今日はラベル貼りの内職。
今週末に、別の芝居の公演がある劇団のメンバーが居て、
その公演で我々の公演のチラシを配布すると言う。
チラシ500枚に、ラベルを貼る作業をちょっと考えてみた。
ラベルをはがしてチラシに貼るのに10秒として、1分で6枚。
1時間で360枚貼れる計算になるのだけれど、以前にやった事が有って
これはかなりきつい作業だった。
そのペースでやったとして、単純に1時間半は要する。
実際には貼った後に確認して、2時間半くらいは必要になる。
今回、ラベルの印刷に事務所のレーザープリンタを使った。
レーザープリンタは万能のプリンターだと思っていたのだけれど、
意外にもこれが大きな誤算だった。
レーザープリンターと言うのは、印刷にインクを使うのではなく、
ドラムという黒い筒の上に静電気の力でトナー(粉)を載せ、そのトナーを紙に押し付けることで印刷する。
まずドラムの上にトナーを載せるため、ドラム全体に静電気を「帯電」させる。
次に帯電したドラムに向かって、絵や文字になる部分だけにレーザービーム(光)を照射し「露光」する。
そのドラムに帯電させたトナーを近づけると、ドラム上の電圧の低い部分(絵や文字になる部分)にトナーが移動し「現像」する。
ドラムに帯電させておいた静電気とは逆の静電気を用紙に帯電させると、
静電気の力でドラムから用紙へとトナーが吸い寄せられ「転写」される。
(実際には、転写させるためのローラーがあり、用紙の裏から電気的な力を与えて転写させる。)
用紙にトナーが移動したが、トナーはまだ用紙に「載っているだけ」の状態なので、
このトナーが用紙から落ちないように、圧力と熱をかけて用紙に「定着」とさせる。
ちょうどアイロンがけをするようなイメージですね。これで印刷が完了します。
このようにレーザープリンタは静電気の力を使って、
「帯電」→「露光」→「現像」→「転写」→「定着」の作業を繰り返すことで、印刷を行っているのです。
詳しい事を知りたい興味がある方は、下記HPで解説されていますよ。
https://www.zimu-ya.com/sikumi/
このように静電気を使って居るせいなのか?
今回、レーザープリンターで印刷したラベルは、文字がかすれてしまって居たり、
手で触ると文字が消えてしまったり、逆に白い部分に汚れがついたりで、
半分くらい失敗に終わった。
そのお陰で、貼り付けたラベルの文字が消えてしまったりでやり直しを随分やった。
今回は仕方が無いけれど、もう500枚やらないといけないので、次はインクジェットで印刷するつもりです。
座長は本人にやらせればいいと言って居ましたが、経験のある僕にすれば、
こんな事を、翌日に舞台稽古を控えた仲間にやらせる訳には行かない。
それで僕が明日渡す分の500枚のラベルを貼っておく事にした。
そうでもしなければ、彼女は前日に貰ったチラシに一人でラベル貼りをする事になって
夜中までかかってしまうでしょうからね。
結局、慣れて来てからラベル貼りはスムーズに進み、3時間ほどで終わった。
適当な大きさの箱に入れ用と思ったら、ラベルを貼った部分が扇状になって、
半分に分けて向い合せにしないと箱に入らなかったり・・・・
作業が終了したのは12時近くだったかな?
それに紙とは言え厚手の紙が500枚の塊は、結構重い。
それを運ぶのだって結構大変でしたからね。
まぁ、そんな訳で今日は『内職』をしたと言う訳です。
仲間の為に労を惜しまない・・・・
これは僕が一番大事にしている事ですからね。