先月、出荷した装置。
僕がやった半田付けが上手くできてなくてクレーム。
18台中、7台が不良品。
元々、僕は手先が器用じゃないうえに、今回の作業は不本意ながらやった仕事。
それでも、一生懸命やったのだけれど、出来栄えが悪かった。
いわゆる『金のとれる仕事』ではなかった。
言い訳になるので嫌だけれど、目が悪くなって細かい手作業をするにも
細かいところがぼやけて良く見えない。
拡大鏡を使っても焦点が合わなくなっているほどなのです。
やっぱり止めておけばよかったのかな?
まぁ、嘆いたところで結果が変わるわけじゃない。
で、思ったのは『いいきっかけだから辞めようかな』。
僕は元々設計者なので、手作業は不得手なうえに、あまり好きじゃない。
この半年、色々と考えていたのだけれど、これという辞めるきっかけもなかった。
ただ、自分の人生を考えると、何だか時間を無駄に使っている
という気持ちが、ずっと続いていて、この間も、友人の所長に
『8月で定期がキレるけど・・・・』
と言って、それとなく進退伺いをしたばかり。
今の仕事をやっていて、周りの意識があまりにも低いので
僕が嫌になっているのも、そういう気持ちに拍車をかける。
そんな僕の心中を、所長はなんとなく察している様子。
『気持ちは解るけど、もう少し付き合ってくれないか?』
と言われたばかり。
それでも、まだ役にたっているみたいだし、頼りにもされているので
自分の存在感はある程度満足されているんだけどね。
でも正直な話、自分のやった作業の質があまりにも悪いので、
自分が腹立たしいし、そんな自分にガッカリしている。
本塁打を打てなくなった野球選手、ボールが蹴れなくなったサッカー選手みたいで
『もう、いい潮時かな』
という気持ちが、どんどん強くなってきているのも本音。
元々、長くて2~3年と思っていて、引き受けた仕事だったという事もある。
ただここへ来て、去年から悪戦苦闘して半年間もかけて作ったオリジナルの装置を
下期に納入する話が再浮上している。
キャンセルと言われて、去年は丸々その費用が赤字になってしまった。
でも、その納入が実現すれば、その売上げ数百万円が今年度利益になる。
その納入には、たぶん僕が行かないと駄目だろうし・・・・
そうなると、10月以降まで居無いとならない・・・という事になる。
あと一か月、定期の期限が残っているのでその間に考えようと思う。