『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

騙されるな・・・シェアハウスなんか安くない!

2017年04月30日 | Weblog

シェアハウスから足を洗えない!貧困にあえぐ若 者の劣悪住宅事情
僕が愛読しているダイアモンドオンラインにこんな特集記事があった。

最近、僕の秘密基地のある東京都杉並区には、シェアハウスが増えつつある。
杉並区は空き家が多いので、そう言った家を改造してシェアハウスにしているようだ。
僕の秘密基地だって、アパートを建てずに放置して居たら空き家になっていたし、
隣の家は僕の家がセットバックして間口を広げてあげないと、
間口が狭いために建て替えが出来ず、リフォームしか出来無い土地。
裏の家は出入り口の無い袋地、その2軒はいずれも空き家。
僕が実家跡を放置して居たら、その間はうちを含めた3軒が揃って空き家になっていた。
そんなこともあって僕は、遊び部屋として自分の『秘密基地』として一部屋使う前提で、
隣の土地の間口を確保できるところまでセットバックしてアパートを建てたのです。
『お人好し』と散々、親戚から言われましたけれどね・・・・。

『一般的な賃貸住宅よりも圧倒的に初期費用が安い』というシェアハウス。
「初期費用は家賃1ヵ月分のみ」「入居1ヵ月目は家賃半額」
といった謳い文句で入居者を募る物件も多いようで、
入り口のハードルがかなり低く感じるのでしょう。

それで、ちょっと興味がわいてネットで、秘密基地に近いシェアハウスの家賃を調べてみた。

家賃3万円に共益費(光熱費込)2万9千円、合計で6万円弱。
部屋の大きさは6畳で、トイレやキッチン風呂は共同使用。
たしかに安くは感じますが、実際にはどうなのでしょうね?・・・・。

それで、僕の所有するアパートの部屋で一番安い家賃の部屋と比較してみた。

1階の南向きの部屋は総ヒノキ造りで、フローリングの8畳。
床から天井までの高さは4m、6畳で天井までの高さ1.4mのロフトがあり、
その奥には同じ高さ1.4mで、2畳の納戸つき。
風呂と、洗濯機の置ける脱衣場・洗面所、トイレは全て別。
靴は10足以上収納できる下駄箱に、
 
半畳サイズだがウォークインクローゼットもある。

元々、女子美術大学の学生さんがアトリエみたいに使えるようにと
フロアには、洋服ダンスやベッドなどを置かないで良いように、
タンス代わりのクローゼットに2畳サイズの納戸を作ったのです。
女子大生をターゲットにしていたので、入り口から部屋の間には引き戸を付けて、
ドアを開けた時に、部屋の中が丸見えにならないようにしてある。

さらに室内で洗濯物が干せるように、4mの天井から物干しが降りてくる。
今時珍しい、雨戸(実際にはシャッター)も全部屋に付いているし、
2つしかないけれど、大きめの宅配ボックスも用意してある。
何よりも拘ったのが『檜』。紀州産の檜で建てた木造アパートです。






これで家賃は7.7万円に管理費は3千円、合計で8万円です。
インターネット接続可能なケーブルテレビが全部屋に引いてあって、
管理費3千円のうち2700円はこの費用に充てている。
実質、管理費無料でインターネットは使い放題です。

手前味噌になるかも知れないけれど、ネットで調べたシェアハウスに比べたら
駅からも近いし、住みやすくてコストパフォーマンスも良いと思うし、。
実際に、カップルが1組、女子大生の姉妹が1組住んでいます。
ワンルームマンションよりずっと広いと思うけれど・・・・。

ただ、今の親は我々が若いころの親みたいに金を持っていない。
子供に仕送りする余裕など殆ど無いのが実情みたいで、
僕の目論でいた、
『美大の女子学生でアパートが一杯になる…』はずだったアパートは
金がある30代の社会人、しかも男の方が多いアパートになってしまいました。

日本国憲法第25条には
『すべての人が健康で文化的な生活を送るために適切な住居に居住できる権利』
が定められている。
しかし今の日本の現状は、そのための社会保障制度が整っていない。

結局はそう言った社会問題の気もするけれど、何だか悩ましい話ですね。

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目標が無い生き方なんて、僕には出来ません

2017年04月29日 | Weblog

連休で海外旅行・・・
混んでいるし、高いし・・・・
何が楽しいのかと思ってしまうけれど、『休む=サボる』という感覚が
日本人の中には蔓延っているから、休暇を取って休むことが罪悪のように
思っているサラリーマンが多いんじゃないだろうか?

僕のようにプライベート最優先と言う生き方をしてきても
完全にそうは割り切れない部分もあって、休日出勤したり
深夜まで仕事をしていた時期がありましたからね。

でも、そういった事はあくまでプライベートを充実させるため。
仕事の事が頭から離れない時は、無理して遊ばない。
そう言ったメリハリだけはつけてやってきました。

多分、殆どのサラリーマンもそう考えているのでしょうけれど、
いかんせん自分のペースでそれが出来ない人が多いんじゃないだろうか?

でも、定年退職して思った事は『会社のため』なんて考えほど、
馬鹿な考えだったなって思うようになりました。

何でもそうだけれど、まずは『自分のため』だと思う。
その結果『会社のため』になる事は多々あるだろうけれど、
結果が同じでも、それに至るまでのプロセスが違う気がします。

自分のためだから頑張る、頑張るから結果が出る。
いつも言っているように『練習や勉強は裏切らない』
それに似ているような気がしてなりません。

『会社のため』なんて口にしている奴に限って、
『自分のため』の見返りが目当てで何かをやっている。
成績を上げて、評価を得ようなんて考えはそんな処でしょう。

でも、会社と言う小さな社会の中でそれが通用しても
いざ会社を辞めてみたら、目標にしていた『会社』が無くなって
『自分のため』の目標を見失ってしまうんじゃないでしょうかねぇ?
だから、雇用延長で今まで通りの場所に居る方が楽。

その雇用延長が終わったら、趣味くらいしか残らない。
それでも『自分のため』に何か打ち込めればいいのでしょうけれど
その目標がよく解らないんじゃないだろうか?

まぁ、そういう生き方もありでしょう。
でも、僕は目標が無い生き方って出来ません。
芝居は定期公演でお客様に元気を与えるたこと、
サッカーは出来るだけ高いレベルでやり続けること、
そう言った目標があるから、ストイックにもなれる。

ではもう一つの音楽は・・・・?
と言うと、目標がハッキリしなくなってしまった。
音楽をやりたいけれど、まずは何をどうしたいのか?
自分の目標を考えることからでしょうね。

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黄金週間ものんびり・・・

2017年04月28日 | Weblog

明日からゴールデンウィーク。
前の会社は9連休らしいけれど、僕はカレンダー通り。
子供たちと出かける約束も特に無いし、皆揃ってカレンダー通り。
前の会社は長期連休が当たり前の会社だったけれど、
定年前は、今と同じで家族と時間が合わなくなって来ていたうえに、
何処へ行っても混んでいて、人混みが苦手な僕は出かける気がしなくて
カレンダー通りの休日で十分だった。

今年は4月の頭にあった劇団公演ですが、例年は連休明けが多かったので、
以前の連休は、稽古を集中的にやっていた気がします。

連休前に装置も完成したので、後は取扱説明書と製品データーを
レポートにするだけなのだけれど、2日もあれば作れちゃう。
おまけに頑張って作ったにも関わらず、出荷日程も決まっていないので
特に期限も迫っていないので、のんびりやる予定。

何処かへ出かけるなら、他人が働いている間に出かけるのが
空いているし、どこか優越感があったりで好きですね。
気が向いたら、何処かへぶらっと出かけるかも知れないけど、
車の運転も一人だとつまらないし、かと言って電車は高いし。

今年は1月の平日に高知旅行へ行ったけれど、何所もガラガラ。
交通渋滞も無く、ホテルや飲食店も空いていて快適だった。

去年も秋に休みを取って、3年連続でスイス旅行へ出かけたけれど
今年は何だかテロが怖いから、どうしようか?って、悩んでいる。

定年後の生活は、自由な時間で働かせて貰っているので、
往復3時間の所通勤時間以外は、文句のない生活。
有給休暇もあるのだけれど、僕みたいな我儘な働き方をしている人間が
働いても居ない有給休暇を貰って休むのは気が引ける。
今の仕事を辞める前に、何日か纏めて使えれば・・・・と思う程度ですね。

この休みに出かけるなら、動物に癒されるマザー牧場に行きたいなぁ・・・・
と思うくらいですね。
それでも片道3時間半かかるので、早起きして行かないとならない。
そんな訳で、休みは冬服と夏服の入れ替えをしたり、掃除したりしながら
部屋の模様替えをコツコツとやろうかなって思っています。

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回収装置の完成!

2017年04月27日 | Weblog

今月中に終わらせると言っていた、特殊溶液の回収装置。
1月に立会いがあって、その時に騒音対策が新たに仕様に盛り込まれ
大幅な設計変更を施して、何とか元のフレームの中に押し込んだ。

元々、溶液の完全回収などできないから、外部に出さないという事で受けた仕事。
当初は音の問題なんて、まったく問題にしていなくて
『溶液のミストが外部に流出なければ良い』という要求だった。

それが1月に完成し、エンドユーザーが立会いで来て性能には満足していた。
ただ、75dbという騒音が部屋に漂うのを嫌がって、60db以下にして欲しいという
新たな要求をしてきて、そのための騒音対策を施す追加工事をやる事になった。
参考ですが、一般的な騒音の大きさ(dB)に対する数値は以下の通りです。
☆生活音、家庭用設備
エアコン         :約41~59dB
温風ヒーター  :約44~56dB
換気扇     :約42~58dB
風呂又は給排水音:約57~75dB
洗濯機      :約64~72dB
掃除機      :約60~76dB
目覚まし時計    :約64~75dB
電話のベル音    :約64~70dB
ピアノ             :約80~90dB
電車の車内      :約70~80dB
エレクトーン    :約77~86dB
ステレオ        :約70~86dB
テレビ          :約57~72dB
犬の鳴き声      :約90~100dB
車のアイドリング:約63~75dB
人の話し声(日常)ささやき声 :約50~61dB
人の話し声(大声)普通の会話 :約88~99dB

これで分かる通り、最初は電車の中や掃除機をかけているような
そんなが音が一日中、部屋の中に漂ってしまうようなものでした。

それを方式変更して今日の測定で最大58dbまで抑えることが出来た。
これならエアコンの音とさほど変わらない。
吸引する空気の量も、前の仕様では固定流量で48㎥/Hだったのが、
設計変更後は30~55㎥/Hを連続可変出来るように変更した。
ただ問題は1か月毎に定期的なフィルター交換が必要になった事。

実験をしながら紆余曲折を繰り返して、作り上げた装置の写真です。

上の穴は、ミスト状の溶液が入ってくるダクト。

装置を経由して正面の操作パネルの下の大きな排気口から、
ミストを除去した空気が出てきて、客先のダクトに連結するものです。
左上はこの装置が故障したときに、上から入ったミストをバイパスして
客先のダクトへつなぐための穴です。中には特殊な弁が組み込まれています。

全てのアイデアと設計は僕のオリジナル。
出来栄えはこんなものですが、出来上がってみると、やっぱり感慨深いですね。
ただ、この装置はエンドユーザーが待ち望んでいるにも拘らず、
値段の折り合いがつかず、今の所は出荷の目途が立っていない。

電気設計だった僕が、見よう見まねで筐体設計をやって作った代物。
色んな制約がある中、機械図面を描いて業者に作ってもらった。
寸法が合わなくて手直しした部分も多々あった。
機械図面、とりわけ筐体の設計は思っていた以上に奥が深かった。
その他にも、流体や熱交換の物理計算をしたりと、
色々と勉強することが多かったので、凄く新鮮な感じでしたね。

これで仕事も一区切り。
心置きなく連休を迎えることが出来そうです。

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定年後の生活は、理想の環境

2017年04月26日 | Weblog

ついこの間終わったと思っていた劇団公演。
気が付けば4月も終わりになり、早くも1か月が過ぎた。

最近は昼に出勤して夜7時半まで働く生活。
一日6時間で20日間、一か月120時間程度を目安にしている。
今朝も7時半に起きて、リハビリが10時半から。
リハビリが終わって、帰ってきたのが11時。
それから出かけて会社に着くのが12時半。

リハビリが無い日でも、朝は7時半に起きている。
それなら早く出かけて午前中から仕事すればいいじゃないか…
なんて考えは全く起きないのです。
ノンビリと朝ごはんを食べて、その後は11時までボケーっと過ごす。

車で出かけて昼間のサッカーに参加して、それから出勤しても
1時半には到着するので、今後は週に3回くらいそうしようかな?
なんて、とにかく仕事中心の生活ではなくなっている。

本当は定年退職した後は、働くつもりが無かった。
でも出勤時間が自由だから、何もしないで居るよりはいいかな?
そんな気持ちで仕事を続けているのだけれど、決していい加減じゃない。
仕事に行けば、それなりに中身の濃い仕事はしています。

今月からサッカーのシーズンが始まったのだけれど
リーグ戦も5月の中旬まで試合がなくて、おまけに今年は
試合数が少なくなってしまったので、ちょっと寂しい。

音楽の方も、相方に練習しようと連絡したのだけれど、
相方は母上の1周忌が終わる6月まで、待ってくれと言うし・・・・

この連休は、どこかへぶらりと出かけようかな?
知り合いの居る、富山辺りまで車で出かけようかと思ってみたり、
1月に出かけた高知が気に入って、また行ってみたいとも思うのだけれど、
黄金週間の遠出は、混んでいて疲れに行くようなものだから、
都内でのんびり過ごしていた方が、僕としては楽だなぁ…
なんて考えたり。

とりあえず、連休までに終わらせようとしていた仕事も、
明日、最後の組み上げをして終わる予定。
金曜日に性能チェックっして、気持ちよく連休に入りたいですね。

子供の手が離れると、連休なんて有ってもあまり意味がない。
カレンダー通りの休みで十分だなって思う。
そう言う意味では、自分のペースで休みたい時に休んで、
気が向いた時に、どこかへ出かけられると言う今の状況は
定年後の生活としては、理想の環境のような気がしてきました。
雇ってくれた会社に、感謝しなくてはいけませんね。

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人の弱みに付け込むような商売が、長続きする訳がない

2017年04月25日 | Weblog

去年から作り始めた、特注の回収装置。
今月末に完成の予定で居たのだけれど、3月から製造担当の人が
山梨へ長期出張になってしまい、追加仕様の設計をしながら
一人で組み立てをしながらやってきて、何とか終わりそう。

この仕事、全く利益が出ないので出来るだけ手をかけずに・・・・
と思っていたのだけれど、仕様変更部分を直すと結局は作り直し。
突貫工事を業者が手助けしてくれて、何とか今月中の完成に漕ぎ付いた。

しかし、この仕事は発注した商社がズルいので、正直なところやる気がない。
エンドユーザーとうちの会社の間に入っている商社が、納入期限寸前になって
エンドユーザーとの価格交渉が上手く進まないので作業を止めてくれと言って来たり、
それを理由に、約束した価格からさらに値下げをして、
最初の受注価格より安い値段を要求して来たり、
挙句の果てには、
『まだ、正式に注文していない・・・・』なんてことを言うから
僕は頭に来て
『だったら、この仕事止めちまおう。俺が原価で買いとるよ』
って、元同僚の所長に言っている。

以前はその商社から貰う仕事が、半分以上だったので、
今回のような理不尽な事をされても、泣き寝入りしていたのだけれど、
今は会社も変わって、仕事も拡張したからその商社からの仕事が無くても
十分に食べて行けるようになった。

去年からずっと、手間がかかって利益の出ない装置作りは止めようと言い続けて来たから、
会社の足元を見て値下げ要求するような会社の仕事は断ろうと言っている。
むしろ今回の件で、考え方を変えるきっかけになった気がします。

実際に困るのはエンドユーザーと、商社。
立会までやってエンドユーザーは嬉しそうにしていた。
立会までやって、キャンセルは商社の方も出来ないはず・・・・
だから、僕は逆にアドバンテージはうちが握っていると思っている。

そんなやり方だから、その商社は装置の新規製作や修理をやってくれる会社が他にない。
うちは今後、利益の出ない仕事は受けない方針で、社長にも承諾を得ている。
さらに、信用できないから注文書のない口約束での仕事は一切しない。
実はこんな当たり前のことをしないでやってきた会社にも問題があるのですよ。

そもそも、人の弱みに付け込むような商売が長続きするわけがない。
それを思い知ったらいいのだ。
我々が手を引いて他でやって貰えるなら、どうぞそちらでやってください。
そんな感じです。

エンドユーザーと、納入日や検収項目などの打ち合わせもしていない。
そもそも、注文していないらしいですからね。
それでも実験を重ねて、やっと作り上げた装置はとりあえず終わらせる。
エンドユーザーが困って、何か言ってきたら直接取引しても良いし…

かと言って、いい加減なものを作ると言う訳じゃない。
追加要求があった騒音問題は、大幅な設計変更で改造前に75db以上あった作動音が
今は60db以下になって、掃除機の音よりも静かです。
性能も固定出力だったのが、連続可変できるようになったし・・・・

連休前に納入して、今年度の売り上げにしたかったのだけれど、
そんな訳で納入は、早くて連休明けにずれこんでしまった。
エンドユーザーの喜ぶ顔が見たかったのだけれど、残念です。

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時間の感覚

2017年04月24日 | Weblog

最近は、一日があっという間に終わってしまう。
『お前は昼近くまで寝てるからだよ…』と言われそうですが・・・・

ところが、最近は朝8時に肩のリハビリへ行くために7時半には起きている。
リハビリから帰宅するのが9時。
それから仕事に出かけても、事務所に到着するのは10時半以降。
午前中は1時間半で昼休みになってしまうのと、
仕事を始めると周りに合わせて7時半くらいまでは居るので、
結果として午後だけで1日6時間半働くことになる。

僕は今年からひと月120時間を目安に仕事する事に決めたから
午前中に無理して出かける必要もないのです。

1日があっという間に終わってしまうと感じるのは、それとは別の問題。
『人間は年齢の速度で人生を進む』
こんな言葉をどこかで聞いたことがある。

若い頃は、1日が凄く長く感じた。
逆に、歳を重ねるごとに1日が短く感じて、定年退職を迎えた。
仕事のペースを落とせば、またのんびりと暮らせるだろう・・・・
そんな風に思っていたのだけれど、実際は何も変わらない。

歳を取ると、行動が遅くなるからかも知れない。
でも、例えば30歳の時に20歳の頃の事を思い出したら、
『大分昔の事になるけれど・・・・』と言う感覚だった。
それが60歳の今は、50歳どころか40歳の頃のことまで
ついこの間にあったような気がするのです。

昭和40年、僕は10歳でした。
親に戦争の話を聞かされても『そんな昔の話をされてもなぁ・・・・』
なんて思っていましたが、40代の親にとって20年前の記憶は
まだまだ鮮明だったのだろうと思うようになりました。

記憶力の差なのか?それとも、記憶容量の差なのか?
よく解りませんが、『人間は年齢の速度で人生を進む』という言葉を、
『そうだよなぁ…』って思うようにもなりました。

速度が早ければ、同じ時間ですり抜ける距離は大きくなる。
列車の窓から見える景色がどんどん変わってしまうようなものでしょう。
だから、やりたい事はどんどんやらないと、やれずに終わってしまう。
一旦、途中下車してじっくりと景色を眺めるような事をしないと、
人生と言う旅は通り過ぎるだけで終わってしまうのでしょうね。

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家族優先

2017年04月23日 | Weblog

今日は知り合いのライブへ行く予定だったのだけれど、
娘たちが居るので、予定変更して家族と一緒に過ごす事にした。
ライブへ行く予定も、家族と過ごす時間を犠牲にしてまで
行きたいという気持ちも無くて、どちらかと言うと付き合い。

4年前に、アパートの一室で一人暮らしをするようになって、
子供たちもアルバイトなどで、とりあえず手が離れた。
次女は何度も書いているように、日曜日と言っても
休みじゃない場合があって、休みでも外出たがらない事も多くなった。
毎日、遅くまで仕事をしているからその気持ちがよくわかる。

僕はと言うと、去年の暮れから芝居の稽古が始まり、
年明けからは土日は稽古に明け暮れて、全く休みなし。
これは毎年の事なのだけれど、そういう訳で公演が終わっても
娘たちと時間が合わない日が多くなった。

まぁ、長女は25歳、次女も22歳になったから、むしろ普通なのかも?
そういう意味では、我家はいまだに親が子離れしていない。
娘たちも、親と一緒に過ごす時間をそれなりに大事にしている。
とりわけ父親が娘と一緒に過ごす時間を持つなんて、
今の時代では珍しいのかもしれません。

次女は前の日に遅くまで仕事、長女は土曜日と言うと夜中まで
ネットのゲームを楽しんでいるので、二人とも日曜日は夕方まで寝ている。
それで僕が自宅まで行くのが夕方6時くらいなのです。
そんな訳で、ライブの時間とバッティングしてしまったのです。

今日は、長女が7時過ぎまで外出していたので、僕が自宅へ行ったのは8時前。
いつも長蛇の列をなしている、『しゃぶ葉』というスカイラーク系の
しゃぶしゃぶ食べ放題の店へ行くことにした。
8時過ぎると、子供連れが一斉に帰るので、待たされることも無い。

しゃぶしゃぶの食べ放題コースで、思う存分に肉を食べて、
最後に食べる、食べ放題のデザートも楽しみの一つ。
僕は小豆の上にソフトクリームを載せたものを食べた。
娘たちはワッフルを自分たちで焼いて、それにアイスを載せて来た。
嫁さんは、ワッフルにシナモンと砂糖をかけたオーソドックスな物。
気を利かせて、僕の分まで焼いてきてくれた。

このワッフルが思いのほか美味しかったですね。
生地の味が良いのかな?
とにかく、このデザートの食べ放題だけでもいいかなと思うほど。

自宅だとテレビを見て、会話もあまり無いのだけれど、
お金がかかるけれど、外食のいいところは家族の会話が出来る事。

難点はいつも僕が支払う事。
退職金の半分は嫁さんのものだから、僕の口座から引き落とされても
気にはならないですけれども、そういう意味ではまだお小遣い程度は
稼がないとダメなようです。

4人で100分、一人2000円弱だから安いものです。
月に数回、こんな時間があっても良いかなって思ってます。

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同じようで、まったく違うもの

2017年04月22日 | Weblog

今日はサッカーをしに行くついでに仕事・・・・
山梨から元同僚の所長と、システム担当の二人が八王子に来ていて、
僕はいつも通り、昼からの出勤しました。

午後から雨が降り出して、夕方には本降りになったので
予定していたナイターの練習試合が中止。
そんな訳でついでにと言うはずが、しっかり仕事をして来ちゃいました(笑)

所長が帰りがけに休んでいる社員の見舞いのために、一足先に帰宅。
他の社員も今日は6時半には切り上げたいと言うので、
僕はシステム担当の人を駅まで送って帰ることに。

その人と車の中で、今の会社に僕が雇われる時のいきさつの話を訊かれた。
髭が御法度、髪の毛を染めるのも禁止と言う会社で、
髭と茶髪(名目は白髪染めです)の僕がどうして雇われたのか?
しかも、勤務時間にも拘束されないと言う働き方で・・・・

その時、僕は人事決定権がある会長に言った事を話しました。
髭が駄目、髪の毛が気に入らないと言うなら雇って貰わなくて結構。
会社の決めた就業規則にある時間通りに来いと言うなら結構。
定年退職して、もう他人の決めたルールや時間に束縛されて生きて行きたくない。
この3つをハッキリと伝えただけです。

それを聞いたシステム担当の彼が
『一度言ってみたいですねぇ…』と言うのです。

僕は自分の考えがハッキリしている。
これは前の会社に居た時から、変わって居ません。
自信が無い事、解らないことはハッキリ出来ない、解らないと言う。

やってみて、上手く行かなくて後から『言い訳』するのが嫌ですからね。
それでも、出来ないことは多々あった。
そういう時にあれこれと『出来ない理由』を並べても仕方がないので
『こうしないと出来ない』『こうすれば出来る』といった事を言ってきたつもり。
もちろん自分の『技量不足で今は出来ない』と言う時も多々ありました。

でも、それを聞く上司がどう思ったかですね。
どちらもその時の状況は変わらない。
でも『これだから出来ない』と『こうすれば出来る』では聞く側の受け取り方は全く違う。
同じようで、まったく違うものだという事です。
出来ない上司には、この違いすら解らない人間が多かった。

出来る上司は『技量不足で出来ない』僕のために時間を稼いでくれた。
『こうしないと出来ない』『こうすれば出来る』に対しては
『こうすれば出来るんだな?』
と念を押して『出来る』と言わせてから、機材や金や時間を僕に与えてくれた。

尊敬する超高圧電子顕微鏡の親方、O崎氏がその一人。
この人は僕をペテンにかけるようにして、高い要求をする代わりに
自分の首が危うくなるような状況でも、僕のために時間を稼いでくれた。

もう一人は、超高分解能の分析顕微鏡をやらせた元子会社の社長H田氏。
こちらはもっとしたたか。
今までの駄目な部分を検証させ、何処を改善しないといけないのかを
僕の口から言わせて
『そうだろう?だから、そこを直してくれ』という事を言う。
こちらもクライアントに難易度を説明しながら、その為の時間を稼いで頂いた。
結果的に僕は、この二人にいつも外堀を埋めさせられて育てて貰った。
大変だったけれど、両方とも達成感が得られた仕事で感謝しています。

人を動かす時に出来ない理由、いわゆる『言い訳』をいくら言っても
余程その道に精通している人でも、納得しない限り動いてはくれません。
逆に『こうすれば出来る』と言う事を言うと、簡単に納得させられる。
それは自分に足かせを付けることになるのですが、
振り返ってみれば、僕の技術者としての30年は、
そういった自分に自ら足かせを付けさせられることが多かった気がします。

今の会社に雇われることになったのは、人事決定権がある会長に
前出の3項目をハッキリ言った時に
『こういう人は、枠の中に入れたら働かないから好きにやらせなさい』
と、言う一言があったから。
これは逆に『こうしたら、働くよな?』と言われたようなもの。
その一言で、僕は断る理由を全て失うことになった。

多分、日本中探しても僕のような働き方をさせる会社なんて無いでしょう。
そういう意味では、本当に感謝しているし、期待に応えないといけない。

まぁ、期待はされていないでしょうけれど、少なくとも会長は、
自らも変わり者と言う御仁なので、僕に興味を持ったのでしょうね。
『変な奴がいないと、会社なんて組織は変わらないんだよ』
なんていう事を僕に言って下さった。

何だか、この御仁も前出のお二人にどこか似ている気がします。

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プチ反省会

2017年04月21日 | Weblog

今日は劇団の男性陣で僕より一つ年上のM谷さんを誘って、
新宿の居酒屋で二人だけの『プチ反省会』をしました。

M谷さんは、去年劇団に加入して今回が2回目。
僕とは違って、何処か品のある育ちの良さを感じる御仁です。
稽古に対する考え方は、僕と似ているかな?
自分で練習して、稽古の場でぶつける。
稽古の場が個人の練習になっているのは嫌だ・・・・
と言う点では、意見が一致するのです。

自分に与えられた役割を一生懸命やって、楽しむ。
そういう思考回路は同じと言ってもいいでしょうね。
そのM谷さんが、今回の芝居の稽古で僕に刺激を与えてくれました。

今回の芝居で、僕は一曲唄うだけで振り付けは殆どなく、
せいぜい動きの指示があった程度でした。
そんな訳で、皆がやっている振り付けの時間は殆どやる事が無かった。
それでも出演者の殆どが参加するオープニングの振り付けに
欠席していた人の代わりに、フォーメーションを覚えるように
先生から指示された。

その振付けは結構大変で、動画に撮っておかないと覚えられなかった。
僕はいわゆる代役なので、完璧に出来なくてもいいかなって…
おまけに肩の治療中で、腕を上げると痛みがあるので医者にも
なるべく早い動きや、急激な動きはしないように言われていた。
そんな事があったので、何処かで気持ちが緩んでいて、
練習はしたものの、翌週の稽古までは7割程度しか覚えていなかった。

翌週、振付けの助手を兼ねている若手メンバーを除いた、他のメンバーはと言うと、
個人練習すらしてきた様子が全く見えない。
稽古でまた教えて貰えばいいや・・・・って、甘い考えの人ばかり。

その中で、M谷さんは一人だけ振り付けを全部覚えて来た。
格好よく出来るとかじゃない、とにかく一生懸命練習してきたのが
振付けの河岡先生には判ったのですね。
河岡先生が『M谷さん、凄い!完璧ですねぇ。嬉しいなぁ・・・・』
と皆の前で、褒めたのです。
そういう姿を見せることは、教えて頂く先生に対する礼儀なんだって、
今更のようにM谷さんに教えられたっていう感じです。

僕はこの時、凄く恥ずかしかった。
何処かに『俺はどうせ、本番には出ないから』とか
僕が一番嫌う『言い訳』みたいなものを用意していた気がします。

サッカーで言えば、試合に出ないから練習も適当でいいや・・・・そんな感じですね。
そういう人間は、決してレギュラーになれないし、なれる訳がない。
気が付かないうちに、僕もその一人になってしまっていたというわけです。

その一件以降、僕は猛省して気持ちを入れ直した。
それまで、年明けの立ち稽古から一切台本を持たないとか
稽古のない平日は、本当に良く頑張っていました。
それって、実は自分が楽しむため、気持ちよく芝居をやるためなんですよね。

そんな訳で、M谷さんが僕の気持ちのスイッチを入れ直してくれた。
その後、僕が唄う曲が出来上がってきた時は、最初から譜面を持たずに唄えるようにしようと、
夜中まで音源を聴いて覚えて稽古に臨んだりしました。

M谷さんには『僕も先生に褒めてもらいたいからなぁ・・・・』
って言いながら、稽古には個人練習をしっかりやって行くようにしました。

実はM谷さん、練習もしないで来る人たちに対して、
『稽古には、個人練習してきた成果をぶつけて欲しいよなぁ・・・・』
僕がいつもボヤいていたのを、劇団に参加した去年から聞いていて
『そうだよなぁ・・・・』
って共感してくれていたらしいのです。

酒を飲みながら、あれやこれやの『プチ反省会』。
一つ年上の先輩ですが、芝居に関しては僕をリスペクトして頂いている。
近くの喫茶店で、酔い覚ましに美味しいコーヒーを飲みながら、
ずっと一緒に劇団を続けましょう!
って言って別れたのでした。

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『チャレンジ』する若い職人の姿勢が好き

2017年04月20日 | Weblog

僕は何に関してもこだわりを持っている。
仕事も遊びも『楽しくやる』事にこだわっている。
それは決して楽をすることではありません。
苦しいからこそ楽しい・・・・そういう方が強いかな?

いつも言っていますが『手駒』でやれる勝負はつまらない。
『手駒』を辞書で調べると、こう書いてありました。
①将棋で、自分が取った相手の駒。持ち駒。
②自分の配下にある者。手下。 「 -をうまく使う」

僕はこの辞書の意味から手駒とは『今の実力』と置き換えて考えています。
日本語的にはおかしいかも知れないですね。
若い人が失敗をしないで上手くやる事しか考えていないのを見て
いつも『チャレンジ精神が無いなぁ・・・・』
って思っていました。

今の仕事で、電気回路の修理にチャレンジしている若者が居ます。
元々腕の良い溶接工の職人で、溶接の仕事が無いと暇なので、
自分に出来る事なら何かやりたいと申し出て来たので、
電気図面を見せて、まずはケーブル作りの電気配線をやらせたり、
そのチェックをやらせたりして、少しずつ教えて来た。

そんな訳で、電気回路に関する知識は殆どない。
それでも、僕が教えたやり方で回路のチェックをして、
不良個所を探して、部品交換が必要かな?・・・・
というくらいまで考えられるようになってきた。

そして、相談を受けて間違いないので
『自分が思うようにやってみなさい…』と言って、その後の修理を任せた。
たとえ、それで失敗しても、
何故上手く行かなかったのか?
何処が悪かったのか?
を僕が教えれば、また一つあ覚えるでしょうからね。

ところが、後で気が付いたのだけれど、僕は一つ教え忘れていた。
それは部品の外し方。
半田吸い取り機なる道具はあるのだけれど、それを使うには
ちょっとしたコツがあって、下手をすると基板を壊してしまう。

案の定、パターンと言う電気配線の部分が、熱で剥がされていた。
一個のICを外すために、14本あるICの足に付いた半田を吸い取るのだけれど
じっくりとやらないと、半田がまだ残っている状態で
ICを引き抜こうとして、基板の配線部分まで剥がしてしまうのです。

それで僕に相談して来たのだけれど、すでに破壊した後・・・・
まぁ、僕が任せてやらせたのだから、僕の責任です。
それで僕が、ICの外し方の手本を見せてあげた。

しかし、基板のダメージは思ったより大きい。
僕の責任なので、最終的に僕が直さないと復旧しないでしょう。
週末は休むつもりだったけれど、久しぶりに出勤して直すつもり。
どうせ、夕方からナイターで練習試合に出かけるから
距離的には、自宅から行くよりは近いですからね。

その彼が、僕の修理するところを見させてくれと言ってきました。
僕は、失敗しても『手駒』を増やそうと頑張っていた、
若い職人のチャレンジする姿勢が、とても気に入っています。

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切ない父親の気持ち

2017年04月19日 | Weblog

次女が、アニメーションの専門学校を卒業して1年。
華やかに見えるアニメ業界だけれど、実態は超が付くブラック業界。
労働基準法なんか、全く無視して長時間の深夜勤務。
その癖、信じられないくらい低賃金。

今は出来高制の給料も、1年経ったので固定給になるらしい。
少しは給料も上がるだろうけれど、世間の常識からは
まだまだかけ離れた安い給料は、急激には変わらないだろう。

それでも自分がやりたい道に進むのを手助けしてやりたい。
そんな訳で、夜12時過ぎになると電車が無くなるので
僕の秘密基地に泊まりに来たりする。
でも、やっぱり自分の部屋に帰って寝たいらしく、
殆どの場合、仕事が終わったと言う連絡を受けて
僕が車で迎えに行って、三鷹まで送って行く。

最近は、そういう事が不定期に起きるので、夜に酒を飲んだり
遅く帰ったりする時に、考えてしまう。

自分のペースで時間が使えなくなった…と言う感じかなぁ?
それが苦になっている訳では無いのだけれど、
定年退職後に僕が描いていた、マイペースな生活とは言い切れない。

次女に自分で判断して帰らせればいい・・・・とも思うんだけれど、
若い女の子が毎日、夜中にひとりで帰る姿を思うと、
危ないとかいう以前に、何だか切なくなるのですよ。

特に雨の日や、冬の寒い日はそんな気持ちが強くなる。
いつかは独立して生きて行かなければならないのだけれど
僕にしてみれば、15分足らずの車の中で次女の話を聞いたり、
励ましたり、アドバイスしたりの時間は今しかない気もする。

こんなことしていると、自分の時間まで・・・・と感じてきて、
暫く様子を見て、少しずつ自力で何とかするようにさせようと思う。

とは言え、次女を思う切ない気持ちはどうにもなりませんね。
単なる親馬鹿なのだと、笑ってください。

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諦めたら負け

2017年04月18日 | Weblog

この言葉、実は小学5年生の時に先生から言われた言葉です。
以前に、書いたことがあるけれど、僕は小学生の頃は滅法足が速かった。
小学校4年生の春に、親の転勤で猛暑で有名な埼玉県熊谷市に引っ越した。

転校して暫くの間、『虐め』みたいなものに遭ったけれども、
足が速いことを周りが知ってから、その虐めも突然無くなって、
逆に友達が増えたのを覚えている。
そういう意味で昔の虐めは、今のような陰湿さは無かった気がする。

ではどれくらい早かったのか?手動計時だが、
小学校5年生の時の50m走で7秒8、100m走は13秒台で走っていた。
今考えてみれば、ちょっと早かった程度かも知れません。

今はどうか知らないが、当時の熊谷市には小学校が16校ほどあって、
年に一回、学校代表が競い合う『記録会』と言う陸上競技会があった。
その代表に僕は選ばれて、予選2位で決勝まで進んだけれど、
決勝では6位に終わって、余り良い思い出としては残っていない。

この記録会出場、実は簡単じゃなかった。
選抜チームみたいなものが出来て、それに選ばれるまでは順調だった。
練習でも、殆ど負けることが無く、自分の中では代表になれると思っていた。
ところが、8人の候補で行う出場者決定レースで、僕は3位に終わった。
今、考えれば『慢心』だった気がします。

勝負に負けたので、僕は代表になれないと思った。
それでも諦めきれなくて、その後練習をずっと見学していた。
その姿を見た、小山先生という女性のベテラン教師が
僕に近寄ってきて、こんな事を言った。
『本当にいいのか?諦めた時点で終わるんだよ。負けなの・・・』
5年生の僕は『えっ?』という反応しかできなかった。
先生はさらに『何を言われようと練習に参加しなさい…』
そう言われた。
小山先生は担任でもなければ、教わった事も無い先生だった。

翌日から、勝手に練習に混じって、周りから白い目で見られた。
『もう落ちたんだから、練習したって無駄だよ』
って言う、皆の気持ちも判ったけれど、
僕はとにかく練習に喰らいついていた。
その姿を、小山先生が教室の窓から見ているのが判った。

その後、小山先生から記録会担当の先生に進言があって、
もう一度だけチャンスを貰えることになった。
結果として僕が1位になり、周りから色々と嫌味を言われたけれど
100mの代表として記録会に出場することが出来た。
この時に、代表の座を譲ってくれた友人は悔しかっただろう。
でもその子はリレーに出ることになって、僕に
『100mは頑張れよ』って、声をかけてくれて握手した。

この時に言われた『諦めたら負け』という小山先生の教え。
30代に仕事で難問にぶち当たった時に、突然思い出した。
頑張ればいつか報われる、頑張らなければ前には進まない…
僕のモットーとしている『何でも一生懸命』は、
この時に培われたものなんだと思っている。

今は新しい仕事で、厄介な作業を一人でやっているけれど、
納期は絶対に守るつもりでやっている。
最善を尽くして駄目だったら、諦めがつく。
でも、最初から駄目だった時の事を考えたら、
出来る事も出来なくなりますからね。

『諦めたら負け』は、僕の人生全てにおいて生きてますね。

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ちょっとイライラ

2017年04月17日 | Weblog

早いもので4月も中旬になりましたね。
半年もの間、あれだけ練習して臨んだ芝居の公演も
あっという間に終わってしまい、気がつけばもう2週間が過ぎた。

先週からサッカーを再開して、火曜日から金曜日までの4日間、
車で定年退職した前の会社に行って、昼休みのミニゲームに加わって
汗を流した後に仕事へ出かけたりして、マイペースな生活をしている。
土曜日はナイターで練習試合に加えて貰って、久しぶりにフルコートでのゲーム。
そして昨日は、日記に書いたとおり『ジャイアントキリング』。
そんな訳で、プライベートな時間は相変わらず楽しく過ごせている。

ところが仕事になるとちょっとイライラ。
先月から相棒だった若い人が急遽、別の仕事をやる事に決まって、
残ったメンバーで今抱えている仕事を進める事になった。
ところが、今までは相棒に図面を渡しておけば、黙っていても
自分で考えて、作業を進めて居てくれたのだけれど、
今は、一つ一つ作業指示を出さないと、先に進まない。

僕は僕で、今月末に収める装置の仕様変更になった部分の
設計変更をかけて、図面を業者に渡して板金を作り直して貰う作業で手一杯。
その上、電気回路の修理をやらせていたのだけれど、
先週、プリント基板を壊してしまったらしく、部品を換えても上手く動かない。
そうなると僕が診ない事には、修理が出来ない。

今まで順調に進んでいて、電気回路の検査や修理も一人で出来るように
教えてきたのだけれど、やっぱりトラブルになると解らないみたい。
まぁ、仕方がないですね。
今まで電気回路の修理も業者に頼んで、修理代も殆ど支払ってきていて、
僕が診るようになってから、毎月数十万円の修理代が売り上げになるようになった。
この一年間、事あるごとに電気回路図の事や、回路動作の事を少しずつ教えて
そこそこの修理が一人で出来るところまでは来たのだけれども・・・・

そんな訳で、部品待ちや板金が出来上がるのを待っている状況。
それを手にしてからの作業手順を練り直して、一気に終わらせる予定で居る。

まぁ、仕事が無くて暇なら仕事には来なくて済むけれど
お陰さまで、やる事が一杯あるのですよ(笑)

それにしても、仕事が進まなくてイライラするのは本当に久しぶり。
意地でも納期は遅らせないつもりで、今月末に出荷する装置と
毎日、睨み合っているのであります。

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中年軍団のジャイアントキリング

2017年04月16日 | Weblog

今日から昭島市民リーグが始まって、その開幕戦。
ひとつ前の試合では、前日に審判資格を取ってきた二人が
副審を務めて、軽いアップ代わり?

ゲームメーカーの郁也が太ももを痛めて、欠場。
今日は10人でやる事になりそうだと覚悟していたら
用事が済んだので駆けつけてくれた怪物Mが加わり
何とか11人が揃った。

今日はGKが仕事で来れないので、僕がやる事にした。
本当は医者から『GKだけはダメ』って言われていたのだけれど、
僕がやらないと、ディフェンスの要であるキャプテンが代わりにやるか、
FWのスピードスター、イシザーギがやる事になるので大幅に戦力ダウンする。

試合をやる以上、勝つために最良のポジションを考える。
実は昨日、郁也が怪我した時から、ずっと考えていたのです。
勝っていようが負けていようが、点差が開いて試合が決まってしまったら
いつも通り『オーナータイム』として僕がFWをやらせてもらう。
そんな約束で試合に臨んだ。

相手はリーグ加盟以来7年間、一回も勝ったことが無い相手S.S.C。
10代から30代までで構成されている若いチームです。
このチームは、普段から汚いラフプレーは殆どしない。
それに、我々をリスペクトしてくれているので、
いつも気持ちが良い終わり方の試合になる。

試合は前半に、相手が攻め上がったところをカウンターで逆襲。
エースのナベちゃんが、GKの頭を超えるループシュートで先制した。
ここで、いつも通り相手がギアを入れ替えて来たのだけれど、
今日は前日考えたオーダーが当たって、ディフェンスはほぼ完璧。

シュートコースを限定する守り方をしてくれたので、
GKの僕としては、楽に守れた試合でした。
それでも、何度か危ないシーンは有りましたが、失点は免れた。

後半になってキーパーボールは、相手が詰めて来なければ
拾わずに時間稼ぎを何度もした。
相手が焦れて、詰めてきたら拾って、キックで押し戻す。
ずるいようだけれど、これはサッカーの常識です。

そして危ないシュートを何本か防いで試合終了。
去年に続いて開幕戦の勝利で、今季全敗を免れた。

相手は今年最初の試合。
我々は正月から大会などで7試合ほどこなしている上に、
2週間前には壮年大会で優勝しているから、その差が出たのかも?


それにしても今日の11人。
僕が61歳、50代が2人、45歳以上が5人、40歳以上が3人。
平均年齢は45歳を上回るチームが、平均年齢20代のチームに勝った。
中年軍団がまさに、『ジャイアントキリング』した試合だったのでした。 

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