どこかの論文の不手際で追求されているので史料の再調査を始めているが前読んだとき気がつかなかったことから、別途史料が増えたようだ。時には何のための本だかわからないうちに読むこととなる。
漢方薬の基本本である李時珍の本草本の解釈と同定作業が江戸時代初期から始まったが中国の植物は全てが日本にないことは当初から気がついていたようだ。しかし日本の植物が中国にはないことがあることを知ったのは百年経った江戸時代中期であるという。貝原益軒の『大和本草』からという。この大和本草4巻にも『刃豆』が載っている。煮てたべていた記述がある。どんな味がしていたのだろうか。