TVの責任のない報道のうち、自国でなく他国の事象を引用してあたかも効果があるように報道した事例があった。SARSの蔓延していた時、韓国の報道を引用して、キムチの売り上げ伸びたという。あとで聞くとSARS2003年で香港で蔓延していた時韓国人の患者が少なかったということから、キムチ礼賛となったようだ。この時の日本人患者は韓国人より少ないのに沢庵・梅干しとはならなかった。
今度のコロナウィルス騒動で中国の食文化が変わると思う。中国の食文化の特色は過熱することで食中毒を防ぐというのが基本である。日本は生の文化で汚れる前に食べる。生水は中国人は飲まない。同様に生卵も。従って生鮮市場で生きている動物を販売していても生で食べないので食中毒は起きない。しかしウィルスは市場に存在する。昔は遺伝子分析などがなくどこが原因かわからないで済ませていたが医学の進歩した今ではごまかせない。中国の為政者は今後生鮮市場で野生の鳥・動物等の販売を管理強化となるしかない。生きている動物を中国生鮮市場から消えるかもしれない。昔からある中国の食文化が一つ消えるかもしれない。日本でも同様の事例があった。サッカリン入りの食品は戦後の甘みの少ないとき、流通していた。今は漬物しか使用されず、絶滅寸前である。その理由は今の検査機器の検出精度が高く、工場を分離しないとサッカリンが検出される。一説には履いている長靴からサッカリンが混入する可能性があるという。
練馬地区の大根の農薬検査で戦後まもなく禁止された農薬が今でも微量検出されたと聞く。放射能の検査でも築地市場にあった検査機器でビキニと福島のセシウムが分離して数値に出るというのを築地市場での食の安全管理者講習会で学習した。