都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
固めの盃のことです。
三三九度(さんさんくど)は神前の結婚式に見られる固めの儀式のひとつ。
三三九度は婚礼時のおめでたい固めの盃として、日本の共食信仰(神と人、人と人が一緒に同じ物を食べあう)に基づいて夫婦および両家の魂の共有・共通化をはかる擬制行為。男女が同じ酒を飲み交わすというもので、初めに女性が三度、次に男性が三度、最後に女性が三度の合計九度飲む。古代中国の陰陽に由来する儀式で、陽の数である三や九が用いられた。
これは、三は天地人をかたどっためでたい数で、数字を陰と陽に分けると奇数を陽とするため、九はその最上の数であるため、めでたいものとめでたいものを合わせて、この上なくめでたいこととし、三三九度という数字をあわせたものといわれています。
また、他の説にはこんな由来も。
古代の婚礼には、嫁になる人が婿になる人に対して、盃を捧げるということが重要な儀式の中心になっていたそうで、三々九度の起源とも言われている「応神天皇の物語」があります。
応神天皇が山城の国であった美女に、その名を尋ね彼女は矢河枝比売(やがわえひめ)と答えたため、(名前を答えるというのは求婚に応じる意)天皇が翌日その家へ行ってみると、彼女の父は娘に天皇に仕えるように諭し、彼女はご馳走を用意し天皇に御盃を捧げ、天皇は歌を歌われたという話です。
つまり、これが後の三々九度の杯のはじまりと言われています。
結婚式の源流はというと、室町時代の武家の結婚式までさかのぼります。室町時代には陰と陽の二つの式で構成されており、まず陰の式では花嫁は花婿の家へ行き、そこで合杯の礼をしました。
式に参列するのは花嫁とその付添人、花婿、式をつかさどる人だけで、花嫁は白無地の着物を着用。三日後の陽の式では一転して色物のあでやかな姿で式に臨み、そのあと親族固めの杯を交して式は終わるというものでした。
本来「三献の儀」と呼ばれ、これは、出陣や帰陣、祝言などの際の献杯の礼を指す。打ちあわび、勝ち栗、昆布の3品を肴に酒を3度ずつ飲み干すものであり、室町時代より武士の出陣や婚礼、接待宴席などで重要な儀式とされた。
特に出陣での三献では、三献目の盃を飲み干した後にそれを地面に打ち付けて割り、大将が鬨(とき)の声を挙げて陣営を鼓舞するものであった。それが現在、結婚式で行われる三三九度の原点とされる。
戦国時代、婚姻が重要な要素となり、従来の婿入りから、男子が家督を守るのに都合のよい嫁入りが主流になりました。遠方同士の婚姻も珍しくなくなり、武家の婚姻に対する作法が、室町時代に発展します。
易経の縁起の良い数に由来する「三々九度」は、この頃に定着した結婚の儀式と考えられています。
この風習は江戸時代より一般的に行われるようになったと言われています。
神前式とは神々にふたりの結婚を報告する儀式です。結婚式場によって奉られている神も異なりますが、一般的なのは夫婦円満の神様、天照大神(あまてらすおおみのかみ)の親とされている「伊邪那岐(いざなぎ:男)・伊邪那美(いざなみ:女)」が多いようです。
今日のような神前式が始まったのは、明治33年に大正天皇のご成婚を記念して日比谷大神宮(現大東京神宮)で行った結婚式からと言われています。
三々九度の杯は、お神酒を一つの器で共飲することにより一生苦労を共にするという誓いを意味しています。古代の婚礼には、嫁になる人が婿になる人に対して、盃を捧げるということが重要な儀式の中心になっていたようです。
いわゆる三三九度とは3×3=9回飲むので、三三九度だそうです。
その順番は、
一盃 新郎→新婦→新郎
二盃 新婦→新郎→新婦
三盃 新郎→新婦→新郎
・・・なのだそうですが、現在神前結婚式で行われているのは、一般的に、
二盃・新婦→新郎
三盃・新郎→新婦
・・・となっており、3×2=6回飲むので、三三九度にはなっていません。
また、正しくは三三九度とは言わないようです。「三献の儀(さんこんのぎ)」もしくは「誓盃の儀」、「夫婦固めの杯」、「三三九献」等と呼ばれているそうです。
したっけ。