都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
意味はよく分からないけど、いつも使っている習慣ってあります。
1週間の曜日もそのひとつではないでしょうか?
1週間が始まる曜日は別にしても、順序は「日曜日→月曜日→火曜日→水曜日→木曜日→金曜日→土曜日」という世界共通の順序になっています。(始まりは違う場合がありますが…)
日(曜日)は太陽から名前を付けて、月から土は惑星の名前を付けている、ということくらいはなんとなく分かりますが、どうしてそうなったのでしょう?
■曜日の起源(バビロニア起源説)
曜日の起源に関する説で一番有力なのがバビロニア起源説です。
時代的には紀元前1世紀ころで、今から2000年以上も前のことです。
昔の人達は、太陽や天体の惑星の動きが地球の森羅万象に影響を与えていると考えてその秩序を探求していました。
現代に生きる人はみな、地球は太陽の周りを回る太陽系の惑星のひとつだと知っていますが、当時の人は地球が宇宙の中心であるという天動説を信じていました。
そしてたくさんの星を観察していましたが、どうしても理屈に合わない星々が観測されました。
それが、火星・水星・木星・金星・土星の五つの大きな星です。
(太陽系の惑星には他にも天王星と海王星、冥王星がありますが、その当時はまだ発見されていませんでした。)
大昔のバビロニア人はこの五つの大きな星と太陽と月を神と関わりのある特別な星と考え、これらの七つの星の動きが地球の森羅万象に影響を与えていると考えました。
そしてこの七つの星の遠い順から、1時間ずつ地球に影響を及ぼすと考えていたのです。
どうやって地球から遠い順が分かったのかは不明ですが、土星・木星・火星・太陽(日)・金星・水星・月 という順番で1時間ずつ地球を支配すると考えていました。
そして第1日目から第7日目までの各1時間ごとにどの星が影響を与えるかを表にすると、次のようになります。
1日24時間を順番に、土星→木星→火星→太陽(日)→金星→水星→月の順に並べていきます。それが、下記の表です。↓
すると各日の各時間を支配する星が7日周期で変わるのが分かります。
「一日のうちの第1時間目に地球を支配する星がその日を最も強く支配する」と考えられていたので、第1時間目を土星が支配する日は土星の日とするようになった、ということです。
大時間目の縦軸を見てください。
土星→太陽(日)→月→火星→水星→木星→金星→土星のように並んでいます。
それではなぜ土曜日が週の最初ではないの?という疑問が湧いてきます。
日本のカレンダーではほとんどが、日曜日が週の最初にきていて、土曜日から週がスタートするカレンダーはほとんどありません。
■日曜日からスタートするのは何故?
この理由にも確たるものはないようですが、どうもキリスト教が関係しているようです。
7日を1週間として月~日の曜日を振り分ける習慣は、バビロニアで奴隷として働いていたユダヤ人にも浸透しました。
「神は6日間かけて世界を作り、7日目は休んだ」という神話はユダヤ人たちの間で深く信じられていて、「曜日」という習慣も彼らには自然に受け入れられました。
そして奴隷から開放されたユダヤ人たちがユダヤ教を世界に広げるとともに、この慣習も世界に広がっていきました。
キリスト教はユダヤ教が分派して発生し、「曜日」という習慣もキリスト教に引き継がれました。
聖書には「イエス・キリストは処刑されてから3日目に復活した」とあり、処刑されたのが13日の金曜日なので、キリストが復活したのは金曜日から数えて3日目の日曜日ということになります。
ということで、キリスト教では日曜日が週の始まりとされているのです。
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海鳩
―潮騒が希望だったー
ぐしゃぐしゃに砕かれた大顎の破片が散乱し
ているのは知っていたがここのものではない
さんざん悪質を通過しなお何ものとも繋がら
ない兵器的非感覚の海を死生の循環の内へと
流し込むなど可能かぶふぅィ暫し棘状の海塚
にうずくまりわたしたち固有の肉体がはぜる
記憶のふあんに堪える堪えて噛む海鳩が翔ぶ
〈母ァさん 母ァさん〉
あなたさえ答えようもないのです
(後略)