国会図書館でデジタル化した缶詰業界の(缶詰時報)を見ていると初期の宣伝で福神漬の広告がある。今では消えてしまった福神漬ブランドもあるようだ。敷島漬(サンヨ-堂)天長漬(キュ-ピ-)が広告されていた。
漬物は戦前は主な顧客が軍隊とか工場とかの企業の人たちの需要であった。特に缶詰は軍隊とか船舶用であった。海外へ移民などで出た人たちが福神漬の味を思い出すのは他の国では作っていないでの記録が残っていると思われる。この様な日本食貿易は40年ほど前の海外旅行自由化以前は業界用語で(タクワン貿易)と言われていた。
残っている記録から漬物は意外と政治経済の影響を受けていることが気なってくる。