都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
日本語の中には、もともと外来語だったものが多数あります。今日はその中から主なものを選んで紹介します。
1.合羽
実はカッパはポルトガル語の「capa」が語源です。16世紀に来日したキリスト教の宣教師が着ていた外衣が元となっており、合羽ではなく勝羽と書かれることもあるそうです。
2.背広
英語の「civil clothes(シビルクローズ)」が由来だという説があります。
3.ズボン
ズボンとは、フランス語で「ペチコート」を指す「jupon」という言葉だそうです。フランス語とはかなり意外ですね。このフランス語は、男性が身にまとうゆったりとした衣服をいうアラビア語「djubba」に由来する。
4.襦袢
和服の肌着である襦袢は、アラビア語「ジュッバ(جبة jubbah)」 → ポルトガル語「ジバゥン(gibão)」 → 日本語と伝わった言葉だと言います。元はアラビア語とは驚きです。
5.ボタン
ポルトガル語の「botão」が由来となっているそう。英語の「button」から来ているのかと思いましたが、ポルトガル語だったのです。
6.タバコ
スペイン語やポルトガル語の「tabaco」が由来だそうです。
7.ブリキ
オランダ語の「Blikje(缶)」が語源だという説が有力だそうです。
8.トタン
ポルトガル語の「tutanaga(亜鉛)」が語源だといわれています。
9.瓦(かわら)
日本語だと思いがちな瓦ですが、実はサンスクリット語(古代インド語)迦波羅カパーラ(kapala)が語源だそうです。迦波羅は、皿、鉢、骨、頭蓋骨、などの意味。意外でした。
10.カラン
この言葉は、オランダ語で「鶴」を意味する「kraan」から来ているといわれています。カランが「鶴」の意味からきているのは、蛇口の長い管が首から頭にかけての形に似ているためだそうです。
11.簿記
実は簿記も英語の「bookkeeping」に音を合わせたものだそう。オリンピックの「五輪」同様、うまい語呂合わせです。
12.かるた
お正月に大活躍するかるたですが、語源はポルトガル語「carta(手紙)」だとか。しかしながら、同様の遊戯はポルトガルと貿易する前からあったそうです。
13.セイウチ
ロシア語のロシア語でトドを意味する「 シヴーチ」 (сивуч) に由来します。なおロシア語で「セイウチ」は「モールシュ」 (морж) と呼ぶそうです。トドと間違われてしまったようです。
14.お転婆
男勝りな女の子をさすお転婆という言葉は、オランダ語の「ontembaar(不屈の)」が語源となっているそうです。
15.画廊
「gallery」の音に字をあてた語とも言われています。
16.ポン酢
日本語っぽい響きのポン酢ですが、のオランダ語で柑橘類の果汁を意味する「pons(ポンス)」が由来だそうです。
17.金平糖
可愛い響きのコンペイトウ。実はポルトガル語の「confeito(菓子)」が語源となっています。
18.イクラ
イクラは、ロシア語で「Икра(ikra)」「魚の卵」を意味しています。もうすっかり日本語として馴染んでいますね。
19.ばってら
ポルトガル語で「bateira(バッテイラ)」。「小舟」を意味するそうです。
20.ハツ
焼き鳥のハツも、実は英語の「hearts(心)」が語源となっているのだとか。日本料理である焼き鳥の言葉が英語から来ているとは意外です。
21. カンパ
街頭でよく見かけますが、カンパはロシア語の「кампания(kampaniya)」に由来します。ただし、ロシア語の「カンパ」は「大衆を先導する」という意味も含まれるそうです。
22. インテリ
知識人を指すインテリは英語ではなくロシア語、интеллигенция(intelligentsia)が元になっています。ロシア革命を題材とする小説を読むと、頻繁に出てくる単語だそうです。
23. ロボット
社会進出をして、どんどん身近な存在になっている単語、ロボット。ロボットはチェコの作家、カレル・チャペクの戯曲『R.U.R』に登場する「Robota」が語源です。
24. 天ぷら
天ぷらは日本語のように思えますが、実は外来語なのです!天ぷらの語源は諸説あり、ポルトガル語で調理を意味する「tempero」、スペイン語の「天上の日」を意味する「templo」に由来します。
25. サボる
「授業をサボる」などで使われる単語、サボる。サボるの語源はオランダ語の「sabot」です。さらに、オランダ語で「sabot」は木靴を意味します。なお、フランス語の「sabotage(サボタージュ)」は、フランスの労働者が木靴「sabot(サボ)」を使い、機械を破損したことが語源でだそうです。
26. 南瓜
かぼちゃはポルトガル起源の外来語です。天文年間(1532~55年)、ポルトガル人がカンボジアの産物として日本に伝えたことから、当初「カボチャ瓜」と呼ばれ、のちに「瓜」が落ちて「カボチャ」と呼ばれるようになりました。 漢字の「南瓜」は南蛮渡来の瓜の意味で、中国でも「南瓜(ナングァ)」と呼ばれるそうです。
27. カステラ
カステラが外来語であることは有名ではないでしょうか。カステラは、室町末期にポルトガル人によって長崎に伝えられた。 カステラが日本に伝わった頃は、「加須底羅」や「家主貞良」などの漢字が使われ、「かすていら」と呼ばれていました。 カステラの語源は、ポルトガル語「pao de Castelra(パオ・デ・カスティーリャ/カスティーリャ地方のパン)」です。
又、ポルトガル語の城を表す「castelo」が語源だとする説もあります。カステラを差し出されて「これは何か」と聞いたところ、聞かれたポルトガル人はは箱に描いてあった城の絵のことだと思って答えたのだそうです。
28. チャルメラ
言葉の響きから察しがつくかもしれませんが、木管楽器のチャルメラもポルトガル語の「charamela」に由来します。 「charamela」は、葦(あし)を意味するラテン語「calamus」が語源です。 ポルトガルのチャルメラはオーボエの源流となった楽器で、16世紀に日本へ入り「南蛮笛(なんばんぶえ)」とも呼ばれました。
29. どんたく
「どんたく」と聞くと博多どんたくをイメージされるでしょう。どんたくとはオランダ語で日曜日を意味するzondagの訛りです。 ぞんたくともいいます。 zonは太陽、dagは日を意味し英語のSunday同様、ラテン語名のひとつdies solisの直訳です。 現代オランダ標準語での発音は[zɔndɑx]でゾンダッハに近い。
日本語として定着した外来語はまだまだあると思います。中には間違い勘違いで本来の意味とは異なる使われ方をしているものがあるところが面白いところです。