定年後の生活を最近考えるようになったのだが、
その選択肢の一つに『雇用延長』がある。
僕の場合、今のところ技術系の仕事では役に立たないので
別の道で食い繋ごうと、計画を練っている。
その雇用延長で、仕事とサッカーで一緒だった尊敬する先輩と
会社の送迎バスに乗って、一緒に帰宅する事が最近多くなった。
以前は部下の管理等があって、退社時間が9時前後だったので
送迎バスに乗って帰る日は殆ど無かったのだけれど、
交代が決まった8月からは、特に残ってやるような仕事が無いので
5時になると送迎バスでさっさと帰れるようになった。
ある日、帰りのバスに僕が乗った時にはほぼ満席で、
いつものメンバーが来たら乗れないような状況になった。
その原因は、夕方から宴会があるので乗り込んでいた
『総務』の人間が座席を占有していた事。
別に乗るなと言うわけじゃないのだけれど、
なんか違和感があったのは『総務』はバスを運行する側じゃない?
って思ったから・・・・
去年の震災の日もそうだった。
その日は会社役員の慰労会があって、幹部社員が出席するために
料亭から出迎えのバスが来ていた。
夕方のニュースで、帰宅困難者がすでに出始めていると
報道されているにも関わらず、社員の帰宅の方策を考える事より
宴会を選択したのだ。
本来、総務部は会社の送迎バスを早めに運行して、
社員をいかに安全に帰宅させるか?を考えるのが仕事。
要は、自分の仕事を放棄して宴会を優先したと言っても間違いじゃない。
僕の相方は、総務のプロです。
相方いわく『総務は社員の仕事環境作りが仕事のサービス業』
そういうプロの人間が僕の周りに居るから、僕も見る目が厳しいのです。
大げさな言い方をすれば、送迎バスの席を占拠している総務の人間は
レストランの客席で、客を待たせて飯を食っている従業員。
いかに上等な料理を出そうが、そんなレストランには、
そのうちお客さんが来なくなるでしょう。
こんな連中が、会社で一番大事な『総務』をやっていると思うと
いっそのこと、『総務』のアウトソーシングをしたほうが
よほど会社が潤うような気がしてならないのですよ。
てな事を、わざとそういう連中に聞こえるようにバスの中で喋る。
まぁ、それでも蛙の面に小便・・・・でしたが。