年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

女郎買のぬかみそ汁

2014年04月11日 | 趣味としての漬物

絵解き)江戸庶民のことわざ
F.ステナケル著 上田得之助著 河鍋暁斎画 北村孝一訳・解説

河鍋暁斎を検索していたら、この本に出会った。江戸時代の食生活の中で糠の役割が今ではわからなくなってことわざとして残っていても解説があまり正確ではない。 
 江戸の食文化研究者の松下幸子さんの本によると漬物のぬかみそ漬が現れたのは江戸時代の後期であるという。つまり江戸時代のほとんどの時期では『ぬかみそ』は本当にみそ汁の代用として食されていたようだ

辞書では1 古い糠味噌を味噌代わりにして作った、粗末な汁。
2 《「女郎買いの糠味噌汁」から》家ではけちで、ひどい粗食をすること。

コメント
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