『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

公演初日

2012年06月30日 | Weblog
公演初日
11:00 集合。
軽く身体を動かして、初めての通し舞台稽古の前に、M1で発声練習。
昨日の通し稽古の余韻があって、まずまずだったかな?
スタッフ用の飲み物等の買出しに、男性陣が出かける。

13:00
場当たりという、芝居での立ち位置などの確認。
いつも殆どチェックを受けない僕らのM5
何故か?今日だけ連荘で2度の練習。結構、疲れた・・・・

15:00
いよいよ、衣装を着けて本番前の通し稽古。
今日の公演は夕方だけだけど、実質2回の公演。
衣装を着けると、テンションが変わるから面白い。

17:30
舞台稽古終了。
開場30分前なので、一服しに建物の外にある喫煙所へ・・・
以前は楽屋前に喫煙所があったんだけど、今は禁煙。
いちいち3階から一階まで降りて外へ行くのが面倒臭い。
喫煙って、そんなに迫害される必要があるのかね?

18:00
開場。思いの外お客さんの集まりが早くてびっくり。
この時期は、人が集まりやすいのかなぁ?
開演前にほぼ、満席。ありがたいです。

18:30
公演開始。
初日とあって、緊張気味。でも、皆楽しそう。

20:40
一回目の公演終了。
毎年、来場してくれるご夫婦が目の前に居た。
今年は舞台上でお客さんの顔が全く見えなかった。
緊張してたのかな?
芝居は少々ミスがあったけれど、自分的には及第点。
何よりも、自分が楽しめたのが良かった。
自分が楽しめなければ、お客さんに楽しんでもらえるわけが無い。

21:30
公演に来てくれた相方Charlieと、神輿オヤジの店で合流。
今日はライブがあって清水マリさんのステージ。
元々、声楽をやっていた彼女。
身体が『箱鳴り』していて、感激!
アンコールをおねだりしちゃった・・・・

終電を乗り継いで帰宅。
相方とのトークは、芝居が終わった後にゆっくり書きましょう。
明日は2回公演です。
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さて、明日から本番です

2012年06月29日 | Weblog

今日は夕方から最後の通し稽古。
日記を書く余裕が無いので今日一日の動きです

9:00 本社にて電気系審議委員会会議
何も考えていない委員がいてイライラ・・・・
設計者がやる仕事じゃないものを受けるんじゃないよ
いつも波風立てる僕

10:00 本社から戻る
また訳のわからない上司がごちゃごちゃ言ってくる。
面倒臭いので無視・・・・
昼には帰るので、11時には完全に芝居モード。

12:00
バスに乗って帰ろうと思ったら全然来なくて、
結局歩いた方が早かった・・・・

1:00 荻窪のアパートへ
久しぶりに部屋の中の空気の入れ替え。
柱時計のゼンマイを巻いて、動かす。
カチコチする音が何だか良い感じ。

2:00 頼んであった整髪用ジェルを貰いに床屋へ
ついでに髭と眉毛を整えてもらった。
他人にやってもらうのって贅沢だよなぁ・・・
私服の時・・・・ジェルと合わせて4000円

3:30
床屋から稽古場の茅場町へ向かう
5時前に東京ダイヤビルへ到着

5:00
全員集合。細かい芝居の直しや、音響と音あわせ。
照明、音響はじめ、美術スタッフも集合。
河岡先生、石崎先生、堀米先生、大塚先生も集結。
ちょっと緊張しそう・・・・

6:00
最後の通し稽古開始。

8:10
通し稽古終了。時間も丁度良い感じ。

9:00
解散。明日があるので例年やってるプチ打ち上げは無し

てな訳で、忙しい一日でございました

いよいよ、明日から本番です。
2日間なんて、あっという間に過ぎてしまいそうだよなぁ・・・
芝居がずっと終わらなければ良いのに・・・・

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所詮は寄せ集め集団

2012年06月28日 | Weblog

民主党、事実上の分裂状態に
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20120627/Mainichi_20120628k0000m010076000c.html

民主党って、組合の役員をやっていた頃に応援してたけど
そもそもバックに居る労働組合が一枚岩じゃない。
旧社会党のカスが居て、やっぱりおかしな集団になってる。

民主党も、一枚岩じゃなくて旧新進党やら自由党やらがくっついて
よく見れば、元自民党の一派も混じってる。
一番情けないのは、分裂を恐れて毅然とした態度が取れない執行部。

組織を形成するのに、トップがぶれてちゃねぇ・・・・

ただ、たとえ解散総選挙になっても、自民党に復権させるようなら
日本の政治も地に落ちたことを証明する感じだね。
その責任は選んだ国民にあるんだからねぇ。

しかし、民主党っていったい何なんだろう?
政権奪取する前はマニフェストで大騒ぎしておいて、
蓋をあけてみればマニフェストなんて、一つも守っていない。

民主党に政権を担当出来る実力も能力も無いことが露呈しても、
自民党に復権してもらいたいって思う国民は少ない。

てぇことは、やっぱり新党なんだろうか?
小沢一派の方が、政治理念がしっかりしてそうだな・・・・
少なくとも今の民主党は全く駄目。
選挙で投票しようって気持ちが湧かない。
自民党もしかり・・・・
社民党や共産党なんてクズの集まりだし、創価学会の公明党は
都合良い方にくっつく、宗教団体だしなぁ・・・・
石原新党もちょっと期待しつつも、新鮮味が無い。

消費税上げて、電力料金上げて、天下りは放置・・・?
天下り禁止、官僚支配の政治を止めるはずの民主党は
政党を解散すべし・・・

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電力会社の株主総会

2012年06月27日 | Weblog

■「ふざけるな」東電株主罵声、議長交代要求も
(読売新聞 - 06月27日 14:22)
http://news.infoseek.co.jp/article/20120627_yol_oyt1t00763

電力会社の株主総会が各地で開催された。
東京は副都知事の猪瀬直樹氏が東京電力の株主総会に出席。
その模様は同氏の公式Blogに記載されている。
http://www.inosenaoki.com/blog/

まぁ、ひどいもんだね。
これだけ国民が原子力発電に対して危惧しているのに、
既得権益を守ろうとする議員や電力会社に群がる天下りの連中の
主張がまかり通っちゃうんだから、この国の民主主義は腐ってるね。

東電病院の話も、一般の感覚では理解できないんだけど、
脳味噌が麻痺している人間には、おかしいという認識する回路が無いんだよね。
馬鹿が自分の事を馬鹿だと認識できない典型的な例です。

猪瀬さん、やるね!
流石は元全共闘の委員長やってただけの事はある。
こう云う正論を言う人を副知事に据えている石原さんも大したもんだ。

原発推進なんて、今のエネルギー政策が続く前提で作り上げている話。
エネルギー政策そのものを見直して、原発不要ってことになったら
再稼働してしまった原発はどうするつもりなんだろうね?

会社でも、経費だと多少無駄があっても支出したり、会社の金だと
平気で無駄な事をする、いわゆる自分の財布から出て行かない金は
豪快に使う輩が居るんだけど、それなんか可愛いものです。

なんせ、一兆円もの国費を投入するんだからね。
東京電力なんて会社を存続させる必要があるんだろうか?
競合会社が無いから、人件費や発電コストなんて言い値でしょう?
脱原発でアウトソーシングして、発電したら火力発電でも
今のコストよりずっと安くなる気がするけどね。

とにかく東京電力だけじゃない、電力会社はサービス業だって認識が無い。
客(国民)に目が向いていない会社が、民間に存在すること自体、
おかしいと思うね。

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一人では出来ない芝居・・・

2012年06月26日 | Weblog

よく、『一人芝居』って言うのをやる役者さんが居る。
凄いなぁ・・・って、ずっと思っていた。
でもね、自分が芝居をやるようになってその考えが消えた。
芝居って、大勢で作るから楽しい。
その楽しさを、観ている観客に伝えられたらこんなに楽しい事は無い。

これって、音楽でも同じ。一人でやる音楽も良いんだけど、
僕の場合は、相方と息があった演奏が出来た時は滅茶苦茶楽しい。
そういう時って、凄く良い演奏をしてるんですよ。
テクニックじゃない、空気って言うか、雰囲気って言うか、
聞いている人に何かが伝わるんでしょうね。
それには相方とのベクトルが合っていることが重要。
長年やってきて、そういう時って意外と多い気がします。

サッカーだって、一人でドリブルして点を取っても良いんだけど
仲間とパスをポンポンつないで、点を取った時の楽しさは格別です。
サッカー、音楽、芝居と、僕の好きな遊びの共通点は
そういうところにあるのかも知れません。

今回の芝居は、そういう意味では難しかった。
相手役の幸代さんが、役作りに苦労している感じがしたし
それに輪をかけて僕のほうがはっきりとした役作りが出来なかった。
毎週、相談しながら稽古していたんだけれど今ひとつ。

ところが今月に入って、幸代さんの芝居が変化してきた。
この3週間は完全に、役作りが出来たみたいで、
それに引っ張られるように、僕のほうも余裕が出来てきた。
良い意味で、キャッチボールが出来てきた気がしました。

僕が芝居を変えても、幸代さんは対応してくる。
そうなると、安心して色んな芝居が出来るようになる。
だから、僕らのシーンは演出の注文は殆ど無くて、
他の人とも絡まないシーンが多いので、ほぼ二人で作ってきた感じ。

芝居は一人じゃ作れないって、今回ほど感じたことは無いです。
芝居の相談をしても、自分のことで目一杯って言われちゃう人もいるし、
中には演技を変えると、台詞が解らなくなっちゃう人も居て、
なかなか芝居を作り上げて行く相手が居なかったから
どんなことでも相談できた、今回の相手役の幸代さんに感謝です。

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『ホテル・エミリア』・衣装

2012年06月25日 | Weblog

今回の芝居の舞台は『ホテル・エミリア』
オープニングのナンバーは登場シーンで、
それぞれの登場キャラクターが判るような振付け
ステージドア定番の、全員で行うシーンです。

僕の今回の衣装は革ジャンにチノパン・・・。
芝居はずっとこのスタイルで続きます。
このクソ暑い時期に、冬物の革ジャンだから
中にTシャツ一枚とはいえ汗でダクダクです。
僕の革ジャン、30年もので珍しい鹿革なので重いんですよ。
でも、若い頃に一ヶ月分の給料をつぎ込んで買った代物だから長持ちしてます。

本番ではこれに舞台照明が加わるんだからどうなる事やら・・・
着たきりスズメとか、一張羅なんていう人も居れば、
昨日なんか『駄目じゃない!衣装忘れて、普段着で稽古しちゃ・・・』
って、おとぼけおじさんのIさん。
でも、確かに僕の冬の通勤着だから否定できない部分もあります。

最初はいつもみたいに全員がタキシード・・・の案もあったんだけど
ホテルにいちいちタキシード着て行かないでしょうって・・・・
それに、それぞれのキャラクターがある程度判るオープニング
って言う主旨とも異なるし・・・

数年前はナイトクラブの話で、タキシードとドレスをオープニングに使ったり
去年は舞台人の話で、最後はカーテンコール的な部分があったので
タキシードが使われたんだけどね。
確かに華やかで見た目は良いんだけど、意外と持って行くのも大変なのです。
それに公演が終わる頃には汗でくたくたになってる。
ドウラン(舞台用のファンデーション)がシャツに付いたりで
女性ならこのあたりのことは良くわかるかと思います。

僕の相手役の幸代さんは、普段とは違ってエレガントな衣装。
大富豪の奥様の役だから、ちょっと女性らしさを出してる。
彼女は意外(失礼)と、細身でドレスとかシックな服装が似合うんだけど
本人の普段着は、秋葉原を歩いている方が良いんじゃないか?
って思うような服装の趣味があるんですよ
だから、逆に舞台の彼女からそういう姿を想像してみるのも楽しいかも?(笑)

衣装については、色々と問題があるんだけど、小林先生が来てから
先生が決めた色使いや、服装を守ることが大前提になった。
でも、先生は自分たちが持ち寄った衣装を優先してくださるので
そういう選択肢の中で、見栄え良くするセンスはさすがだなって思います。

若手の子達が、反発して『それなら揃えてきてくれ』なんて
世間知らずの子供みたいなことを言い出したこともあったけれど、
どう見ても品の無いキャバスケにしか見えなかった衣装が、
先生のコーディネートで普通の派手な衣装に変わるんだから
やっぱり名のある舞台衣装デザイナーの実力は凄いです。

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通し稽古、終了

2012年06月24日 | Weblog
今日が実質最後の稽古。
一昨日の日記で紹介した松生さんは昨日、ロンドンから直接来てくれて
今日も稽古の最初から来てくれました。

今週、紹介した先生方が全員集合した上に、衣装美術の小林巨和先生に
音響の実吉先生と照明の塚本先生も来場して、先生方が勢ぞろい。
座長と照明の塚本先生の間で、開始時間の連絡が上手く行ってなくて
予定より一時間遅れで本番の衣装を着けてドレスリハーサルが開始しました。
着替えに要する時間とかを考慮して、舞台監督と音響、照明が台本と照らし合わせる。
きっかけの台詞を決めたり、色々と芝居以外のところで打合せが必要なんです。

通し稽古は、いろいろ問題が残って居たけどとりあえずドレスリハーサルは終了。
その後はSEで使う『天使の唄(笑)』とか、ダンスで唄がきつい曲があって、
パワーが落ちないように、いざという時に被せたりする唄の録音がありました。

男性陣の加わる曲は一発でOK!
まぁ、これはあまり完璧すぎてもつまらなくなるので御愛嬌です。
全体的に歯切れが悪いので、石崎先生が前に立って指導。
大塚先生が『自己責任でリズムを刻んで・・・』って・・・
そうなんですよ。おじさん、おばさんは人が唄い始めるのを聞いて唄うから
その分頭の音が弱いうえに、テンポが遅れる。
そういった事を気をつけながら録音作業が進みます。

塚本先生や実吉先生が連れてくる舞台スタッフが全部女性なのに驚きます。
僕の時代は、舞台の裏方に女性なんて、よほど根性が無いと続かなかった。
この僕も『根性が無くて続かなかった』典型的な男です。
それくらい厳しかったし、体力的にも大変な仕事でした。

その事を音響の実吉先生に話したら、最近は芸術学院みたいなところも
女生徒が半分以上で、男性の割合が減っているそうです。
男の子に根性が無くなったのか?
女性が強く、独立心旺盛になったのか?
元舞台関係者としては、ちょっと寂しい気がしますね。

あれやこれやで、2度目の通し稽古をやる時間が足りなくなっちゃった。
もう一回やっておいた方が良いんじゃないかって思ったけど、
みんなが疲れてるって座長が早めに切り上げる判断をした。

何だか中途半端な終わりだったけど、グダグダ言っても仕方がない。
今週末の金曜日に、最後の通し稽古でしっかりやって、本番を迎えたいと思います。

来週は、芝居の内容やエピソードについて書きましょう。
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さて、最後の週末です

2012年06月23日 | Weblog

正月明けの1月に本読みから始まった芝居の稽古も、
いよいよ今日、明日で終わりです。
今年の芝居は、例年に無くアクシデントや、不測の状況があって大変でした。

まず主役の交代。
稽古の序盤に主役の姉さんの旦那様が長期療養になって、
その介護にあたることになった。
旦那様は毎年姉さんの芝居を楽しみにして、見に来ていたんだけど、
姉さん自身が精神的に芝居に入り込めなくて離脱することを決断した。

それで芝居の冒頭に、僕とデュエットで唄を唄う筈だった女性が、
急遽主役になって、その空いた役に、新加入の21歳の若い子が加わった。
堀米先生の生徒さんで2年前に芸術学院を卒業した子。
まだ演技も若いけど、新しい世代が加わって、それなりに世代交代の兆しを感じた。
それで歌の曲調も変更になって、この新人がメインで唄う事になった。
この曲は僕とのデュエットから、いかにもミュージカル
っていう感じのナンバーに変わり、舞台も凄く華やかな感じに変わった。
公演ではオープニングナンバーM1の直後、実質最初のナンバーM2です。

そして、もうひとり離脱。
こちらは他の芝居に出演するので、稽古に暫く出られないとの事だった。
まあ、アマチュアの劇団で舐めてかかっていたんだろうね。
本人は引き留めがあると思っていたみたいだけど、
座長がそういうのが嫌いな人だって事を知らなかったのか?
あっさりと切ってしまったから、誤算だったんじゃないかな?
それで台本が早い段階で差し替えになった。

次は長老のOさんが、肺の疾患で入院。
大事には至らず、芝居に復帰したけど、やっぱり疲れやすくて、
無理をさせないようにみんなが気を遣っての稽古になった。
でも、Oさんは我が劇団の顔だし、その存在が大事な人のので、
こちらは良かったかな?今年の公演も健在です。

僕も5月までサッカーの試合がある日は、遅れて行ったりで
まともに全員が揃って稽古したのは数回。
今日、明日だって仕事で参加できない人が居たりしているけれど
何だかんだ言って、何とか芝居が仕上がってきた。

今日で2週、3日続いた朝日ホールリハーサル室での稽古も終わり
明日はいよいよ、我々の本拠地ダイヤビルでの最終通し稽古です。
僕の芝居の方も、迷いが無くなって思い切りやるだけです。

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芝居の裏話Vol.5 『美術・松生紘子さん』

2012年06月22日 | Weblog
松生さん、詳しい年齢は知らないけれど、ステージドアに関わる
若いスタッフですが、とにかくこの女性が凄いんです。
インターネットで検索すれば、数え切れないほど出てきます。

昨日まで話をしたスタッフとは違って、この方は本番直前しか関わらない。
それでも、数年前にロンドン留学して公演がある直前になると必ず現れる。

日本に居たころの経歴を見たって、将来の日本の舞台美術を
背負って立つのは間違いない。
そんな凄い舞台スタッフが、わざわざ我々素人劇団のために時間を割いてくれる

我々からすると『松生先生』って呼ばなければいけないんだけど、
松生さんだけは、『先生』って誰もつけないんですよ。

去年だったかな?
最後の通し稽古に来てくれて、芝居を観てフィナーレのところで
拍手しながら観てるんです。
なんだか、その姿が凄く可愛くて、純粋な気持ちで観てくれてるんだって
他の先生とはちょっと違った距離感がある方です

多分、明日か明後日に稽古の場所に現れるでしょう。
きっとスーツケースを抱えて来るんだろうなぁ・・・・
何だか、先生なのに抱きしめたくなっちゃう人です。

こんなスタッフが見守ってくれている劇団ステージドアは
皆が、元気なステージを披露してスタッフに恩返しするしかないのかな?

芝居をやっていて、スタッフと役者の間に愛情って言う物を感じます。
お金のことは差し置いて、元気な中高年がエネルギーを搾り出す姿を見て
スタッフが手を抜くことなく、むしろ全精力を注いで舞台を作ってくれる。

多分、日本中探してもこんな劇団は無いんですよ。
プロの劇団や、他の劇団には無いエネルギーが我々の劇団にはあるんでしょうね。

週末は最後の稽古になります。
来週の今頃は、本番前日の通し稽古をやって、プチ打ち上げをやってるかな?
松生さん、来てくれると良いなぁ・・・
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芝居の裏話Vol.4 『演技指導・堀米聡先生』

2012年06月21日 | Weblog
今日は演技指導の堀米聡先生。

東京都出身
舞台芸術学院・本科卒業。
83年劇団四季の30周年記念オーディションに合格し入団。
「夢から醒めた夢」のエンジェルや「ドリーミング」のチルチル
「ウェストサイド」のベビージョンなど、少年っぽい役を中心に活躍。
90年に退団。

僕が拝見した中では『コーラスライン』のマーク役が覚えてるかな?

劇団に入って、最初に驚いたのがその堀米先生が演技指導してたこと。
最初、御本人だとは思わなくて、ただ『どこかで見たことある感じの人』でした。
堀米先生は、御自身でも芝居に出ていらっしゃるので、
演技指導も月に一回。
でも、その指導は凄く面白くて、芝居の稽古というより、
自分の感情をどう表現するか?っていう、ゲームみたいなレッスンでした。

芝居の稽古が本番近くなると、観に来てくれて個人的にアドバイスしてくれる。
僕はいつも悩みながら役作りしてるんだけど、そういう時でも
『こうしなさい』とは決して言わない。
むしろ、いつもレッスンで教えて頂いている時のように
僕がやりたい表現を理解して、こうしたら?・・・っていう感じで
アドバイスしてくれる。
多分、学校でも講師をなさっているから、生徒の個性を重視して
あまり細かいことを言わないんじゃないかな?

僕の仕事でもそうなんだけど、最初からこうしろって言うのは
その人の個性だけじゃなく、伸びしろまで奪ってしまう気がする。
あくまで考えるのは本人で、その考えをいかに実現してやるか?
それが指導者の仕事だって思っているから、堀米先生の指導は
人の能力や、創造力を伸ばそうとしているようで、伝わってくるものがある。

先生も来月は芝居の公演が2本あるみたい。
先生の芝居を観るって言う機会が、意外と少ないので
来月は是非、観に行きたいなって思ってます。

しかし、劇団四季の堀米先生や河岡先生が指導してくれる
アマチュア劇団『ステージドア』っていうのは、何なんでしょうね?
その中の一人で居られるっていうのは、凄い贅沢なことです。
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芝居の裏話Vol.3 『振り付け・河岡裕門先生』

2012年06月20日 | Weblog

今日も舞台を作る側、劇中のダンスの振付と併せて
芝居の演技指導、演出をして頂いている河岡裕門先生の話。

河岡先生は、大学時代に演劇の道に進まれたらしいのだが、
大学は法学部出身という、意外な経歴の持ち主。
劇団四季を経て、御自身は『イーストウィックの魔女たち』などに
プレーヤーとして出演したり、演出の仕事も手がけるプロ。
昨年、赤坂プリンスホテルで行われた『Last赤プリ』の演出助手も
河岡先生がやって居られた、そういう意味では現役バリバリの方です。

僕が劇団に参加した頃に比べると、河岡先生の振付がどんどん高度になって
要求も厳しくなっている。といっても、若手に対しての話。
我々おじさん、おばさん達には振付をしながら、
少しずつ妥協点を探して最終的な形に仕上げてくださっている。

本当は『もう少しやってくれよな・・・』とか思ってるのかも知れない。
それでも、一週間経つと全てを忘れてしまうおじさん・おばさんを相手に
まさに孤軍奮闘状態。

河岡先生の振付は一言で言えば『セクシー』。
若い女性に振付をしている時でも、先生の方がセクシーで
動きが本当に色っぽい・・・・
でも、これは『オカマっぽい』のでは無いのですよ。
動きがしなやかで、セクシーなのです。

例えば、ちょっとした身体の動きを、お手本で見せるんだけど
背筋がいつもピンとしていて、顔の向き、手の使い方も美しい。
振付している先生の姿を見て、うっとりしているおばちゃま達が居るほど・・・
でも、実際に男性の僕が見てもセクシーなんだから、おばちゃまたちが
そうなってしまうのは、仕方が無いのでしょう・・・・。

それと、河岡先生の凄さを感じるのはダンスに使う音楽の解釈の深さ。
楽譜を見て、音符の中に潜んでいる遊び心や、メッセージを
台本と共に理解して、振付に反映している。
作曲家の大塚先生が、我々の唄を聞いて「私の考えを理解してくれている」って
褒めてくれるんだけれど、それは全て河岡先生の教えどおりのことをやっただけ。

音楽担当の大塚先生の考えが、譜面をみて解ってしまうところが
まさにプロの演出、振付の仕事を見せ付けられている感じ。

唄を唄う際の、気持ちの持ち方も昨日紹介した石崎先生の考えと、殆どずれていない。
そう考えると、プロの仕事って言うのはコンセプトをきちんと理解していれば
分業しても、最後にきちんと物を作り上げられるって言うところかも?
劇団・ステージドアに関わる先生方は、そういう意味では本当のプロ集団だと思う。

これは僕の仕事でも、見習わなくちゃいけないことだなぁって思う。

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芝居の裏話Vol.2 『ボイストレーナー・石崎千穂先生』

2012年06月19日 | Weblog

昨日は、ミュージカルに欠かせない音楽を作曲される
大塚先生の事を書きました。
いわば台本を書く座長と音楽を作る大塚先生はミュージカルの素材を作る側。
今日はその素材の特長や味を、最大限に引き出して舞台を作る側、
劇中の唄の指導をして頂いている石崎千穂先生の話。

石崎先生は東京音楽大学声楽専攻科卒業。
ANミュージックスクール、SET付属俳優養成所、加藤健一事務所俳優教室
等で歌唱指導にあたられて居て、 個人ヴォーカルの指導では、
数多くの歌手、舞台人を育てている。

千穂先生は、今はボイストレーニングの先生として多方面で活躍されているけれど、
元々は御自身が舞台に立たれていたミュージカル女優。

そんな石崎先生のことを昨日紹介した大塚先生がこんな事をブログに書いてました。

『ヴォイス・トレーナーというと何となく発声の先生というイメージがありますが、
石崎さんはそれ以上に、歌詞と曲の関係、その音楽がそうなっている意味、
その表現の意図、そのために必要な歌い方、心の持ち方、等・・・
全てをすばやく的確にとらえ、役者の皆さんに伝えて下さるのです。
そこには、ご自身の人生経験や真摯な人間観などがおのずとにじみ出て、
心を打たれるものがあります。』

そしてここ→ http://www.veritacafe.com/special/060816/index_voice01.html
に、石崎先生へのインタビューが載っています。
凄くためになりますよ。

さて、前置きが長くなりました・・・・
まず、この先生のことを書く時に最初に言いたいのは
石崎先生は間違いなく『魔女』です。
しかも、人を幸せにする『不思議な魔力』を持っている
奥様は魔女系、正真正銘の『良い魔女』だって、僕は信じてます。

まず大塚先生の言うとおり、歌をメロディー通り唄う前に、
その唄が持っている物語や、唄う側の気持ちの持ち方を考えさせられる。
人を元気づける唄なのに、唄ってる本人が元気無かったり、
楽しい唄も笑顔で歌わなければ、聞いている人に伝わらないことを教わる。

僕らが唄っているのを聞いて、駄目な時はその物真似をして
『こんな唄い方じゃ、伝わらないでしょう?』って解りやすく言ってくれる。
そんな話を聞いていると、だんだん皆がその気になってきて、
ちょっとした気持ちの持ちようで、唄が各段に変わって行く。

これは『不思議な魔力』以外の何ものでもないと思っている。
その魔力にかかって、舞台が活き活きする。
こういう先生に出会った僕は、本当にラッキーだなぁって思う。

そして、今でも忘れない先生の言葉がある。
『皆さんは、多かれ少なかれ普段色んな問題を抱えて、舞台に立っている。
だからこそ舞台の上では輝かなくちゃいけない。その姿を観に来たお客さんに
勇気と元気を与えて、帰って頂くのがこの劇団の使命』
この言葉を聴いた時は、丁度僕が悩んでいた時期だった。

正直、涙が出て暫く動けなかった。
あれもきっと『不思議な魔力』だったんだろうなっ・・・て、思う。

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芝居の裏話Vol.1 『作曲・大塚彩子先生』

2012年06月18日 | Weblog

公演まで残り2週間。
先週は仕事の愚痴ばかりで、反省してます。
で、心を入れ替えて今日から劇団のことを少しずつ書こうかと・・・・
第一回は、音楽担当の大塚彩子先生です。
http://www.h5.dion.ne.jp/~prismix2/profile.html

大塚先生と出会ったのは劇団に入ってからだから
かれこれ7年になります。
クールビューティー・・・・って言うのが最初の印象かな?
クラシックのピアノを弾く、深窓の令嬢的な・・・・

でも、ご本人の話を聞くと意外なくらい僕の勝手な思い込みでした。
なんせ、音楽のジャンルは問わないっていうか、
音が出るものは何でも好き・・・・みたいなところをお見受けする。
実はヘビメタが好きだったり、そんな裏の顔が垣間見れるのです。

先生が主宰するバンド『プリズミクス』もそういう感じかな?
弦楽4重奏+ピアノ+ロックバンドみたいな不思議なバンド。
実は僕がリスペクトするギタリスト『竹中俊二』さんも
このバンドで演奏していたのを見かけて、その演奏がタダものじゃない・・・
そんな気がして、彼のライブに顔を出すようになったんです。

このバンド『プリズミクス』も、音楽のジャンルは特に決まって居なくて、
とにかく超一流の演奏家の集団って言う感じのバンドです。
大塚先生の音楽に対する取り組み方って言うのかな?
スポーツなら何でも好き!って言う僕に似ている部分があります。

それが劇団の芝居に使う音楽で如実に表れています。
今回の楽曲は全部で12曲。全て先生のオリジナル。
毎回ほぼ同じくらいの曲数なので、単純に10曲として
7年間で70曲作曲されている事になる。
年間12曲としても、ひと月に1曲だから凄いペースです。

それも一回の公演で使う曲は、全部曲調が違うのも凄い。
多分、芝居の音楽だから、シーンごとに違う曲調にして
芝居そのものにフィットさせようとしているんだと思う。
それも、台本を見て唄う人の技量や年齢に合わせて、作曲されている。

そんな事を意識して、今回の芝居をご覧になれば
大塚彩子ワールドを別の意味で楽しめる気がします。

実は僕が先生の曲を聞く時に注目するのがアレンジ。
出てくる音源の多彩な事・・・・
今回もメロディー通りにきれいに唄うより、むしろ音楽に乗せた
語りのように唄った方が雰囲気が出る曲があります。
で、そういうシーンはいきなり琴や尺八の音源が入って居たり・・・
またそれが、ニヤリとしてしまうほど計算してるんですよ。

そういう意味では、芝居に使う楽曲は大塚先生のアルバムみたいなもの。
役者の顔を思い浮かべながら、その人に合わせて曲を作る。
これはシェークスピアが座付き作家として戯曲を書いて居た手法と似ています。
わが『劇団・ステージドア』は台本と音楽と言う両輪が
役者に合わせて作られている。
そういう劇団は多分、日本では『劇団・ステージドア』くらいなんじゃないかな?

大塚先生は現在、音楽セラピーの勉強で学校へ通っている身。
「学割が利くんですよぉ」って、可愛らしい事を言ってました。
公演を観に来られる機会があったら、大塚先生の音楽にも注目してみたら
また別の楽しみが出来るかも知れません。

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良い感じ・・・・

2012年06月17日 | Weblog

昨日に続いて今日も朝日ホールで通し稽古。
今日は振付の河岡先生に加えて、歌唱指導の石崎先生、
音楽担当の大塚先生に、演技指導をして頂いている堀米先生に
音響の実吉先生など、大御所たちが勢ぞろい。

仕事でなかなか稽古に出られない平野清太郎さんも
仕事を休んで参加してくれて、夕方に合流した大声のおじさんや
PTA会長で多忙の女性も合流して、久しぶりに全員が揃った稽古。

一回目の通し稽古は、平野さんの出るシーンが中心。
でも、元々芝居をするために東京へ出てきた平野さんだから
飲み込みが早い上に、芝居そのものも上手い。
悔しいけど、プロには敵いません。

いつもの事なんだけど、石崎先生が居ると不思議と唄が良くなる。
先生に見られている・・・からなのかも知れないけれど、
それは河岡先生の振付も同じはずなんだけどね・・・・。

多分、石崎先生の『魔力』なのですよ。
真面目な話、石崎先生にはそういう力がある。
先生に見られている緊張感が、良い方向に出るのかな?

本当は振付も、河岡先生が見ている前では同じようになるはずなんだけど
振付は身体を動かすので、同じように行かないのかも知れない。
でも、少しずつ仕上がってきている感じがする。
河岡先生の努力にお応えしなければいけないなって思う。

実際、去年の公演で披露した『ばばぁのダンス』は観に来た友人が
みんな口を揃えて、振付の素晴らしさを言っていた。
あのおばあちゃんたちが、生き生きとしたダンスをして
観客が楽しんでいた。
河岡先生の振付が、遊び心満載だから、観ていて楽しかった。

実際、若手のダンスなんて見てもプロのダンサーとは
歴然としたレベルの違いがあるからね・・・・
中にはプロのダンサーも居るんだけど、全体で見られちゃうから・・・・

今回も男性陣のパフォーマンスは先生も喜んでくれている。
不器用なんだけど、男性陣のチームワークの良さは
ここ数年でどんどん良くなっています。
今回の公演でも、お客さんに喜んでもらえるように頑張らなくちゃ!

2回の通し稽古を終えて、銀座まで繰り出して皆でビール。
大塚先生と、楽しい話が出来て嬉しかったなぁ・・・・

さて、来週で稽古も終わりです。
そこそこの芝居が出来てきました。
良い感じです。

乞うご期待!

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今日から通し稽古2本

2012年06月16日 | Weblog

いよいよ本番まで2週間になりました。
今日から築地の朝日新聞本社に隣接する、
朝日ホールのリハーサル室での稽古です。

稽古場の確保が年々大変になって来ているんだけど
朝日ホールのリハーサル室は芝居の稽古用というより
オーケストラのリハーサル用って言う感じです。

それだけに、唄を唄ってもあまり響かない。
だから自分の声がきちんと出ているのか?
凄く不安になってしまう稽古場なのです。

今日は河岡先生がいらして、先週指導していただいた
芝居と振付のチェック。
最初の通し稽古を見て、先生の顔が明らかに違う。
いつものことなんだけど、一週間で先生に言われたことを
全て忘れてしまっている。
アマチュアとは言え、チケットを買って頂いているんだから
やっぱり、甘い考えじゃ駄目なんだよね。

僕は毎週、先生のアドバイスをメモしているんだけど
それでも忘れてしまうことがある。
ところが、おじさんたち男性陣は意外ときちんと覚えてくるのに
オバちゃんたちは、殆どの人が前回のことを忘れてる。
河岡先生にすれば、ちょっとショックなんだろうな・・・・

芝居も、台詞を完全に忘れちゃってるおばあちゃん。
もう年齢的に仕方が無いにしても、やっぱり一緒にやる以上
その人だけOKっていうわけには行かないし・・・・

稽古で返されるのは決まって同じ人。
それも言われた通りに出来なくて、毎回同じことを注意される。
『はい、解りました』っていう返事が、僕には違和感がある。

それでも、この劇団はひとつに纏まる。
それが21回も続けてきたパワーなんだろうなって思う。
なんせ、今年加わった子は21歳。
つまり、劇団が出来た時に生まれた子なんですよ。

最高齢の人から見ると、60歳以上年齢差があるから
親子どころか、まさに孫と一緒にやってる感じでしょう。
下手すれば曾孫かも知れません。

今日は通し稽古が2回。
お年寄りには、体力的にきついんじゃないかなぁ?
公演まで、あと4回の稽古です。

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