年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地市場の6日目

2011年03月17日 | 築地市場にて
3月16日は休市の日。大量の沢庵と梅干が入荷する。ここ最近の震災では梅干の出番がなかったのだが今度の震災は巨大すぎて御飯食に向っているようである。計画停電にも徐々に付き合うしかない。築地市場はまだ計画停電の中に入っていないが、築地周辺にあるテレビ局関係の仕事の人たちは一部の人を除き出勤停止となっているのだろうか高層ビルが昼でも電気のついていない階が目立つ。いつも顔見知りでも言葉をかけない人にも平気で声をかけてお互いの無事を喜び、今の厳しい現実を共有する。築地に出入りしている人の大方の予想では彼岸過ぎれば目途が立つだろうという。先行きが見えれば買いだめが減る。品物が豊富になれば不安が消える。
当分始発電車で出勤し、電車の運行常態で帰宅する。青森から卵がやってきて、荷降し風景を見ていると遠路はるばる国道4号線を走行し東京にやってきたと涙が出そうになる。仙台市場の人から何でもよいからと電話がかかって来る。気仙沼流通市場の人の安否が不明である。まだ電気や携帯が使えないのだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする