都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
電車内で立っているお年寄りを見かけたとき、あなたはどうしますか?
馬鹿言ってんじゃねえよ。北海道で電車が走ってる街なんぞそうないんだ。勿論オレの住んでるのは多数派の、走ってねえほうだよ。何処でも電車が走ってるって想定して問いかけるのは如何なもにでしょうか。日本には、列車もバスも走ってねえところだっていっぱいあるんですよ。
まっ、オレんとこは、バスは走ってるけど、乗ってるのはほとんどお年寄りだ。どうすんだよ。
電車に乗ってると、想定して書くしかねえな。
お年寄りって何歳からだよ。調べたらややこしいよ。
老人とは、年をとった人。年寄り。老人福祉法では、老人の定義はないが、具体的な施策対象は65歳以上を原則としている。・・・だってよ。
高齢者の線引きはあいまい且つ主観的な部分があり判断は容易ではない。そりゃそうだ。見た目じゃ判断できねえよ、年齢なんて。定年退職者もしくは老齢年金給付対象以上の人を言うとも考えられる。・・・ときた。退職してるかどうかどう判断するんだよ!
いずれにしても厳密な基準はなく、高齢運転者標識では70歳以上を対象とし、後期高齢者医療制度では65歳以上75歳未満を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者という。また、WHO(世界保健機関)では65歳以上を高齢者とする。・・・だってよ。
高齢者だって元気な人はいっぱいいるよ。そんな人に席譲ったら怒られちゃうよ。
65歳以上74歳までを前記高齢者、75歳以上後期高齢者、85歳以上を末期高齢者と言う。ちなみに、人口の年齢構造では、0歳から14歳までを年少人口、15歳以上64歳までを生産年齢人口、65歳以上を高齢人口と言う。
どうやら老人、高齢者、年配者の境は65歳らしいな。でも、まだ酷いのもあるぜ。
高齢者とは、成人で一定の年齢以上で職業生活から引退し、社会の第一線から退いた人のことである。高齢者になると、身体の不調が増加し。徐々に死を意識し始めると言われている。子孫を残すという生物としての使命を終え、肉体が衰え死に至るまでの移行期間にある人のことを意味する。・・・だってよ。よくこんな酷いことがいえるよ。オレには、もう用事がないから早く死ねって聞こえるよ。
日本てえ国は御年寄り、老人、高齢者をまるでゴミ見てえに扱ってるんだぜ。昔は年寄りを大切にして敬う国だったはずなのに・・・。勿論姥捨ての時代もあったさ。だけどそれは捨てるほうも捨てられるほうも仕方がねえって覚悟があってのことだよ。
オレだってもうその域に入ってんだよ。そんな哀れな目でオレを見るな。俺はまだ老人じゃねえ。そう思ってるお年寄りだっていっぱいいると思うよ。だからオレは席をゆずらねえ。中には席を譲れと催促するやつがいる。元気なくせに老人を利用するヤツ。でえ嫌いだよ、そんなヤツは。
そりゃ、見るからに具合の悪そうな人が居たら、席を譲るぜ。それが老人であってもなくてもな。それでいいんじゃねえか。老人だから譲るなんて考えないでよ。勿論寝た振りなんて真似はしねえよ。
したっけ。