シェアハウスから足を洗えない!貧困にあえぐ若 者の劣悪住宅事情
僕が愛読しているダイアモンドオンラインにこんな特集記事があった。
最近、僕の秘密基地のある東京都杉並区には、シェアハウスが増えつつある。
杉並区は空き家が多いので、そう言った家を改造してシェアハウスにしているようだ。
僕の秘密基地だって、アパートを建てずに放置して居たら空き家になっていたし、
隣の家は僕の家がセットバックして間口を広げてあげないと、
間口が狭いために建て替えが出来ず、リフォームしか出来無い土地。
裏の家は出入り口の無い袋地、その2軒はいずれも空き家。
僕が実家跡を放置して居たら、その間はうちを含めた3軒が揃って空き家になっていた。
そんなこともあって僕は、遊び部屋として自分の『秘密基地』として一部屋使う前提で、
隣の土地の間口を確保できるところまでセットバックしてアパートを建てたのです。
『お人好し』と散々、親戚から言われましたけれどね・・・・。
『一般的な賃貸住宅よりも圧倒的に初期費用が安い』というシェアハウス。
「初期費用は家賃1ヵ月分のみ」「入居1ヵ月目は家賃半額」
といった謳い文句で入居者を募る物件も多いようで、
入り口のハードルがかなり低く感じるのでしょう。
それで、ちょっと興味がわいてネットで、秘密基地に近いシェアハウスの家賃を調べてみた。
家賃3万円に共益費(光熱費込)2万9千円、合計で6万円弱。
部屋の大きさは6畳で、トイレやキッチン風呂は共同使用。
たしかに安くは感じますが、実際にはどうなのでしょうね?・・・・。
それで、僕の所有するアパートの部屋で一番安い家賃の部屋と比較してみた。
1階の南向きの部屋は総ヒノキ造りで、フローリングの8畳。
床から天井までの高さは4m、6畳で天井までの高さ1.4mのロフトがあり、
その奥には同じ高さ1.4mで、2畳の納戸つき。
風呂と、洗濯機の置ける脱衣場・洗面所、トイレは全て別。
靴は10足以上収納できる下駄箱に、
半畳サイズだがウォークインクローゼットもある。
元々、女子美術大学の学生さんがアトリエみたいに使えるようにと
フロアには、洋服ダンスやベッドなどを置かないで良いように、
タンス代わりのクローゼットに2畳サイズの納戸を作ったのです。
女子大生をターゲットにしていたので、入り口から部屋の間には引き戸を付けて、
ドアを開けた時に、部屋の中が丸見えにならないようにしてある。
さらに室内で洗濯物が干せるように、4mの天井から物干しが降りてくる。
今時珍しい、雨戸(実際にはシャッター)も全部屋に付いているし、
2つしかないけれど、大きめの宅配ボックスも用意してある。
何よりも拘ったのが『檜』。紀州産の檜で建てた木造アパートです。
これで家賃は7.7万円に管理費は3千円、合計で8万円です。
インターネット接続可能なケーブルテレビが全部屋に引いてあって、
管理費3千円のうち2700円はこの費用に充てている。
実質、管理費無料でインターネットは使い放題です。
手前味噌になるかも知れないけれど、ネットで調べたシェアハウスに比べたら
駅からも近いし、住みやすくてコストパフォーマンスも良いと思うし、。
実際に、カップルが1組、女子大生の姉妹が1組住んでいます。
ワンルームマンションよりずっと広いと思うけれど・・・・。
ただ、今の親は我々が若いころの親みたいに金を持っていない。
子供に仕送りする余裕など殆ど無いのが実情みたいで、
僕の目論でいた、
『美大の女子学生でアパートが一杯になる…』はずだったアパートは
金がある30代の社会人、しかも男の方が多いアパートになってしまいました。
日本国憲法第25条には
『すべての人が健康で文化的な生活を送るために適切な住居に居住できる権利』
が定められている。
しかし今の日本の現状は、そのための社会保障制度が整っていない。
結局はそう言った社会問題の気もするけれど、何だか悩ましい話ですね。