今年の公演『おとこありき』は新宿区にある箪笥区民センターで開催しました。
このホールは地下鉄大江戸線の牛込神楽坂駅の真上にある。
客足に直接影響する、アクセスという点では最高の場所にありますね。
去年使用した東京芸術劇場も、アクセスの良さは引けを取らない。
JR池袋駅から外へ出ずに行けるのですが、それでも数分は歩くので
今回の会場のアクセスの良さにはかないません。
それ以外の点では東京芸術劇場にはとてもかないません。
芸術劇場は間口約9m(約5間)、奥行約7m(約23尺)、高さ約4.5m の小ホール。
サスペンションライトバトンが舞台側4本(各間口12m)、客席側3本(各間口8.5m)
吊ものバトンは8本(各間口12m、2バトンのみ11.9m)と舞台設備も揃っている。
舞台の両袖(舞台の左右のスペース)が広いので、場面転換などもしやすい。
吊ものバトンは8本(各間口12m、2バトンのみ11.9m)と舞台設備も揃っている。
舞台の両袖(舞台の左右のスペース)が広いので、場面転換などもしやすい。
さらに楽屋が舞台の裏にあるので、出待ちや衣装替えなども楽にできる。
全てにおいて、考えられたほぼ完ぺきな作りの会場です。
対して今回の箪笥区民センター
は間口幅11.00m、間口高:4.5m
奥行5.75mと数字上は遜色ないのですが、大きな差は奥行き。
奥行5.75mと数字上は遜色ないのですが、大きな差は奥行き。
数字上は2m足らずの差ですが、この差が大きいですね。
間口も数字上は広いけれど、実際には芸術劇場の方が広く使える。
舞台の袖も、上手は狭く、出入り以外はほとんど使えない。
一番のネックは、楽屋が一つ上の階なので、舞台から遠い事。
オマケに階段なので、我々のような年寄り劇団には向いていないですね。
でも、ホールは素晴らしかった。
芸術劇場と比べても、全く見劣りしない設備。
芸術劇場と比べても、全く見劣りしない設備。
座席も広く、舞台が見やすい上に、音響効果も抜群でした。
劇場でお客さんが使うスペースもだいぶ違いました。
芸術劇場の小ホールは入口を入ったロビーに椅子やソファーなどが無いので、
お客さんが休憩時間を過ごす時に座って話をする場所がない。
対して、箪笥区民センターのホワイエは広く、ソファーがあって
座席もゆったりとしていたので、お客さんの評判が良かったですね。
これに関しては、箪笥区民ホールに軍配が上がりましたね。
ホワイエ(客だまり )とは、広く寛げる劇場やホールなどで、
入り口から客席までの間に設けられた、広い通路を指します。
長時間に及ぶ演劇の場合は、合間に休憩時間に観客が「ホワイエ」を利用して休みます。
長時間に及ぶ演劇の場合は、合間に休憩時間に観客が「ホワイエ」を利用して休みます。
そういう意味では、この場所は劇場内の社交の場と言っても良いでしょう。
もう一つ、明らかに違うのがゴミなどの扱い。
芸術劇場は、ゴミは基本的に劇場側で処分してもらえる。
芸術劇場を使用する団体には芝居に専念できるよう配慮しているのだと感じます。
対して区民センターは、前回の下北沢の区民センターでもそうだったように
公演中であっても楽屋にゴミは放置できず、毎日持ち帰らなければならない。
そのため、今回も僕の車はゴミの収集車と化していました(笑)
色々な意味で、総合力では東京芸術劇場に敵う劇場は無いでしょう。
東京芸術劇場は東京都の審査を受けた上に、さらに催し物の内容審査が有るので
簡単に会場を使えないなど、いくつかの高いハードルが有るのですが、
簡単に会場を使えないなど、いくつかの高いハードルが有るのですが、
我々の劇団は、その審査を通って公演をして来た数少ないアマチュア劇団の一つです。