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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

口内雑菌で

2020年08月20日 | 宅老のグチ
いま大阪の知事の発言でうがい薬が売れているようだ。自宅にも以前から常備しているが、風邪の時しか使わない。唾が出ない・少ない病気の人から口の中には雑菌が常在している。うかつに無菌にするには危険があるという。唾に乳酸菌が含まれ平穏を保っているが高齢になるとバランスが崩れる様だ。
 乳酸菌でも良いのと悪いのがある。まだまだ口内雑菌の研究は発展途上のようだ。高齢者は肺炎で死ぬ例が多いがその原因は嚥下障害で口中の雑菌が肺に入って、肺炎を起こすという。
 最近の歯磨き宣伝でナタマメ入りが口臭を減らすと言って宣伝している。江戸時代はこのような効能の文献は無く、平賀源内作神霊矢口渡という浄瑠璃ではテンカンという症状を見分けるのに用いていた。さらに江戸川柳では同様の事例がある。
 戦前の女流作家佐多稲子(私の東京地図)という小説で東京下谷池之端の料理屋女主人から買い物を頼まれ、酒悦で福神漬を買う時、入れてはいけないものをど忘れし、店内に入ってナタマメを思い出した。多分女主人は遊郭に少女を世話する女衒のことわざでナタマメを嫌っていたようだ。
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