、町内に残るわずかな自然を保全し、小さな生きものとのささやかな共生をめざしたいと思っている。
それこそが豊かな住環境に違いない。
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8時を過ぎるころ数匹を発見、注意点を話しながら皆で観察した。
そのうち次々に発見、雄の飛び交う姿も観察でき、多いに盛り上がった。
何より、こどもたちの好奇心旺盛に見つめる姿が嬉しかった。
ピンボケホタル