『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

公演後記・その1 『良い客が、良い舞台を作る』

2014年06月30日 | Weblog

初日の土曜日の公演は、いつも夕方6時過ぎからの一回だけ。
初日は朝から舞台の仕込みで、皆10時半くらいを目処に集まる。
今回は、大道具の搬入の手伝いがあるので、僕ら『パシリ』の
50代と、若手のメンバーは搬入の手伝いに借り出された。

搬入が一通り終わって、通路に化粧台をセットして男性陣の楽屋が完成。
そのあとは、2時過ぎから始まる場当たりや舞台での通し稽古まで、
体操をしたり発声練習をしたり、思い思いに時間を過ごす。

男性陣は楽屋で、鼻歌のようにしながら歌を合わせる。
『ほら、違うよ!もう一回!』と、最後までオジサンたちの練習。
今年はこういった時間をしつこくやってきたのですが、オジサンたちは
文句ひとつ言わず、よくやってきた気がします。

昨日もちょっと書きましたが、リハーサルでアクシデントがありました。
最長老のおばあちゃんが、自分の出番なのに客席で見ていて、
僕らは舞台の上で呆然として、山中君の機転でその部分を飛ばして進めたんだけど、
次に進めようとしたら、なんと突然、おばあちゃんが舞台に現れて、
僕は、動揺して台詞が飛んでしまった・・・・。
そして、次の台詞は台本とは違っちゃったけど、それを受けたエドさんが
なんとか繋いでくれたんだけど、本番でなくて良かったです。
リハーサルが終わって、『おばあちゃん、ボケちゃったのか?』
と、皆が心配したくらい・・・・
それで、本番には舞台監督に手助けをしてもらって、おばあちゃんの出番を
支持してもらうことにした。

そして本番。
出番前に、男性陣全員で腕をぶつけ合って気合を入れる。
今回の芝居は、劇団創設以来始めて、男性陣だけで幕が開き、唄を歌う。
唄に入る前にテンションをあげるのが僕の役目。
本番は、やっぱり少しずれる人が居たけれど、男性陣の一体感は出た気がします。
そういう意味では、稽古のときからずっと4人組がチームワークを育んできた
そういう部分が出た気がしました。

一番助けられたのは、最初の曲の後でお客さんが拍手をしてくれたこと。
これで、この後の芝居はお客さんの反応がどんどん良くなって行きました。
朝から雨が降ったにも関わらず、開場して15分ほどで殆どの席が埋まった。
お客さんは出演者の友人や身内が多いのだけれど、芝居をきちんと観てくれる。
芝居を一緒に楽しみ、役者に勇気や元気を与えてくださる。

今回の舞台ほど、『良い客が、良い舞台を作る』と感じたことは有りません。
そういう意味で、今回の公演は御客様に感謝しなければいけませんね。

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公演終了

2014年06月30日 | Weblog

土曜日、日曜日は青山円形劇場で行う最後の公演でした。

あいにくの雨模様。
それでもほぼ満員のお客様に感謝です。

土曜日は舞台で通し稽古を一回やった後に、照明や音響の調整をして
その通し稽古で、アクシデントがあり、最長老のおばあちゃんが
出番なのに客席で見ていて、その部分を飛ばして進めたんだけど、
突然、舞台に現れて台詞が飛んでしまったり・・・・。
それでも、リハーサルでよかった。
本番は、舞台監督にお願いして出番をコントロールしてもらうことにしました。

夕方18時半から、最初の公演。
とにかく、やるべき事は全部やったので、失敗を恐れずやるだけ。
僕のソロで始まる、男性陣の唄でミュージカルが始まりました。

土曜日の芝居は、昼間のリハーサルがあったので、失敗こそなかったものの
やっぱり失敗しないように、ちょっと芝居のテンポもなかなか上がらない。
それでも、お客さんの拍手や笑い声で役者もだんだんエンジンがかかる。

サッカーの試合で、サポーターの応援に鼓舞されていい試合が出来るように
役者だけでなく『上手なお客さん』が、芝居では重要な要素になるのです。
そういう意味では、本当にいい公演が出来ました。

今回は日曜日の昼の公演で、僕が大ポカをやってしまいました。
その件については、明日からゆっくり話しましょう。

日曜日の夕方は、直前に局地豪雨に見舞われ、電車が止まって
お客さんの入りが悪く、時間を10分遅らせて開演しました。
それでも、ずぶ濡れになりながら着て頂いたお客様で、会場はほぼ満席。
本当に、お客様には頭が下がります。

全3回の公演は、多少のアクシデントがあったものの無事終了。
打ち上げが終わって、終電車に乗って帰宅しました。

公演に来ていただいた観客の皆様に、心から御礼申し上げます。

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フラワーアレンジメント教室・『テラリウム(Terrarium) 』

2014年06月27日 | Weblog

明日から2日間、劇団の公演。
雨が降らなければ良いけど・・・・・

そんな中、昨日は最近ハマっている生け花を無料でアドバイスしてくれている
加藤ひろえ先生の指導による『フラワーアレンジメント』教室へ行ってきました。
この日のお題はガラスのケースの中に多肉植物などを飾る「テラリウム」。

『テラリウム(Terrarium) 』とは陸上の生物(主に植物や小動物)を、
ガラス容器などで飼育・栽培する技術。
園芸のスタイルとして、陸上動物の飼育ケージとして、多くの園館や研究者、
さらにはアマチュア愛好家によって製作され、広まっているそうです。
て言う事は、蛇やトカゲを飼っている、水槽みたいなの・・・・あれもそうなんですね。

新宿でJRから地下鉄に乗り換える時に結構な距離を歩くのと、
時間の余裕があったので日本橋の地下鉄馬喰横山からではなく、
ちょっと遠めのJR神田から20分ほど歩いて行きました。
神田って、道路が斜めに交差するから土地勘のない人は迷うかもしれないけど、
僕の場合は秋葉原に住んでいたので、地図が無くても大丈夫なのです。

で、到着したら丁度始まるところ・・・・
置くタイプと、吊るせるタイプの2種類が有ったんだけど僕は吊るすタイプを選択。
昨日使った植物は『多肉植物』を中心にしたもの。

器と言って良いのだろうか?いわゆる容器は涙型のガラスで横に丸い穴があいている。
その中に「オアシス」という、吸水性の高いウレタンを置いて、ミズゴケを敷く。
そこへ飾り付けるのだが、どうやっても指の先しか入らないサイズ。

それで、まず使う植物の素材をいくつか選んで、どんな形にするかを思い描いた。
最近、花を花瓶に活けているのだけれど、ひろえ先生から「前後左右」の見え方を
意識して花を花瓶に挿すようにというアドバイスを貰って、花を活けている。

僕の選んだのは、吊るすタイプの『テラリウム』なので、同じように考えて
どの方向から見ても、違った表情になるように配置を考えた。
出来た作品はこんな感じです。
     

実は「多肉植物」って言うのは、見た目が嫌いで避けていたんだけれど、
いざ手にしてみると、いわゆる生花とは違った表情がある。
派手じゃないけれど、どちらかと云うと部屋などに飾った場合に
インテリアに溶け込みやすい、控え目さと可憐さが同居するような・・・・

しかし、この『テラリウム』。
手が入らないから、植物を入れる順番まで考えないといけない。
手こずりながらも、何だか夢中になって独りの時間が出来る。

元々、会社に居てもイライラするだけなので、気分転換を・・・・・
フェイスブックでボヤいたら、ひろえ先生が「お花でも活けましょう」
とコメントをくれたのがきっかけで始めた事。
最近は、毎週月曜日に花を買って活けるのが楽しくなってきた。

やっぱり、植物は裏切らない。
気持ちを込めて作った「テラリウム」は、なかなか良い雰囲気です。

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最後の通し稽古

2014年06月26日 | Weblog

昨日は夕方から1回だけ、最後の通し稽古。
最後のシーンだけ、手直しがあって始まったのは6時50分。
僕はいままで、最初の唄に入るテンションがどうしても下がってしまうので、
日曜日に稽古の様子を観に来ていただいた堀米先生に相談してアドバイスを受けた。
それで、この日まで冒頭シーンの芝居を練習してきた。

稽古が始まる前に、男性陣に集まって貰い芝居を変える旨を伝えて、
皆がその事を了解してくれて、通し稽古が始まった。
いきなりそのシーン・・・・
自分では、上手く行ったと思ったのだけれど、演出家の意見を聞かない事には結果は解らない。
唄が終わり、いつもと小道具の位置が違うので、男性陣が退場する際にちょっと戸惑った。
控えの場所に戻って、その事を反省しているうちに、次の出番・・・・

完全に出とちりしちゃって、焦ったけど、その後はいつも通り芝居が進んだ。
再び退場した後に女性陣の芝居のテンポがどうもよくない。
それで、男性陣を集めて
『次のシーンで、台詞の受け渡しに隙間が出来ないようにしてテンポを上げましょう。』
と、ちょっとしたミーティング。
その甲斐があって、次のシーンから男性陣の芝居のテンポが良くなった。
面白いもので、テンポが良くなると芝居も乗って来る。

いつもより芝居に余裕が出来るって言うのかな?
サッカーでいえば、パス回しがスムーズに進む感じ。
日本代表に欠けていた部分ですな・・・・・(笑)

あっという間に1幕が終了。時間はいつもより1~2分短い1時間05分。
今月の始めの頃は1時間12分だったのだから、大分短縮された。
『私の出とちりで、15秒はロスしてます』
と座長のところへ行って謝ったら、座長が笑いながら、いつも芝居の稽古を見ながら
駄目だしをする項目を書いたメモ書きを見せてくれた。

そこには『冒頭シーン、Good』と、僕の練習してきた部分について書いてあった。
何だか、ちょっと嬉しかったなぁ・・・・
褒められようと思ってやっている訳じゃないけれど、やっぱりGoodと評されれば
嬉しいし、やる気も出る。

2幕はちょっと台詞が飛んじゃった人が出たりはしたが、55分で終了。
こちらもこの間の土曜日より、さらに短縮されて良い感じ。
みんな、本番前の稽古と云う事もあって、気持ちが入っていたのだと思います。

帰りにプチ打ち上げで、座長や姉さま達と一杯やってきました。
一緒に戦友を演じるエドさんと、『今日は良い感じで出来ましたね』
と、いろいろ問題があるにせよ、頑張ってやってきた事をお互いに労う。

残るは本番前の、舞台稽古のみ。
週末は思い切り、はじけて楽しい芝居をお届けしようと思います。

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高いレベルを当たり前のように目指していなければ勝てない

2014年06月25日 | Weblog

予想通り・・・と言ったら、選手には失礼かも知れないけれど、
このグループは初戦を落とした時点で、決定力不足が露呈して
『勝てないな』と感じていた。

と言うより、そもそも代表のメンバーを見た時に
大会になったら手詰まりになる気がして仕方がなかった。
例えば絶対的エースの本田が、徹底的にマークされるのは誰もが予想したはず。
そのときに、もう一人、本田に匹敵する選手が居ないと何も出来なくなる。

香川はマンチェスターユナイテッドで、今期使われなかったから
試合勘が鈍っているし、そもそも使われなかった理由は『守備をきちんとしないから』
と、前監督のメッセージはハッキリしていた。
初戦に奪われた2点は、その香川のサイドで、なおかつ香川の守備範囲から
放り込まれたクロスボールによるもの・・・・・

ギリシャ戦では10人相手に点が取れない。
Jリーグで点を取っていた大久保がサプライズ選出されたが、
決定的な場面で枠に飛ばないフォワードなんて、話にならない。
大久保は、『シミュレーション』まがいのダイブを何度もしていたが
倒れてファールを貰おうとするには、本田くらいフィジカルが強くないと
『倒された』と審判は判断してくれない。

控えの選手も似たようなタイプの選手ばかりで、上手く行っていたときの
対応には良いだろうけれど、オプションと言う点で変化が出ない。

他の国のフォワードを見ると、日本選手の走るスピードの無さを感じた。
パワープレイをするならば、豊田やハーフナーみたいな選手を
一人は入れて行くべきだったし、スピードと言う点ならば、
アーセナルに居る宮市みたいな圧倒的なスピードで走るタイプを入れるべきだった。

ザックジャパンは、そういったオプションを捨てて自分たちのスタイルで
戦い抜くという布陣だったのだから、それはそれでいい。
ただ、相手に手の内を読まれ、それが打開できない時に、
このチームの結果は見えていたような気がする。

今まで他の大陸の勝てそうな相手と、親善試合でしか欧州の国と
対戦して来ていないから、戦績は良かったのだろう。
アジアカップで勝っても実力は『アジアレベル』でしかなかった。

勝てる相手、勝てる試合しかやっていないと、こういった落とし穴がある。
そういう意味では本田は、自らの退路を公言することで塞ぎ、
心身ともに鍛え続けてきた。その姿勢は本当に尊敬できる。
こういったタイプが日本代表に何人いたのかな?

これは僕の仕事でも同じ。
今の技術で出来る仕事以外に、失敗を繰り返して覚えなければならない事や
基礎的な部分を、おろそかにしているようでは生き残れない。
より高いレベルを当たり前のように目指していなければ、勝てないのですよ。

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二次元のものが三次元になる

2014年06月24日 | Weblog

今週末はいよいよ公演です。
今年一杯で閉館となる青山円形劇場では最後になります。
あんな劇場が無くなるなんて、ちょっと残念ですが、
政治家の皆さんの考える事は本当に良く解りません。

先週の稽古に、音楽担当の大塚先生がいらっしゃいました。
久し振りに会って、少しばかりお話をさせて頂きました。
実は最近、大塚先生のやられている仕事や、ご自身のブログが
僕の心の支えや励みになっていると話をしたら、先生も喜んでくれていました。

その大塚先生のフェイスブックにこんな事が書いてありました。
『台本という紙と文字だけの、いわば二次元の世界から、
実際に人が喋って動いて歌って、舞台が立ち現れる・・・・
二次元が三次元になるような飛躍があります 』

これって、世の中のすべてに共通するものじゃないかと思います。
大塚先生の場合は『作曲家』だから楽譜→演奏・音楽
座長のような『脚本家』は、台本→芝居・舞台
その他『建築家』→設計図→工事・建築
『料理人』→レシピ→調理・料理
僕のような仕事では『設計技師』→設計図→加工・組立
その他、世の中のものは形の違いさえあれ、皆同じだなって・・・・
二次元から三次元への飛躍、変換、創出・・・・
色々なものが、そうやって生まれて来る。

頭の中にあったモノが、こう云ったプロセスを経て現実になる。
労力、時間、知恵、技術、チームワーク・・・・
その他諸々があってこそ、実現可能になる。

何に対しても熱しやすく冷めやすい僕が、自分でも信じられないくらい
夢中になれて、辛くても諦めずに設計と云う仕事を25年も続けて来られたのは
そういった2次元から3次元への転換が面白いからなんだと思う。

趣味の『音楽』も自分で作曲するから楽しいのであって、
コピーバンドが性に合わないのも、そう云うところなのでしょう。

そう云う意味では『芝居』は1人では出来ないから、もっと奥が深い。
脚本があって、演出があって、それに共演者とのチームワークがあって・・・・

考えてみれば、サッカーと云うスポーツが楽しいのもそれに似ている。
相手によって、試合の進め方を臨機応変に変える。
個人のアイデアを、周りがどれだけ感じるか・・・・?です。
結果が伴わなくても、そう言った時間をどれだけ作れたか?ですね。

今週末の公演では、台本という2次元のものが舞台で3次元になる。
思い切り楽しんで、観に来たお客様に何かを感じて貰えたら・・・・
と思います。
写真は過去の公演のそんなワンシーンです。

2006年6月 第15回公演「ミュージカル・錨を上げて」

2007年6月 第16回公演「Homecomming・帰郷」


2008年7月 第17回公演「カフェ・イルマーレ(家族の肖像)」

2009年5月 第18回公演「いつまでもあなたを」

2010年7月 第19回公演「魔女は永遠に」

2011年5月 第20回公演「人生は一度きり!」
 
2012年6月 第21回公演「今夜はホテル・エミリアで」

2013年5月 第22回公演「3人姉妹」
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憲法改正を言う前に、沖縄のことを思い出せ!

2014年06月23日 | Weblog

『誓った平和、忘れない 69年目の沖縄戦・慰霊の日』
http://digital.asahi.com/articles/ASG6Q76JPG6QTIPE016.html

今日は戦後69回目の沖縄戦・慰霊の日
太平洋戦争末期に、唯一地上戦が行われ住民の4人に一人が命を失った沖縄。
戦争が終わり、散乱する白骨を拾った人の話を何かで読んだことがある。
人の血肉を吸った土を耕し、作った畑には芋(いも)を植えた。
だが、不思議な事にその部分だけ異様に葉が茂った。
引き抜いた芋は不気味に大きかったという。
当時9歳だったその人は、そんなものを食べて育ったいう。

今、憲法改正や集団的自衛権の行使で、自民党は躍起になっているが、
終戦記念日や、各地にあるこう云った慰霊の日のニュースを聞くたびに
自分の両親が言っていた言葉を良く思い出す。

父はいわゆる『情報部隊』に居たため、戦地には出向かず生き残ったが、
同級生や同窓生に多くの戦死者が居たそうだ。
終戦の年には、アメリカ軍が日本向けに日本語で放送していて、
大本営の発表することが、全て嘘だったことを知っていた親父。
自分の周りの人間が死んで行く悲しみは、言葉で表すには軽すぎる。
そんなことを言っていたのを思い出す。

本土決戦などと言っている、大本営の阿呆さ加減に「日本は滅びる」とも思ったそうだ。
実際に地上戦があったのは沖縄だけ。
敵国の戦車や兵士が、すぐ目の前までやってくる恐怖を、本土の日本人は経験していない。
経験したのは、沖縄の人たちだけなのだと言う事実もきちんと伝えないと・・・・。

70年間、戦争をしないことを守り続けてきたのは紛れもなく憲法9条。
集団的自衛権を行使すると言うことは、アメリカやイギリスのように
テロまでも受け入れる覚悟が要るということを、政治家は一切口にしない。

得るものが何なのか?国際的な信用?
日本が世界から尊敬されているのは、憲法9条によって不戦の誓いをして
それを70年もの間、堅持してきていることなんじゃないのかなぁ?
僕には全く得るものが無く、失うものがあまりにも多い気がしてならない。

自民党は、衆議院を解散してもう一度国民に問い直す必要があるんじゃないか?
たぶん、そんなことをしたらせっかく取り戻した政権を失いそうだから
政権が手の内にある間に、変えてしまおうと考えているようにしか見えない。

戦争の悲惨さを知らない政治家たち。
憲法改正を言う前に、沖縄のことを思い出せ!
日本の安全は、お前たちには守れない。
自信があるなら、解散して総選挙でもしてみろよ。

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劇団ステージドア・『稽古終了』

2014年06月22日 | Weblog

昨日から広い『ダイヤビル』での稽古。
今日は2回の通し稽古がありました。
振付の河岡先生、歌唱指導の石崎先生、衣装担当の小林先生に加えて、
今日は演技指導の堀米先生もお見えになって、本番さながらの通し稽古です。

1回目の通し稽古の前に、長い事休んでいた人の振付を確認。
細かい修正が入って、1時間半ほど確認と練習をした後に、
皆が、本番の衣装に着替えての、通し稽古がありました。

ここまで来ると、もう今までやってきたものをしっかりやるしかない。
大事な事は堂々と芝居をやって、楽しむ事です。

今日は男性陣が集まっていろいろ話をしたんだけど、その中で
この5ヶ月間感じてきた事を話させて貰いました。
それは『稽古を始めた時のゴツゴツ感が無くなった』と云う事。

今回の芝居は、男性陣が4人でやる芝居が殆どなので、
チームワークも大事だけれど、戦場から帰ってきた元戦友という役柄上、
『男臭さ』を出さないといけないなと、ずっと思ってやってきました。
多分、それは皆さん同じ思いでやられて来たと思います。

でも、この1カ月くらいの間にその『稽古を始めた時のゴツゴツ感』が
何処かに行ってしまい、僕を含めて『見栄えのいい演技』になって
僕が感じていた『ゴツゴツ感』とは、全く違うものになっちゃった。

何が変わったのかはよく分からない。
多分、芝居が上手くなってるんでしょうね。
『泥臭さ』が『バター臭さ』になってしまったような・・・・・

今回の芝居で先生達や座長が要求するのは元軍人の男臭さ。
多少、不器用でもそう云う部分が芝居に欲しいのだと思います。
その話を聞いていた座長が、『その通り』と言っていたので、
僕の考えや、印象は間違っていないと思いました。

何をどうすればよいのか?全然解らないのだけれど、
そう云った僕の感想を男性陣がキチンと聞いてくれるのは、
『流石、人生の先輩達だな・・・・』と思ったし、そう云う話が出来て
聞いて貰えたのは、良かったと思いました。

もしかして『男臭い』演技と云うのは、凄く難しいのかも知れません。
いつも浮足立っていなくて、どっしりと構えている・・・・
ユーモアのある芝居も、そう言ったベースの上でやるのは、難しいです。

そして、今日は唄の言葉合わせをやりました。
全員が同じ口調で歌詞を口ずさむ。
1人でも違うとやり直す・・・・・これで、今までよりずっと良くなった。
いままで、こんな簡単な事に気がつかなかった事が残念ですが、
それでも、まだ少しだけ時間があるので本番までには、もう少し良くなるでしょう。

そして最後に堀米先生にアドバイスを頂いた。
冒頭のシーンで唄うM1に入る前の芝居。
唄に入る前のテンションを維持するのが凄く大変で、
ずっと悩みながらやってきたけど、先生のアドバイスで少し見えてきた。
水曜日にやる、たった一回の通し稽古までに練習しておこうと思う。

さぁ、泣いても笑っても本番まで1週間。
来週の今頃は打ち上げで飲んだくれてます。

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今日、明日は通し稽古

2014年06月21日 | Weblog

今日と明日の2日間で、いよいよ稽古は終わりです。
今日は衣装や小道具として使えそうな小物を持って行くので
荷物が多かったのですが、こう云う日に限って雨降り・・・・

小道具は舞台となるカフェに使う道具。
カフェに有りそうな物を考えて、珈琲ケトルと珈琲ミル、ミキサー
を持って行ったのだけれど、ミキサーは却下されちゃった。

今年の稽古はいつもに比べると、何だか規模が小さい気がするのだけれど、
それは単なる気のせい。
例えば毎年、ダイヤビルで行う最終稽古は、音響さんが来て
稽古の後に録音をしたのだけれど、今回は音響さんの都合で日程が合わず
先週の稽古の後に録音があったので、やるべき事はやっている。
ちょっと勝手が変わると、そんな気になるのは歳をとったせいでしょうね(笑)

今日は通し稽古を2回やりました。
1回目は男性陣のシーンでミスがあって、ハリーさんが台詞を忘れちゃった。
それを見て、座長が怒鳴ったので主役のチャーリーまで台詞が飛んじゃう。
こう云う時は連鎖反応が起きるもので、台詞を飛ばして進めたものの、
リズムがおかしくなって、台詞も微妙に間違ってしまったり・・・・

でも、台詞の違いはお客様には解らないから、本番になったら
芝居が流れれば大丈夫なのだけれど、素人だから往々にして滞っちゃう。
だから、そう云う状況だけは避けるようにしないと・・・・

そのシーンが終わって、控えの場に戻ると男性陣だけで打ち合わせ。
何処で間違ったか?を確認して、何かあった時に上手く繋ぐ方策を練る。
こういう事を確認し合うのも、公演間近の稽古では大事なことです。

芝居のテンポはだいぶ良くなってきました。
1幕は最初1時間12分かかっていたのが、今日は1時間8分。
2幕も1時間から55分と合計で10分近く短縮できています。
ただ、時間を意識しすぎて、芝居が雑になる事もあるので
そのあたりは、気をつけないといけません。

時間をかけてもしっかりやる台詞と、そうでない台詞があるんだけど
往々にして自分の台詞をたっぷりやっちゃう人が多いのが
芝居が間延びする原因なのです。

でも小返し(部分的にやり直しする稽古)をやった上で、
2回通し稽古をすると、さすがに疲れます。
僕でさえ疲れるんだから、年配の方々はさぞやお疲れでしょうね。

さて、明日は衣装をつけて本番同様にノンストップで通し稽古です。

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『盗人猛々しい』とは,このことだね

2014年06月20日 | Weblog
☆女性蔑視ヤジ 広がる波紋
http://digital.asahi.com/articles/CMTW1406201300001.html
☆都議会:セクハラヤジに抗議署名3万人超 ネットで広がる
http://mainichi.jp/select/news/20140620k0000e040286000c.html
☆都議会:セクハラヤジ問題 発言者特定を 塩村都議が要求書
http://mainichi.jp/shimen/news/20140620dde041010035000c.html

このニュースを見て、何とも思わない人は心の何処かで『女性を蔑視』しているのでしょう。
都議会と云う場で、テレビの映像にもその声がハッキリ残っているのに、
インタビューを受けた自民党議員は『そんな声は聞こえなかった』とおとぼけ…
その上、発言者の特定はしない・・・・だとさ。

都議会の会議中のヤジは正規の発言では無いため、議事録には記載されないらしい・・・・
つまり、記録に残らないからトボければ、問題にならない。
これって、顔が見えないインタネットの書き込みと一緒ですな。
犯罪者の心理にも通じるところがある。

都議会会議規則では
「何人も会議中はみだりに発言し、騒ぎその他議事の妨害となる言動をしてはならない」
と定めるが、違反しても罰則は無い。
国会中継を見ていても、不快になるほどヤジが飛ぶ。
酷いのになると、発言者の言葉をかき消すように怒鳴りまくる議員も居る。
『ヤジは議会の華』などと、何か勘違いして居る議員が多いよね。

僕も頭に血が登ったり、興奮する事があるけれど、
会議中に人の発言を遮るような事はした事が無い。

オマケに今回の発言は『女性蔑視』の発言。
ちょっと品の無い表現になるかも知れませんが、昨日のヤジを自分に置き換えたら
圧倒的大勢の女性の前で『あらぁ…起たないのぉ?』って言われて、
笑われたのと同じなのではないかと、思ってしまった。

塩村議員は、昨夏の都議選で初当選し、この日初めて質問に立った。
そう云う事も含めて、舐めた態度でヤジを飛ばしたのだろうけれど、
あの時さぞかし悔しかったでしょうね。
悔しいのではなく『情けなかった』上での涙だと推察します。

今の時代『女性蔑視』なんて、開発途上国やイスラム圏の国ぐらいで、
公の場でこんな事がまかり通るのは、先進国では日本くらいじゃないの?
外国だったら大きな問題になって、議員生命は終わりになるだろう。

最悪なのは舛添都知事が、一緒になって笑っていた事・・・・・
あの人、都知事選に立候補した時『女性の社会進出支援』を訴えてなかったっけ?
猪瀬さんの方が良かった気がするよ・・・・やっぱり。

ついでにと言っては何だが、この記事がとどめ・・・・
☆都議会セクハラヤジ問題、処分求める要望書が不受理「都議会に自浄能力なし」
http://www.alterna.co.jp/13183

あはは、『盗人猛々しい』とはこのことだね。
やっぱり、国政も都政も自民党系の政治は駄目だわ・・・・・
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『勉強以外に大事な事』

2014年06月19日 | Weblog

会社で時間をつぶすのにいつも見ているダイアモンドオンライン
http://diamond.jp/という、
ダイヤモンド社のビジネス情報サイトがある。
僕は10年以上前から、会員登録して購読して居るんだけど
今日の記事はちょっと興味深かった。


その記事は
『韓国船事故の被害拡大は水泳の授業がなかったせい?
      社会の歪みを映す中国・韓国人の知られざる日常生活』
http://sys.diamond.jp/r/c.do?Z7f_24CE_rZ_vow
と云うもの。

日本では当たり前のように学校にあるプールが、韓国や中国の学校の99%には無いそ うだ。
2010年の韓国政府のデータ
韓国のプール設置率        体育館の設置
小学校:1.3%(日本は84%)   68%(日本は94%)
中学校:0.9%(日本は64%)   75%(日本は89%)

こう云う事を書いて、日本は奴らより上だ・・・・・なんて事を言いたい訳じゃない。
この中には『韓国の海洋警察職員の3割は泳げない』とか、ちょっと驚く情報が書いてある。
隣国の事を知っているようで、実は全く知らないのだなぁと思った。
この記事の著者も書いているが、『何だよそれ・・・・』と云う感じ。
韓国人は泳げないから水に対して抵抗があり、船から果敢に飛び出せなかったのだ。

この記事には色々と書いてある。
日本では学校に給食があり、給食当番が協力して配膳する事で、食べ物に対する感謝、
友達への思いやり、協調性を学ぶ。掃除当番もしかり・・・・
著者の友人の中国人は
『日本の学校の教室では誰も監視していない。
教師が指示もしていないのに、子供達がきちんとやっている』
と言ってる話も書かれている。

要は国民性、民度が育まれる環境が全く違うのだ。

読んで共感したのは
『少なくとも人間形成の場である教育現場で、日本では勉学だけが重視されてきたわけではない』
と云う部分。
色々と問題があるかもしれないけれど、少なくとも我々日本人は学校で
『勉強以外に大事な事』を、教えられてきているんだと思った。

以前、会社で人を育てるのは子育てと同じと書いたことがあるが、これは会社でも全く同じ。
そういう意識のない人間が管理職、組織のリーダーに据わっている会社の企業風土は
韓国や中国の話と同じなのだと。
「中国人や韓国人が持っていた仁、義、礼、智、信などの孔子の教えは、
今は本家ではなく、ここ日本にある」
嬉しいじゃありませんか!

そう言えば、今開催されているW杯で日本人サポーターが、会場のごみを拾って
応援に使った青い袋に入れて帰った事が世界中で話題になっているが、
それを観て、『俺達にはこう云う発想すらできない』と、
一番ショックを感じたのが韓国人、中国人だったそうだ。

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劇団ステージドア第23回公演『帰ってきたあいつ(Reborn)』

2014年06月18日 | Weblog

今月末の28日、29日に劇団・ステージドアの公演があります。

御蔭さまで、チケットの売り上げも上々で、手持ちのチケットは
完売になりました。
まだ、日曜日の夕方5時からの分は、若干あるそうですが・・・・

いよいよ今週末の稽古が最後の稽古になります。
いつも通り、永代橋の近くにあるダイヤビルの大会議場を貸し切って、
衣装を着けた通し稽古をやります。

このダイヤビルは幅8m、奥行き9mのサイズが取れる数少ない場所。
かつてこのビルの運営会社である三菱グループの三菱倉庫の取締役だった
御仁が劇団に居るため、毎年のように無理を言って貸して頂いている。
そう云う意味でも、贅沢な劇団だなぁと思います。

今回の芝居は『帰ってきたあいつ(Reborn)』というお馴染の
ヒューイロックフィールドの原作を翻訳したもの。
あらすじを簡単にご紹介しましょう。
アイオワ州にある人口2000人の過疎化が進む田舎町が舞台。
かつて大勢の女性と関わり去って行った男が、特殊部隊の一員として
アフガニスタンの戦争に参戦した際に、手榴弾で顔に大怪我をした。
戦争から帰還した後にメキシコのマフィアの元で10年を過ごして、
突然、元戦友4人(町長、校長、外科医、戦争後遺症の失業者)を頼って、
この田舎町に男が帰ってきた。
それも、マフィアから金と女を奪って・・・・・

一方で、男と関係が有った女達が、男が町に戻ってきている事を嗅ぎつけた。
彼を憎んでいる女、いまだに忘れられない女10人が結託して、
その男を殺そうという話で盛り上がる。

もう一方では、男が所有する広大な土地を巡って、小さな町に争い事が始まる。
元戦友4人の立てた作戦で、秘密裏にカナダへ男を逃がす計画は
順調だったのだが、ちょっとした事から別の方向へ進んで行く・・・・

と言ったところでしょうか・・・・・。

今回の舞台はアイオワの田舎町なので、衣装のコンセプトは『デニム』。
皆、それぞれジーンズやらスカート、アクセサリーに工夫を凝らして登場します。

おじさん軍団演じる元戦友の4人は、それぞれキャラクターに合せた
服装を衣装にしますが、皆さんなかなか似合って居ますよ。
僕だけ、みすぼらしい恰好で登場するのが残念です・・・・・うぅぅ…

おじさん軍団のウィークポイントである『唄』。
今回はどんな仕上がりを見せるのか?
今週末の稽古で成果が出ると良いのですが・・・・・

乞う、御期待!

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『普通の大人じゃない』

2014年06月17日 | Weblog
ある友人から言われた事。
『ゆうちゃんは普通の大人じゃないから・・・・』
その後に来るのは何なのだろう?なんて考えちゃう。
この場合『好かれる』『嫌われる』のどっちかなんだろうけれどね・・・・。
最近、あまり精神状態が良くないのでこんな事を考えるようになってしまったのだ。

考えてみると、プライベートの人間関係では親戚と友人しかいない。
勿論、友人の中には会社関係の仲間も大勢居る。

親戚の中で、僕は『馬鹿』と云うのが定着して居る。
これも愛情を込めた上での『馬鹿』と、嫌われ者に対する『馬鹿』があるけれど
幸いな事に、後者の『馬鹿』は僕の周りには存在しない。
ただ、『嫌われる』事が無いかと言うと、そうでもない。
すくなくとも兄弟の家族は、僕を良く思っていない人も居るみたいだから・・・・

友人は、気に入らなければ付き合わなければ良いのだから勿論存在しない。
つまり、プライベートでは僕は『嫌われる』事はない。

ところがオフィシャル(と云う表現が正しいかは別として…)の会社となるとそうじゃない。
僕の事を嫌いな人、疎ましく思っている人は沢山居ると思う。
だからこそ、会社で干されたり、手柄を横取りされたりするのでしょう。
でも、何が悪くて、何処が疎ましくて、『嫌われる』のか?
全く理解できないのです。

逆に僕が嫌いな人は『非礼な人』『他人に意地悪する人』の2種類だけ。
非礼な輩と云うのは、本人に認識が無い場合が結構あるので、嫌いと云うより
『苦手』『付き合いたくない』という方が正しいです。

会社や劇団みたいな、組織で動くところはそう云う『苦手』な人とも
付き合わなければならないので、その場合はなるべく軋轢を生じないように
気をつけているんだけどね。
幸い、劇団ではそう云ったギスギスしたものが無いので助かってます。

でも、僕は会社の人間から嫌われる理由が良く解らないのです。
友人いわく、僕は自由奔放で思った事は躊躇わずに手がける。
『そんな奔放さを気に入らない人が多いのではないか?』と言われるのです。
多分、その友人が言う『普通の大人じゃないから・・・・』なのでしょう。

確かに職歴一つ取っても、舞台関係→珈琲問屋→自動車整備士→解体業→電気設計と
つまらなければ簡単に転職して、全く一貫性の無い仕事をやりながら今の仕事に辿り着いた。

趣味も今もやって居る音楽、サッカー、芝居に行き着く前には、
ビリヤード、ギャンブル(麻雀、パチンコ、競馬)、登山、バイク、
車のレース、ウィンドサーフィンと本当にやりたい事を本気になってやってきた。

今の仕事も、きつくても楽しみながらやってきたから、いろんな経験が出来た。
そういう楽しい仕事ばかりやってきたから、妬まれるのかなぁ?

でもね・・・・
その、人を妬んだりする思考回路が僕には無いから、そう云うのって理解できないのですよ。
自分より凄い人が目の前に居たら、単純にリスペクトするし
『ラッキー!友達にして貰おう』って、そう云う状況が嬉しくて仕方が無いんだけど・・・・

嫌われないように生活するって言う感覚も、良く理解できないし・・・・
それが『馬鹿』と言われ、『普通の大人じゃない』という事なのかしらん・・・・???
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『伝えようとする気持ちの強さ』

2014年06月16日 | Weblog

昨日は稽古の前に、座長が男性陣だけを集めてミーティング。
座長が話したのは、演技や台詞の言い回しなどと云う、テクニック論ではない
芝居をやる時の『気』の話だった。

芝居をやる時に『気』が無いと、観ている人には何も伝わらない。
どんなに台詞が上手く言えても、舞台からそう云った『気』が伝わらないと
見ている人たちは、次第に飽きてきてつまらなくなってしまう。

一般的に言われる『オーラ』とは、そう云った類の一部なのだろう。
存在感とかも加わって、『気』を感じるのだと考えている。

芝居で云う『気』はその役に如何に成りきるか?が、一番の要素だと思う。
そのためにはまず、自分で『役作り』をして、自分なりのイメージを作る。
今回の僕の役は、戦争で精神的なダメージを受けて、感情を制御出来なくなる
いわゆる「戦争後遺症」を抱える役。

戦争から帰還して10年も経過して居るのに、今でも悪い夢を見続ける。
感情が高まったり、精神的に揺さぶられるとたまに発作が出て震えが来る。
かつては有能な科学者だったのに、その病気のせいでまともな仕事に着けず
戦友だった外科医に看て貰いながら、自立できるまで面倒を見て貰っている。

命がけで戦場から帰還した仲間の絆で守られ、何とか生きている自分の生活から
いつか脱却したいと、もがき苦しむ男・・・・・
と云うのが、僕が作り上げた人物像です。

そして、その「戦争を経験した男」の迫力みたいな空気を出せないかなぁ・・・・・と、
髪形を変えてみたり、軽く見えない歩き方を意識してみたり、暇さえあれば
部屋の姿見に向かって立つ時の姿勢や、目つき、視線のやり方などを写して
自分と向かい合って、背中から炎が立ちあがるような空気を出せないかとか・・・・
本当に阿呆みたいな事を、ずっとやって居る。

でも、そう云った外見はあとから付いてくるもので、本来必要なのは内面。
如何にそういう状況を想像できるか?なんでしょうけど・・・・
こと、戦争に関してはどうしようもない・・・・・
そういう意味で、極限状態に居た人間って言うのが想像できないですね。

でも、何か追いつめられたような精神状態とか、自分のせいで上手く行かない事は
日常の中でも多々有るから、そのイライラとかをイメージしてるんですけれど・・・・

人に何かを伝えるって本当に難しいです。
でも、言葉が通じなくても感じ取れるメッセージがあるように、
芝居も『伝えようとする気持ちの強さ』が大事なのでしょうね。

それが座長の言う『気を伝える』『気を感じる』ことなんじゃないかって思います。

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劇団ステージドア『意外な発見』

2014年06月15日 | Weblog

今日は本番前の打ち合わせを兼ねて音響の実吉先生、照明の塚本先生がいらっしゃいました。
いつも通り、振付の河岡先生、歌唱指導の石崎先生に来て頂いて芝居の指導もありました。
今日は久し振りに、演技指導の堀米先生がお見えになったり・・・・・
ちょっと、いつもと違った緊張感のある稽古でした。

まずは河岡先生と石崎先生が1時間ほど振付等の確認をした後に、ノンストップで2幕の通し稽古。
多少のミスがあったけれど、取り敢えず2幕だけの通し稽古は終了。
それが終わったところで、愛弟子の山中君といずみちゃんの様子を見て堀米先生はお帰りになられた。
ちょっと話をしたかったのだけれど、忙しそうなので次の機会にして・・・・・

通し稽古が終わった後は、再び河岡先生と石崎先生による唄の振付の確認と直しをやって、
結構厳しいやり直しがあったり・・・・
今回の稽古は、今までの公演以上に先生の指導が厳しいですね。
だから、逆に僕は楽しくてワクワクしてます。(変態かな?)

1時間ほどの直しの後は、ちょっと早めの夕食を取るために1時間の休憩になりました。
休憩後は6時から、音響の実吉先生による録音と通し稽古。
これは劇中で唄う曲が、途中で半分に分かれて唄うために、
急に音量が下がってしまうのを補うための処置。
決して『口パク』するためのものではありません!(きっぱり!)

ところが、この録音で自分たちの実力のほどを見せられてしまうのです。

エッジが効いていないオジサンたちの声。
1人で唄えないから誰かの唄に着いて行くから唄が遅れる、おばさん達の声。
とにかく聞いていてちょっとモッタリした感じに聞こえる。
でも、こればかりはそう簡単には直らないし、変わらない。
僕も一回、出だしをミスっちゃったし・・・・・(汗)

敢えて言い訳をすれば、伴奏を聞きながら自分でリズムを取って唄うのだけれど、
オジサン、おばさんの唄がちょっと遅れ気味に聞こえるから、伴奏が聞こえなくなってミスっちゃった・・・・・
これはオジサンたちと唄うと、もっと酷い状態になるのですよ。
それで、カラオケの音量を少しだけ上げて貰って、最初からやり直してくれと僕が要求。
現状でOKと思っている人が殆どなのか?
誰もそう云う事、要求しないんだよなぁ・・・・・。

音撮りの後は、音響を交えて通し稽古。
6時に始めて終わったのが8時過ぎくらいだっただから、少しずつ芝居のテンポも上がってきたのかな?
稽古の後は実吉先生の音響装置の片づけをお手伝い。
AKGの414、懐かしいダンパー付きの高感度コンデンサーマイクです。
先生の車に積み込みながら、昔の機材の話をしたり・・・・意外とこれが楽しいのですよ。
先生をお見送りした途端に、お呼びがかかり男性陣の唄を最後にチェックするとのこと。
僕は今の積み込みで、ちょっと息が上がって体が疲れていて力が入らない。

それでも、仕方が無い。
気合を入れなおして唄に臨んだのだけれど、そのせいか?
肩に力が入らず、声もしっかり出て、良い感じで唄う事が出来た・・・・・
と云う事は・・・・いつも力んじゃってるって事なのかも?そんな事に気がついた。

来週は最後の稽古。
意外な発見をした、この感じを意識してやってみようかな?・・・・・と思ったのでした。

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