大阪の漬物業者の記念式典の見出しが「天下の台所」となっていた。大阪中央卸売市場の開設は東京より早かった。また「食い倒れ」の町でもあったので漬物業界は昔から大阪を天下の台所としていた。そんな訳で昔は大阪市場内の漬物業者の数は東京よりはるかに多く勢いがあった。大阪市場野田本場が建て替えとなり3階に漬物業者の拠点を移動するとみるみる凋落し、今では東京市場より低落した感じがする。この原因は大阪市場特有の問題があった。大阪は東京より公設市場の勢いがあったので市場の買い付けが多いので漬物も良く売れていた。しかしスーパーの台頭で公設市場が不振となったので市場の勢いも消えた。第二に東京の人達より漬物の個人消費量が多かった。これも洋風化の流れで消費が減った。第3に市場の使用料が上がり、店舗を自由に拡大縮小する事が出来ず市場から撤退が増えた。野田市場の外の方が賃料が安い。今では買い回りの商人も3階まではあまり来ないという。市場附属商のシャタ―街化である。
東京都が首都圏3300万人のための豊洲と言っているが都民は1300万人しかいないので豊洲が計画のようになれば周辺市場がかなり打撃を受けるだろう。
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