都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
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「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
今朝、オリンパスSP-565UZでケショウヤナギを撮影して、ブログにアップしました。調べてみると非常に貴重な木であると分かりました。自宅から自転車で15分くらいの場所なのに初めて見に行ったのです。
特別の看板があるわけではなく、ケショウヤナギはそこにありました。多分看板を立てないのは、いやな言葉ですが、盗掘を恐れてのことだと思います。
市の施設に、野草園というところがあるのです。そこの関係者から聞いたところによると、盗掘が絶えないのだそうです。別に珍しいものがあるわけでもなく、近郊で見られる草や木を植えてあるだけなのです。園の外にもいくらでもあるのに盗掘されるのだそうです。何故かと訊ねると、調べなくても看板があるので、看板ごと持っていくのだそうです。同じ市民としてとても恥ずかしい思いです。
ケショウヤナギは絶滅危惧II類(VU):絶滅の危険が増大している種に指定されています。
冬になると枝が赤紫色に染まる、若枝は白いロウ質をかぶりちょうどおしろいを塗ったよう、という事でケショウヤナギ(化粧柳)と命名されたようです。
このケショウヤナギは長野県の上高地と梓川流域の一部、北海道の十勝・日高地方だけに見られる1属1種の珍しい柳です。
この珍しい化粧柳を皆に如何に貴重かを知らしめるのではなく、看板も立てずに守っているというのは、十勝だけなのでしょうか?
最近市内では民有地の木が何ヶ所も切られています。別に邪魔になるわけでもなく、かえって景観が悪化しているように、私には思えます。何でも何処かの老木が一本倒れたのが発端のようだと聞きました。そう教えてくれた人が、転ばぬ先の杖と云うのか、面倒が起きないうちに切ったのだろうとも言っていました。老化して危ない木だけを切ればいいのに、なんでもない木まで見境もなく切ってしまうのはもったいないとも言っていました。何十年もかかって育ったものを・・・。
一方では植樹をして、一方では伐採する。どちらも人間がしていることです。自然を大事にするということは、どういうことなのか、子供たちにしっかりと教えていかなければならないと、つくづく思いました。
そんな訳で、私も化粧柳の群生地の場所は書かないことにします。
皆さんはどうお考えでしょうか?非常に真面目な話なので絵文字の使用を控えさせていただきました。
それでは・・・。
■ケショウヤナギ■
帯広河川事務所区域内には、日本国内で十勝、日高、渚滑川、長野県梓川にしか分布していない重要種のケショウヤナギが自生しています。特に札内川は日本最大の群落を形成しています。
札内川の河原はゴロゴロとした石に覆われており、植物が育つには不向きですが、ケショウヤナギは石と石の間のちょっとした隙間で芽吹くことができ、約10年で10m以上に生長します。札内川は河床の移動が激しく、洪水による河岸浸食により、寿命に満たないうちに倒壊するケショウヤナギが多く見られますが、同時に新たな河原が形成されており、ケショウヤナギの更新に適した環境が提供されています。
ケショウヤナギの生育には、洪水による河床の変動が重要となっていますので、河川で工事を行う際、ケショウヤナギに十分に配慮していきたいと考えています。
□名前の由来
枝も幹も葉も幼い頃は白粉に覆われている。また、幼い枝は紅色である。白粉と紅色の枝の組み合わせが非常に美しく見えるヤナギであることから、「化粧柳(ケショウヤナギ)」と呼ばれる、という説が有力である。
□分布
日本の分布は、長野県の上高地、十勝、日高、網走の渚滑川と限られた場所に限定されている。十勝は日本最大の生育地。
□生育環境
日当たりの良い、玉石の多い砂礫地。
□形態的特徴
樹高20~30m。幹はほとんど分かれずほぼまっすぐ伸び、下の方から生えている枝は、枯れていることが多い。太い幹の樹皮は縦に深く避けている。若枝は白い粉がつく。葉は細い卵形で肉厚。
落葉期には、葉がないので枝先の紅色が目立ち美しく見える。生育場所が河畔なので「河畔林の女王」とも言われている。
□繁殖生態
5月上旬頃に開花する。ヤナギ科の中では珍しく虫ではなく風によって花粉を飛ばし受粉をおこなう(風媒花)。
種子は6月頃に成熟する。種子には綿毛があり、風により散布される。その距離は数百m~数十kmにまで達するという。
種子は、湿っている場所に着地すれば、2,3週間で発芽する。発芽後の芽生えは日当たりが良い川原の礫・石などが多い場所に定着しやすく、日陰や草地、火山灰質土壌などの場所ではほとんど生存できない。
□寿命
一般的には60~70年という。上高地には推定樹齢150年以上のものがあるという。
□他生物との関わり
ケショウヤナギを含め、ヤナギ類はその年に伸ばした枝の先に新しい葉をつける。そして、季節に関わらず、木の生長とともに早くから出た葉を順番に落としていく。一年を通して頻繁に落ちるヤナギの葉は川の中に積もり、魚や昆虫など水中の生物のエサとして役立っている。
■帯広河川事務所のホームページより
したっけ。
by OLYMPUS SP-565