昨日は東北から娘さんの家に骨休めしに来ている時江さんと
甲府まで出かけて、色々と話をした。
一緒に行ったモモちゃんが、愚痴も色々聞いてあげました。
それでも、楽しい話の方が多かったかな?
愚痴は、下手をすると他人の悪口になったりする。
悪口は闇のエネルギーを増殖するから、ガス抜きしたらおしまい。
僕はこの間開催した、敬老の日のイベントで知り合った、
洋裁の先生の事を話し始めた。
時江さんの話では、有名人だそうです。
僕が『先生の物腰、所作がとてもエレガントで憧れる…』
と言う話をしたら、何と時江さんは凄く近しい関係だったとか。
詳しい事は書けないけれど、海産会社の社長の奥様だった先生は、
子供に恵まれず、悲運な人生を歩むことになったのだけれど、
凛とした態度で、旦那様が亡くなるまで女を貫いたそうです。
その話を聞いて、僕は凄く幸せな気分になった。
なるほど・・・・
やっぱりあのエレガントさは、いい家庭に育って育まれたものなんだ。
人の行動って言うのは、悲しいかな後天的なもので育まれる。
いわゆる『育ちの良さ』は、ちょっとした仕草や言葉遣いに現れる。
逆に『育ちの悪い人』は、どんなに頑張っても根っこからは変わらない。
そして、類は友を呼ぶ…の言葉のとおり、品の無い人や意地の悪い人には
そう言う人間が集まってグループを作る。
お金が有っても、そう云った品格は買えないですからね。
僕の劇団には、品のある女性や男性が多いです。
僕は唯一、品が無くて、育ちの悪い人間の気がします。
でも、そう言う方たちと付き合う事で、色々と勉強になる。
懐の深い先輩たちに囲まれて、ヤンチャなオヤジで居るのだけれど、
そう云う方たちの中に混じっているだけで、居心地がいいのです。
自分の子供には、エレガントな人間になって貰いたい。
お金持ちになるとかじゃないです。
心が豊かな、凛としたエレガントさを持った人間に…です。