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「原油と石油とガソリンの違い」について考える

2015-01-31 07:12:53 | 言葉

半年ほど前から原油価格が下がり続けています。今では半年前の半分以下の価格になり、世界中に影響を与えています。

 原油・ガソリン・灯油・重油などを全部まとめて石油と呼びます。では、これらはそれぞれどのような違いがあるのでしょうか。

 

■油田から原油を採掘

原油とは、地中から採れた状態の石油のことです。原油は数百~数千メートルの地下深くに眠っています。

 

石油

ガソリンや灯油は液体ですが、地中に水溜りのようなものがあるわけではありません。地中では石の間に挟まっています。だから石油という名前なのです。

(産地によってガソリンが作りやすい原油が採れる場所、重油が作りやすい原油が採れる場所など、それぞれ特徴があります。アメリカはガソリン、ドバイは重油に向いています。)

比重により原油の分類は、全米石油協会(American Pertroluem Institute : API)が定めたAPI度を使います。

 

蒸留して分離させる

石に挟まった状態の原油には様々なものが混じっています。そこで、原油を温め、順番に気化させていきます。それぞれ沸点(気体になる温度)が違うので、分離できるのです。

気化することによってガソリンや軽油を取り出した後、また液体に戻してガソリンスタンドなどで販売されるということです。

図→気化する温度について

 

(気化温度は目安です。)

この他、ナフサ(直留ガソリン)は35~180度程度、灯油は170~250度程度で気化します。それぞれに温度に幅があるのは、色々な物質が混じっているからです。例えばガソリンと一言で言っても、100以上の物質からできています。

 

本来は無色透明

ナフサはプラスチックに、軽油はトラックの燃料に、重油は火力発電に使われます。これらは気化する温度だけでなく、色や匂いなどにも特徴があります。

重油は黒っぽい色をしていて、ガソリン・灯油・軽油は無色透明です。しかし、これでは紛らわしいので、ガソリンはオレンジ軽油は緑に着色するよう法律で定められています。灯油は無色のままです。

ガソリンスタンドでは看板やチューブの色も色分けされている場合があります。最近はセルフサービスのところも多いので、間違いを防止するためです。

今度行った時に確かめてください。

ガソリンを給油している時は、給油口から気化したガスが吹き出しています。静電気には注意してください。パチッとした時に引火する可能性があります。

「冬は乾燥するのよね~」という方、特に注意が必要です。

 

したっけ。

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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (まる)
2015-01-31 09:18:35
近所で一番安いセルフで入れてます。現在123円。
セルフだけどいつもお店の人が入れてくれるので、車から降りずに済みます。
でも、こういう知識はあったほうがいいですね。
返信する
そうなんだ~ (はなこころ)
2015-01-31 09:55:09
違い
勉強になりました~

あの
セルフは、いやだ
って
みな、言ってますね~

車、
乗らないので、
そうゆうの、疎いです。

・・はなこころ
返信する
Unknown (ゆずぽん)
2015-01-31 10:45:47
ほぉ、なんで石油っていうか、、とか 比重のおはなし、よ~~く分かりました。
もし ガソリン車に 間違って軽油を給油したりしたら どうなっちゃうんですかね?灯油は?(バカ言うな・・って)( ´艸`)ムププ

追伸;ニュースです。ひかぽんが 月3ぽんになってるよ~~~~!!
返信する
★まるさん★ (都月満夫)
2015-01-31 11:12:52
ああ、セミセルフってやつですね。
私もそんなところを利用しています^^
したっけ。
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★はなこころさん★ (都月満夫)
2015-01-31 11:13:31
こんなことは普通知らなくてもいいことです^^
したっけ。
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★ゆずぽんさん★ (都月満夫)
2015-01-31 11:31:47
いいことを聞いてくれました。
書こうと思ってやめたことです。
ガソリン車に軽油
ガソリン車はシリンダー(燃焼室)内にガソリンをガス化して噴射し、ピストンで圧縮してプラグで着火します。
軽油は粘りがあるのでうまく噴射できずに燃えカスが残って停車します。灯油を入れた場合も同じことが起きます。
軽油車にガソリン
軽油車はシリンダーに軽油を噴射しピストンで圧力をかけ高温にして軽油は発火させます。シリンダーからの圧縮漏れを防止するために若干の粘りがあります。
ここにガソリンが入ると発火温度が下がるため、本来のピストンの位置より早く発火するためクランクの回転に異常をきたしエンジンが壊れます。
灯油を入れた場合はすぐに異常は現れませんが粘りがないので徐々に焼き付きを起こして壊れます。
何より、灯油を入れると軽油引取税が課せられていませんので脱税となります。
そのため灯油の計量器は離れたところに設置されています。
かえって分からなくなったかなぁ~。
あ、ネタを一個損したわ^^
したっけ。
返信する
Unknown (みゆきん)
2015-01-31 11:51:20
コメにコメを読んで
こっちの方が分りやすかった(*^m^*) ムフッ
返信する
★みゆきんさん★ (都月満夫)
2015-01-31 14:01:57
何言ってんだよ。
本文読んでよ。
そろそろ石油ネタも終わりだな^^
したっけ。
返信する
Unknown (青翠)
2015-01-31 14:41:57
ガソリン代がいつの間にか安くなってるね。
高くても安くても要るものは要るからね。
セルフはめんどうだから利用しませんが、これからは隣を買うために利用してみましょう。

以前灯油を買いに行ったら軽油を入れられて、そうと知らずストーブに使ったら煙もくもくでした。
以来、石油ストーブは使わないことにしました。
返信する
こんにちは^^ (きままなマーシャ)
2015-01-31 14:47:32
静電気に引火!
こわい!
やっぱりいつものガソリンスタンドで入れてもらいます(^-^)
セルフサービスは数えるくらいしか使ったことありません^^
返信する

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